2019/06/02(日) - 08:19
様々なドラマが起こったジロ第20ステージの選手コメント集。2勝目を挙げたペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)や、マリアローザを守ったリチャル・カラパス(エクアドル、モビスター)、そしてミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)らの言葉を紹介します。
ステージ優勝:ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)
ステージ2勝目を飾ったペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ) photo:Kei Tsuji
ステージ2勝目。とても満足しているよ。最初のステージ優勝ですら特別だったのに、2勝目なんてなおさら。本来は先行してミゲルアンヘル・ロペスを待つ作戦だった。彼を何としても総合表彰台に立たせたかったんだ。総合勢が一度僕らを捕まえた時、僕はもうほぼ限界だった。彼が落車した時もチームカーの監督が”彼は追走を試みているからそのまま逃げ続けろ”と伝えてくれた。レースの進行とともにステージ優勝に目標をスイッチし、カラパスのアシストを受けると見られたランダをマークした。クライマーたちにはスプリントで負けない自信があった。
マリアローザ:リチャル・カラパス(エクアドル、モビスター)
マリアローザを守ったリチャル・カラパス(エクアドル、モビスター) photo:Kei Tsuji
モビスターチームの働きにはとても満足している。今日はニバリが強かったけど、ランダと僕も負けていなかった。もちろんランダのステージ優勝を果たすことができれば最高だったけど、とにかく惜しかった。ニバリとの1分54秒差はマリアローザを守るには十分なタイム差だと思っている。そしてログリッチェを引き離したことでランダの総合表彰台も見えてきた。
総合2位:ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
メイン集団のペースを上げるヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ) photo:LaPresse
リードを奪うのは簡単なことではなかった。マリアローザのリチャル・カラパスと彼のチームが常にコントロールを行い、最初の2つの峠では速いペースで登り続けたからだ。最後は数回アタックを試みたが、カラパスはマリアローザに相応しい走りを見せた。今回のジロでの走りに後悔はしていない。明日はなるべく良いTTを走り、自分の2位を良いものとしたい。
ロペスに何が起こったか聞かされた。今一度ファンには選手たちをリスペクトする心を持って欲しい。選手たちを奮い立たせてくれる存在ではあるものの、選手に触れたり、押したりてはならない。二度とこのような自体が起こらないようにしなければならない。
総合4位:プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)
1級山岳モンテアヴェーナでライバルたちから遅れたプリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ) photo:Kei Tsuji
今の気分は…疲れた。明日のヴェローナの個人TTで総合表彰台に上がれるチャンスを見いだすことができた。今日は110%を振り絞ってフィニッシュまで戦い抜いた。自分の走りに後悔はない。とてつもなく厳しいクイーンステージだった。個人的には全てのファンを管理下に置くことは不可能だと言うことしかできない。今日はたくさんのスロベニア人ファンが僕を応援しに来てくれた。とても感謝しているよ。
観客と接触したミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
マリアビアンカを守ったミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ) photo:Kei Tsuji
自分の感情を表に出してしまったのは申し訳なく思っているけど、レースの佳境、それもクイーンステージの終盤戦でああなってはセルフコントロールはどうしても難しい。ジロの選手に対するセキュリティーレベルがとにかく低いことを残念に思っている。この事故で今日のチャンスを失ってしまったのは残念で、レースにはつきものなことではあるものの、もちろん喜ばしくなはいことだ。ロードレースで全力を尽くしている選手に対してもっとリスペクトをしないといけない。
今日は自分の総合順位を上げるチーム目標を持って走っていた。素晴らしいレース運びでもう一勝を収めたペリョの走りは素晴らしかった。自分も調子が良くてなんども攻撃した。とりあえずマリアビアンカをキープできたことには満足している。
総合7位:ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
誰もが厳しいステージになると予想していたし、実際にもそうなった。残念なことにラスト10kmのコーナーでクラッシュ。その前まではニバリやログリッチェ、カラパスたちとともに走れていたので残念だ。その後追走し、自分でも驚くことに彼らに追いつくまで30秒しかかからなかったんだ。ステージを10位以内で終え、総合7位を守ることができた。できる限りを尽くしてくれたチームメイトに感謝したい。
text:So.Isobe
ステージ優勝:ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ)
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ステージ2勝目。とても満足しているよ。最初のステージ優勝ですら特別だったのに、2勝目なんてなおさら。本来は先行してミゲルアンヘル・ロペスを待つ作戦だった。彼を何としても総合表彰台に立たせたかったんだ。総合勢が一度僕らを捕まえた時、僕はもうほぼ限界だった。彼が落車した時もチームカーの監督が”彼は追走を試みているからそのまま逃げ続けろ”と伝えてくれた。レースの進行とともにステージ優勝に目標をスイッチし、カラパスのアシストを受けると見られたランダをマークした。クライマーたちにはスプリントで負けない自信があった。
マリアローザ:リチャル・カラパス(エクアドル、モビスター)
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モビスターチームの働きにはとても満足している。今日はニバリが強かったけど、ランダと僕も負けていなかった。もちろんランダのステージ優勝を果たすことができれば最高だったけど、とにかく惜しかった。ニバリとの1分54秒差はマリアローザを守るには十分なタイム差だと思っている。そしてログリッチェを引き離したことでランダの総合表彰台も見えてきた。
総合2位:ヴィンチェンツォ・ニバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
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リードを奪うのは簡単なことではなかった。マリアローザのリチャル・カラパスと彼のチームが常にコントロールを行い、最初の2つの峠では速いペースで登り続けたからだ。最後は数回アタックを試みたが、カラパスはマリアローザに相応しい走りを見せた。今回のジロでの走りに後悔はしていない。明日はなるべく良いTTを走り、自分の2位を良いものとしたい。
ロペスに何が起こったか聞かされた。今一度ファンには選手たちをリスペクトする心を持って欲しい。選手たちを奮い立たせてくれる存在ではあるものの、選手に触れたり、押したりてはならない。二度とこのような自体が起こらないようにしなければならない。
総合4位:プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア、ユンボ・ヴィズマ)
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今の気分は…疲れた。明日のヴェローナの個人TTで総合表彰台に上がれるチャンスを見いだすことができた。今日は110%を振り絞ってフィニッシュまで戦い抜いた。自分の走りに後悔はない。とてつもなく厳しいクイーンステージだった。個人的には全てのファンを管理下に置くことは不可能だと言うことしかできない。今日はたくさんのスロベニア人ファンが僕を応援しに来てくれた。とても感謝しているよ。
観客と接触したミゲルアンヘル・ロペス(コロンビア、アスタナ)
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自分の感情を表に出してしまったのは申し訳なく思っているけど、レースの佳境、それもクイーンステージの終盤戦でああなってはセルフコントロールはどうしても難しい。ジロの選手に対するセキュリティーレベルがとにかく低いことを残念に思っている。この事故で今日のチャンスを失ってしまったのは残念で、レースにはつきものなことではあるものの、もちろん喜ばしくなはいことだ。ロードレースで全力を尽くしている選手に対してもっとリスペクトをしないといけない。
今日は自分の総合順位を上げるチーム目標を持って走っていた。素晴らしいレース運びでもう一勝を収めたペリョの走りは素晴らしかった。自分も調子が良くてなんども攻撃した。とりあえずマリアビアンカをキープできたことには満足している。
総合7位:ラファル・マイカ(ポーランド、ボーラ・ハンスグローエ)
誰もが厳しいステージになると予想していたし、実際にもそうなった。残念なことにラスト10kmのコーナーでクラッシュ。その前まではニバリやログリッチェ、カラパスたちとともに走れていたので残念だ。その後追走し、自分でも驚くことに彼らに追いつくまで30秒しかかからなかったんだ。ステージを10位以内で終え、総合7位を守ることができた。できる限りを尽くしてくれたチームメイトに感謝したい。
text:So.Isobe
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