2010/04/04(日) - 02:46
海上自衛隊館山航空基地を使う初めての実業団レースの館山ロードBR-1で、辻貴光(CIERVO NARA PROCYCLINGTEAM)が長めの先行で貫禄の優勝。女子は智野真央(MUUR ZERO)が優勝した。
4月3日(土)、千葉県館山市の海上自衛隊館山航空基地で第1回全日本実業団サイクルロードレースin館山が行われた。
コースは同基地内外周部道路を使う1周4.8kmで完全フラット、道幅は3mから4mで強めの風もあり、ほぼ一列棒状になるもの。クランク上のコーナーなどあり、長めの周長のクリテリウムといったものだ。ERとBR-1は予選を勝ち上がった選手により決勝が行われた。
FR(女子)は5、6人が先頭交代を繰り返しコーナーの立ち上がりのたびにペースアップして人数が絞られていく。ゴールまで結局集団が崩れず、積極的にレースをリードした智野真央(MUUR ZERO)が優勝。
ERはアタックで数人が逃げる展開が続くがいずれも吸収。ゴールは集団となり金子幸央(NAMAZU PLUS TOCHIGI)が優勝。
BR-1は常にアタックがかかる積極的なレースとなった。
中盤から終盤にかけて逃げを打ったのは須佐浩二(TEAM MILANO)と橋本健(イナーメ・アイランド信濃山形)の2人。須佐は単独で2周近く、橋本も積極的に走り、この2人だけで全体のおよそ半分ほど先頭を引く走りを見せた。複数人数を送り込んだチームも積極的に逃げ、そのため単騎で参加の辻も追走に回る。最終周回にはすべての逃げが吸収され集団でゴールへ。辻が力でねじ伏せ、待望の勝利を挙げた。
BR-1で勝つのがこんなに難しいとは
優勝の辻は「優勝できてほっとしています。チーム立ち上げのため、3ヶ月しか練習をしていないのですが、勝てたので自信にもつながります。今日は逃げを追わないといけなかったし、自分が動いたらマークもされましたが。(橋本)健さんとミラノ(須佐)の逃げが強かったです。BR-1で勝つのがこんなに難しいとは思わなかったです」と語る。
先頭を走るのがレースと思っている
強力な走りを見せ、ゴールでも2位となった橋本は「今日のレースはTRに昇格することが目的だったのですが、2位という成績にはまだまだ改善の余地はあります。先頭を走るのがレースと思っているので、TRに上がっても逃げに乗るような走りをしたいです」
「チームは私も含め全員が働いているので、同じ環境で刺激になります。おきなわなどを目指そうと、昨年の夏くらいから少しずつ乗り出したところです。フルタイムの仕事に支障のない範囲内でやっていきます」と語る。橋本は以前に海外と、国内ではミヤタ、ニッポで活躍した選手だ。以前とは違う環境でスタートしたその走りに注目だ。
ゴールまで逃げ切ることを強く思っていた
その積極的な走りで会場を沸かせた須佐は「逃げましたがレースはやはり甘くないですね。スプリントがあまり強くないので逃げる走りをしています。もちろん、ゴールまで逃げ切ることを強く思って、優勝を目指して走っていました。おととしから登録して、今回がはじめてのBR-1でのレースです。趣味なので気持ちよく走れたらいいと思っています」と語る。
BR-1 48km
1位 辻貴光(CIERVO NARA PROCYCLINGTEAM)1時間06分07秒(AVS43.55km/h)
2位 橋本健(イナーメ・アイランド信濃山形)
3位 佐藤成彦(spacebikes.com)
4位 高塚亮輔(spacebikes.com)
5位 遠藤積穂(spacebikes.com)
6位 青木峻二(Racing CUBE)
FR 24km
1位 智野真央(MUUR ZERO)37分43秒(AVS38.16km/h)
2位 石川千嘉(スミタ・ラバネロ)
3位 西塚優実(SQUADRA CORSA cicli HIDE)
ER 48km
1位 金子幸央(NAMAZU PLUS TOCHIGI)1時間07分24秒(AVS42.72km/h)
2位 大川雅継(チーム・チェブロ)
3位 加地邦彦(なるしまフレンド)
4位 町田広(ACQUA TAMA)
5位 郷津勝之(spacebikes.com)
6位 篠崎友(MUUR ZERO)
photo&text:高木秀彰
4月3日(土)、千葉県館山市の海上自衛隊館山航空基地で第1回全日本実業団サイクルロードレースin館山が行われた。
コースは同基地内外周部道路を使う1周4.8kmで完全フラット、道幅は3mから4mで強めの風もあり、ほぼ一列棒状になるもの。クランク上のコーナーなどあり、長めの周長のクリテリウムといったものだ。ERとBR-1は予選を勝ち上がった選手により決勝が行われた。
FR(女子)は5、6人が先頭交代を繰り返しコーナーの立ち上がりのたびにペースアップして人数が絞られていく。ゴールまで結局集団が崩れず、積極的にレースをリードした智野真央(MUUR ZERO)が優勝。
ERはアタックで数人が逃げる展開が続くがいずれも吸収。ゴールは集団となり金子幸央(NAMAZU PLUS TOCHIGI)が優勝。
BR-1は常にアタックがかかる積極的なレースとなった。
中盤から終盤にかけて逃げを打ったのは須佐浩二(TEAM MILANO)と橋本健(イナーメ・アイランド信濃山形)の2人。須佐は単独で2周近く、橋本も積極的に走り、この2人だけで全体のおよそ半分ほど先頭を引く走りを見せた。複数人数を送り込んだチームも積極的に逃げ、そのため単騎で参加の辻も追走に回る。最終周回にはすべての逃げが吸収され集団でゴールへ。辻が力でねじ伏せ、待望の勝利を挙げた。
BR-1で勝つのがこんなに難しいとは
優勝の辻は「優勝できてほっとしています。チーム立ち上げのため、3ヶ月しか練習をしていないのですが、勝てたので自信にもつながります。今日は逃げを追わないといけなかったし、自分が動いたらマークもされましたが。(橋本)健さんとミラノ(須佐)の逃げが強かったです。BR-1で勝つのがこんなに難しいとは思わなかったです」と語る。
先頭を走るのがレースと思っている
強力な走りを見せ、ゴールでも2位となった橋本は「今日のレースはTRに昇格することが目的だったのですが、2位という成績にはまだまだ改善の余地はあります。先頭を走るのがレースと思っているので、TRに上がっても逃げに乗るような走りをしたいです」
「チームは私も含め全員が働いているので、同じ環境で刺激になります。おきなわなどを目指そうと、昨年の夏くらいから少しずつ乗り出したところです。フルタイムの仕事に支障のない範囲内でやっていきます」と語る。橋本は以前に海外と、国内ではミヤタ、ニッポで活躍した選手だ。以前とは違う環境でスタートしたその走りに注目だ。
ゴールまで逃げ切ることを強く思っていた
その積極的な走りで会場を沸かせた須佐は「逃げましたがレースはやはり甘くないですね。スプリントがあまり強くないので逃げる走りをしています。もちろん、ゴールまで逃げ切ることを強く思って、優勝を目指して走っていました。おととしから登録して、今回がはじめてのBR-1でのレースです。趣味なので気持ちよく走れたらいいと思っています」と語る。
BR-1 48km
1位 辻貴光(CIERVO NARA PROCYCLINGTEAM)1時間06分07秒(AVS43.55km/h)
2位 橋本健(イナーメ・アイランド信濃山形)
3位 佐藤成彦(spacebikes.com)
4位 高塚亮輔(spacebikes.com)
5位 遠藤積穂(spacebikes.com)
6位 青木峻二(Racing CUBE)
FR 24km
1位 智野真央(MUUR ZERO)37分43秒(AVS38.16km/h)
2位 石川千嘉(スミタ・ラバネロ)
3位 西塚優実(SQUADRA CORSA cicli HIDE)
ER 48km
1位 金子幸央(NAMAZU PLUS TOCHIGI)1時間07分24秒(AVS42.72km/h)
2位 大川雅継(チーム・チェブロ)
3位 加地邦彦(なるしまフレンド)
4位 町田広(ACQUA TAMA)
5位 郷津勝之(spacebikes.com)
6位 篠崎友(MUUR ZERO)
photo&text:高木秀彰
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