2019/03/01(金) - 09:34
ライトウェイプロダクツジャパンが春の展示会を開催。BBBのコスパ優れるセミエアロ系ヘルメット「Maestro」やサーファスの乾電池式ロングランタイム・ヘッドライト、モデルチェンジを果たしたkuhakuのロックなどコスパ優れるプロダクトがお披露目された。
多くのショップスタッフが参加したセミナー
フロントサスペンションのメンテナンス頻度といった情報を共有するセミナーも行われた
会場の到るところでプチ製品説明会が行われていた
待ちに待ったサイクリングシーズン到来が目の前に迫って来ている。サイクリストたちが来たる春ライドに向けて準備を整えている今、各ブランドの新製品も続々と国内に到着しているタイミングでもあり、年初より各地で新製品お披露目の展示会が開催されている。
今回はフェルトやGTといったバイクブランドからBBBやクランクブラザーズといったパーツ/アクセサリーブランド、更にはオリジナルブランドまで展開しているライトウェイプロダクツジャパンの展示会を訪問した。パーツやアクセサリー類を中心とした展示会の様子をお届けしよう。
新製品のお披露目が主な役割となる展示会だが、ライトウェイプロダクツジャパンはプロショップ向けのセミナーも同時に開催。テーマは「自転車における異音」や取り扱いのあるガーミン製品についてのレクチャーなど。異音発生における主な原因など様々な情報を改めて共有しレベルアップを図るこのセミナーには、多くのショップスタッフが参加し、学びを深めていた。
コストパフォーマンスに優れるセミエアロ系ヘルメットのMaestro
丸みを帯びたデザインで空力を向上させている
大胆なインナーシェル形状で通気性を高めている
新製品ではBBBの新型ヘルメット「Maestro(マエストロ)」が注目を集める存在だ。BBBのヘルメットと言えば昨年までUCIワールドチームのグルパマFDJをサポートしていたことで知られており、オールラウンドモデルのIcarusを着用したティボ・ピノがブエルタ・ア・エスパーニャやイルロンバルディアで優勝を飾っていたことは記憶に新しい。そんな世界最高峰の舞台で得たノウハウを元に開発されたのがMaestroである。
MaestroはオールラウンドとIcarusとエアロに特化したTithonという2種類の間に位置付けられるセミエアロヘルメット。通気性を確保するため設けられた大きな開口部と、滑らかで丸い形状が特徴だ。また各開口部を繋ぐカーボン製のブリッジによって強度が確保されている。
帽体はアジアンフィットに近い形に作られており、カブトのヘルメットがベストマッチの筆者でもフィットしてくれる。丸型頭の方でも着用できるのは多くの方にとって朗報だろう。価格は15,500円(税抜)と手の届く範囲に収められている。
流行のビッグサイズ一眼レンズを採用したCommander
BBBはヘルメットの他にもシフトやブレーキケーブル、アパレルまでも手掛ける巨大ブランドであり、展示会でも非常に多くのプロダクトが用意されていることもブランドの特徴だ。アイウェアにも新型Commanderという流行のビッグサイズ一眼レンズモデルが追加されている。調光レンズモデルで20,500円、通常レンズモデルで12,000円というプライスタグも非常に魅力的だ。
カリフォルニア生まれのサーファスもBBB同様に様々な種類のアイテムを手がける総合ブランド。今回の展示会でのイチオシはヘッドライトのSL-200、SL-80。USB充電が主流となっている現在において珍しい乾電池駆動とされているが、モデル名の数字通りの最大光量を実現していることが特徴。
SL-200は乾電池ながらも200ルーメンで点灯で8時間30分、点滅(Low)で500時間というランタイムを実現。SL-80は80ルーメンで1時間45分、点滅(Low)で250時間。乾電池であればコンビニでも入手可能である上、充電池も充実しているためUSB充電モデルよりも柔軟な運用ができそうだ。
サーファスのイチオシは乾電池式の高コスパ・ヘッドライト
SL-200(手前)、SL-80(奥)がサーファスのイチオシアイテム
乾電池式とされていることが特徴だ
ライトの配光を試すことができるレンジも用意されていた
またSL-200は2,800円、SL-80は1,800円と手の届きやすい価格も非常に目を惹くポイント。安価な設定となっているため、高輝度なUSB充電モデルをメインライトとしつつ、サーファスの2モデルをサブライトとしても良いだろう。
ライトウェイプロダクツジャパンは、自転車のライトウェイなどオリジナルブランドを手掛け、日本の使用シチュエーションに合わせたプロダクトを展開している。「Kuhaku」というロックのブランドもオリジナルプロダクトであり、ユーザーやショップからの意見を反映させながら使い勝手に優れる自転車用のロックを作り出している。
2019年モデルでは従来モデルをブラッシュアップさせた蜜柑、檸檬という新モデルが登場している。いずれもナイロン生地の袖部分にシリコン、ピン留めの部分にワッシャーを加えることで生地のほつれを防止している。ベルクロも毛羽立ちの少ないものへと切り替えられている。
kuhakuの鍵がモデルチェンジを果たし、使い勝手を高めた
鍵部分の太さ、ナイロンカバーの端、ピン留め部分にマイナーチェンジが加えられている。赤が新モデル
ベルクロも毛羽立たない高品質なものが装備されるように
ダブルループ式ロックの使い方をレクチャーしていた
蜜柑はダイヤルロック式の麻を継承したモデル。従来モデルよりも強度の高いシリンダーを使用することで、鍵としての堅牢性を向上させている。檸檬はキーロック式の稲のアップデート版であり、これまでは鍵を挿した状態でなければロック状態にすることができなかったが、新型では鍵を挿さずともロックすることが可能に。小さな変化ではあるものの、確実に使い勝手を良くするアップデートとなっている。
アーレンキー専業メーカーのエイトからも担当者が来場しブランドの事を詳しく聞くことができた。エイトの工具に使われる特殊鋼は自社研究したものを使用しており、日々その研鑽に励んでいるのだという。
素材にバナジウムを添加することで大トルクでもいきなり破断しないしなやかさを与える一方で、工具に必要な硬さは表面処理によって確保している。芯材はどのグレードも同じであり、表面処理で違いが生まれているのだとか。1万回相当の使用耐久テストを行なっている上、素材から加工、流通まで全て日本国内で行なっている信頼のドメスティックブランドだ。
非常に多くのブランドとプロダクトを抱えるライトウェイプロダクツジャパン。フォトギャラリー形式で一気にご紹介をしよう。
キャメルバックのPODIUMが遂にモデルチェンジ。柔らかい素材となりケージへの抜き差しが行いやすくなったという
キャップも形状変更が行われている
標準でキャップ付きのダートモデルもラインアップに登場
インサレーションを挟み保温保冷性を獲得しているチル、アイスモデルももちろん用意されている
品質に拘るエイトの工具
ひょうたん型のストレッチボールを展開するPOWER POSITION BALL。10年近く使用してもヘタらない耐久性などが特徴だ
今季より取扱を開始したGO BIKEというブランド。ネックウォーマーの端には息をしやすいように網目が広くなっている
逆サイドはより大きな網目となっている。花粉が舞うこれからの季節で活躍してくれるだろう
クランクブラザーズはスタンプ・ペダルが人気のようだ
ライトウェイプロダクツジャパンはガーミンの取扱もある。写真はVECTOR
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待ちに待ったサイクリングシーズン到来が目の前に迫って来ている。サイクリストたちが来たる春ライドに向けて準備を整えている今、各ブランドの新製品も続々と国内に到着しているタイミングでもあり、年初より各地で新製品お披露目の展示会が開催されている。
今回はフェルトやGTといったバイクブランドからBBBやクランクブラザーズといったパーツ/アクセサリーブランド、更にはオリジナルブランドまで展開しているライトウェイプロダクツジャパンの展示会を訪問した。パーツやアクセサリー類を中心とした展示会の様子をお届けしよう。
新製品のお披露目が主な役割となる展示会だが、ライトウェイプロダクツジャパンはプロショップ向けのセミナーも同時に開催。テーマは「自転車における異音」や取り扱いのあるガーミン製品についてのレクチャーなど。異音発生における主な原因など様々な情報を改めて共有しレベルアップを図るこのセミナーには、多くのショップスタッフが参加し、学びを深めていた。
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新製品ではBBBの新型ヘルメット「Maestro(マエストロ)」が注目を集める存在だ。BBBのヘルメットと言えば昨年までUCIワールドチームのグルパマFDJをサポートしていたことで知られており、オールラウンドモデルのIcarusを着用したティボ・ピノがブエルタ・ア・エスパーニャやイルロンバルディアで優勝を飾っていたことは記憶に新しい。そんな世界最高峰の舞台で得たノウハウを元に開発されたのがMaestroである。
MaestroはオールラウンドとIcarusとエアロに特化したTithonという2種類の間に位置付けられるセミエアロヘルメット。通気性を確保するため設けられた大きな開口部と、滑らかで丸い形状が特徴だ。また各開口部を繋ぐカーボン製のブリッジによって強度が確保されている。
帽体はアジアンフィットに近い形に作られており、カブトのヘルメットがベストマッチの筆者でもフィットしてくれる。丸型頭の方でも着用できるのは多くの方にとって朗報だろう。価格は15,500円(税抜)と手の届く範囲に収められている。
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カリフォルニア生まれのサーファスもBBB同様に様々な種類のアイテムを手がける総合ブランド。今回の展示会でのイチオシはヘッドライトのSL-200、SL-80。USB充電が主流となっている現在において珍しい乾電池駆動とされているが、モデル名の数字通りの最大光量を実現していることが特徴。
SL-200は乾電池ながらも200ルーメンで点灯で8時間30分、点滅(Low)で500時間というランタイムを実現。SL-80は80ルーメンで1時間45分、点滅(Low)で250時間。乾電池であればコンビニでも入手可能である上、充電池も充実しているためUSB充電モデルよりも柔軟な運用ができそうだ。
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ライトウェイプロダクツジャパンは、自転車のライトウェイなどオリジナルブランドを手掛け、日本の使用シチュエーションに合わせたプロダクトを展開している。「Kuhaku」というロックのブランドもオリジナルプロダクトであり、ユーザーやショップからの意見を反映させながら使い勝手に優れる自転車用のロックを作り出している。
2019年モデルでは従来モデルをブラッシュアップさせた蜜柑、檸檬という新モデルが登場している。いずれもナイロン生地の袖部分にシリコン、ピン留めの部分にワッシャーを加えることで生地のほつれを防止している。ベルクロも毛羽立ちの少ないものへと切り替えられている。
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アーレンキー専業メーカーのエイトからも担当者が来場しブランドの事を詳しく聞くことができた。エイトの工具に使われる特殊鋼は自社研究したものを使用しており、日々その研鑽に励んでいるのだという。
素材にバナジウムを添加することで大トルクでもいきなり破断しないしなやかさを与える一方で、工具に必要な硬さは表面処理によって確保している。芯材はどのグレードも同じであり、表面処理で違いが生まれているのだとか。1万回相当の使用耐久テストを行なっている上、素材から加工、流通まで全て日本国内で行なっている信頼のドメスティックブランドだ。
非常に多くのブランドとプロダクトを抱えるライトウェイプロダクツジャパン。フォトギャラリー形式で一気にご紹介をしよう。
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