2019/01/22(火) - 13:18
真夏の白熱したレースに加え、新しい機材にも注目が集まるUCIワールドツアー初戦サントス・ツアー・ダウンアンダー。UCIワールドチームのバイクをゼッケン順に細かく紹介していきます。第1弾はミッチェルトン・スコット、ボーラ・ハンスグローエ、トレック・セガフレードの3チーム。
ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL
ダウンアンダーで大会連覇を果たしたミッチェルトン・スコットは2012年のチーム創設時から一貫してスコットに乗る。グランツールの山岳ステージなどでは軽量なアディクトが好まれることが多いが、ダウンアンダーではルーカス・ハミルトン(オーストラリア)を除くメンバー全員がエアロロードバイクのフォイルに乗った。
写真はこのダウンアンダーを最後に現役を引退したマシュー・ヘイマン(オーストラリア)のバイクで、パーツ構成は概ね前年度から変更なし。メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、ホイールやペダル、パワーメーターもシマノで揃えている。Di2のジャンクションはハンドル左端のバーエンドに装着される。
チームカラーのサドルやハンドルはスコット傘下のシンクロスで、ステム一体型のエアロハンドルを好む選手も多い。UCIワールドチームの中で唯一ピレリのタイヤを使用。今回はリムブレーキで統一したが、ヨーロッパレースではディスクブレーキを随時投入していく。
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Venge
2年連続で丘陵ステージを制し、抜群の存在感を放ったペテル・サガン(スロバキア)擁するボーラ・ハンスグローエはスペシャライズドのS-WorksヴェンジとターマックSL6をコース特性に合わせて使い分けた。サガンは主にヴェンジでダウンアンダーを走り、山岳ステージではターマックを投入。また、初日のクリテリウムではアルミ製のアレースプリントに乗って2位に入っている。写真のサガンのバイクはサガンスペシャルカラーで、+4mmのロングシャフトペダルを除いて他の選手との違いはない。
メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、メンバー全員がディスクブレーキを使用した。ローター径はプロトンの中で標準規格となっている前160mm/後140mm。
2018年度からの変更点は少なく、ロヴァールのホイールにスペシャライズとのタイヤ&サドルの組み合わせ。ヴェンジにはデフォルトのエアロハンドルを、そしてターマックにはPROのステムとハンドルを装着した。パワーメーターはスペシャライズドとパートナーシップを組んでいる4iiii(フォーアイ)製。コンピューターはワフーのエレメントボルトだ。
トレック・セガフレード / トレック Emonda SLR Disc
ウィランガヒルで6年連続優勝を果たし、総合2位でレースを終えたリッチー・ポート(オーストラリア)擁するトレック・セガフレード。もちろんバイクはタイトルスポンサーのトレックで、ポートはトレーニングでエアロロードのマドンに乗りながらもレースでは一貫してエモンダに乗った。ポートを除く選手はマドンで揃えている。
スラムがまだ12速コンポーネントのレッドeTapを発表していないため、バイクを外に持ち出しての撮影はNG。レース現場で触らないことを条件に撮影が許された。トレック・セガフレードは2019年に完全ディスクブレーキ化(TTバイクを除く)を果たしたチームの一つだ。多段化と特徴的なギア構成、外周が一直線になる独特なチェーンが注目を集めた。
パワーメーターはスラム系列クオークのプロトタイプで、ホイールやサドル、ハンドル周りはボントレガーで統一。ガーミンのコンピューターとヴィットリアのタイヤを使用する。スラム使用チームでありながらペダルはシマノを継続。ウィランガヒルのステージでは、勝負をかけるためにホイールを前後ボントレガー ・アイオロスXXX2で揃えた。
text&photo:Kei Tsuji in Adelaide, Australia
ミッチェルトン・スコット / スコット FOIL
ダウンアンダーで大会連覇を果たしたミッチェルトン・スコットは2012年のチーム創設時から一貫してスコットに乗る。グランツールの山岳ステージなどでは軽量なアディクトが好まれることが多いが、ダウンアンダーではルーカス・ハミルトン(オーストラリア)を除くメンバー全員がエアロロードバイクのフォイルに乗った。
写真はこのダウンアンダーを最後に現役を引退したマシュー・ヘイマン(オーストラリア)のバイクで、パーツ構成は概ね前年度から変更なし。メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、ホイールやペダル、パワーメーターもシマノで揃えている。Di2のジャンクションはハンドル左端のバーエンドに装着される。
チームカラーのサドルやハンドルはスコット傘下のシンクロスで、ステム一体型のエアロハンドルを好む選手も多い。UCIワールドチームの中で唯一ピレリのタイヤを使用。今回はリムブレーキで統一したが、ヨーロッパレースではディスクブレーキを随時投入していく。
ボーラ・ハンスグローエ / スペシャライズド S-Works Venge
2年連続で丘陵ステージを制し、抜群の存在感を放ったペテル・サガン(スロバキア)擁するボーラ・ハンスグローエはスペシャライズドのS-WorksヴェンジとターマックSL6をコース特性に合わせて使い分けた。サガンは主にヴェンジでダウンアンダーを走り、山岳ステージではターマックを投入。また、初日のクリテリウムではアルミ製のアレースプリントに乗って2位に入っている。写真のサガンのバイクはサガンスペシャルカラーで、+4mmのロングシャフトペダルを除いて他の選手との違いはない。
メインコンポーネントはシマノ・デュラエースR9150Di2で、メンバー全員がディスクブレーキを使用した。ローター径はプロトンの中で標準規格となっている前160mm/後140mm。
2018年度からの変更点は少なく、ロヴァールのホイールにスペシャライズとのタイヤ&サドルの組み合わせ。ヴェンジにはデフォルトのエアロハンドルを、そしてターマックにはPROのステムとハンドルを装着した。パワーメーターはスペシャライズドとパートナーシップを組んでいる4iiii(フォーアイ)製。コンピューターはワフーのエレメントボルトだ。
トレック・セガフレード / トレック Emonda SLR Disc
ウィランガヒルで6年連続優勝を果たし、総合2位でレースを終えたリッチー・ポート(オーストラリア)擁するトレック・セガフレード。もちろんバイクはタイトルスポンサーのトレックで、ポートはトレーニングでエアロロードのマドンに乗りながらもレースでは一貫してエモンダに乗った。ポートを除く選手はマドンで揃えている。
スラムがまだ12速コンポーネントのレッドeTapを発表していないため、バイクを外に持ち出しての撮影はNG。レース現場で触らないことを条件に撮影が許された。トレック・セガフレードは2019年に完全ディスクブレーキ化(TTバイクを除く)を果たしたチームの一つだ。多段化と特徴的なギア構成、外周が一直線になる独特なチェーンが注目を集めた。
パワーメーターはスラム系列クオークのプロトタイプで、ホイールやサドル、ハンドル周りはボントレガーで統一。ガーミンのコンピューターとヴィットリアのタイヤを使用する。スラム使用チームでありながらペダルはシマノを継続。ウィランガヒルのステージでは、勝負をかけるためにホイールを前後ボントレガー ・アイオロスXXX2で揃えた。
text&photo:Kei Tsuji in Adelaide, Australia
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