2018/11/26(月) - 17:29
イタリアの老舗サイクルパーツブランド、3Tより主力製品であるハンドルとステムの製品ラインアップを紹介。ハンドルバーは4モデルに集約され、ステムはモデルチェンジを果たしている。共通してシンプルなグラフィックに変更された点もポイントだ。
3T SUPERERGO、SUPERLEGGERA、AERONOVA:3モデルに集約されたロード向けハンドルバー
数多くのプロチームにも愛用されてきた3Tのハンドルバーがラインアップを刷新。2019年モデルよりロード向けのモデルは、エルゴノミックシェイプのSUPERERGO(スーパーエルゴ)、軽量な丸ハンドルのSUPERLEGGERA(スーパーレジェーラ)、エアロ形状を採用したAERONOVA(エアロノヴァ)という3モデルに集約される。
3モデルの共通点として、従来よりもシンプルで大人しめとなった新グラフィックを新たに採用。3Tのブランドロゴも小さくバートップに挿入されるだけとなっており、あらゆるバイクにマッチするデザインに仕上がる。
PRO、TEAM、LTDというグレード設定は継承され、ハンドルバーに関してはPROはアルミ、TEAMはカーボン、LTDはハイモジュラスカーボンという素材の違いで分けられる。もちろんグレードが上がるごとに重量もより軽量になっていく。またTEAMとLTDはワイヤー内装用のホールが備えられる。
SUPERERGOはERGONOVAの後継モデルに当たるアナトミックシャロー形状のコンパクトハンドル。現在主流とも言えるドロップ形状で、多くの人にフィットするスタンダードなモデルとなる。77mmのショートリーチに加え、ブレーキブラケット取り付け部の形状を変更し、さらに扱いやすくなった点がポイントだ。
ハンドルトップ部分の卵型形状は前作から引き継いでおり、リラックスポジションでも手を置きやすいデザインに。バートップのショルダー部分もスペースを持たせたエルゴノミックな設計を採用しており、快適性にも配慮されている。サイズは38、40、42、44がラインアップ。
SUPERLEGGERAは伝統的なラウンド形状を丸パイプで作り出すシンプルなデザインによって、軽量かつ高剛性に仕上げたトラディショナルなハンドル。リーチが105mm、ドロップが148mmと遠く深くのレーサーポジションを好むライダーにマッチする製品となっている。
LTDグレードで160g(40サイズ)の重量は3Tハンドルのラインアップで最軽量。ヒルクライムバイクにも最適だ。かつ高い剛性も誇るためハンドルを力強く振るゴールスプリントでもパワーを逃さず走ることができる。サイズは40、42、44をラインアップ。いわゆる”丸ハン”をお探しのライダーに、バイクの軽量化を求めるヒルクライマーにいかがだろう。
AERONOVAは空気抵抗を低減するフラットトップ形状と、前傾姿勢を維持しやすいロングリーチを採用した高速巡航向けハンドル。基本的にはSUPERERGOと同様のアナトミックシャロー形状としながら、リーチを104mmと長めに取ることで、よりアグレッシブなポジションに対応したハンドルに仕上がる。
またショルダー部分が盛り上がったエルゴノミックな形状となっており、握りやすくなっているのもポイント。巡航時はブラケットポジションで、リラックス時はショルダー部分を握り姿勢を変えるなど、エアロハンドルながら快適性も考えて設計されている。38、40、42の3サイズで展開。
3T SUPERERGO
グレード:LTD、TEAM、PRO
ドロップ:119mm(LTD、TEAM)、123mm(PRO)
リーチ:77mm
サイズ:38、40、42、44cm(芯-芯)
価格:LTD 49,000円(税抜)
TEAM 41,000円(税抜)
PRO 13,000円(税抜)
3T SUPERLEGGERA
グレード:LTD、TEAM、PRO
ドロップ:148mm
リーチ:105mm
サイズ:40、42、44cm(芯-芯)
価格:LTD 49,000円(税抜)
TEAM 41,000円(税抜)
PRO 13,000円(税抜)
3T AERONOVA
グレード:LTD、TEAM
ドロップ:127mm
リーチ:104mm
サイズ:38、40、42cm(芯-芯)
価格:LTD STEALTH 52,000円(税抜)
TEAM STEALTH 43,000円(税抜)
TEAM 40,000円(税抜)
PRO 19,000円(税抜)
3T SUPER GHIAIA:ドロップ部分をフレアさせたグラベルロードハンドルバー
自転車の新しい楽しみ方として広がりを見せるグラベルロード。3Tではエアロフレームを採用した画期的なマルチパーパスバイク「EXPLORO」をいち早くリリースするなど、グラベルライドをブランドとして推進してきた。そんなグラベルロード向けのハンドルとして3Tより登場したのがSUPER GHIAIA(スーパーギアイア)である。
大きな特徴は外側にフレアしたドロップ部分だろう。オフロードライドでも下ハンドルが握りやすくなり、重心が下がることで安定感も向上。かつフレアした形状によりハンドルバーが幅広になることでコントロール性も高まる。それでいてブラケットは真っ直ぐ装着できるよう作られており、ブレーキ/シフトのレバー操作も普段と変わらず行えるのが強みとなる。
加えてサイズごとにフレア形状が異なる点も特徴的なポイント。ハンドルサイズが異なる、すなわちライダーの体格が異なるということに配慮し、より握りやすいドロップ形状を研究しデザインの決定に至っている。グラベル向けハンドルと言えどこだわりの設計が随所に散りばめられた製品だ。サイズは40と44の2種類で展開。TEAMグレードのみのラインアップとなる。
3T SUPER GHIAIA TEAM STEALTH
ドロップ:110mm
リーチ:77mm
サイズ:40、44cm(芯-芯)
価格:46,000円(税抜)
3T APTO:デザインを一新し性能とスタイルを両立させたニュースタンダードステム
APTOは3Tから登場した新型アルミステム。従来品からデザインを一新しており、3Tのハンドルバーと高い親和性を持つだけでなく、あらゆるバイクとマッチするシンプルで美しいルックスを獲得している。
3Tの定番モデルであったARXⅡシリーズと比較した際、大きくアップデートされたのがクランプボルトの固定方法だ。後ろから締め込む方式とすることで前方からの見た目をよりスタイリッシュに。さらに滑らかな流線型の形状によってエアロ効果向上も期待できる。ボルトの間隔も広めに配置されており、固定力にも配慮した設計がなされている。メンテナンス性向上の為、従来のトルクスから六角ボルトに変更された点もポイントだ。
TEAMグレードはハンドルクランプにスチールボルトを、コラムクランプにチタンボルトを用いる。対してPROグレードはいずれもクロモリボルトを用いており、若干の重量差がグレード間の違いとなる。豊富なサイズラインアップも特徴で、TEAMは+/-6°が70~150mm、+/-17°が80~130mmで展開。PROは+/-6°のみで70~130mmまでが揃う。
3T APTO
素材:AL 6061アルミ
仕上げ:ショットピーンニングブラックアナダイズド
クランプ径:φ31.8
ステアリングコラム径:28.6mm
スタックハイト:40mm
サイズ:70、80、90、100、110、120、130mm(PRO)
70、80、90、100、110、120、130、140、150mm(TEAM +/-6°)
80、90、100、110、120、130mm(TEAM +/-17°)
アングル:+/-6°、+/-17°
重量:TEAM 154g(110mm)、PRO 164g(110mm)
価格:TEAM STEALTH 15,000円(税抜)
TEAM 14,000円(税抜)
PRO 10,000円(税抜)
3T テストセンターのベルエキップ 店長代理の早坂賢さんのオススメコメント
今回3Tハンドルを取り扱う宮城県仙台市のプロショップ「ベルエキップ」の早坂賢さんに、新製品のグラベル用ハンドルSUPER GHIAIAについてコメントをいただいた。ベルエキップは3Tのテストセンターとして、EXPLOROとSTRADAの試乗車も用意している。
「試乗用のグラベルロードEXPLORO FM TEAMにアセンブルされたSUPER GHIAIAを試したのですが、非常に良いハンドルだなと感じました。ハンドルのエンドに向かうに連れて剛性が抑えられている印象で、地面からの衝撃を和らげてくれます。また、フレアしたドロップ部分もエンド付近は平行になったデザインで、グラベルライドで下ハンドルを握っても普通のロードバイクと同じようにしっかりと力を込める事ができますね。」
ベルエキップホームページ
CWレコメンドショップページ
3T SUPERERGO、SUPERLEGGERA、AERONOVA:3モデルに集約されたロード向けハンドルバー
数多くのプロチームにも愛用されてきた3Tのハンドルバーがラインアップを刷新。2019年モデルよりロード向けのモデルは、エルゴノミックシェイプのSUPERERGO(スーパーエルゴ)、軽量な丸ハンドルのSUPERLEGGERA(スーパーレジェーラ)、エアロ形状を採用したAERONOVA(エアロノヴァ)という3モデルに集約される。
3モデルの共通点として、従来よりもシンプルで大人しめとなった新グラフィックを新たに採用。3Tのブランドロゴも小さくバートップに挿入されるだけとなっており、あらゆるバイクにマッチするデザインに仕上がる。
PRO、TEAM、LTDというグレード設定は継承され、ハンドルバーに関してはPROはアルミ、TEAMはカーボン、LTDはハイモジュラスカーボンという素材の違いで分けられる。もちろんグレードが上がるごとに重量もより軽量になっていく。またTEAMとLTDはワイヤー内装用のホールが備えられる。
SUPERERGOはERGONOVAの後継モデルに当たるアナトミックシャロー形状のコンパクトハンドル。現在主流とも言えるドロップ形状で、多くの人にフィットするスタンダードなモデルとなる。77mmのショートリーチに加え、ブレーキブラケット取り付け部の形状を変更し、さらに扱いやすくなった点がポイントだ。
ハンドルトップ部分の卵型形状は前作から引き継いでおり、リラックスポジションでも手を置きやすいデザインに。バートップのショルダー部分もスペースを持たせたエルゴノミックな設計を採用しており、快適性にも配慮されている。サイズは38、40、42、44がラインアップ。
SUPERLEGGERAは伝統的なラウンド形状を丸パイプで作り出すシンプルなデザインによって、軽量かつ高剛性に仕上げたトラディショナルなハンドル。リーチが105mm、ドロップが148mmと遠く深くのレーサーポジションを好むライダーにマッチする製品となっている。
LTDグレードで160g(40サイズ)の重量は3Tハンドルのラインアップで最軽量。ヒルクライムバイクにも最適だ。かつ高い剛性も誇るためハンドルを力強く振るゴールスプリントでもパワーを逃さず走ることができる。サイズは40、42、44をラインアップ。いわゆる”丸ハン”をお探しのライダーに、バイクの軽量化を求めるヒルクライマーにいかがだろう。
AERONOVAは空気抵抗を低減するフラットトップ形状と、前傾姿勢を維持しやすいロングリーチを採用した高速巡航向けハンドル。基本的にはSUPERERGOと同様のアナトミックシャロー形状としながら、リーチを104mmと長めに取ることで、よりアグレッシブなポジションに対応したハンドルに仕上がる。
またショルダー部分が盛り上がったエルゴノミックな形状となっており、握りやすくなっているのもポイント。巡航時はブラケットポジションで、リラックス時はショルダー部分を握り姿勢を変えるなど、エアロハンドルながら快適性も考えて設計されている。38、40、42の3サイズで展開。
3T SUPERERGO
グレード:LTD、TEAM、PRO
ドロップ:119mm(LTD、TEAM)、123mm(PRO)
リーチ:77mm
サイズ:38、40、42、44cm(芯-芯)
価格:LTD 49,000円(税抜)
TEAM 41,000円(税抜)
PRO 13,000円(税抜)
3T SUPERLEGGERA
グレード:LTD、TEAM、PRO
ドロップ:148mm
リーチ:105mm
サイズ:40、42、44cm(芯-芯)
価格:LTD 49,000円(税抜)
TEAM 41,000円(税抜)
PRO 13,000円(税抜)
3T AERONOVA
グレード:LTD、TEAM
ドロップ:127mm
リーチ:104mm
サイズ:38、40、42cm(芯-芯)
価格:LTD STEALTH 52,000円(税抜)
TEAM STEALTH 43,000円(税抜)
TEAM 40,000円(税抜)
PRO 19,000円(税抜)
3T SUPER GHIAIA:ドロップ部分をフレアさせたグラベルロードハンドルバー
自転車の新しい楽しみ方として広がりを見せるグラベルロード。3Tではエアロフレームを採用した画期的なマルチパーパスバイク「EXPLORO」をいち早くリリースするなど、グラベルライドをブランドとして推進してきた。そんなグラベルロード向けのハンドルとして3Tより登場したのがSUPER GHIAIA(スーパーギアイア)である。
大きな特徴は外側にフレアしたドロップ部分だろう。オフロードライドでも下ハンドルが握りやすくなり、重心が下がることで安定感も向上。かつフレアした形状によりハンドルバーが幅広になることでコントロール性も高まる。それでいてブラケットは真っ直ぐ装着できるよう作られており、ブレーキ/シフトのレバー操作も普段と変わらず行えるのが強みとなる。
加えてサイズごとにフレア形状が異なる点も特徴的なポイント。ハンドルサイズが異なる、すなわちライダーの体格が異なるということに配慮し、より握りやすいドロップ形状を研究しデザインの決定に至っている。グラベル向けハンドルと言えどこだわりの設計が随所に散りばめられた製品だ。サイズは40と44の2種類で展開。TEAMグレードのみのラインアップとなる。
3T SUPER GHIAIA TEAM STEALTH
ドロップ:110mm
リーチ:77mm
サイズ:40、44cm(芯-芯)
価格:46,000円(税抜)
3T APTO:デザインを一新し性能とスタイルを両立させたニュースタンダードステム
APTOは3Tから登場した新型アルミステム。従来品からデザインを一新しており、3Tのハンドルバーと高い親和性を持つだけでなく、あらゆるバイクとマッチするシンプルで美しいルックスを獲得している。
3Tの定番モデルであったARXⅡシリーズと比較した際、大きくアップデートされたのがクランプボルトの固定方法だ。後ろから締め込む方式とすることで前方からの見た目をよりスタイリッシュに。さらに滑らかな流線型の形状によってエアロ効果向上も期待できる。ボルトの間隔も広めに配置されており、固定力にも配慮した設計がなされている。メンテナンス性向上の為、従来のトルクスから六角ボルトに変更された点もポイントだ。
TEAMグレードはハンドルクランプにスチールボルトを、コラムクランプにチタンボルトを用いる。対してPROグレードはいずれもクロモリボルトを用いており、若干の重量差がグレード間の違いとなる。豊富なサイズラインアップも特徴で、TEAMは+/-6°が70~150mm、+/-17°が80~130mmで展開。PROは+/-6°のみで70~130mmまでが揃う。
3T APTO
素材:AL 6061アルミ
仕上げ:ショットピーンニングブラックアナダイズド
クランプ径:φ31.8
ステアリングコラム径:28.6mm
スタックハイト:40mm
サイズ:70、80、90、100、110、120、130mm(PRO)
70、80、90、100、110、120、130、140、150mm(TEAM +/-6°)
80、90、100、110、120、130mm(TEAM +/-17°)
アングル:+/-6°、+/-17°
重量:TEAM 154g(110mm)、PRO 164g(110mm)
価格:TEAM STEALTH 15,000円(税抜)
TEAM 14,000円(税抜)
PRO 10,000円(税抜)
3T テストセンターのベルエキップ 店長代理の早坂賢さんのオススメコメント
今回3Tハンドルを取り扱う宮城県仙台市のプロショップ「ベルエキップ」の早坂賢さんに、新製品のグラベル用ハンドルSUPER GHIAIAについてコメントをいただいた。ベルエキップは3Tのテストセンターとして、EXPLOROとSTRADAの試乗車も用意している。
「試乗用のグラベルロードEXPLORO FM TEAMにアセンブルされたSUPER GHIAIAを試したのですが、非常に良いハンドルだなと感じました。ハンドルのエンドに向かうに連れて剛性が抑えられている印象で、地面からの衝撃を和らげてくれます。また、フレアしたドロップ部分もエンド付近は平行になったデザインで、グラベルライドで下ハンドルを握っても普通のロードバイクと同じようにしっかりと力を込める事ができますね。」
ベルエキップホームページ
CWレコメンドショップページ
リンク
Amazon.co.jp