2018/11/19(月) - 15:53
レーシングバイクとしての走行性能に快適性をプラスした、ウィリエールのNDRシリーズより新作のセカンドモデル「Cento1 NDR」をピックアップ。エアロに配慮したダウンチューブやフォークデザインを採用しつつ、カーブを描いた細身のシートステーが振動吸収性を高めた1台を紹介しよう。
イタリアの老舗バイクブランド、ウィリエール・トリエスティーナ。先日ジャパンカップ出場のために来日を果たしたプロコンチネンタルチーム、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリアも同社のバイクを使用しており、フィリッポ・ポッツァートを始めとする選手らの走りを間近で見たという人も多いはず。
ウィリエールにおいて、ツール・ド・フランス開幕に合わせて発表されたフラッグシップバイク「Cento10 PRO」とともに、2019モデルの完全新作として登場したのが今回紹介する「Cento1 NDR」だ。エアロ性能を強化して誕生した先代Cento1 SRの後継機に当たるモデルで、今作は”レーシングコンフォート”というコンセプトを掲げた通り快適性にも配慮された性能が与えられている。
プロ選手たちが石畳を走るクラシックレースで投入しているエンデュランスモデル「Cento10 NDR」に続く、ニューデュアルレーシング(NDR)カテゴリーのセカンドグレードとして誕生した今作。海外のグランフォンドなど険しい長距離レースやイベントを、より速く快適に走るレーシングバイクに仕上がっている。
フレームデザインは上位モデルであるCento10 NDRを踏襲したもので、レーシーな走行性能を生み出すボリューミーなフロントセクションと、振動吸収性を高め快適性に寄与するリアセクションに分けられる。ヘッドチューブ、ダウンチューブ、フロントフォークにはエアロチュービングを取り入れ空力性能も強化。高いねじれ剛性を有したダウンチューブとBBによって、ライダーのパワーを逃さない優れた反応性を実現している。
対してシートステーは積極的にしなりを生み出す細身で湾曲した造形とすることで、路面からの衝撃を緩和し快適な乗り心地も両立する。リアエンドに向かって細身となるチェーンステーとの結合部も工夫され、リアホイールの固定位置が一段下がったデザインもリア三角のしなりを活かすためのものだという。
またCento1 NDRでユニークなのがリムブレーキとディスクブレーキの両方に対応している点だろう。2種類のブレーキキャリパーが取付可能な受けをフレームに設けており、リムブレーキならダイレクトマウントに、ディスクブレーキならフラットマウントに対応している。クイックリリースタイプのエンドが標準仕様だが、別売りでスルーアクスル用のキットも用意しているため、エンドパーツを交換するだけで切り替えが可能だ。
汎用的な丸型シートポストとし、シマノのプレスフィットBBに対応。フレームセットとともに、シマノコンポーネントをアセンブルした各種完成車が用意される。DURA-ACE仕様が510,000円(税抜)、ULTEGRA仕様が395,000円(税抜)、105仕様が355,000円(税抜)だ。取り扱いは服部産業。
ウィリエール取扱いショップ「ニコー製作所」飯塚さんの一言インプレッション
今回ウィリエールを取り扱う愛知県名古屋市のプロショップ、ニコー製作所のスタッフ飯塚さんにお話を伺った。
「上位モデルのCento10 NDRに試乗した際の感想ですが、リアがしなるおかげか路面に追従する感覚が非常に強く、安心して進む乗り味だと感じました。振動吸収性は高く快適ながら、しっかり進むレーシングな走りも損なわれておらず良い塩梅にバランスが取れている印象です。荒れている路面でも高いトラクションを発揮してくれるためストレスも少なく、ツーリングやロングライドにもマッチしたバイクだと思います」とコメントしてくれた。
ニコー製作所ホームページ
CWレコメンドショップページ
ウィリエール Cento1 NDR
フレーム素材:46Tカーボン(リムブレーキ/ディスクブレーキ両対応)
重量:フレーム995g、フォーク350g
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:マットブラック、マットブルー
価 格:
シマノDURA-ACE+WH-RS300 510,000円(税抜)
シマノULTEGRA+WH-RS300 395,000円(税抜)
シマノ105+WH-RS100 355,000円(税抜)
フレームセット 320,000円(税抜)
※スルーアクスルキット:15,000円(税抜、別売り)
イタリアの老舗バイクブランド、ウィリエール・トリエスティーナ。先日ジャパンカップ出場のために来日を果たしたプロコンチネンタルチーム、ウィリエール・トリエスティーナ・セッレイタリアも同社のバイクを使用しており、フィリッポ・ポッツァートを始めとする選手らの走りを間近で見たという人も多いはず。
ウィリエールにおいて、ツール・ド・フランス開幕に合わせて発表されたフラッグシップバイク「Cento10 PRO」とともに、2019モデルの完全新作として登場したのが今回紹介する「Cento1 NDR」だ。エアロ性能を強化して誕生した先代Cento1 SRの後継機に当たるモデルで、今作は”レーシングコンフォート”というコンセプトを掲げた通り快適性にも配慮された性能が与えられている。
プロ選手たちが石畳を走るクラシックレースで投入しているエンデュランスモデル「Cento10 NDR」に続く、ニューデュアルレーシング(NDR)カテゴリーのセカンドグレードとして誕生した今作。海外のグランフォンドなど険しい長距離レースやイベントを、より速く快適に走るレーシングバイクに仕上がっている。
フレームデザインは上位モデルであるCento10 NDRを踏襲したもので、レーシーな走行性能を生み出すボリューミーなフロントセクションと、振動吸収性を高め快適性に寄与するリアセクションに分けられる。ヘッドチューブ、ダウンチューブ、フロントフォークにはエアロチュービングを取り入れ空力性能も強化。高いねじれ剛性を有したダウンチューブとBBによって、ライダーのパワーを逃さない優れた反応性を実現している。
対してシートステーは積極的にしなりを生み出す細身で湾曲した造形とすることで、路面からの衝撃を緩和し快適な乗り心地も両立する。リアエンドに向かって細身となるチェーンステーとの結合部も工夫され、リアホイールの固定位置が一段下がったデザインもリア三角のしなりを活かすためのものだという。
またCento1 NDRでユニークなのがリムブレーキとディスクブレーキの両方に対応している点だろう。2種類のブレーキキャリパーが取付可能な受けをフレームに設けており、リムブレーキならダイレクトマウントに、ディスクブレーキならフラットマウントに対応している。クイックリリースタイプのエンドが標準仕様だが、別売りでスルーアクスル用のキットも用意しているため、エンドパーツを交換するだけで切り替えが可能だ。
汎用的な丸型シートポストとし、シマノのプレスフィットBBに対応。フレームセットとともに、シマノコンポーネントをアセンブルした各種完成車が用意される。DURA-ACE仕様が510,000円(税抜)、ULTEGRA仕様が395,000円(税抜)、105仕様が355,000円(税抜)だ。取り扱いは服部産業。
ウィリエール取扱いショップ「ニコー製作所」飯塚さんの一言インプレッション
今回ウィリエールを取り扱う愛知県名古屋市のプロショップ、ニコー製作所のスタッフ飯塚さんにお話を伺った。
「上位モデルのCento10 NDRに試乗した際の感想ですが、リアがしなるおかげか路面に追従する感覚が非常に強く、安心して進む乗り味だと感じました。振動吸収性は高く快適ながら、しっかり進むレーシングな走りも損なわれておらず良い塩梅にバランスが取れている印象です。荒れている路面でも高いトラクションを発揮してくれるためストレスも少なく、ツーリングやロングライドにもマッチしたバイクだと思います」とコメントしてくれた。
ニコー製作所ホームページ
CWレコメンドショップページ
ウィリエール Cento1 NDR
フレーム素材:46Tカーボン(リムブレーキ/ディスクブレーキ両対応)
重量:フレーム995g、フォーク350g
サイズ:XS、S、M、L、XL
カラー:マットブラック、マットブルー
価 格:
シマノDURA-ACE+WH-RS300 510,000円(税抜)
シマノULTEGRA+WH-RS300 395,000円(税抜)
シマノ105+WH-RS100 355,000円(税抜)
フレームセット 320,000円(税抜)
※スルーアクスルキット:15,000円(税抜、別売り)
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