これまでフィッティング&ショールームとして機能していたジロスタジオ東京が、11月2日(金)よりジロ専門ショップとして再スタートを切る。製品販売だけに留まらず、インハウスイベントやライド開催を通じてブランドの世界観を伝えるとともに、サイクリストが気軽に集まれる場にしていくという。マネージャーの内田さんの言葉とともに紹介しよう。



Head to toeというコンセプトを掲げるジロらしく、身につけるギア類を取り扱うジロスタジオ東京Head to toeというコンセプトを掲げるジロらしく、身につけるギア類を取り扱うジロスタジオ東京 (c)ダイアテック
東京タワーの足元に広がる芝公園から歩いて5分、ビルの1階に入居するジロスタジオ東京。これまでは物品販売を行わず、ショールームやフィッティング、イベントスペースとしてユーザーとブランドを繋ぐ存在だったが、11月2日より物品販売を行うジロ専門ショップとしてリニューアルを果たす。

ジロが旗艦店を立ち上げるのは世界初の試み。ジロスタジオ東京はフラッグシップストアとして、ブランドの世界観を広く伝えるため、日本全国で幅広く扱われているヘルメットやシューズはもちろん、アパレルなどジロスタジオ東京でしか手に入らない各種コレクションを幅広く展示、展開する予定だ。

各種コレクション、シューズ、ヘルメットの試着ができると同時に、個々の足や頭の骨格などに合わせ、サイズフィッティングが可能。ジロスタジオ東京では計測器を用いて個々の足のサイズを計測し、ジロシューズラインナップにおいての適正推奨サイズを導きだすサポートも受けられる。シューレーススタイルで注目を集めている「EMPIRE ACC」のフィッティングシューズを男女全サイズ(Men's:39~46、Women's:36~40、ハーフサイズ含む)を常時揃えており、せっかくショップまで足を運んだのに希望するサイズが無く、がっかり。というようなこともない。

専用ツールを使い正確に足のサイズを計測し、フィッティングを行う専用ツールを使い正確に足のサイズを計測し、フィッティングを行う (c)ダイアテックEMPIRE ACCはメンズ、ウィメンズともに全サイズを試すことができるEMPIRE ACCはメンズ、ウィメンズともに全サイズを試すことができる (c)ダイアテック


フラッグシップストアならではの「Giro Studio Collection」の提案や、ジロが掲げる「Head to Toe」コンセプトに基づき頭から足まで揃えられるように、季節やジャンル、乗車シーンに合わせたコレクションの常時展示、販売を行うという。限定コラボレーションモデルなどもジロスタジオ東京に行けば、必ずチェックすることが可能だ。

さらに、これまでのようにインハウスイベントも開催。グラインデューロ展のようなトークイベントに加えて、体験型ワークショップなどユーザーも一緒になって楽しめる企画も新たに行うという。ショップ化したことにより、ジロスタジオ東京を起点としたライドイベントや、ロード、CX、MTBといったバイクのジャンルを問わず参加できるアウトドアイベントなど、あらゆる人が集うコミュニティスペースとして活動していくという。

次に生まれ変わるジロスタジオ東京について、マネージャーの内田さんにお話を伺った。ジロ専門のフラッグシップストアとしてどの様にショップが展開していく予定かを語っていただいた。

ジロスタジオ東京を率いる内田さんジロスタジオ東京を率いる内田さん
ージロスタジオ東京がリニューアルされると聞きました。どのように変わるのでしょうか。

まずジロ専門のショップとして物を販売する体制を整えます。他の販売店さん同様にヘルメットとシューズを取り扱う事に加え、アパレル、アクセサリーも手に取れるようになります。ジロのヘッド・トゥー・トーのコンセプトを一通りご覧になることができます。

アパレルに関してですが、今シーズンはひとまずジロスタジオのみでの取り扱いとなります。様々なブランドが日本では展開されていますので、ここでジロらしいイメージを育ませ、定着させたいと思っています。ジロの世界観が広れば、ゆくゆく取り扱いショップも増えていくでしょう。ジロスタジオのオリジナルコレクションの展開も考えています。

出張ついでとか、ご旅行ついでとか、海外からのお客さんに訪れて頂けるように発信を心がけていこうと思っています。SNSやWEBページをオープンと同時に開設する予定です。

日本のユーザーとブランドを繋ぐ存在を目指すGiro Studio Tokyo日本のユーザーとブランドを繋ぐ存在を目指すGiro Studio Tokyo 写真は昨年のGiro Grinduro展より
ーひとまずジロの世界観を感じたいならば、ジロスタジオに足を運んでみると良さそうですね。どのようなお店になる予定でしょうか。

これまで同様フィッティングを中心にしながらも、ショールームとして機能させるべく店内イベントも考えています。メーカーさんや選手やチームを招待したり、グラインデューロといったイベントのトークイベントとか、色々なイベントをやって行きたいと思います。

毎週末のちょっとしたライドイベントも定期開催していきたいし、サイクリストが集うコミュニティースペースにしたいですね。都心だからと言ってオンロードやシティライドばっかりではなくて、できればオフロード、土と遊べるような河川敷や公園などを含めてのライドを企画できればなと考えています。

大会を走ったメンバーのポートレートやゼッケン。Giro Grinduro展を訪れた方のポートレートもここに貼られていく大会を走ったメンバーのポートレートやゼッケン。Giro Grinduro展を訪れた方のポートレートもここに貼られていく 写真は昨年のGiro Grinduro展よりカリフォルニアへの憧れを掻立てるディスプレイカリフォルニアへの憧れを掻立てるディスプレイ 写真は昨年のGiro Grinduro展より


垣根はつくりたくないので、ロードでも、MTBでも、シクロクロスでも楽しめるようにしたいです。ジロ縛りとかもしないので、ここに集まっていただいて、みんなで自転車に乗りに行きたいですね。

ライドといってもフィッティングイベントを掛け合わせたものも開催できるようになります。走りに行ったついでにヘルメットを試せる機会も作れると思います。

GIRO STUDIOのSTUDIOという言葉には、体験する、学ぶ、知る、見る、作ってみるという意味も含めています。インハウスイベントではグラベルイベントの知見を共有したり、トレイルビルディングに携わる方にお話を聞いてみたりとか、ヘルメットのモックアップを作ってみたりとか様々な事をできるようにしていきたいです。

ジロらしく、洗練された空間が広がるGiro Studio Tokyoジロらしく、洗練された空間が広がるGiro Studio Tokyo 写真は昨年のGiro Grinduro展より
お店とお客さんや選手との関係性を密にして、そこで出た意見をミックスして本国に伝える役割も担っています。ジロは色々な所とコラボレーションしているので、面白いプロダクトが製品化することも考えられます。

ジロはカスタムペイントもテストし始めていますし、お店で各々が考えるカスタムペイントの絵を描いてもらうワークショップなど開催しても面白そうですね。せっかくスペースが広いので有効活用していき、自由な空間を作って行きたいと思います。

ジロのフラッグシップストアという存在も全世界で初めての事です。トライ&エラーも含めて本国も注目しているので、ここがスタートとなりグローバル展開も始まるかもしれません。可能性を秘めているので、一緒になって盛り上がっていければ嬉しいです。



店舗情報
住所:東京都港区芝2丁目1-23 ニューカナール升田ビル 1F
TEL:03-6809-3998
営業時間:11:00〜19:00
定休日:水曜、木曜日
オープン日:11月2日(金)11:00
HP:https://www.girotokyo.com (11/2より公開)
Mail:info@girotokyo.com
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