2018/10/26(金) - 17:13
クオータやスラム、MET、カステリなどを筆頭に各種ブランドを取り扱う国内代理店、インターマックスの展示会をレポート。プロロゴのショートノーズサドルDIMENSIONにCPCモデルが新登場した他、スパカズの新作バーテープ、クオータの新色フレームなど注目製品を紹介しよう。
過去にはワールドチームのアージェードゥーゼルや、宇都宮ブリッツェン、チーム右京などの国内プロチームも使用してきた実績を持つバイクブランド、クオータ。カーボンフォークのOEM製造を経て培った、確かな技術が生み出す高性能なカーボンフレームを各種展開しており、今季からはプロコンチネンタルチームのコフィディスをサポート。今年はワイルドカードでのツール・ド・フランス出場も叶え世界トップレースの舞台に再び舞い戻っている。
2019モデルではそんなコフィディスカラーを採用したブラック/レッドのペイントを多数のモデルで展開。チームのメインバイクであるフラッグシップ「KHAN」は選手仕様のカラーリングそのままで(チームロゴなどは異なる)、プロ気分のテンションの上がる1台に仕上がるだろう。快適性とエアロに配慮したミドルグレード「KRYON」やエントリーモデルの「KOBALT」にも同カラーが追加されており、チームカラーを選べる価格帯幅も広く設定されている。
またKOBALTはブラック/レッド以外にもブルー、グリーン、ホワイトを採用したカラーがそれぞれ登場。計4色のニューカラーを追加し全11色もの中から選べる展開で販売される。さらに新作としてディスクブレーキモデルの「KOBALT DISC」がデビュー。フレームセット12万8千円のエントリー価格からカーボンディスクロードを選べる、トレンドに沿ったラインアップ拡充を図っている。
昨今注目が集まるグラベルライドなどに対応したオールロード「KOBBLE」や、兄弟モデルでシクロクロスレースに対応した「KCXtreme」など、ロードレーシングモデル以外のラインアップも展示。大きくカーブを描いたシートステーが振動吸収性やトラクションを高める設計で、ダート走行に最適化したフレーム設計が盛り込まれている。
各モデルの豊富なカラーラインナップが一堂に会したのは、イタリアンヘルメットブランドのMET。ワールドチームのUAEチームエミレーツもトップモデルの「TRENTA」をメインに、エアロヘルメットの「MANTA」や定番モデル「RIVALE」を使用する。チームレプリカカラーもラインアップされており、ロードレースファンにも嬉しい製品展開だ。
2019モデルでは光の角度によって見え方を変える”イリディセント”カラーをTRENTAとMANTAで追加。高級感溢れるルックスに仕上がりライドへのモチベーションを高めてくれるだろう。加えてカラーグラデーションを採用した”シェード”カラーも各モデルで登場。新色を多数追加しさらに魅力的なラインアップを揃えていた。
いくつものトッププロチームをサポートしているサドルメーカー、プロロゴの一押しはショートノーズモデルの「DIMENSION」。パワーをかけやすくする前乗りポジションを可能にし、かつ幅広の座面でペダリングの安定感も確保する昨今トレンドのデザインを採用した最新モデルだ。タイムトライアル用のサドルとされてきたショートノーズサドルだが、今では多くのブランドからロード向けのモデルがリリースされており広く市民権を獲得するに至っている。
DIMENSIONサドルに関して言えば、ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)も今季から愛用しておりプロライダーへもショートノーズサドルが少しずつ浸透している様子。そんな注目モデルにプロロゴ独自の滑り止めテクノロジーである”CPC”を投入した最新作が登場している。
中央に大きく空いたホールの両サイドに規則的に配置されたCPCがグリッパーの役割を果たし、走行中のお尻のズレを防ぐことでポジションの安定に貢献。座面に腰を据えてパワーをかけていくショートノーズサドルと相性は抜群だろう。またCPCの細かな円錐状の突起がクッション効果も生み出し振動吸収性を高めてくれる他、座面との間に隙間が生まれることで放熱性も強化される。
各種ホイールを並べたジップの最新モデルといえば、上位モデルNSWのテクノロジーを搭載し性能を高めた定番シリーズ「Firecrest」が注目だ。ジップ特有のディンプルを従来はリム全面に配置していたが、今作からは波打つようなノコギリ状のパターンにアップデートし横風に対する安定性を高めている。またブレーキトラックにも波状の溝を刻むことで雨天時の制動力を強化させている。
ラインアップ全体で見れば2019モデルはチューブラーモデルが一部製品のみでの展開に切り替わり、カーボンホイールでもクリンチャーもしくはチューブレスレディが主流となる。またシートポストのセカンドグレード「SERVICE COURSE SL」がさらなる快適性を追求し、アルミ製からカーボン製へと刷新され新登場。MTBの強度試験をクリアしつつ優れた振動吸収性を実現している。
高いグリップ力を発揮するバーテープでお馴染みのスパカズには、表面の質感にこだわったコレクションが追加され、より幅広いカラー展開で販売される。メタリックフィニッシュ加工を施した「BLING」、スエード調の「SUAVE」、柔らかなベルベット調の「VELVET」など個性あふれるラインアップが揃う。ポリカーボネート製のボトルケージでは新作の「TRON POLY」が登場。サイズの小さいバイクでもボトルの取り出しがしやすいよう、横方向からアクセスしやすい形状を採用している。
グラベル/アドベンチャーライドの台頭により注目度を増しているというリッチーのスチールフレーム。シクロクロスバイクの「SWISS CROSS」には、ゼファールの新作であるバイクパッキングセットを装着しキャンプツーリング的な仕様を提案。大容量かつ防水性やユーティリティにも優れたバッグ類を、ゼファールならではのリーズナブルな価格で展開する要注目の製品だ。
シーコンからは遠征に役立つレースレインバッグが限定登場。四角い箱型のバッグには6つものポケットが備えられており、ヘルメットやシューズ、ジャージ、ジャケット、アクセサリーなどをそれぞれ分けて収納可能だ。各ポケットには入れる物が判別しやすいラベルが配される他、防水素材を使用しているため雨で濡れたウェア類もそのまま収納できるなど使い勝手の良さが随所に散りばめられている。
カーボンフレームの検査と修理サービスが好評のカーボンドライジャパンは、落車による破損などに備えるCDJ補償サービスを提案。年間補償料9,000円(税抜)で、破損の心配がある際の超音波診断を2回、補修を1回、年間最大12万円(税込み)までの補償を受けられるというもの。まさに転ばぬ先の杖ということで、レースなどでガンガン乗る人には安心のサービスだ。取扱プロショップなどで加入ができる。
また、新型のビッグプーリーは與那嶺恵理選手も世界選手権ロード出場の際に使用。歯数や形状を研究することで回転抵抗が低く、かつ変速にも影響を及ぼさない実戦的ビッグプーリーに仕上げてあるという自信作だ。
その他製品を写真でピックアップ
これらインターマックス取り扱いの製品情報は同社Facebookにて随時配信中。ぜひフォローして最新情報をチェックしてほしい。
text&photo:Yuto.Murata
過去にはワールドチームのアージェードゥーゼルや、宇都宮ブリッツェン、チーム右京などの国内プロチームも使用してきた実績を持つバイクブランド、クオータ。カーボンフォークのOEM製造を経て培った、確かな技術が生み出す高性能なカーボンフレームを各種展開しており、今季からはプロコンチネンタルチームのコフィディスをサポート。今年はワイルドカードでのツール・ド・フランス出場も叶え世界トップレースの舞台に再び舞い戻っている。
2019モデルではそんなコフィディスカラーを採用したブラック/レッドのペイントを多数のモデルで展開。チームのメインバイクであるフラッグシップ「KHAN」は選手仕様のカラーリングそのままで(チームロゴなどは異なる)、プロ気分のテンションの上がる1台に仕上がるだろう。快適性とエアロに配慮したミドルグレード「KRYON」やエントリーモデルの「KOBALT」にも同カラーが追加されており、チームカラーを選べる価格帯幅も広く設定されている。
またKOBALTはブラック/レッド以外にもブルー、グリーン、ホワイトを採用したカラーがそれぞれ登場。計4色のニューカラーを追加し全11色もの中から選べる展開で販売される。さらに新作としてディスクブレーキモデルの「KOBALT DISC」がデビュー。フレームセット12万8千円のエントリー価格からカーボンディスクロードを選べる、トレンドに沿ったラインアップ拡充を図っている。
昨今注目が集まるグラベルライドなどに対応したオールロード「KOBBLE」や、兄弟モデルでシクロクロスレースに対応した「KCXtreme」など、ロードレーシングモデル以外のラインアップも展示。大きくカーブを描いたシートステーが振動吸収性やトラクションを高める設計で、ダート走行に最適化したフレーム設計が盛り込まれている。
各モデルの豊富なカラーラインナップが一堂に会したのは、イタリアンヘルメットブランドのMET。ワールドチームのUAEチームエミレーツもトップモデルの「TRENTA」をメインに、エアロヘルメットの「MANTA」や定番モデル「RIVALE」を使用する。チームレプリカカラーもラインアップされており、ロードレースファンにも嬉しい製品展開だ。
2019モデルでは光の角度によって見え方を変える”イリディセント”カラーをTRENTAとMANTAで追加。高級感溢れるルックスに仕上がりライドへのモチベーションを高めてくれるだろう。加えてカラーグラデーションを採用した”シェード”カラーも各モデルで登場。新色を多数追加しさらに魅力的なラインアップを揃えていた。
いくつものトッププロチームをサポートしているサドルメーカー、プロロゴの一押しはショートノーズモデルの「DIMENSION」。パワーをかけやすくする前乗りポジションを可能にし、かつ幅広の座面でペダリングの安定感も確保する昨今トレンドのデザインを採用した最新モデルだ。タイムトライアル用のサドルとされてきたショートノーズサドルだが、今では多くのブランドからロード向けのモデルがリリースされており広く市民権を獲得するに至っている。
DIMENSIONサドルに関して言えば、ヤコブ・フルサング(デンマーク、アスタナ)も今季から愛用しておりプロライダーへもショートノーズサドルが少しずつ浸透している様子。そんな注目モデルにプロロゴ独自の滑り止めテクノロジーである”CPC”を投入した最新作が登場している。
中央に大きく空いたホールの両サイドに規則的に配置されたCPCがグリッパーの役割を果たし、走行中のお尻のズレを防ぐことでポジションの安定に貢献。座面に腰を据えてパワーをかけていくショートノーズサドルと相性は抜群だろう。またCPCの細かな円錐状の突起がクッション効果も生み出し振動吸収性を高めてくれる他、座面との間に隙間が生まれることで放熱性も強化される。
各種ホイールを並べたジップの最新モデルといえば、上位モデルNSWのテクノロジーを搭載し性能を高めた定番シリーズ「Firecrest」が注目だ。ジップ特有のディンプルを従来はリム全面に配置していたが、今作からは波打つようなノコギリ状のパターンにアップデートし横風に対する安定性を高めている。またブレーキトラックにも波状の溝を刻むことで雨天時の制動力を強化させている。
ラインアップ全体で見れば2019モデルはチューブラーモデルが一部製品のみでの展開に切り替わり、カーボンホイールでもクリンチャーもしくはチューブレスレディが主流となる。またシートポストのセカンドグレード「SERVICE COURSE SL」がさらなる快適性を追求し、アルミ製からカーボン製へと刷新され新登場。MTBの強度試験をクリアしつつ優れた振動吸収性を実現している。
高いグリップ力を発揮するバーテープでお馴染みのスパカズには、表面の質感にこだわったコレクションが追加され、より幅広いカラー展開で販売される。メタリックフィニッシュ加工を施した「BLING」、スエード調の「SUAVE」、柔らかなベルベット調の「VELVET」など個性あふれるラインアップが揃う。ポリカーボネート製のボトルケージでは新作の「TRON POLY」が登場。サイズの小さいバイクでもボトルの取り出しがしやすいよう、横方向からアクセスしやすい形状を採用している。
グラベル/アドベンチャーライドの台頭により注目度を増しているというリッチーのスチールフレーム。シクロクロスバイクの「SWISS CROSS」には、ゼファールの新作であるバイクパッキングセットを装着しキャンプツーリング的な仕様を提案。大容量かつ防水性やユーティリティにも優れたバッグ類を、ゼファールならではのリーズナブルな価格で展開する要注目の製品だ。
シーコンからは遠征に役立つレースレインバッグが限定登場。四角い箱型のバッグには6つものポケットが備えられており、ヘルメットやシューズ、ジャージ、ジャケット、アクセサリーなどをそれぞれ分けて収納可能だ。各ポケットには入れる物が判別しやすいラベルが配される他、防水素材を使用しているため雨で濡れたウェア類もそのまま収納できるなど使い勝手の良さが随所に散りばめられている。
カーボンフレームの検査と修理サービスが好評のカーボンドライジャパンは、落車による破損などに備えるCDJ補償サービスを提案。年間補償料9,000円(税抜)で、破損の心配がある際の超音波診断を2回、補修を1回、年間最大12万円(税込み)までの補償を受けられるというもの。まさに転ばぬ先の杖ということで、レースなどでガンガン乗る人には安心のサービスだ。取扱プロショップなどで加入ができる。
また、新型のビッグプーリーは與那嶺恵理選手も世界選手権ロード出場の際に使用。歯数や形状を研究することで回転抵抗が低く、かつ変速にも影響を及ぼさない実戦的ビッグプーリーに仕上げてあるという自信作だ。
その他製品を写真でピックアップ
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text&photo:Yuto.Murata
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