2018/10/10(水) - 15:10
オムニアムとマスターズの全日本選手権が、10月6日と7日の2日間に渡り伊豆ベロドロームで開催された。男子は窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング)、女子は梶原悠未(筑波大学)が優勝し、共にトラック競技5つ目の全日本タイトルを手にした。マスターズの模様と合わせてフォトレポート。
オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレースの4種目を1日で行い、合計ポイントを争うトラック競技種目。2年前に現在の形に改定され、距離系種目メインとなったことから日本人選手に有利な内容となったと言われる。2020東京オリンピックで日本人選手の活躍が期待される種目だ。
初日の6日は女子、7日は男子が行われた。
女子 梶原悠未が全種目1位で完全優勝
8月のアジア大会でのオムニアムで優勝している梶原悠未(筑波大学)が他を圧倒した。スクラッチで1位、テンポレースでは26回中17回のポイントとラップ(集団を周回遅れにする)ポイントを獲得。エリミネイションでも1位となり、最後のポイントレースでは7回あるポイント周回全てを1位通過した上、フィニッシュも1位を取って完勝した。
梶原は9月に行われたトラック競技の全日本選手権でも、3km個人パーシュート、マディソン、チームスプリント 、ポイントレースで優勝しており、オムニアムを加えて5冠を達成した。
梶原悠未コメント
「今大会で優勝する。と言う強い気持ちを持って挑んだ。1種目目のスクラッチから積極的なレースが出来たと思う。最初からパーフェクトを狙っていた訳では無いが、レース展開的に8回全てが集団スプリントになったので、スプリントは全て1着を意識して走った。
10月からワールドカップシーズンが始まるので第2戦のカナダでオムニアムに於いてメダル獲得を目標に挑む。シーズン最後の2月の世界選手権でもオムニアムに於いては、メダルの獲得に向けてしっかり準備して行きたい」
男子 窪木一茂が優勝 チームブリヂストンサイクリングが4位までを独占
1種目目のスクラッチは渡辺翔太郎(愛三工業レーシングチーム)が1位。2種目目のテンポレースは、レース後半に逃げた草場啓吾(日本大学)がポイントを稼いで1位を獲る。3種目目のエリミネイションは窪木一茂と沢田桂太郎のチームブリヂストンサイクリング同士の対決となり、窪木が1位となる。
窪木が114ポイントで総合首位、2位はこの種目でアジア大会優勝の橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が104ポイントとして最終種目のポイントレースへ。1位通過を3回獲るも、それ以外ではポイントを獲れない橋本に対し、2位、3位通過を繰り返してポイントを重ねた窪木が10ポイント差を守って逃げ切り、優勝した。
窪木は9月のトラック競技の全日本選手権で4kmチームパーシュート、4km個人パーシュート、マディソン、ポイントレースで優勝。今回のオムニアムの優勝でトラック5冠を達成した。また、チームブリヂストンサイクリングが4位までを独占する結果となった。
窪木一茂コメント
「今年は、全日本個人TTのタイトルも獲ったがこのタイトルも獲りたいと臨んだ。気持ちは入っていて実際優勝する事が出来て良かった。得意とするエリミネイションで優勝する事ができ自信に繋がり、ポイントレースでは余裕を持っていつも通りの走りができた。団体追い抜きでの東京オリンピック出場は、日本自転車競技界を底上げするし、より盛り上げる事が出来ると思うのでそこにこだわっていきたい」
(選手コメントはJCFプレスリリースより)
オムニアムはスクラッチ、テンポレース、エリミネイション、ポイントレースの4種目を1日で行い、合計ポイントを争うトラック競技種目。2年前に現在の形に改定され、距離系種目メインとなったことから日本人選手に有利な内容となったと言われる。2020東京オリンピックで日本人選手の活躍が期待される種目だ。
初日の6日は女子、7日は男子が行われた。
女子 梶原悠未が全種目1位で完全優勝
8月のアジア大会でのオムニアムで優勝している梶原悠未(筑波大学)が他を圧倒した。スクラッチで1位、テンポレースでは26回中17回のポイントとラップ(集団を周回遅れにする)ポイントを獲得。エリミネイションでも1位となり、最後のポイントレースでは7回あるポイント周回全てを1位通過した上、フィニッシュも1位を取って完勝した。
梶原は9月に行われたトラック競技の全日本選手権でも、3km個人パーシュート、マディソン、チームスプリント 、ポイントレースで優勝しており、オムニアムを加えて5冠を達成した。
梶原悠未コメント
「今大会で優勝する。と言う強い気持ちを持って挑んだ。1種目目のスクラッチから積極的なレースが出来たと思う。最初からパーフェクトを狙っていた訳では無いが、レース展開的に8回全てが集団スプリントになったので、スプリントは全て1着を意識して走った。
10月からワールドカップシーズンが始まるので第2戦のカナダでオムニアムに於いてメダル獲得を目標に挑む。シーズン最後の2月の世界選手権でもオムニアムに於いては、メダルの獲得に向けてしっかり準備して行きたい」
男子 窪木一茂が優勝 チームブリヂストンサイクリングが4位までを独占
1種目目のスクラッチは渡辺翔太郎(愛三工業レーシングチーム)が1位。2種目目のテンポレースは、レース後半に逃げた草場啓吾(日本大学)がポイントを稼いで1位を獲る。3種目目のエリミネイションは窪木一茂と沢田桂太郎のチームブリヂストンサイクリング同士の対決となり、窪木が1位となる。
窪木が114ポイントで総合首位、2位はこの種目でアジア大会優勝の橋本英也(チームブリヂストンサイクリング)が104ポイントとして最終種目のポイントレースへ。1位通過を3回獲るも、それ以外ではポイントを獲れない橋本に対し、2位、3位通過を繰り返してポイントを重ねた窪木が10ポイント差を守って逃げ切り、優勝した。
窪木は9月のトラック競技の全日本選手権で4kmチームパーシュート、4km個人パーシュート、マディソン、ポイントレースで優勝。今回のオムニアムの優勝でトラック5冠を達成した。また、チームブリヂストンサイクリングが4位までを独占する結果となった。
窪木一茂コメント
「今年は、全日本個人TTのタイトルも獲ったがこのタイトルも獲りたいと臨んだ。気持ちは入っていて実際優勝する事が出来て良かった。得意とするエリミネイションで優勝する事ができ自信に繋がり、ポイントレースでは余裕を持っていつも通りの走りができた。団体追い抜きでの東京オリンピック出場は、日本自転車競技界を底上げするし、より盛り上げる事が出来ると思うのでそこにこだわっていきたい」
(選手コメントはJCFプレスリリースより)
全日本選手権オムニアム 結果
男子 | スクラッチ | テンポレース | エリミネイション | ポイントレース | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|
1位 | 窪木一茂(チームブリヂストンサイクリング) | 38 | 36 | 40 | 37 | 151p |
2位 | 橋本英也(チームブリヂストンサイクリング) | 36 | 38 | 30 | 37 | 141p |
3位 | 近谷 涼(チームブリヂストンサイクリング) | 22 | 30 | 36 | 25 | 113p |
4位 | 沢田桂太郎(チームブリヂストンサイクリング) | 32 | 32 | 38 | 9 | 111p |
5位 | 渡辺翔太郎(愛三工業レーシングチーム) | 40 | 34 | 22 | 5 | 101p |
6位 | 草場啓吾(日本大学) | 20 | 40 | 34 | 7 | 101p |
女子 | ||||||
1位 | 梶原悠未(筑波大学) | 40 | 40 | 40 | 45 | 165p |
2位 | 鈴木奈央(JPCA) | 38 | 38 | 38 | 14 | 126p |
3位 | 中村妃智(日本写真判定株式会社) | 36 | 34 | 34 | 11 | 119p |
4位 | 山本さくら(Ciel Bleu 鹿屋) | 34 | 36 | 36 | 5 | 109p |
5位 | 吉川美穂(Live GARDEN Bici stelle) | 30 | 28 | 28 | 14 | 98p |
6位 | 上野みなみ(Ciel Bleu 鹿屋) | 32 | 30 | 30 | 5 | 97p |
フォトギャラリー
Amazon.co.jp