2018/09/02(日) - 17:25
ツールのプロバイク特集も残るは3チーム。今回は新チームカラーが多数投入されたグルパマFDJのラピエールを特集します。
FDJがラピエールに乗るのは2018年で実に16年目。今年も平坦ステージではエアロロードのAIRCODE、山岳ステージではXELIUS、パヴェステージではPULSIUM、そしてTTステージではAEROSTORM DRSと4種類のバイクを使い分けていた。当然その全てがハイエンドのSL ULTIMATEグレードで、XELIUSはマイナーチェンジが加えられた2019年モデルだ。
シーズン途中からグルパマ社がスポンサーに名を連ねたため、これに合わせてAIRCODEとXELIUSのカラーも変わった。春先のレースでは昨年モデルのフレームにロゴシールを貼り付けただけだったが、ジャージと同じデザインのバイクに切り替えられている。
なおアルテュール・ヴィショ(フランス)のXELIUSは迷彩柄のフレンチトリコロールを散りばめたもの。6月までオランダ王者だったラモン・シンケルダムと、フランス王者だったアルノー・デマールは従来使っていたナショナルカラーのAIRCODEも併用していた。2年連続スウェーデンTT王者のトビアス・ルドヴィグソンが駆るAEROSTORM DRSも白地にスウェーデン国旗をしらったチャンピオンカラーだ。
第9ステージで使われたPULSIUMは、コンチネンタルのパヴェ用タイヤ(28mm)や金属製ボトルケージ(エリートのCiussi Gel)、大型インナーチェーンリング(44T)、二重巻きのバーテープ、選手の好みによってサテライトスイッチの追加などといったカスタムが行われている。ヘッドチューブが長いため、ほぼ全員が先述したFSAステムを使い、更にヘッドのトップキャップを抜くことでポジション出しをしていた。
ディスクブレーキバイクは使われていないため、コンポーネントはシマノのR9150系デュラエースDi2。デマールはフランドルクラシック時点ではSRMを使い続けていたものの、ツールではチームメイト同様シマノのパワーメーターに切り替わっていた。
ホイールやステム、ハンドル、シートポスト、ペダル、バーテープはシマノもしくはPROで統一されるが、サドルはプロロゴだ。クランプボルトを前側から留めるプロ供給専用のVIBEステムも使われている。
デマールはハンドル位置を下げるためにロゴを消したFSAのSL-Kステム(マイナス12度)を使う。スプリンターとしては珍しくスプリンタースイッチは取り付けていない。一方新人賞ランキング4位に食い込んだピュアクライマーのダヴィ・ゴデュ(フランス)はコラムスペーサーを少なくとも3cm積み上げたセッティングだった。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
FDJがラピエールに乗るのは2018年で実に16年目。今年も平坦ステージではエアロロードのAIRCODE、山岳ステージではXELIUS、パヴェステージではPULSIUM、そしてTTステージではAEROSTORM DRSと4種類のバイクを使い分けていた。当然その全てがハイエンドのSL ULTIMATEグレードで、XELIUSはマイナーチェンジが加えられた2019年モデルだ。
シーズン途中からグルパマ社がスポンサーに名を連ねたため、これに合わせてAIRCODEとXELIUSのカラーも変わった。春先のレースでは昨年モデルのフレームにロゴシールを貼り付けただけだったが、ジャージと同じデザインのバイクに切り替えられている。
なおアルテュール・ヴィショ(フランス)のXELIUSは迷彩柄のフレンチトリコロールを散りばめたもの。6月までオランダ王者だったラモン・シンケルダムと、フランス王者だったアルノー・デマールは従来使っていたナショナルカラーのAIRCODEも併用していた。2年連続スウェーデンTT王者のトビアス・ルドヴィグソンが駆るAEROSTORM DRSも白地にスウェーデン国旗をしらったチャンピオンカラーだ。
第9ステージで使われたPULSIUMは、コンチネンタルのパヴェ用タイヤ(28mm)や金属製ボトルケージ(エリートのCiussi Gel)、大型インナーチェーンリング(44T)、二重巻きのバーテープ、選手の好みによってサテライトスイッチの追加などといったカスタムが行われている。ヘッドチューブが長いため、ほぼ全員が先述したFSAステムを使い、更にヘッドのトップキャップを抜くことでポジション出しをしていた。
ディスクブレーキバイクは使われていないため、コンポーネントはシマノのR9150系デュラエースDi2。デマールはフランドルクラシック時点ではSRMを使い続けていたものの、ツールではチームメイト同様シマノのパワーメーターに切り替わっていた。
ホイールやステム、ハンドル、シートポスト、ペダル、バーテープはシマノもしくはPROで統一されるが、サドルはプロロゴだ。クランプボルトを前側から留めるプロ供給専用のVIBEステムも使われている。
デマールはハンドル位置を下げるためにロゴを消したFSAのSL-Kステム(マイナス12度)を使う。スプリンターとしては珍しくスプリンタースイッチは取り付けていない。一方新人賞ランキング4位に食い込んだピュアクライマーのダヴィ・ゴデュ(フランス)はコラムスペーサーを少なくとも3cm積み上げたセッティングだった。
text:So.Isobe
photo:Makoto.AYANO
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