2018/08/27(月) - 11:01
中国で行われるUCIシクロクロスレース「千森杯」に今年も8名の日本選手が参戦する。本格的なシクロクロスシーズンを前に今年のコンディションを見定める重要なレースだ。日本から参戦する選手たちの事前情報をお知らせしよう。
北半球のシクロクロス選手にとってはシーズンインレースとなる中国シクロクロス「千森杯」が今年も開催され、例年にならい日本からも遠征チームが編成されることになった。6年目となる今回の大会は今まで馴染んだ北京郊外を離れ、中国北東部の内モンゴル自治区と河北省という新たな地区での2戦が中国自転車文化振興のため行われる事になった。
但し、ここ数年UCIクラス1を2戦開催していたアジア最高峰の大会だったが、今年は内モンゴル自治区がクラス1だったものの、2戦目の河北省はノンタイトルのエキシビジョンレースとなった。理由はいくつか考えられるがオリンピック競技では無いことにより自国のトップカテゴリー選手が未だ不在なこと、更に今年はRaphaスーパークロス野辺山の2日目がついにクラス1に格上げされたことも影響しているかもしれない。
ここ数年ワールドカップ招致をめざしつつ自国選手の参加交渉を当局と続けている千森杯オーガナイザーだが時期がMTBシーズンと重なることもあり難航しているようだ。ホスピタリティあふれる優れた大会を続けてきているだけに状況が好転し更に発展することを期待したい。
さて今大会は中国日報の記事によれば今年も世界20カ国から男女合わせて100名ほどの選手を集めて行われるそうだ。現在は60名分のリストが発表され、男子はRaphaスーパークロス野辺山で初日1位、2日目は2位となったチェコのエミル・ヘッケル。昨年の千森杯では2戦とも優勝したベルギーのジョイス・ヴァンデルベッケン。日本でもおなじみのエミリー・カチョレク率いる米国のスクイッド・スクアッド等の顔が見え、UCIランキング50位前後の選手たちを筆頭に中国で熱いレースが繰り広げられる。
そこに与する日本遠征チームは男子エリートは、小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、竹之内悠(Toyo Frame)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、積田連(Team CHAINRING)、斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、小坂正則(SUWAKO Racing Team)、向山 浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM)。女子エリートは須藤むつみ(Ready Go Japan)という以上男女計8名の選手が参加する。サポートスタッフは諏訪孝浩遠征隊代表、と橋本剛、小島哲也、小松聖義という計4名のスタッフが同行サポートする。
遠征日程は出発8/31(金)に羽田と関空からそれぞれ北京を目指し、北京からは大会側が準備するリムジンバスで7時間の陸路で第1戦会場内モンゴル自治区赤峰市(Chifeng)に向かう。第1戦は9/2(日)に行われ9/3(月)には再びバスで5時間北京近郊に戻り1泊。翌9/4(火)に7時間かけて第2戦会場の河北省邯鄲市(Handan)に入る。第2戦は9/6(木)。帰国はまたバスで北京に戻り9/7(金)を予定している。レースはもちろんのこと、陸路移動も長いので選手はコンディションを崩さぬよう頑張ってもらいたい。引き続き現地でのレポートを適宜お送りする。
諏訪孝浩遠征隊代表コメント
「中国遠征は、自分が帯同させて頂いて5年目になりますが、今回の開催場所は初めて行く場所なので、どのような展開になるか分かりません。ですが、今年の世界選手権代表選手4人や中国遠征を何度も経験している選手一丸となって、1ポイントでも多くUCIポイントが獲得できるように頑張ってきます。」
小坂光選手コメント
「2013年のクラス2レースだった第1回大会以来、毎年参加する機会をいただき6年目になります。今ではシクロクロスシーズンの始まりを自分の身体に思い出させ長いシーズンに向けて調子を見るための重要な大会になっています。今年は慣れ親しんだ北京郊外をはなれてのコースになりますが、どんな展開が待っているのか今から楽しみです。またようやく袖を通せることになったナショナルチャンピオンジャージを着ての参加になり気分もさらに引き締まりますが、毎年お世話になってきたオーガナイザーにも恩返しができるのかなと思っています。」
report:Masakazu.Abe
北半球のシクロクロス選手にとってはシーズンインレースとなる中国シクロクロス「千森杯」が今年も開催され、例年にならい日本からも遠征チームが編成されることになった。6年目となる今回の大会は今まで馴染んだ北京郊外を離れ、中国北東部の内モンゴル自治区と河北省という新たな地区での2戦が中国自転車文化振興のため行われる事になった。
但し、ここ数年UCIクラス1を2戦開催していたアジア最高峰の大会だったが、今年は内モンゴル自治区がクラス1だったものの、2戦目の河北省はノンタイトルのエキシビジョンレースとなった。理由はいくつか考えられるがオリンピック競技では無いことにより自国のトップカテゴリー選手が未だ不在なこと、更に今年はRaphaスーパークロス野辺山の2日目がついにクラス1に格上げされたことも影響しているかもしれない。
ここ数年ワールドカップ招致をめざしつつ自国選手の参加交渉を当局と続けている千森杯オーガナイザーだが時期がMTBシーズンと重なることもあり難航しているようだ。ホスピタリティあふれる優れた大会を続けてきているだけに状況が好転し更に発展することを期待したい。
さて今大会は中国日報の記事によれば今年も世界20カ国から男女合わせて100名ほどの選手を集めて行われるそうだ。現在は60名分のリストが発表され、男子はRaphaスーパークロス野辺山で初日1位、2日目は2位となったチェコのエミル・ヘッケル。昨年の千森杯では2戦とも優勝したベルギーのジョイス・ヴァンデルベッケン。日本でもおなじみのエミリー・カチョレク率いる米国のスクイッド・スクアッド等の顔が見え、UCIランキング50位前後の選手たちを筆頭に中国で熱いレースが繰り広げられる。
そこに与する日本遠征チームは男子エリートは、小坂光(宇都宮ブリッツェンシクロクロスチーム)、竹之内悠(Toyo Frame)、織田聖(弱虫ペダルサイクリングチーム)、積田連(Team CHAINRING)、斎藤朋寛(RIDELIFE GIANT)、小坂正則(SUWAKO Racing Team)、向山 浩司(SNEL CYCLOCROSS TEAM)。女子エリートは須藤むつみ(Ready Go Japan)という以上男女計8名の選手が参加する。サポートスタッフは諏訪孝浩遠征隊代表、と橋本剛、小島哲也、小松聖義という計4名のスタッフが同行サポートする。
遠征日程は出発8/31(金)に羽田と関空からそれぞれ北京を目指し、北京からは大会側が準備するリムジンバスで7時間の陸路で第1戦会場内モンゴル自治区赤峰市(Chifeng)に向かう。第1戦は9/2(日)に行われ9/3(月)には再びバスで5時間北京近郊に戻り1泊。翌9/4(火)に7時間かけて第2戦会場の河北省邯鄲市(Handan)に入る。第2戦は9/6(木)。帰国はまたバスで北京に戻り9/7(金)を予定している。レースはもちろんのこと、陸路移動も長いので選手はコンディションを崩さぬよう頑張ってもらいたい。引き続き現地でのレポートを適宜お送りする。
諏訪孝浩遠征隊代表コメント
「中国遠征は、自分が帯同させて頂いて5年目になりますが、今回の開催場所は初めて行く場所なので、どのような展開になるか分かりません。ですが、今年の世界選手権代表選手4人や中国遠征を何度も経験している選手一丸となって、1ポイントでも多くUCIポイントが獲得できるように頑張ってきます。」
小坂光選手コメント
「2013年のクラス2レースだった第1回大会以来、毎年参加する機会をいただき6年目になります。今ではシクロクロスシーズンの始まりを自分の身体に思い出させ長いシーズンに向けて調子を見るための重要な大会になっています。今年は慣れ親しんだ北京郊外をはなれてのコースになりますが、どんな展開が待っているのか今から楽しみです。またようやく袖を通せることになったナショナルチャンピオンジャージを着ての参加になり気分もさらに引き締まりますが、毎年お世話になってきたオーガナイザーにも恩返しができるのかなと思っています。」
report:Masakazu.Abe