2018/07/22(日) - 09:44
第31回全日本マウンテンバイク選手権大会が長野県富士見パノラマリゾートで7月20日〜22日の三日間に渡り開催中。2日目の7月21日(土)はダウンヒル競技とクロスカントリー・エリミネーターが行われた。
朝のうちは高原特有の冷んやりした風により過ごしやすかったが、ダウンヒル予選が始まる11時には日差しが強く、誰もが「アツイ」を合言葉のように発していた。
男子エリート:井本はじめ辛勝ながら全日本選手権2連覇
開催日1日目はダウンヒル競技のタイムドセッション。この日一番時計を出したのは清水一輝(LIFE,,,machinestore)、それに0.36秒差でディフェンディングチャンピオンの井本はじめ(Sram/Santacruz)が続いた。3番時計となる加藤将来(ACCEL)以降が2秒以上離れているところから現時点では上位二人の実力が飛び抜けているように見える。
本番当日の午前中に行われた予選では2位につけた加藤将来に2秒差をつけ、ただ一人2分10秒台を叩き出した清水。一方「体が疲れていたので少し抑えて走った」という井本は清水から4秒遅れの5位となった。
予選出走57人中上位31名が出走した決勝ラン。予選13番通過の泉野龍雅(Acciarpone racing)が2分11秒台を叩き出してホットシートに座るとそれを破るタイムを叩き出したのは井本。「後半にミスしてしまいイン側のラインに乗せられなかった」と言いつつも加藤のタイムを2秒近く更新する2分10秒台をマーク。息が上がったままホットシートで残り4人の結果を待つ。予選1位、最終走者の清水が0.5秒差に迫ったがタイムを更新できず井本の2連覇が決まった。
優勝した井本はじめのコメント
「このコースは短くてタイム差も少なくて、予選もあまり調子良くなくて、決勝は出し切っていい順位を残せて最高です。いつもサポートしてもらっているスポンサーの皆様、小川輪業の小川さん、ありがとうございます。また来年も頑張りますのでよろしくお願いします」
女子エリート:プレッシャーを跳ね除けた吉川の貫禄勝ち
8人が出走した女子エリートは、当初発表されたスタートリストに2年前まで女王の座に君臨していた末政実緒(ヨツバサイクル)があり、2年ぶりの走りが期待されたが、残念ながら練習中の怪我によりDNS。「プレッシャーでとても苦しかったです」と語ってくれた吉川千賀子(重力技研/DKMC)が予選、決勝ともに2位に大差をつけて2連覇を達成。3位にはジュニアカテゴリながら小林あか里(MTBクラブ安曇野)が入った。
優勝した吉川のコメント
「連覇がかかっていると思うと苦しかったです。よく動悸がしていました。気持ちが弱っていた中サポートしていただいた重力技研様、いつも一緒に走ってくれる方々、隣にいる2位になった岩崎選手に支えてもらって、いろんな方の力で優勝することができました。本当にありがとうございました」
クロスカントリー・エリミネーター:男子は澤木紀雄、女子は中島悠里が優勝
ダウンヒル競技終了後、クロスカントリーコースの一部を使用し、クロスカントリー・エリミネーターの全日本選手権が開催された。クロスカントリー・エリミネーターとは、800mほどのショートコースを一人一人タイムトライアル形式の予選を行い、その順位を元に4人ひと組の組み合わせでレースが行われ、上位2名が次のラウンドに進むことができる。最終的に4人で決勝レースを行い順位を決定するレース。
男子は19名が予選を行い上位16名が予選通過、女子は5名が予選に出走、上位通過の4名で決勝レースを争うことになった。
男子は4組のトーナメントに振り分けられ、予選を含むすべてのラウンドを1位通過した澤木紀雄(acu-power Racing Team)が優勝。「感無量です」と涙ながらに勝利の嬉しさを表現した。女子は高校生の中島悠里(maillot SY-Nak)が優勝。男子のレースを見て抜きどころを考えていたと冷静なレース運びだった。
朝のうちは高原特有の冷んやりした風により過ごしやすかったが、ダウンヒル予選が始まる11時には日差しが強く、誰もが「アツイ」を合言葉のように発していた。
男子エリート:井本はじめ辛勝ながら全日本選手権2連覇
開催日1日目はダウンヒル競技のタイムドセッション。この日一番時計を出したのは清水一輝(LIFE,,,machinestore)、それに0.36秒差でディフェンディングチャンピオンの井本はじめ(Sram/Santacruz)が続いた。3番時計となる加藤将来(ACCEL)以降が2秒以上離れているところから現時点では上位二人の実力が飛び抜けているように見える。
本番当日の午前中に行われた予選では2位につけた加藤将来に2秒差をつけ、ただ一人2分10秒台を叩き出した清水。一方「体が疲れていたので少し抑えて走った」という井本は清水から4秒遅れの5位となった。
予選出走57人中上位31名が出走した決勝ラン。予選13番通過の泉野龍雅(Acciarpone racing)が2分11秒台を叩き出してホットシートに座るとそれを破るタイムを叩き出したのは井本。「後半にミスしてしまいイン側のラインに乗せられなかった」と言いつつも加藤のタイムを2秒近く更新する2分10秒台をマーク。息が上がったままホットシートで残り4人の結果を待つ。予選1位、最終走者の清水が0.5秒差に迫ったがタイムを更新できず井本の2連覇が決まった。
優勝した井本はじめのコメント
「このコースは短くてタイム差も少なくて、予選もあまり調子良くなくて、決勝は出し切っていい順位を残せて最高です。いつもサポートしてもらっているスポンサーの皆様、小川輪業の小川さん、ありがとうございます。また来年も頑張りますのでよろしくお願いします」
女子エリート:プレッシャーを跳ね除けた吉川の貫禄勝ち
8人が出走した女子エリートは、当初発表されたスタートリストに2年前まで女王の座に君臨していた末政実緒(ヨツバサイクル)があり、2年ぶりの走りが期待されたが、残念ながら練習中の怪我によりDNS。「プレッシャーでとても苦しかったです」と語ってくれた吉川千賀子(重力技研/DKMC)が予選、決勝ともに2位に大差をつけて2連覇を達成。3位にはジュニアカテゴリながら小林あか里(MTBクラブ安曇野)が入った。
優勝した吉川のコメント
「連覇がかかっていると思うと苦しかったです。よく動悸がしていました。気持ちが弱っていた中サポートしていただいた重力技研様、いつも一緒に走ってくれる方々、隣にいる2位になった岩崎選手に支えてもらって、いろんな方の力で優勝することができました。本当にありがとうございました」
クロスカントリー・エリミネーター:男子は澤木紀雄、女子は中島悠里が優勝
ダウンヒル競技終了後、クロスカントリーコースの一部を使用し、クロスカントリー・エリミネーターの全日本選手権が開催された。クロスカントリー・エリミネーターとは、800mほどのショートコースを一人一人タイムトライアル形式の予選を行い、その順位を元に4人ひと組の組み合わせでレースが行われ、上位2名が次のラウンドに進むことができる。最終的に4人で決勝レースを行い順位を決定するレース。
男子は19名が予選を行い上位16名が予選通過、女子は5名が予選に出走、上位通過の4名で決勝レースを争うことになった。
男子は4組のトーナメントに振り分けられ、予選を含むすべてのラウンドを1位通過した澤木紀雄(acu-power Racing Team)が優勝。「感無量です」と涙ながらに勝利の嬉しさを表現した。女子は高校生の中島悠里(maillot SY-Nak)が優勝。男子のレースを見て抜きどころを考えていたと冷静なレース運びだった。
ダウンヒル結果 男子エリート
1位 | 井本はじめ(Sram/Santacruz) | 2:10.101 |
2位 | 清水一輝(LIFE…machinestore) | 2:10.616 |
3位 | 加藤将来(ACCEL) | 2:11.335 |
ダウンヒル結果 女子エリート
1位 | 吉川千香子(重力技研/DKMC) | 2:41.015 |
2位 | 岩崎美智恵(TRIPCYCLE GLOBAL RACING) | 2:52.777 |
3位 | 小林あか里(MTBクラブ安曇野) | 2:53.366 |
ダウンヒル結果 男子マスターズ
1位 | 竹本将史(TRIPCYCLE GLOBAL RACING) | 2:30.828 |
2位 | 深見直人(重力技研/GLcomponents) | 2:32.206 |
3位 | 望月克彦(MARSH/Body Architect) | 2:34.030 |
ダウンヒル結果 男子ユース
1位 | 齋木司(重力技研/八海山麓MTBパーク) | 2:37.770 |
2位 | 古城栄翔(COMMENCAL) | 2:49.590 |
3位 | 畑本光毅(アールズサイクル) | 3:01.660 |
ダウンヒル結果 女子ユース
1位 | 中島瞳(Limited Team 846 / Team-K) | 3:09.899 |
テクニカルデータ
コース長:1500m
スタート標高:1333m
フィニッシュ標高:1052m
コース長:1500m
スタート標高:1333m
フィニッシュ標高:1052m
エリミネーター結果 男子
1位 | 澤木紀雄(acu-power Racing Team) |
2位 | 中村龍吉(学法石川高等学校) |
3位 | 上野悠佑太(TEAM GRM) |
エリミネーター結果 女子
1位 | 中島悠里(maillot SY-Nak) |
2位 | 川崎路子(PAXPROJECT Ladies) |
3位 | 吉岡梨紗(PAXPROJECT Ladies) |
テクニカルデータ
コース長:762m
text&photo:Satoshi Oda
コース長:762m
text&photo:Satoshi Oda
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