2018/07/09(月) - 09:13
「マイヨジョーヌ着用は特別な経験。1日着るだけでもスペシャルなんだ」と語るのは、レインボージャージの上にイエロージャージを着たペテル・サガン。勝った選手、負けた選手、パンクや落車で勝負に絡めなかった選手など、ツール・ド・フランス第2ステージを走った選手のコメントを紹介します。
ステージ1位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
残り30kmからずっと集団先頭で走り続けてくれたチームメイトたちに感謝している。もっとイージーなレイアウトを予想していたけど、終盤は細かいアップダウンが続いてタフだった。スプリント開始を出来るだけ遅らせるのが吉だと判断して、先に仕掛けたデマールとデゲンコルプに飛びついたんだ。コルブレッリに追いつかれなくて本当に良かった。
マイヨジョーヌ着用は特別な経験。1日着るだけでもスペシャルなんだ。今日も沢山のファンが会場に駆けつけてくれた。今日は父親もいて、地元ジリナからやってきた多くの友人たちが見守ってくれていたので、最高の結果になったよ。この勝利を息子のマーロンに捧げたい。
明日のチームタイムトライアルでも総合リードを守りたい。不可能なことなんて無いのだから。
ステージ2位 ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
あと数メートルあれば結果は違っていたと思う。まだ序盤ステージなので選手全員がフレッシュで、誰もが前に上がろうとする難しいスプリント。しかも終盤にかけていくつか危険なコーナーがあるツールらしいステージだった。今日はペテル・サガンの番手につくことを心がけて、他の選手とかなり激しい位置取り争いをしてからスプリントを開始。先に仕掛けた彼の加速に対応して並ぶことができたけど、追い抜くことはできなかった。
最も強い選手が勝った。同時に自分のパフォーマンスにも自信を得たし、ツールの大集団スプリントで優勝争いに加わることは悪くない。今年のツールでバーレーン・メリダはヴィンチェンツォ・ニバリのためのメンバー編成を組んでいる。クイックステップフロアーズやボーラ・ハンスグローエのようなリードアウトトレインはないけど、ヴィンチェンツォのために常に集団前方をキープするチームの動きは自分のスプリントに有利に働いている。今日も最後までヴィンチェンツォが集団前方で走っているかを確認してスプリントに挑んだ。この先のステージでも挑戦を続けるよ。
ステージ3位 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
脚の調子は良かったし、勝つ自信があったので、前に誰もいなくなった残り250mの時点でスプリントを開始した。ステージ3位という結果は悪くないし、満足している。ステージ優勝に手が届く場所にいなければステージ3位に入ることだって不可能だから。
落車でマイヨジョーヌを失ったフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
勝つこともあれば、落車に巻き込まれることもある。それがサイクリングなんだ。チームは最高の働きをしてくれたけど、残り2kmのコーナーで転倒した前走者に突っ込んでしまった。マイヨジョーヌで走るステージを楽しめたし、本当にファンタスティックだった。マイヨジョーヌを獲得したペテル・サガンを祝福したい。
マイヨジョーヌを失ったけど、おかげでチームメイトたちと一緒にチームバスでホテルに帰ることができる。明日のチームタイムトライアルは大きな試練になるはず。チームとして自信を持って挑んで、良い結果をつかみたい。
ボーナスタイム1秒を獲得したゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)
今日はトラブルなく走りきることが最優先事項だった。落車が続いた昨日のステージの影響で、今日は集団内がよりナーバスな状態だったと思う。誰もが集団の前へ前へと上がろうとして、とても混沌とした状態だった。誰もボーナスポイントで動こうとしなかったので、フィリップ・ジルベールに付いて行ったらボーナスタイム1秒を獲得。全くと言っていいほど力を使わずに1秒ゲットした。
マイヨアポワを獲得したディオン・スミス(ニュージーランド、ワンティ・グループゴベール)
ツールの表彰台に登るのは特別な経験だった。そしてニュージーランド人として初めてマイヨアポワを着るなんて。今日は最初からマイヨアポワ狙いで、少なくとも山岳ポイントを獲得してから集団に戻って体力を温存する作戦だった。明日のチームタイムトライアルでジャージを失うことはないけど、明後日以降も山岳賞のリードをキープしたい。チームにはギヨーム・マルタンという総合エースがいるのでチームタイムトライアルはとても大切。チームメンバー全員がフレッシュな状態を保つことが重要なので、今日はチームの指示で集団に戻ったんだ。
パンクによってチャンスを逃したマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)
ラウンドアバウトを取り越える時に段差にひっかけてパンクしてしまった。もちろんこの結果は残念以外の何ものでもない。今日は一旦集団から離れてしまうと復帰できないレイアウトだった。仮に復帰できていたとしてもかなりのエネルギーを使っていたと思う。
残り2km地点で落車したクリストフ・ラポルト(フランス、コフィディス)
何度もコースをチェックして、良いポジションにつけた状態でスプリントに向かっていたので、チャンスを失ったことを残念に思う。コーナーの内側を鋭く曲がろうとした選手が曲がりきれずに転倒して、自分の目の前に転がり込んできた。どうすることもできず、背中から地面に叩きつけられたんだ。どこも骨折していないけど、深く息ができず、左脚で強く踏み込めない。幸い擦過傷は少ないので、早く落車のダメージから回復して再び集団スプリントに挑みたい。
text:Kei Tsuji in La Roche sur Yon, France
ステージ1位 ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)
残り30kmからずっと集団先頭で走り続けてくれたチームメイトたちに感謝している。もっとイージーなレイアウトを予想していたけど、終盤は細かいアップダウンが続いてタフだった。スプリント開始を出来るだけ遅らせるのが吉だと判断して、先に仕掛けたデマールとデゲンコルプに飛びついたんだ。コルブレッリに追いつかれなくて本当に良かった。
マイヨジョーヌ着用は特別な経験。1日着るだけでもスペシャルなんだ。今日も沢山のファンが会場に駆けつけてくれた。今日は父親もいて、地元ジリナからやってきた多くの友人たちが見守ってくれていたので、最高の結果になったよ。この勝利を息子のマーロンに捧げたい。
明日のチームタイムトライアルでも総合リードを守りたい。不可能なことなんて無いのだから。
ステージ2位 ソニー・コルブレッリ(イタリア、バーレーン・メリダ)
あと数メートルあれば結果は違っていたと思う。まだ序盤ステージなので選手全員がフレッシュで、誰もが前に上がろうとする難しいスプリント。しかも終盤にかけていくつか危険なコーナーがあるツールらしいステージだった。今日はペテル・サガンの番手につくことを心がけて、他の選手とかなり激しい位置取り争いをしてからスプリントを開始。先に仕掛けた彼の加速に対応して並ぶことができたけど、追い抜くことはできなかった。
最も強い選手が勝った。同時に自分のパフォーマンスにも自信を得たし、ツールの大集団スプリントで優勝争いに加わることは悪くない。今年のツールでバーレーン・メリダはヴィンチェンツォ・ニバリのためのメンバー編成を組んでいる。クイックステップフロアーズやボーラ・ハンスグローエのようなリードアウトトレインはないけど、ヴィンチェンツォのために常に集団前方をキープするチームの動きは自分のスプリントに有利に働いている。今日も最後までヴィンチェンツォが集団前方で走っているかを確認してスプリントに挑んだ。この先のステージでも挑戦を続けるよ。
ステージ3位 アルノー・デマール(フランス、グルパマFDJ)
脚の調子は良かったし、勝つ自信があったので、前に誰もいなくなった残り250mの時点でスプリントを開始した。ステージ3位という結果は悪くないし、満足している。ステージ優勝に手が届く場所にいなければステージ3位に入ることだって不可能だから。
落車でマイヨジョーヌを失ったフェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ)
勝つこともあれば、落車に巻き込まれることもある。それがサイクリングなんだ。チームは最高の働きをしてくれたけど、残り2kmのコーナーで転倒した前走者に突っ込んでしまった。マイヨジョーヌで走るステージを楽しめたし、本当にファンタスティックだった。マイヨジョーヌを獲得したペテル・サガンを祝福したい。
マイヨジョーヌを失ったけど、おかげでチームメイトたちと一緒にチームバスでホテルに帰ることができる。明日のチームタイムトライアルは大きな試練になるはず。チームとして自信を持って挑んで、良い結果をつかみたい。
ボーナスタイム1秒を獲得したゲラント・トーマス(イギリス、チームスカイ)
今日はトラブルなく走りきることが最優先事項だった。落車が続いた昨日のステージの影響で、今日は集団内がよりナーバスな状態だったと思う。誰もが集団の前へ前へと上がろうとして、とても混沌とした状態だった。誰もボーナスポイントで動こうとしなかったので、フィリップ・ジルベールに付いて行ったらボーナスタイム1秒を獲得。全くと言っていいほど力を使わずに1秒ゲットした。
マイヨアポワを獲得したディオン・スミス(ニュージーランド、ワンティ・グループゴベール)
ツールの表彰台に登るのは特別な経験だった。そしてニュージーランド人として初めてマイヨアポワを着るなんて。今日は最初からマイヨアポワ狙いで、少なくとも山岳ポイントを獲得してから集団に戻って体力を温存する作戦だった。明日のチームタイムトライアルでジャージを失うことはないけど、明後日以降も山岳賞のリードをキープしたい。チームにはギヨーム・マルタンという総合エースがいるのでチームタイムトライアルはとても大切。チームメンバー全員がフレッシュな状態を保つことが重要なので、今日はチームの指示で集団に戻ったんだ。
パンクによってチャンスを逃したマルセル・キッテル(ドイツ、カチューシャ・アルペシン)
ラウンドアバウトを取り越える時に段差にひっかけてパンクしてしまった。もちろんこの結果は残念以外の何ものでもない。今日は一旦集団から離れてしまうと復帰できないレイアウトだった。仮に復帰できていたとしてもかなりのエネルギーを使っていたと思う。
残り2km地点で落車したクリストフ・ラポルト(フランス、コフィディス)
何度もコースをチェックして、良いポジションにつけた状態でスプリントに向かっていたので、チャンスを失ったことを残念に思う。コーナーの内側を鋭く曲がろうとした選手が曲がりきれずに転倒して、自分の目の前に転がり込んできた。どうすることもできず、背中から地面に叩きつけられたんだ。どこも骨折していないけど、深く息ができず、左脚で強く踏み込めない。幸い擦過傷は少ないので、早く落車のダメージから回復して再び集団スプリントに挑みたい。
text:Kei Tsuji in La Roche sur Yon, France
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