逃げ切り決着となったツール・ド・ラ・プロヴァンス第3ステージはアクセル・ローランス(フランス、イネオス・グレナディアーズ)が勝利し、マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)が新チームでの初戦で総合優勝を決めた。

9名による逃げグループ photo:Le Tour de La Provence
その名の通り、南フランスのプロヴァンスで行われているツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)は最終日を迎えた。205.1kmのロングコースは序盤のアップダウンと中央の丘を除けば平坦路。大会初日で活躍できなかったスプリンターの出番と予想されたものの、横風分断(エシュロン)が展開を一変させた。
前日勝者で総合リーダーのマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)を先頭にスタートしたレースは、約50km地点でエシュロンが発生。分断から9名が逃げ、ワールドチームからは地元フランス出身のアクセル・ローランス(イネオス・グレナディアーズ)とサム・オーメン(オランダ、リドル・トレック)が入る。最も総合タイムが良いオーメンでも2分22秒差だったため、デカトロンが先導するメイン集団は差を1分前後まで詰めた上で、逃げ切りを容認するようなペースメイクを見せた。

総合リーダージャージを着て走るマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) photo:Le Tour de La Provence
好機を得た逃げ集団ではサイモン・カー(イギリス、コフィディス)などが飛び出すものの、決定打とはならない。初日に続く勝利を得るべくアタックしたダニエル・オールネス(ノルウェー、ヴァンリーゼル・ルーベ)には、スプリントに長けたローランスが反応。小さなリードを得て迎えた残り1.3km地点で、先頭のオールネスはラウンドアバウトで左をチョイスしたものの、ローランスは最短である右を選ぶと、それをチャンスと見て踏み込んだ。
後続がオールネスを捉えた一方で、思わぬ形で単独先頭に立ったローランスがリードをキープ。逃げ集団はもちろん、後方からプロトンも迫るなか、最終コーナー手前で後ろを振り返ったローランスが、そのままフィニッシュラインを通過した。

雄叫びを上げ、フィニッシュしたアクセル・ローランス(フランス、イネオス・グレナディアーズ) photo:Le Tour de La Provence
「最後に勝ってから長い時間が経っていたので、本当に嬉しい勝利。逃げ集団で自分が一番強くて速いと思っていた。誰も僕と一緒にフィニッシュしたくないだろうと思い、難しい勝負になると思っていた。だけど自分を信じ、集団後方で(他の選手の)アタックを待ち、後続から全力で踏み込んだんだ」と、レースを振り返ったローランス。その言葉通り、これが2024年5月のツアー・オブ・ノルウェーでの総合優勝以来、約2年ぶりの勝利となった。
そして総合優勝は、14秒遅れでやってきたプロトン内でフィニッシュしたリッチテッロの手に。イスラエル・プレミアテック(現NSNサイクリングチーム)から今年移籍し、初戦で早速結果をもたらしたリッチテッロは、「このチームの一員となれて嬉しい。こんな形でシーズンをスタートできて最高に気分がいいよ」と喜んだ。

フランス籍チームに加入し、早速嬉しい総合優勝を決めたマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) photo:Le Tour de La Provence

その名の通り、南フランスのプロヴァンスで行われているツール・ド・ラ・プロヴァンス(UCI2.1)は最終日を迎えた。205.1kmのロングコースは序盤のアップダウンと中央の丘を除けば平坦路。大会初日で活躍できなかったスプリンターの出番と予想されたものの、横風分断(エシュロン)が展開を一変させた。
前日勝者で総合リーダーのマシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM)を先頭にスタートしたレースは、約50km地点でエシュロンが発生。分断から9名が逃げ、ワールドチームからは地元フランス出身のアクセル・ローランス(イネオス・グレナディアーズ)とサム・オーメン(オランダ、リドル・トレック)が入る。最も総合タイムが良いオーメンでも2分22秒差だったため、デカトロンが先導するメイン集団は差を1分前後まで詰めた上で、逃げ切りを容認するようなペースメイクを見せた。

好機を得た逃げ集団ではサイモン・カー(イギリス、コフィディス)などが飛び出すものの、決定打とはならない。初日に続く勝利を得るべくアタックしたダニエル・オールネス(ノルウェー、ヴァンリーゼル・ルーベ)には、スプリントに長けたローランスが反応。小さなリードを得て迎えた残り1.3km地点で、先頭のオールネスはラウンドアバウトで左をチョイスしたものの、ローランスは最短である右を選ぶと、それをチャンスと見て踏み込んだ。
後続がオールネスを捉えた一方で、思わぬ形で単独先頭に立ったローランスがリードをキープ。逃げ集団はもちろん、後方からプロトンも迫るなか、最終コーナー手前で後ろを振り返ったローランスが、そのままフィニッシュラインを通過した。

「最後に勝ってから長い時間が経っていたので、本当に嬉しい勝利。逃げ集団で自分が一番強くて速いと思っていた。誰も僕と一緒にフィニッシュしたくないだろうと思い、難しい勝負になると思っていた。だけど自分を信じ、集団後方で(他の選手の)アタックを待ち、後続から全力で踏み込んだんだ」と、レースを振り返ったローランス。その言葉通り、これが2024年5月のツアー・オブ・ノルウェーでの総合優勝以来、約2年ぶりの勝利となった。
そして総合優勝は、14秒遅れでやってきたプロトン内でフィニッシュしたリッチテッロの手に。イスラエル・プレミアテック(現NSNサイクリングチーム)から今年移籍し、初戦で早速結果をもたらしたリッチテッロは、「このチームの一員となれて嬉しい。こんな形でシーズンをスタートできて最高に気分がいいよ」と喜んだ。

ツール・ド・ラ・プロヴァンス2026第3ステージ結果
| 1位 | アクセル・ローランス(フランス、イネオス・グレナディアーズ) | 4:28:21 |
| 2位 | マキシム・ドゥコンブル(フランス、グルパマFDJユナイテッド) | +0:04 |
| 3位 | ロレンゾ・マンザン(フランス、トタルエネルジー) |
個人総合成績
| 1位 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) | 12:58:49 |
| 2位 | カルロス・ロドリゲス(スペイン、イネオス・グレナディアーズ) | +0:04 |
| 3位 | ブランドン・リベラ(コロンビア、イネオス・グレナディアーズ) | +0:20 |
その他の特別賞
| ポイント賞 | アルノー・テンドン(スイス、ヴァンリーゼル・ルーベ) |
| 山岳賞 | マシュー・リッチテッロ(アメリカ、デカトロンCMA CGM) |
| ヤングライダー賞 | レミ・ドマ(フランス、グルパマFDJユナイテッド) |
| チーム総合成績 | イネオス・グレナディアーズ |
text:Sotaro.Arakawa
photo:CorVos, Le Tour de La Provence
photo:CorVos, Le Tour de La Provence
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