ロード・タイムトライアルの全日本選手権が、明日17日に石川県志賀町で開催される。コースの紹介と、確定した出場選手から見どころを紹介しよう。




今年のロードレースの全日本選手権は、明日17日に石川県志賀町でタイムトライアル、翌週の22日から24日に島根県益田市でロードレースが開催される。

コース アップダウンの攻略がカギとなるか

スタート直後の下りスタート直後の下り photo:Satoru Kato
短距離のアップダウンが繰り返される区間短距離のアップダウンが繰り返される区間 photo:Satoru Kato
タイムトライアルのコースは、能登半島の西側、金沢市から車で1時間ほどの場所に位置する志賀町の公道に設定された1周13.1km。スタート直後3kmほどは平坦だが、その後7kmほどは丘越えのような短いアップダウンが繰り返される。ここでのタイム差が大きく影響しそうだ。また、天候によっては風が強くなることもあるようで、出走順によって影響が出ることも考えられる。



出場選手

昨年2位の佐野淳哉(マトリックスパワータグ)昨年2位の佐野淳哉(マトリックスパワータグ) photo:Hideaki TAKAGI昨年3位の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)昨年3位の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン) photo:Hideaki TAKAGI

男子エリートは、昨年のタイムトライアルチャンピオン・西薗良太が引退したことから空位となっていたチャンピオンの座を争うことになる。昨年2位の佐野淳哉(マトリックスパワータグ)、3位の小野寺玲(宇都宮ブリッツェン)は、共に今シーズン序盤から好調を維持しており、優勝候補の筆頭に挙げられるだろう。小野寺のチームメイトであり、昨年4位の岡篤志も同様に好調を維持している。一方、近谷涼、橋本英也ら、チームブリヂストンサイクリングのトラック班のエントリーにも注目だ。

昨年優勝の與那嶺恵理 連覇を伸ばすか昨年優勝の與那嶺恵理 連覇を伸ばすか photo:Hideaki TAKAGI昨年3位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)昨年3位の唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム) photo:Hideaki TAKAGI

女子は與那嶺恵理(ウィグル・ハイファイブ)が連覇の数字を伸ばせるのかが焦点。唐見実世子(弱虫ペダルサイクリングチーム)や、今年からフランスで走る福田咲絵(Elles Pays de la Loire)らがどこまで対抗できるか注目したい。

昨年男子ジュニア優勝の松田祥位はU23に出場昨年男子ジュニア優勝の松田祥位はU23に出場 photo:Hideaki TAKAGI梶原悠未(筑波大学)は女子U23に出場梶原悠未(筑波大学)は女子U23に出場 photo:Hideaki TAKAGI

男子U23は、昨年男子ジュニアでU23より速いタイムを出して見せた松田祥位(EQADS)をはじめ、石上優大(AVC AIX EN PROVENCS)、渡邉歩(GSC Blagnac Velo Sport31)、中村圭佑(USSA Pavilly Barentin)ら、フランスで走るメンバーと、昨年2位の石原悠希(順天堂大学)、学生選手権タイムトライアル2位の中川拳(早稲田大学)らが注目どころだ。

今年から設定された女子U23は、梶原悠未(筑波大学)と、昨年ジュニア+U17で優勝の下山美寿々(早稲田大学)の対決となるか。

その他カテゴリーでは、女子ジュニア+U17は昨年2位の石上夢乃(横浜創学館高校)、男子ジュニアは福田圭晃(横浜高校)と、小野寺慶(ブラウブリッツェン)、男子男子U17+U15は昨年優勝の津田悠義(三好高校)らが優勝候補として挙げられる。

なお、当初発表されていたエントリーリストでは、松田祥位と梶原悠未がそれぞれエリートに出場となっていたが、U23での出走となる。



スタートは午前8時45分から。タイムスケジュールは以下の通り。

8:45 男子U17+U15(13.1km)
9:00 女子ジュニア+U17(13.1km)
9:10 男子ジュニア(13.1km)
9:40 男子U23 第1ウェーブ(26.2km)
10:25 男子U23 第2ウェーブ
11:05 女子U23(13.1km)
11:10 女子エリート(26.2km)
11:45 パラサイクリング(13.1km)
12:40 男子エリート第1ウェーブ(39.3km)
13:35 男子エリート第2ウェーブ
14:40 男子エリート第3ウェーブ

text:Satoru Kato

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