2018/06/06(水) - 20:51
ドイツのサンウェブがツール・ド・フランスの暫定出場メンバー12名を発表した。ジロ・デ・イタリアを総合2位で終えたトム・デュムラン(オランダ)や2017年マイヨヴェール獲得のマイケル・マシューズ(オーストラリア)もメンバー入りしている。
ジロ総合2位のデュムランがツールのスタートラインに並ぶ。サンウェブが今回発表したのはデュムランを中心に据えた12名の暫定メンバーで、最終的にチームはこの中から8名を選び出す。これからはアシスト選手を選定する作業に入るが、デュムランの出場は確定していると言っていいだろう。
「チームとしてジロで残した成績を誇りに思っており、ツールでの成績はボーナスのようなもの。自分のシーズンはジロにフォーカスしていたので、ジロが閉幕するまでチームはツールについての一切の決断を控えていた。ジロが終わった今、チームは総合成績を狙える布陣でツールに挑むものの、具体的な目標順位は掲げていない。グランツールで2戦連続総合成績を狙うのは自分にとってもチームにとっても初めての経験であり、将来に向けて貴重な経験を得ることができるだろう」とデュムランは語っている。
デュムランは2016年以来のジロ=ツール連戦出場となる。当時はジロとツールの双方でステージ優勝を飾りながらも途中リタイア。2017年は総合優勝したジロに集中したためツール出場はパスした。その後、ロード世界選手権の個人タイムトライアルとチームタイムトライアルで金メダルを獲得している。
山岳ステージでデュムランを支えるのは、自身も総合成績を狙うことができるウィルコ・ケルデルマン(オランダ)やベテランのローレンス・テンダム(オランダ)ら。ジロを終えて現在休養中のデュムランは来週フランスのラ・プラーニュで高地トレーニングキャンプを行い、そのキャンプ期間中にツールの重要な山岳ステージを試走する予定だ。
さらに2017年にマイヨヴェールを獲得したマイケル・マシューズ(オーストラリア)も暫定メンバーに入った。マシューズは「昨年チームはステージ4勝と2つの特別賞ジャージ獲得という完璧な結果を残した。今年はチームの最大の目標である総合成績をサポートしながら、登りスプリントでステージ優勝を狙う。良いトレーニングを積んできたので、今週のツール・ド・スイスで強度を上げて仕上げたい」とコメント。ニキアス・アルント(ドイツ)やフィル・バウハウス(ドイツ)、エドワード・トゥーンス(ベルギー)といったスプリンターも暫定メンバー入りしている。
チームコーチを務めるトム・フィーラースは「今回選んだメンバーは全員ツールで戦える選手たち。今年は総合成績を狙いながら、少し難易度の高いスプリントステージで優勝を狙う。もちろん世界チャンピオンとしてチームタイムトライアルでも成績を残したい。チームにとってツールで総合成績を狙うのは初めての経験であり、将来を見据えた長期的な挑戦として捉えている」と語っている。
サンウェブ暫定メンバー
トム・デュムラン(オランダ)
マイケル・マシューズ(オーストラリア)
ソーレンクラーク・アンデルセン(デンマーク)
ニキアス・アルント(ドイツ)
フィル・バウハウス(ドイツ)
ロイ・カーヴァス(オランダ)
ローレンス・テンダム(オランダ)
サイモン・ゲシュケ(ドイツ)
チャド・ハガ(アメリカ)
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)
エドワード・トゥーンス(ベルギー)
text:Kei Tsuji
ジロ総合2位のデュムランがツールのスタートラインに並ぶ。サンウェブが今回発表したのはデュムランを中心に据えた12名の暫定メンバーで、最終的にチームはこの中から8名を選び出す。これからはアシスト選手を選定する作業に入るが、デュムランの出場は確定していると言っていいだろう。
「チームとしてジロで残した成績を誇りに思っており、ツールでの成績はボーナスのようなもの。自分のシーズンはジロにフォーカスしていたので、ジロが閉幕するまでチームはツールについての一切の決断を控えていた。ジロが終わった今、チームは総合成績を狙える布陣でツールに挑むものの、具体的な目標順位は掲げていない。グランツールで2戦連続総合成績を狙うのは自分にとってもチームにとっても初めての経験であり、将来に向けて貴重な経験を得ることができるだろう」とデュムランは語っている。
デュムランは2016年以来のジロ=ツール連戦出場となる。当時はジロとツールの双方でステージ優勝を飾りながらも途中リタイア。2017年は総合優勝したジロに集中したためツール出場はパスした。その後、ロード世界選手権の個人タイムトライアルとチームタイムトライアルで金メダルを獲得している。
山岳ステージでデュムランを支えるのは、自身も総合成績を狙うことができるウィルコ・ケルデルマン(オランダ)やベテランのローレンス・テンダム(オランダ)ら。ジロを終えて現在休養中のデュムランは来週フランスのラ・プラーニュで高地トレーニングキャンプを行い、そのキャンプ期間中にツールの重要な山岳ステージを試走する予定だ。
さらに2017年にマイヨヴェールを獲得したマイケル・マシューズ(オーストラリア)も暫定メンバーに入った。マシューズは「昨年チームはステージ4勝と2つの特別賞ジャージ獲得という完璧な結果を残した。今年はチームの最大の目標である総合成績をサポートしながら、登りスプリントでステージ優勝を狙う。良いトレーニングを積んできたので、今週のツール・ド・スイスで強度を上げて仕上げたい」とコメント。ニキアス・アルント(ドイツ)やフィル・バウハウス(ドイツ)、エドワード・トゥーンス(ベルギー)といったスプリンターも暫定メンバー入りしている。
チームコーチを務めるトム・フィーラースは「今回選んだメンバーは全員ツールで戦える選手たち。今年は総合成績を狙いながら、少し難易度の高いスプリントステージで優勝を狙う。もちろん世界チャンピオンとしてチームタイムトライアルでも成績を残したい。チームにとってツールで総合成績を狙うのは初めての経験であり、将来を見据えた長期的な挑戦として捉えている」と語っている。
サンウェブ暫定メンバー
トム・デュムラン(オランダ)
マイケル・マシューズ(オーストラリア)
ソーレンクラーク・アンデルセン(デンマーク)
ニキアス・アルント(ドイツ)
フィル・バウハウス(ドイツ)
ロイ・カーヴァス(オランダ)
ローレンス・テンダム(オランダ)
サイモン・ゲシュケ(ドイツ)
チャド・ハガ(アメリカ)
ウィルコ・ケルデルマン(オランダ)
エドワード・トゥーンス(ベルギー)
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