2018/05/20(日) - 18:45
日本最大のステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開幕。大阪府堺市で開催された第1ステージのタイムトライアルでJLTコンドールのイアン・ビビー(イギリス)が優勝した。
日本最大にして国内最高峰となるUCI2.1クラスのステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開幕した。
初日の第1ステージは、自転車部品メーカー「シマノ」のお膝元でもある大阪府堺市での個人タイムトライアル。コースそのものは昨年までと変わらないものの、会場となる大仙公園の南側にスタート・フィニッシュ地点が移動された。また、スタートとフィニッシュが分けられたため距離は若干短くなり、2.6kmのタイムトライアルとなる。
今年もタイムトライアルに先立ち、ツアー・オブ・ジャパン出場選手による「堺国際クリテリウム」が午前中に開催された。タイムトライアルと同じコースを10周するレースは、序盤に先行した8人が最後まで逃げ切り、スプリント勝負を制した原田裕成(チームブリヂストンサイクリング)が優勝した。
タイムトライアルはイアン・ビビーが優勝 岡篤志が5位
午後からは本番のタイムトライアル。30秒間隔で16チーム94人が出走していく。
13番目にスタートしたグレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ)が、3分14秒55で暫定トップ。このタイムはしばらく更新されないまま、後半のスタート順に進む。
60番目にスタートしたミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー)が、3分13秒73を出してトップタイムを更新。さらに67番目にスタートしたオリバー・ウッド(イギリス、JLTコンドール)が3分13秒24と、僅かに上回ってトップタイムを更新。スタート順終盤に向けてトップが目まぐるしく入れ替わる。
そして、最後から12番目となる83番目スタートのイアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール)が、3分12秒00を出してトップタイムを大きく更新する。JLTコンドールのワン・ツーで終わるかと思われたが、マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ)が、3分13秒05を出して2位に割り込む。その後トップタイムの更新はなく、ビビーのステージ優勝が決まった。
日本人選手では岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が3分13秒80で5位に入り、日本最高位となった。
堺ステージ優勝、イアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール)のコメント
「日本に来るのをチーム全員で楽しみにしていたので、初日から勝ててハッピーだ。過去にもこのような短距離のタイムトライアルで表彰台に乗ったことがあるので、ベストを尽くせば勝てる可能性はあると思っていた。チームはクライマーもスプリンターも揃えてきているので、ステージ優勝も総合優勝も狙える。ツアー・オブ・ジャパンは富士山ステージがハードだと聞いているが、富士山も含めて勝てるところで狙っていきたい」
日本最大にして国内最高峰となるUCI2.1クラスのステージレース「ツアー・オブ・ジャパン」が開幕した。
初日の第1ステージは、自転車部品メーカー「シマノ」のお膝元でもある大阪府堺市での個人タイムトライアル。コースそのものは昨年までと変わらないものの、会場となる大仙公園の南側にスタート・フィニッシュ地点が移動された。また、スタートとフィニッシュが分けられたため距離は若干短くなり、2.6kmのタイムトライアルとなる。
今年もタイムトライアルに先立ち、ツアー・オブ・ジャパン出場選手による「堺国際クリテリウム」が午前中に開催された。タイムトライアルと同じコースを10周するレースは、序盤に先行した8人が最後まで逃げ切り、スプリント勝負を制した原田裕成(チームブリヂストンサイクリング)が優勝した。
タイムトライアルはイアン・ビビーが優勝 岡篤志が5位
午後からは本番のタイムトライアル。30秒間隔で16チーム94人が出走していく。
13番目にスタートしたグレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ)が、3分14秒55で暫定トップ。このタイムはしばらく更新されないまま、後半のスタート順に進む。
60番目にスタートしたミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー)が、3分13秒73を出してトップタイムを更新。さらに67番目にスタートしたオリバー・ウッド(イギリス、JLTコンドール)が3分13秒24と、僅かに上回ってトップタイムを更新。スタート順終盤に向けてトップが目まぐるしく入れ替わる。
そして、最後から12番目となる83番目スタートのイアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール)が、3分12秒00を出してトップタイムを大きく更新する。JLTコンドールのワン・ツーで終わるかと思われたが、マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ)が、3分13秒05を出して2位に割り込む。その後トップタイムの更新はなく、ビビーのステージ優勝が決まった。
日本人選手では岡篤志(宇都宮ブリッツェン)が3分13秒80で5位に入り、日本最高位となった。
堺ステージ優勝、イアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール)のコメント
「日本に来るのをチーム全員で楽しみにしていたので、初日から勝ててハッピーだ。過去にもこのような短距離のタイムトライアルで表彰台に乗ったことがあるので、ベストを尽くせば勝てる可能性はあると思っていた。チームはクライマーもスプリンターも揃えてきているので、ステージ優勝も総合優勝も狙える。ツアー・オブ・ジャパンは富士山ステージがハードだと聞いているが、富士山も含めて勝てるところで狙っていきたい」
ツアー・オブ・ジャパン2018 堺ステージ(2.6km 個人タイムトライアル) 結果
1位 | イアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール) | 3分12秒 |
2位 | マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ) | +1秒5 |
3位 | オリバー・ウッド(イギリス、JLTコンドール) | +1秒24 |
4位 | ミッヘル・ライム(エストニア、イスラエルサイクリングアカデミー) | +1秒73 |
5位 | 岡 篤志(宇都宮ブリッツェン) | +1秒80 |
6位 | キャメロン・バイパー(アメリカ、チームイルミネイト) | +2秒14 |
7位 | グレガ・ボーレ(スロベニア、バーレーン・メリダ) | +2秒55 |
8位 | アンソニー・ジャコッポ(オーストリア、ベネロング・スイスウェルネス) | +2秒59 |
9位 | タイラー・ウィリアムズ(アメリカ、イスラエルサイクリングアカデミー) | +2秒78 |
10位 | レイモンド・クレダー(オランダ、チーム右京) | +2秒99 |
ポイント賞(堺ステージ終了時)
1位 | イアン・ビビー(イギリス、JLTコンドール) | 10p |
2位 | マルコ・カノラ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ・エウロパオヴィーニ) | 9p |
3位 | オリバー・ウッド(イギリス、JLTコンドール) | 7p |
チーム総合時間賞(堺ステージ終了時)
1位 | JLTコンドール | 9分40秒 |
2位 | ベネロング・スイスウェルネス | +4秒 |
3位 | イスラエルサイクリングアカデミー | +6秒 |
text&photo:Satoru Kato
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