2018/05/16(水) - 09:00
ジップよりカチューシャ・アルペシンやキャニオン・スラムもレースで使用している「454 NSW」のチューブラーモデルが登場。最先端の特殊波状リムを使用することで、優れたエアロダイナミクス性能を獲得したハイエンドプロユースモデルだ。
アメリカ・インディアナポリスに拠点を構えるパーツメーカー、ZIPP(ジップ)。第1次エアロブームが自転車界を席巻していた1988年にカーボンディスクホイールを発表し、その後も3バトンホイールやディープリムホイール、Y字カーボンフレーム、リムへのディンプル加工などエアロダイナミクスを徹底的に追求し、最速を目指してきたブランドである。
2017年には革新的なリム形状を有した454NSWをリリース。生物の構造や機能、生産プロセスなどから着想を得るバイオミメティクス(生物模倣技術)をリムデザインに取り入れることで、従来のリム形状では得られなかった高いエアロ効果を実現したホイールだ。今回はその454NSWに、プロ供給用仕様のチューブラーモデルがラインアップに追加された。
最も特徴的なのは、そのリムデザイン。ザトウクジラのヒレにインスピレーションを受けたという「SawTooth」と名付けられたリムは、最低部53mm、最高部58mmと高低差を持たせたノコギリ形状に仕上げられる。その上、リム表面にはジップのお家芸とも言えるディンプル加工が施されるが、「Firecrest」シリーズに採用されていたノーマルな丸形状ではなく、HexFin ABLCディンプルと呼ばれる六角形状の特殊な表面加工が施されている。
「SawTooth」と「HexFin」という2つの特徴的なリムデザインを合わせた「HyperFoils」テクノロジーにより、圧倒的な空気抵抗の低減とあらゆるヨー角からの風への対応力の強化を実現。ホイール周りのエアロダイナミクス性能を飛躍的に向上させている。
またリムへロゴデカールを直接レーザープリントする「ImPress」も空気抵抗を抑えるための工夫だ。ブレーキトラックには硬度・耐熱性に優れる炭化ケイ素コーティングを施すとともに、波状の溝を設けた「Showstopper」デザインが採用され、アルミリムよりも高い制動力を発揮するのだという。
ハブはNSWシリーズのために新開発された「Cognition」ハブ。「Axial Clutch」という2枚のクラッチを噛み合わせることで、駆動時には高いパワー伝達性を備える一方、空走時には磁力で非接触状態にすることで、回転性能を高めるという独自のフリー機構を搭載している。
今回追加されたチューブラーモデルには、リムブレーキモデルとディスクブレーキモデルがラインアップされる。ディスクブレーキモデルのローター固定方式はセンターロックだ。価格はフロント238,600円(税抜)、リアが290,500円(税抜)である。
ジップ 454 NSW チューブラー
ブレーキ:リムモデル、ディスクモデル
リムハイト:53~58mm
リム最大幅:26.5mm
重量:リムブレーキ1435g(フロント640g、リア795g)
ディスクブレーキ1515g(フロント685g、リア830g)
フリー:シマノ・スラム/カンパニョーロ 10-11速対応
付属品:ホイールバッグ、チタンクイックリリース、バルブエクステンダー、ブレーキシュー、スルーアクスル用エンドキャップ(ディスクブレーキモデルのみ)
価 格:529,100円(税抜)(フロント238,600円、リア290,500円)
アメリカ・インディアナポリスに拠点を構えるパーツメーカー、ZIPP(ジップ)。第1次エアロブームが自転車界を席巻していた1988年にカーボンディスクホイールを発表し、その後も3バトンホイールやディープリムホイール、Y字カーボンフレーム、リムへのディンプル加工などエアロダイナミクスを徹底的に追求し、最速を目指してきたブランドである。
2017年には革新的なリム形状を有した454NSWをリリース。生物の構造や機能、生産プロセスなどから着想を得るバイオミメティクス(生物模倣技術)をリムデザインに取り入れることで、従来のリム形状では得られなかった高いエアロ効果を実現したホイールだ。今回はその454NSWに、プロ供給用仕様のチューブラーモデルがラインアップに追加された。
最も特徴的なのは、そのリムデザイン。ザトウクジラのヒレにインスピレーションを受けたという「SawTooth」と名付けられたリムは、最低部53mm、最高部58mmと高低差を持たせたノコギリ形状に仕上げられる。その上、リム表面にはジップのお家芸とも言えるディンプル加工が施されるが、「Firecrest」シリーズに採用されていたノーマルな丸形状ではなく、HexFin ABLCディンプルと呼ばれる六角形状の特殊な表面加工が施されている。
「SawTooth」と「HexFin」という2つの特徴的なリムデザインを合わせた「HyperFoils」テクノロジーにより、圧倒的な空気抵抗の低減とあらゆるヨー角からの風への対応力の強化を実現。ホイール周りのエアロダイナミクス性能を飛躍的に向上させている。
またリムへロゴデカールを直接レーザープリントする「ImPress」も空気抵抗を抑えるための工夫だ。ブレーキトラックには硬度・耐熱性に優れる炭化ケイ素コーティングを施すとともに、波状の溝を設けた「Showstopper」デザインが採用され、アルミリムよりも高い制動力を発揮するのだという。
ハブはNSWシリーズのために新開発された「Cognition」ハブ。「Axial Clutch」という2枚のクラッチを噛み合わせることで、駆動時には高いパワー伝達性を備える一方、空走時には磁力で非接触状態にすることで、回転性能を高めるという独自のフリー機構を搭載している。
今回追加されたチューブラーモデルには、リムブレーキモデルとディスクブレーキモデルがラインアップされる。ディスクブレーキモデルのローター固定方式はセンターロックだ。価格はフロント238,600円(税抜)、リアが290,500円(税抜)である。
ジップ 454 NSW チューブラー
ブレーキ:リムモデル、ディスクモデル
リムハイト:53~58mm
リム最大幅:26.5mm
重量:リムブレーキ1435g(フロント640g、リア795g)
ディスクブレーキ1515g(フロント685g、リア830g)
フリー:シマノ・スラム/カンパニョーロ 10-11速対応
付属品:ホイールバッグ、チタンクイックリリース、バルブエクステンダー、ブレーキシュー、スルーアクスル用エンドキャップ(ディスクブレーキモデルのみ)
価 格:529,100円(税抜)(フロント238,600円、リア290,500円)
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