2017/12/29(金) - 16:37
弱虫ペダルサイクリングチームも出場したDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第6戦で、圧倒的な力を誇示したマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)が勝利を飾った。
ラウンド数を6にまで伸ばしたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェーの舞台は、オランダとの国境に近い街ロエンハウト。基本的にフラットコースだが、担ぎを強いられる粘性の高く深い泥や、コースを横切る深い溝、長いウォッシュボードなどが選手達を苦しめることとなった。
欧州遠征中の弱虫ペダルサイクリングチーム(前田公平、織田聖、唐見実世子)も出場したこのレース、男子エリートでは世界王者ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)やローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス)らが先頭に立ち駒を進めた。
10名ほどの大きな先頭集団が生まれ、互いに見合う中、今季圧倒的な力を維持し続けるマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)がアタックの口火を切る。続いてマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス)もペースアップを図ると、やがてファンアールトが千切れた。
泥に苦しむファントーレンハウトはファンデルポールから遅れ、ヨーロッパ王者が独走に持ち込む。ペースを取り戻したファンアールトだったが、「今日は先週のナミュールのように踏めなかった。全力でプッシュしたけれど、マテューとの差は開く一方。今の僕には2位を走ることがベストリザルトだった」と白旗。3番手でひた走ったトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)もファンアールトには届かず、ジャンプを披露しながら独走したファンデルポールが圧勝した。
現チームと2020年までの契約延長を発表し、MTBクロスカントリーで東京オリンピックを目指すことを公表したファンデルポール。「今日は何より観客の応援がものすごかったよ。フライオーバーの頂上からは会場を埋め尽くす大観衆が一望できて壮観だった。彼らの応援が僕を後押ししてくれた」とコメントする。
「今日はすごく調子が良くて、自分でも驚くくらいだった。1周回で決定的なリードを築き、タフコンディションだったにもかかわらず脚も辛く感じなかった。これまで相性の悪いコースだったけれど、ここで勝てて良かった」と加えている。
また、男子エリートレースに出場した前田公平は、深い泥に苦戦しマイナス3ラップの33位。男子U23レースで全日本チャンピオンジャージを披露した織田聖は最終周回直前に足切りされ、57位。女子エリートに参戦した唐見実世子もマイナス1ラップの50位でレースを終えている。
弱虫ペダルサイクリングチームの遠征レポートは明日掲載予定です。
ラウンド数を6にまで伸ばしたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェーの舞台は、オランダとの国境に近い街ロエンハウト。基本的にフラットコースだが、担ぎを強いられる粘性の高く深い泥や、コースを横切る深い溝、長いウォッシュボードなどが選手達を苦しめることとなった。
欧州遠征中の弱虫ペダルサイクリングチーム(前田公平、織田聖、唐見実世子)も出場したこのレース、男子エリートでは世界王者ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)やローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス)らが先頭に立ち駒を進めた。
10名ほどの大きな先頭集団が生まれ、互いに見合う中、今季圧倒的な力を維持し続けるマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)がアタックの口火を切る。続いてマイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス)もペースアップを図ると、やがてファンアールトが千切れた。
泥に苦しむファントーレンハウトはファンデルポールから遅れ、ヨーロッパ王者が独走に持ち込む。ペースを取り戻したファンアールトだったが、「今日は先週のナミュールのように踏めなかった。全力でプッシュしたけれど、マテューとの差は開く一方。今の僕には2位を走ることがベストリザルトだった」と白旗。3番手でひた走ったトーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア)もファンアールトには届かず、ジャンプを披露しながら独走したファンデルポールが圧勝した。
現チームと2020年までの契約延長を発表し、MTBクロスカントリーで東京オリンピックを目指すことを公表したファンデルポール。「今日は何より観客の応援がものすごかったよ。フライオーバーの頂上からは会場を埋め尽くす大観衆が一望できて壮観だった。彼らの応援が僕を後押ししてくれた」とコメントする。
「今日はすごく調子が良くて、自分でも驚くくらいだった。1周回で決定的なリードを築き、タフコンディションだったにもかかわらず脚も辛く感じなかった。これまで相性の悪いコースだったけれど、ここで勝てて良かった」と加えている。
また、男子エリートレースに出場した前田公平は、深い泥に苦戦しマイナス3ラップの33位。男子U23レースで全日本チャンピオンジャージを披露した織田聖は最終周回直前に足切りされ、57位。女子エリートに参戦した唐見実世子もマイナス1ラップの50位でレースを終えている。
弱虫ペダルサイクリングチームの遠征レポートは明日掲載予定です。
DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー2017-2018第6戦結果
1位 | マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン) | 1h00’41” |
2位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +35” |
3位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +1’00” |
4位 | ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +1’32” |
5位 | マイケル・ファントーレンハウト(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) | +1’35” |
6位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフードサービス) | +2’00” |
7位 | トム・メーウセン(ベルギー、ベオバンク・コレンドン) | +2’06” |
8位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +2’07” |
9位 | ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ・ベットファースト) | +2’33” |
10位 | ワイツ・ボスマンス(ベルギー、エラ・サーカス) | +2’40” |
33位 | 前田公平(弱虫ペダルサイクリングチーム) | -3Laps |
text:So.Isobe
photo:CorVos
photo:CorVos
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