2017/12/17(日) - 14:49
ベルギー最大の街、アントウェルペンにて開催されたDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第5戦でマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)が勝利。徐々に調子を上げるワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)との一騎打ちを制した。
ベルギーを中心に開催されているDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第5戦「ソウダル・シュヘルデクロス」の舞台は、ロンド・ファン・フラーンデレンのスタート地点としても知られる同国最大の街、アントウェルペン。
運河沿いの砂場やテクニカルなオフキャンバーなどを含むコースは、固く締まった土がメインだが、雨に濡れたため、ミスを誘いやすいスリッピー&高速サーキットに変貌。そんな中、向かう所敵なしのマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)とラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が好スタートを切った。
ファンデルポールは直後にスリップ落車をして集団に埋もれたものの、すぐさま段違いの速さで先頭争いに復帰。世界王者ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)と抜け出し、後続を引き離していく。
するとファンアールトはコーナーを曲がりきれず、コースロープに引っかかって落車。10秒程度のリードを稼いだファンデルポールにも細かいミスが生まれ、長い追走の末に再び両者は合流。互いに様子を伺いながらフィニッシュまでの距離を減らしていった。
後続グループではファンデルハール、トーン・アールツ(ベルギー)、コルヌ・ファンケッセル(オランダ)のテレネット・フィデア勢と、今季低迷していたローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート・サーカス)、そしてベテランのケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス)が一塊となって進めたが、急勾配区間でアールツとファンケッセルがバイクを絡めてストップ。ファンデルハールも足止めされ、スウィークが単独3位に浮上する。
最終周回に入ると先頭争いが急加熱し、「ゴールスプリントを狙っていたけれど、その前の砂区間で長く乗車できたので仕掛けた」というファンデルポールがアタック。ランニングに切り替えた後も全力疾走し、フィニッシュまでの砂区間を踏み抜いたヨーロッパ王者が、3秒差でファンアールトとの一騎打ちを制した。
「僕らは互いにアグレッシブに攻め、そして多少のアンラッキーもあった。ラスト100mで振り返った時に勝利を確信したよ。一対一のバトルは最高だったし、ファンにとっても良いショーを演じることができた」と満足気に語るファンデルポール。
敗れたファンアールトも「今シーズン初めて最終盤までマテューと争うことができた。ファンに対してもよかったし、今後に繋がるレースだった」と自信を得た様子。翌日に控えるワールドカップに向けても「ナミュールのコースはマテュー向きだけど、自分もここ数週間のオフトレーニングで登りのフィジカルを鍛えてきた。2kg減量できたのでナミュールの長い登りもよく走れると思う」とコメントした。
また、元世界王者のマリアンヌ・フォス(オランダ、WM3エネルジー)の初戦となった女子レースでは、元世界王者のサンヌ・カント(ベルギー、ベオバンク・コレンドン)がケイティ・コンプトン(アメリカ、トレック)との接戦を制した。
ベルギーを中心に開催されているDVVフェルゼクリンゲン・トロフェー第5戦「ソウダル・シュヘルデクロス」の舞台は、ロンド・ファン・フラーンデレンのスタート地点としても知られる同国最大の街、アントウェルペン。
運河沿いの砂場やテクニカルなオフキャンバーなどを含むコースは、固く締まった土がメインだが、雨に濡れたため、ミスを誘いやすいスリッピー&高速サーキットに変貌。そんな中、向かう所敵なしのマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)とラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が好スタートを切った。
ファンデルポールは直後にスリップ落車をして集団に埋もれたものの、すぐさま段違いの速さで先頭争いに復帰。世界王者ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン)と抜け出し、後続を引き離していく。
するとファンアールトはコーナーを曲がりきれず、コースロープに引っかかって落車。10秒程度のリードを稼いだファンデルポールにも細かいミスが生まれ、長い追走の末に再び両者は合流。互いに様子を伺いながらフィニッシュまでの距離を減らしていった。
後続グループではファンデルハール、トーン・アールツ(ベルギー)、コルヌ・ファンケッセル(オランダ)のテレネット・フィデア勢と、今季低迷していたローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート・サーカス)、そしてベテランのケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス)が一塊となって進めたが、急勾配区間でアールツとファンケッセルがバイクを絡めてストップ。ファンデルハールも足止めされ、スウィークが単独3位に浮上する。
最終周回に入ると先頭争いが急加熱し、「ゴールスプリントを狙っていたけれど、その前の砂区間で長く乗車できたので仕掛けた」というファンデルポールがアタック。ランニングに切り替えた後も全力疾走し、フィニッシュまでの砂区間を踏み抜いたヨーロッパ王者が、3秒差でファンアールトとの一騎打ちを制した。
「僕らは互いにアグレッシブに攻め、そして多少のアンラッキーもあった。ラスト100mで振り返った時に勝利を確信したよ。一対一のバトルは最高だったし、ファンにとっても良いショーを演じることができた」と満足気に語るファンデルポール。
敗れたファンアールトも「今シーズン初めて最終盤までマテューと争うことができた。ファンに対してもよかったし、今後に繋がるレースだった」と自信を得た様子。翌日に控えるワールドカップに向けても「ナミュールのコースはマテュー向きだけど、自分もここ数週間のオフトレーニングで登りのフィジカルを鍛えてきた。2kg減量できたのでナミュールの長い登りもよく走れると思う」とコメントした。
また、元世界王者のマリアンヌ・フォス(オランダ、WM3エネルジー)の初戦となった女子レースでは、元世界王者のサンヌ・カント(ベルギー、ベオバンク・コレンドン)がケイティ・コンプトン(アメリカ、トレック)との接戦を制した。
DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー2017-2018第5戦結果
1位 | マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン) | 57’24” |
2位 | ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +03” |
3位 | ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラリアルエステート・サーカス) | +1’06” |
4位 | ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) | +1’10” |
5位 | ケヴィン・パウエルス(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) | +1’15” |
6位 | トーン・アールツ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +1’22” |
7位 | コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) | +1’31” |
8位 | ティム・メルリエ(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) | +1’48” |
9位 | イェンス・アダムス(ベルギー、パウエルスサウゼン・ファストフートサービス) | +2’08” |
10位 | ダーン・ソエテ(ベルギー、テレネット・フィデア) | +2’17” |
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