2017/12/04(月) - 09:39
60年以上の歴史を持つヘルメットブランドの老舗ベルから、ハイエンドモデルとなるZEPHYR MIPSのデザインを踏襲した「STRATUS MIPS」が2018年モデルで登場した。上位モデル譲りのスタイルやテクノロジーを採用しながら、手に取りやすいプライスを実現したセカンドグレードモデルだ。
1954年に創業したアメリカンヘルメットブランド、ベル。創業当初はオートバイのヘルメットを製造していたが、1975年には世界初となる自転車専用ヘルメットを開発。以降、サイクルヘルメットのリーディングブランドとして、トップチームへのサポートを含めプロ・アマ問わず多くのサイクリストに支持されている。
そんなベルから2018年モデルとして新たにラインアップに加わったのが、ロード向けサイクルヘルメットのSTRATUS MIPSだ。昨年登場したハイエンドモデル、ZEPHYR MIPSのデザインとテクノロジーを踏襲しながらもプライスを抑えたセカンドグレードモデルである。
このSTRATUS MIPSの大きな特徴は、上位モデルのZEPHYR MIPSとほぼ同一のシェルデザインを採用したこと。ハイエンドモデルのデザインコンセプトを継承して、セカンドモデルを設計するということは他のブランドやアイテムでも良く見られる。同ヘルメットにおいても細部までZEPHYR MIPSの形状を引き継ぐことで、ハイエンドモデルに劣らない瓜二つのルックスと性能を獲得している。
そのためエアロダイナミクスやヘルメット内部の通気性に関しては、風洞実験を重ねた上でデザインされたZEPHYR MIPSと同等の性能を保持。ワールドツアーレースで使用されるトップモデルの性能をより手頃に体感することが出来るだろう。
シェルは高剛性で安全性の高いフュージョンインモールドポリカーボネートシェルを使用。そこに複数の合成骨格を組み合わせることでより強固に、なおかつ大きなベンチレーションホールを開けても剛性が維持されるよう設計されている。
また頭部への衝撃をいなし脳へのダメージを抑えるテクノロジー「MIPS」は上位モデル同様、フィッティングシステムと一体化したインテグレーテッドタイプを搭載。STRATUSの形状にあわせた専用設計でデザインされているため、ベンチレーションホールを遮ることもなく、自然な装着感を実現しているのが特徴だ。
カラーはマットレッドブラック、レディーナシアーブラック、マットブラックというシンプルな単色カラーと反射デザインのマットホワイト/シルバーリフレクティブ、2色カラーのマットスモーク/ガンメタル/トロピックの5色をラインアップ。どれもシンプルなデザインとなっているため、バイクにもウェアにも合わせやすいだろう。MとLの2サイズ展開で価格は22,000円(税抜)だ。
― インプレッション
「日本人でも被りやすいワイドデザインヘルメット」辻本尚希(L-Breath Bike)
今回Mサイズを使用したのですが、シェル内部がワイドな形状でサイドが当たることなくすっぽりと被れる印象でした。私は鉢が広めな頭の形なのでヘルメット選びにはいつも苦労するのですが、そんな自分でもストレスなく被れたので、アジアンフィット寄りのサイズ感なのかもしれませんね。
その上で見た目もスタイリッシュに決まるのが嬉しいですね。アジアンフィットではないのにサイドが広めに作ってあるヘルメットはキノコ頭になりやすい傾向にありますが、このSTRATUSはそのようなこともなくスマートに被れるようなデザインになっています。
またMIPSが付いて2万円前半というリーズナブルな価格も非常に有り難いと思います。MIPS自体は脳震盪や頭部への重大なダメージを防ぐという意味で非常に重要だと思っています。今までMIPS付きのヘルメットというと3万円以上するハイエンドのものが多かったですが、手の届きやすいグレード帯のヘルメットに付くことでより広く普及していくことでしょう。
MIPSが付いている割に重量も重くないですし、流線形を描いたシェル形状でエアロ感も両立していると思います。ベンチレーションに関しても、後方の大きなホールから空気の抜けを感じられるほど通気性は高いですね。典型的な日本人頭の方にも非常に被りやすいヘルメットでありつつ性能もデザインも兼ね備えた、セカンドグレードながらハイパフォーマンスな製品ではないでしょうか。
ベル STRATUS MIPS
ベンチレーション数:18
カラー:マットレッドブラック、レディーナシアーブラック、マットブラック、マットホワイト/シルバーリフレクティブ、マットスモーク/ガンメタル/トロピック
サイズ:M(55~59cm)290g、L(58~62cm)320g
価 格:22,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
辻本尚希(L-Breath Bike)
管洋介氏率いるAVENTURA AIKOH VICTORIA RACINGのエースライダーとしてロード競技を続けつつ、普段はL-Breath Bike 御茶ノ水店のスタッフとして働く。順天堂大学時代は自転車競技部の主将を務めるとともに、2013年の学生選手権個人ロードチャンピオンにも輝く。現在はアスリート社員として自転車のソフト面の強化に力を入れており、チームやショップが行うスクールの企画・運営・講師も務める。
CWレコメンドショップページ
L-Breath BIKE 御茶ノ水店 ショップHP
1954年に創業したアメリカンヘルメットブランド、ベル。創業当初はオートバイのヘルメットを製造していたが、1975年には世界初となる自転車専用ヘルメットを開発。以降、サイクルヘルメットのリーディングブランドとして、トップチームへのサポートを含めプロ・アマ問わず多くのサイクリストに支持されている。
そんなベルから2018年モデルとして新たにラインアップに加わったのが、ロード向けサイクルヘルメットのSTRATUS MIPSだ。昨年登場したハイエンドモデル、ZEPHYR MIPSのデザインとテクノロジーを踏襲しながらもプライスを抑えたセカンドグレードモデルである。
このSTRATUS MIPSの大きな特徴は、上位モデルのZEPHYR MIPSとほぼ同一のシェルデザインを採用したこと。ハイエンドモデルのデザインコンセプトを継承して、セカンドモデルを設計するということは他のブランドやアイテムでも良く見られる。同ヘルメットにおいても細部までZEPHYR MIPSの形状を引き継ぐことで、ハイエンドモデルに劣らない瓜二つのルックスと性能を獲得している。
そのためエアロダイナミクスやヘルメット内部の通気性に関しては、風洞実験を重ねた上でデザインされたZEPHYR MIPSと同等の性能を保持。ワールドツアーレースで使用されるトップモデルの性能をより手頃に体感することが出来るだろう。
シェルは高剛性で安全性の高いフュージョンインモールドポリカーボネートシェルを使用。そこに複数の合成骨格を組み合わせることでより強固に、なおかつ大きなベンチレーションホールを開けても剛性が維持されるよう設計されている。
また頭部への衝撃をいなし脳へのダメージを抑えるテクノロジー「MIPS」は上位モデル同様、フィッティングシステムと一体化したインテグレーテッドタイプを搭載。STRATUSの形状にあわせた専用設計でデザインされているため、ベンチレーションホールを遮ることもなく、自然な装着感を実現しているのが特徴だ。
カラーはマットレッドブラック、レディーナシアーブラック、マットブラックというシンプルな単色カラーと反射デザインのマットホワイト/シルバーリフレクティブ、2色カラーのマットスモーク/ガンメタル/トロピックの5色をラインアップ。どれもシンプルなデザインとなっているため、バイクにもウェアにも合わせやすいだろう。MとLの2サイズ展開で価格は22,000円(税抜)だ。
― インプレッション
「日本人でも被りやすいワイドデザインヘルメット」辻本尚希(L-Breath Bike)
今回Mサイズを使用したのですが、シェル内部がワイドな形状でサイドが当たることなくすっぽりと被れる印象でした。私は鉢が広めな頭の形なのでヘルメット選びにはいつも苦労するのですが、そんな自分でもストレスなく被れたので、アジアンフィット寄りのサイズ感なのかもしれませんね。
その上で見た目もスタイリッシュに決まるのが嬉しいですね。アジアンフィットではないのにサイドが広めに作ってあるヘルメットはキノコ頭になりやすい傾向にありますが、このSTRATUSはそのようなこともなくスマートに被れるようなデザインになっています。
またMIPSが付いて2万円前半というリーズナブルな価格も非常に有り難いと思います。MIPS自体は脳震盪や頭部への重大なダメージを防ぐという意味で非常に重要だと思っています。今までMIPS付きのヘルメットというと3万円以上するハイエンドのものが多かったですが、手の届きやすいグレード帯のヘルメットに付くことでより広く普及していくことでしょう。
MIPSが付いている割に重量も重くないですし、流線形を描いたシェル形状でエアロ感も両立していると思います。ベンチレーションに関しても、後方の大きなホールから空気の抜けを感じられるほど通気性は高いですね。典型的な日本人頭の方にも非常に被りやすいヘルメットでありつつ性能もデザインも兼ね備えた、セカンドグレードながらハイパフォーマンスな製品ではないでしょうか。
ベル STRATUS MIPS
ベンチレーション数:18
カラー:マットレッドブラック、レディーナシアーブラック、マットブラック、マットホワイト/シルバーリフレクティブ、マットスモーク/ガンメタル/トロピック
サイズ:M(55~59cm)290g、L(58~62cm)320g
価 格:22,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
辻本尚希(L-Breath Bike)
管洋介氏率いるAVENTURA AIKOH VICTORIA RACINGのエースライダーとしてロード競技を続けつつ、普段はL-Breath Bike 御茶ノ水店のスタッフとして働く。順天堂大学時代は自転車競技部の主将を務めるとともに、2013年の学生選手権個人ロードチャンピオンにも輝く。現在はアスリート社員として自転車のソフト面の強化に力を入れており、チームやショップが行うスクールの企画・運営・講師も務める。
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