2017/10/02(月) - 09:13
ガーミンのGPSサイクルコンピューターEdgeシリーズのフラッグシップモデルEdge1000Jと、ペダル式パワーメーターVector2Jがフルモデルチェンジ。よりスマートなデザインと機能を獲得した「Edge1030」と「Vector3」の2製品を紹介しよう。
ガーミン Edge1030
サイクリストには最早定番と言えるサイクルコンピューター、ガーミンのEdgeシリーズ。機能や本体サイズ別に20、500、800、1000番台のモデル名を冠した4タイプがラインアップしているが、その中でも最も多くの機能と大型のディスプレイを備えたフラッグシップモデル「Edge1000J」がフルモデルチェンジを果たし「Edge1030」として登場した。
本体サイズに大きな変更はないものの、今回ディスプレイを0.5インチ大きくした3.5インチサへサイズアップ。更に広い画面で表示が可能となり、トレーニングデータやナビゲーション情報がより見やすくなっている。もちろんフルカラーのタッチパネルディスプレイは健在だ。画面サイズが大きくなったことで、今までは画面前部に配置されていた操作スイッチが本体下部へ移動している。
スピードや距離、ケイデンス、パワーといった各種サイクリングデータが表示できるのは言うまでもないが、このEdge1030に特筆すべきはナビゲーション機能だろう。サイクリングロードにも対応した詳細な道路地図があらかじめ本体に収録されており、目的地を設定するだけで最適なルートを導き出してくれるのだ。加えて住所での目的地検索や往復ルート検索等も行える。
このナビゲーション機能を支えるテクノロジーとして新たに投入されたのが「Trendline popularity routing」だ。ガーミンのオンラインサービス”Garmin Connect”に蓄積された多くのルートデータからフィードバックを行うことで、ただ地図上で行き先へ導くだけでなく、高架橋など通行の支障となる道路を避けた、サイクリングに最適なルートで案内してくれるようになっている。
Edge1030使用者同士では新たにメッセージ機能も有効となり、定型文によるコミュニケーションを図れるようになったのもポイント。例えば前走者との車間が空いてしまった際には「待ってください」「すぐ行きます」など、声が届かなくともメッセージにてやり取りができるようになっている。
バッテリー駆動時間も前作よりも5時間ほど長い、最大20時間へアップデートされている。電池を消費しがちなナビゲーション機能も安心して使える長時間バッテリーで、丸一日自転車を楽しむようなロングサイクリングにも十分に対応した性能を獲得したのだ。
加えて新たに登場した別売りの拡張バッテリーパックを使用すれば最大40時間まで駆動時間が伸び、ブルベのような超ロングライドでも電池切れの心配なく走れることだろう。フロントマウントの上部に本体を、下部にバッテリーパックを装着するスタイルとなり、スマートな見た目となっている。
その他Wi-FiやBluetoothを介した無線のデータアップデートや、Strava、Training Peaks、Best Bike Spilit等各種アプリケーションと連携した機能も使用可能だ。セグメントへの挑戦や効率的なトレーニング等をサポートしてくれるデバイスとしても役立ててほしい。
販売は心拍計やスピード・ケイデンスセンサー、マウントアイテム等を付属したセットパッケージにて行われ、価格は86,000円(税抜)だ。発売日は10月20日(金)、予約は10月5日(木)より開始される。
ガーミン Edge1030
サイクリストには最早定番と言えるサイクルコンピューター、ガーミンのEdgeシリーズ。機能や本体サイズ別に20、500、800、1000番台のモデル名を冠した4タイプがラインアップしているが、その中でも最も多くの機能と大型のディスプレイを備えたフラッグシップモデル「Edge1000J」がフルモデルチェンジを果たし「Edge1030」として登場した。
本体サイズに大きな変更はないものの、今回ディスプレイを0.5インチ大きくした3.5インチサへサイズアップ。更に広い画面で表示が可能となり、トレーニングデータやナビゲーション情報がより見やすくなっている。もちろんフルカラーのタッチパネルディスプレイは健在だ。画面サイズが大きくなったことで、今までは画面前部に配置されていた操作スイッチが本体下部へ移動している。
スピードや距離、ケイデンス、パワーといった各種サイクリングデータが表示できるのは言うまでもないが、このEdge1030に特筆すべきはナビゲーション機能だろう。サイクリングロードにも対応した詳細な道路地図があらかじめ本体に収録されており、目的地を設定するだけで最適なルートを導き出してくれるのだ。加えて住所での目的地検索や往復ルート検索等も行える。
このナビゲーション機能を支えるテクノロジーとして新たに投入されたのが「Trendline popularity routing」だ。ガーミンのオンラインサービス”Garmin Connect”に蓄積された多くのルートデータからフィードバックを行うことで、ただ地図上で行き先へ導くだけでなく、高架橋など通行の支障となる道路を避けた、サイクリングに最適なルートで案内してくれるようになっている。
Edge1030使用者同士では新たにメッセージ機能も有効となり、定型文によるコミュニケーションを図れるようになったのもポイント。例えば前走者との車間が空いてしまった際には「待ってください」「すぐ行きます」など、声が届かなくともメッセージにてやり取りができるようになっている。
バッテリー駆動時間も前作よりも5時間ほど長い、最大20時間へアップデートされている。電池を消費しがちなナビゲーション機能も安心して使える長時間バッテリーで、丸一日自転車を楽しむようなロングサイクリングにも十分に対応した性能を獲得したのだ。
加えて新たに登場した別売りの拡張バッテリーパックを使用すれば最大40時間まで駆動時間が伸び、ブルベのような超ロングライドでも電池切れの心配なく走れることだろう。フロントマウントの上部に本体を、下部にバッテリーパックを装着するスタイルとなり、スマートな見た目となっている。
その他Wi-FiやBluetoothを介した無線のデータアップデートや、Strava、Training Peaks、Best Bike Spilit等各種アプリケーションと連携した機能も使用可能だ。セグメントへの挑戦や効率的なトレーニング等をサポートしてくれるデバイスとしても役立ててほしい。
販売は心拍計やスピード・ケイデンスセンサー、マウントアイテム等を付属したセットパッケージにて行われ、価格は86,000円(税抜)だ。発売日は10月20日(金)、予約は10月5日(木)より開始される。
製品仕様 | Edge1030 | Edge1000J(比較用) |
---|---|---|
本体サイズ(W×H×D)(cm) | 58×114×19 | 58×112×20 |
重量 | 123g | 114.5g |
ディスプレイ | 3.5インチ | 3インチ |
解像度(ピクセル) | 282×470 | 240×400 |
稼働時間 | 最大20時間 | 最大15時間 |
GPS | GPS/GLONASS/みちびき | GPS/GLONASS/みちびき |
内蔵メモリ/メモリースロット | 16GB/MicroSD | 8GB/MicroSD |
タッチスクリーン | ○ | ○ |
防水性能 | IPX7 | IPX7 |
地図搭載(自転車道対応) | ○ | ○ |
Trendline Popularity Routing | ○ | ― |
ライダー間メッセージ機能※ | ○ | ― |
GroupTrack※ | ○ | ○ |
通信インターフェース | Wi-Fi,Bluetooth,ANT+ | Wi-Fi,Bluetooth,ANT+ |
Connect IQ | 〇 | ○ |
※Bluetoothに対応したスマートフォンとの接続が必要。
セット内容:プレミアムハートレートセンサー、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、アウトフロントマウント(拡張バッテリー対応)、ハンドルステムマウント、USBケーブル、クイックスタートマニュアル、ストラップ
価 格:86,000円(税抜)
発売日:10月20日(金)(10月5日(木)予約開始)
ガーミン Vector3、Vector3S
ガーミンが誇るペダル型パワーメーター「Vector」シリーズも遂に第3世代へモデルチェンジ。見た目にも特徴的であった独自のペダルポッドを廃し、その機能をペダルに内蔵することでよりスマートなデザインを獲得したのが今回の大きなアップデートポイントとなる。
Vector3はひずみセンサーをペダル自体に内蔵し、踏力によるひずみを感知することでパワー値を算出するタイプのパワーメーターである。今や各社から様々なタイプのパワーメーターが発売されているが、その中でもペダル型はライダーが入力したパワーを最も近い場所で測定するため、データの正確さや信頼性の高さに秀でるのが特徴だ。
従来は通信機能を担ったペダルポッドと呼ばれる付加物をペダルとクランクの間に装備するスタイルであったが、今回その機能をペダルのスピンドルに内蔵。落車による破損リスクを低減した他、ペダル本体をクランクに取り付けるだけでセッティングも完了するようになり、インストール作業もより簡略化されたものとなった。使用する工具はペダルレンチのみで、着脱も容易なためバイク間の付け替えも手軽に行えるだろう。
従来品と比較して左右の合計で約40g軽量化している他、測定精度の向上も実現しており、全体的に性能を強化した製品に仕上がっている。左右両側にセンサーを搭載したVector3と、左側のみに搭載したVector3Sの2製品がラインアップ。Vector3であれば、左右バランス、トルク効率、パワーフェーズ、プラットフォームセンターオフセットをはじめとするペダリング解析も可能であり、ガーミンのEdgeサイクリングコンピュータやGarmin Connectアプリにて各数値を確認できる。
クリートは従来同様ルックのKEOシリーズ互換となる。使用するバッテリーはボタン電池のLR44/SR44となり、従来のCR2032電池とは異なるため注意してほしい。通信規格はBluetoothとANT+の2種類に対応するため、ガーミン以外のサイクルコンピューターでもパワー値等の表示は可能である。クリートが付属したセットで販売され、Vector3は128,000円(税抜)、Vector3Sは79,000円(税抜)だ。発売日は11月3日(金)、予約は10月5日(木)より開始される。
ガーミン Vector3、Vector3S
バッテリー:LR44/SR44
稼働時間:最大120時間
重量:316g/324g(3S)
耐荷重量:105kg
測定精度:±1.0%
対応クリート:LOOK Keo
Qファクター:53mm、55mm
スタックハイト:12.2mm
コーナリングクリアランス:31.7°
歪センサー位置:スピンドル
無線通信:ANT+、Bluetooth
付属品:クリート、クリート用ネジ、クリート用ワッシャー、アフターサポートカード
価格:
Vector3 128,000円(税抜)
Vector3S 79,000円(税抜)
発売日:11月3日(金)(10月5日(木)予約開始)
セット内容:プレミアムハートレートセンサー、スピードセンサー、ケイデンスセンサー、アウトフロントマウント(拡張バッテリー対応)、ハンドルステムマウント、USBケーブル、クイックスタートマニュアル、ストラップ
価 格:86,000円(税抜)
発売日:10月20日(金)(10月5日(木)予約開始)
ガーミン Vector3、Vector3S
ガーミンが誇るペダル型パワーメーター「Vector」シリーズも遂に第3世代へモデルチェンジ。見た目にも特徴的であった独自のペダルポッドを廃し、その機能をペダルに内蔵することでよりスマートなデザインを獲得したのが今回の大きなアップデートポイントとなる。
Vector3はひずみセンサーをペダル自体に内蔵し、踏力によるひずみを感知することでパワー値を算出するタイプのパワーメーターである。今や各社から様々なタイプのパワーメーターが発売されているが、その中でもペダル型はライダーが入力したパワーを最も近い場所で測定するため、データの正確さや信頼性の高さに秀でるのが特徴だ。
従来は通信機能を担ったペダルポッドと呼ばれる付加物をペダルとクランクの間に装備するスタイルであったが、今回その機能をペダルのスピンドルに内蔵。落車による破損リスクを低減した他、ペダル本体をクランクに取り付けるだけでセッティングも完了するようになり、インストール作業もより簡略化されたものとなった。使用する工具はペダルレンチのみで、着脱も容易なためバイク間の付け替えも手軽に行えるだろう。
従来品と比較して左右の合計で約40g軽量化している他、測定精度の向上も実現しており、全体的に性能を強化した製品に仕上がっている。左右両側にセンサーを搭載したVector3と、左側のみに搭載したVector3Sの2製品がラインアップ。Vector3であれば、左右バランス、トルク効率、パワーフェーズ、プラットフォームセンターオフセットをはじめとするペダリング解析も可能であり、ガーミンのEdgeサイクリングコンピュータやGarmin Connectアプリにて各数値を確認できる。
クリートは従来同様ルックのKEOシリーズ互換となる。使用するバッテリーはボタン電池のLR44/SR44となり、従来のCR2032電池とは異なるため注意してほしい。通信規格はBluetoothとANT+の2種類に対応するため、ガーミン以外のサイクルコンピューターでもパワー値等の表示は可能である。クリートが付属したセットで販売され、Vector3は128,000円(税抜)、Vector3Sは79,000円(税抜)だ。発売日は11月3日(金)、予約は10月5日(木)より開始される。
ガーミン Vector3、Vector3S
バッテリー:LR44/SR44
稼働時間:最大120時間
重量:316g/324g(3S)
耐荷重量:105kg
測定精度:±1.0%
対応クリート:LOOK Keo
Qファクター:53mm、55mm
スタックハイト:12.2mm
コーナリングクリアランス:31.7°
歪センサー位置:スピンドル
無線通信:ANT+、Bluetooth
付属品:クリート、クリート用ネジ、クリート用ワッシャー、アフターサポートカード
価格:
Vector3 128,000円(税抜)
Vector3S 79,000円(税抜)
発売日:11月3日(金)(10月5日(木)予約開始)
リンク
Amazon.co.jp