スコットの軽量オールラウンドロードADDICTシリーズが18年モデルで刷新。レーシングジオメトリーの「ADDICT RC」とともに、新たにエンデュランスジオメトリーを投入しモデルチェンジを果たした「ADDICT」に枝分かれするラインアップとなった。
 スコット ADDICT 10 (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 10 (c)スコットジャパン
スコットが誇る軽量オールラウンドレーサー「ADDICT」。2007年に登場したこのバイクは、一時ラインアップから姿を消したものの2013年にはモデルチェンジを果たし復活。以降エアロロードの「FOIL」とともに同社のレーシングラインを支えてきた。オリカ・スコットの選手たちも山岳ステージではこぞってADDICTを選択するほど信頼を寄せる1台だ。
レーシングバイクとして広く認知されるADDICTだが、登場から丸4年間モデルチェンジのなかった同バイクに、18年モデルでスコットは全く逆のアップデートを加えてきたのだ。それが、エンデュランスジオメトリーを採用しフレームを刷新した新型の「ADDICT」である。それに伴い従来のレーシングジオメトリーを採用したレースラインは「ADDICT RC」の名で統一され展開されることとなる。
 新たに採用されたエンデュランスジオメトリーのロゴが入る
新たに採用されたエンデュランスジオメトリーのロゴが入る  長めのヘッドチューブで快適性の高いポジションを実現
長めのヘッドチューブで快適性の高いポジションを実現 
 トップチューブ及びシートステーはよりフレックス性の高い形状へアップデートされた
トップチューブ及びシートステーはよりフレックス性の高い形状へアップデートされた  FOILのテクノロジーを応用しエアロダイナミクスも追求したダウンチューブ
FOILのテクノロジーを応用しエアロダイナミクスも追求したダウンチューブ 
これにより17年モデルでラインアップしていたADDICTのポジションをADDICT RCが担い、エンデュランスロードSOLACEとエントリーコンフォートロードCR1のポジションを新しいADDICTが担うこととなった。カーボンテクノロジーの進化により、ADDICTのレーシーな乗り味を残しつつもSOLACEと同程度のコンフォート性能を獲得したバイクが新型のADDICTなのだ。そのため18年モデルではSOLACEとCR1はラインアップから姿を消した。
新設計のADDICTは従来の形状を踏襲しつつ、特にトップチューブとシートステーにアップデートが加わる。より振動吸収性を向上させるために、フレックス度合いの高い扁平形状へ変更され積極的にしなりを生み出す構造に。加えてより太いタイヤをアッセンブルできるようなりリムブレーキモデルで28c、ディスクブレーキモデルで32cタイヤが標準で付属する仕様となった。
 各種パーツはシンクロス製品で固められる
各種パーツはシンクロス製品で固められる  フレームに合わせたカラーパーツをアッセンブルする
フレームに合わせたカラーパーツをアッセンブルする 
 リアエンドまでカーボンの一体成型とされることで軽量化に貢献
リアエンドまでカーボンの一体成型とされることで軽量化に貢献  プレスフィットBB86を採用することでBB周りのボリュームを確保しパワー伝達性を高める
プレスフィットBB86を採用することでBB周りのボリュームを確保しパワー伝達性を高める 
SOLACEをベースにしたエンデュランスジオメトリーは、レーシングジオメトリーと比較してよりアップライトなポジションで、長時間のライドでも身体への負担を軽減してくれる。具体的にはADDICT RCよりもヘッドチューブが約2cm長くなり、トップチューブが5mm短くなっている。また、よりコンフォートな乗り味となるよう同社ミドルグレードのMFカーボンを新たに採用している点も違う。
エンデュランスバイクと言うと重くなりがちなイメージがあるが、そこは流石ADDICTの名を冠したバイクだけありフレーム重量はアンダー1kgとなる995g(DISCモデル、56サイズ)をマーク。フォークも395gと軽量で、セットの重量は1390gとなる。
 スコット ADDICT 20 (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 20 (c)スコットジャパン スコット ADDICT 30 (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 30 (c)スコットジャパン
製造プロセスを見直したのも大きなポイントで、フレームの各チューブを作る際にADDICT RCでは6つのモールドを使用するところを、ADDICTではその半分の3つに最適化している。これによりマニュアルワークを減らし、結果としてコストダウンに成功、よりリーズナブルな価格での展開が可能となった。
エンデュランスジオメトリーを採用した新型ADDICTはリムブレーキモデル、ディスクブレーキモデルの両方がラインアップされ、それぞれシマノULTEGRA完成車の「10」、シマノ105完成車の「20」、シマノTIAGRA完成車の「30」という3つのグレードが揃う。各モデルともに1カラーのみの販売だ。各種パーツはスコット傘下のパーツブランド、シンクロスの製品がアッセンブルされる。
 スコット ADDICT 10 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 10 DISC (c)スコットジャパン
 スコット ADDICT 20 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 20 DISC (c)スコットジャパン スコット ADDICT 30 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 30 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 10/ADDICT 10 DISC
コンポーネント:シマノR8000系ULTEGRA
重 量:7.6kg/8.25kg
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:299,000円(税抜)/349,000円(税抜)
スコット ADDICT 20/ADDICT 20 DISC
コンポーネント:シマノ5800系105
重 量:7.85kg/8.55kg
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:249,000円(税抜)/299,000円(税抜)
スコット ADDICT 30/ADDICT 30 DISC
コンポーネント:シマノ4700系TIAGRA
重 量:8.50kg/9.05kg
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:199,000円(税抜)/249,000円(税抜)
      
   スコット ADDICT 10 (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 10 (c)スコットジャパンスコットが誇る軽量オールラウンドレーサー「ADDICT」。2007年に登場したこのバイクは、一時ラインアップから姿を消したものの2013年にはモデルチェンジを果たし復活。以降エアロロードの「FOIL」とともに同社のレーシングラインを支えてきた。オリカ・スコットの選手たちも山岳ステージではこぞってADDICTを選択するほど信頼を寄せる1台だ。
レーシングバイクとして広く認知されるADDICTだが、登場から丸4年間モデルチェンジのなかった同バイクに、18年モデルでスコットは全く逆のアップデートを加えてきたのだ。それが、エンデュランスジオメトリーを採用しフレームを刷新した新型の「ADDICT」である。それに伴い従来のレーシングジオメトリーを採用したレースラインは「ADDICT RC」の名で統一され展開されることとなる。
 新たに採用されたエンデュランスジオメトリーのロゴが入る
新たに採用されたエンデュランスジオメトリーのロゴが入る  長めのヘッドチューブで快適性の高いポジションを実現
長めのヘッドチューブで快適性の高いポジションを実現  トップチューブ及びシートステーはよりフレックス性の高い形状へアップデートされた
トップチューブ及びシートステーはよりフレックス性の高い形状へアップデートされた  FOILのテクノロジーを応用しエアロダイナミクスも追求したダウンチューブ
FOILのテクノロジーを応用しエアロダイナミクスも追求したダウンチューブ これにより17年モデルでラインアップしていたADDICTのポジションをADDICT RCが担い、エンデュランスロードSOLACEとエントリーコンフォートロードCR1のポジションを新しいADDICTが担うこととなった。カーボンテクノロジーの進化により、ADDICTのレーシーな乗り味を残しつつもSOLACEと同程度のコンフォート性能を獲得したバイクが新型のADDICTなのだ。そのため18年モデルではSOLACEとCR1はラインアップから姿を消した。
新設計のADDICTは従来の形状を踏襲しつつ、特にトップチューブとシートステーにアップデートが加わる。より振動吸収性を向上させるために、フレックス度合いの高い扁平形状へ変更され積極的にしなりを生み出す構造に。加えてより太いタイヤをアッセンブルできるようなりリムブレーキモデルで28c、ディスクブレーキモデルで32cタイヤが標準で付属する仕様となった。
 各種パーツはシンクロス製品で固められる
各種パーツはシンクロス製品で固められる  フレームに合わせたカラーパーツをアッセンブルする
フレームに合わせたカラーパーツをアッセンブルする  リアエンドまでカーボンの一体成型とされることで軽量化に貢献
リアエンドまでカーボンの一体成型とされることで軽量化に貢献  プレスフィットBB86を採用することでBB周りのボリュームを確保しパワー伝達性を高める
プレスフィットBB86を採用することでBB周りのボリュームを確保しパワー伝達性を高める SOLACEをベースにしたエンデュランスジオメトリーは、レーシングジオメトリーと比較してよりアップライトなポジションで、長時間のライドでも身体への負担を軽減してくれる。具体的にはADDICT RCよりもヘッドチューブが約2cm長くなり、トップチューブが5mm短くなっている。また、よりコンフォートな乗り味となるよう同社ミドルグレードのMFカーボンを新たに採用している点も違う。
エンデュランスバイクと言うと重くなりがちなイメージがあるが、そこは流石ADDICTの名を冠したバイクだけありフレーム重量はアンダー1kgとなる995g(DISCモデル、56サイズ)をマーク。フォークも395gと軽量で、セットの重量は1390gとなる。
 スコット ADDICT 20 (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 20 (c)スコットジャパン スコット ADDICT 30 (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 30 (c)スコットジャパン製造プロセスを見直したのも大きなポイントで、フレームの各チューブを作る際にADDICT RCでは6つのモールドを使用するところを、ADDICTではその半分の3つに最適化している。これによりマニュアルワークを減らし、結果としてコストダウンに成功、よりリーズナブルな価格での展開が可能となった。
エンデュランスジオメトリーを採用した新型ADDICTはリムブレーキモデル、ディスクブレーキモデルの両方がラインアップされ、それぞれシマノULTEGRA完成車の「10」、シマノ105完成車の「20」、シマノTIAGRA完成車の「30」という3つのグレードが揃う。各モデルともに1カラーのみの販売だ。各種パーツはスコット傘下のパーツブランド、シンクロスの製品がアッセンブルされる。
 スコット ADDICT 10 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 10 DISC (c)スコットジャパン スコット ADDICT 20 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 20 DISC (c)スコットジャパン スコット ADDICT 30 DISC (c)スコットジャパン
スコット ADDICT 30 DISC (c)スコットジャパンスコット ADDICT 10/ADDICT 10 DISC
コンポーネント:シマノR8000系ULTEGRA
重 量:7.6kg/8.25kg
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:299,000円(税抜)/349,000円(税抜)
スコット ADDICT 20/ADDICT 20 DISC
コンポーネント:シマノ5800系105
重 量:7.85kg/8.55kg
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:249,000円(税抜)/299,000円(税抜)
スコット ADDICT 30/ADDICT 30 DISC
コンポーネント:シマノ4700系TIAGRA
重 量:8.50kg/9.05kg
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:199,000円(税抜)/249,000円(税抜)
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