2017/07/26(水) - 17:59
山岳賞とステージ2勝を成し遂げ、その類い稀なる登坂力をマイヨアポワに繋げたワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)のジャイアント TCR ADVANCED SLを紹介しよう。
ツール・ド・フランス2017で、丘陵ステージでは逃げに乗り、山岳ステージではその類い稀なる登坂力を活かして区間2勝をマークするなど、存在感を示したワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)。そんな開催国フランス出身の若き山岳王の駆るバイクは世界最大の自転車メーカー、ジャイアントが誇るトップモデルTCR ADVANCED SLだ。
1997年にコンパクトロードの概念を持ち出したことで知られるTCRは数々の戦歴を誇るジャイアント不動のレーシングバイク。その後もカーボン素材の導入や、ISP、大口径ステアリングコラムや大口径BBなど、現在のスタンダードとなるスペックをいち早く導入し、ロードバイクの最先端を行く存在であった。
ワレン・バルギルらチームサンウェブが駆る現行モデルは2015年にデビュー。今年のジロ・デ・イタリアではトム・デュムラン(オランダ)の総合優勝を支えている。そして今回のツール・ド・フランスではワレン・バルギルとマイケル・マシューズ(オーストラリア)の山岳賞とポイント賞獲得にも貢献を果たした。
ジャイアントにはエアロロードのPROPELもラインアップされているが、今年のチームサンウェブは平坦ステージで新型PROPEL DISCを使用するマイケル・マシューズを除く全員がTCR ADVANCED SLに乗っている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE R9150をフルセットで使用。パワーメーターも他社製品を使用することなく、クランク一体型で優れた測定精度と耐水防塵性能を実現したFC-R9100-Pを出場チームで唯一使用していることが特徴。出力するサイクルコンピューターはジャイアント製と思われる未発表のものだ。
ホイールもDURA-ACEで、山岳王たるバルギルは軽量なWH-R9100-C40-TUをメインに使用しており、タイヤはヴィットリアのCorsaを組み合わせる。
ハンドル、ステム部はジャイアントオリジナルのCONTACT SLRでクライマーながらラインアップにない極太のステムをセットしている。ステム下にはジャイアントと親密な関係にあるフォーリアーズのDi2ジャンクションケージを使用しているのもポイントだろう。
text:Kosuke.Kamata
photo:Makoto.Ayano
ツール・ド・フランス2017で、丘陵ステージでは逃げに乗り、山岳ステージではその類い稀なる登坂力を活かして区間2勝をマークするなど、存在感を示したワレン・バルギル(フランス、サンウェブ)。そんな開催国フランス出身の若き山岳王の駆るバイクは世界最大の自転車メーカー、ジャイアントが誇るトップモデルTCR ADVANCED SLだ。
1997年にコンパクトロードの概念を持ち出したことで知られるTCRは数々の戦歴を誇るジャイアント不動のレーシングバイク。その後もカーボン素材の導入や、ISP、大口径ステアリングコラムや大口径BBなど、現在のスタンダードとなるスペックをいち早く導入し、ロードバイクの最先端を行く存在であった。
ワレン・バルギルらチームサンウェブが駆る現行モデルは2015年にデビュー。今年のジロ・デ・イタリアではトム・デュムラン(オランダ)の総合優勝を支えている。そして今回のツール・ド・フランスではワレン・バルギルとマイケル・マシューズ(オーストラリア)の山岳賞とポイント賞獲得にも貢献を果たした。
ジャイアントにはエアロロードのPROPELもラインアップされているが、今年のチームサンウェブは平坦ステージで新型PROPEL DISCを使用するマイケル・マシューズを除く全員がTCR ADVANCED SLに乗っている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE R9150をフルセットで使用。パワーメーターも他社製品を使用することなく、クランク一体型で優れた測定精度と耐水防塵性能を実現したFC-R9100-Pを出場チームで唯一使用していることが特徴。出力するサイクルコンピューターはジャイアント製と思われる未発表のものだ。
ホイールもDURA-ACEで、山岳王たるバルギルは軽量なWH-R9100-C40-TUをメインに使用しており、タイヤはヴィットリアのCorsaを組み合わせる。
ハンドル、ステム部はジャイアントオリジナルのCONTACT SLRでクライマーながらラインアップにない極太のステムをセットしている。ステム下にはジャイアントと親密な関係にあるフォーリアーズのDi2ジャンクションケージを使用しているのもポイントだろう。
text:Kosuke.Kamata
photo:Makoto.Ayano
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