2017/07/15(土) - 20:54
昨ステージで積極的な作戦に打って出たアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)のバイクを紹介。フレーム640gを達成した軽量オールラウンドマシン、Émonda SLRにフォーカスを当てていく。
落車によって精彩を欠いてしまったものの、第13ステージでは序盤から逃げに乗る積極的な走りに打って出たアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)。彼が駆るのはトレックがツール・ド・フランスに併せて発表した新型オールラウンドバイク、Émonda SLR。先代モデルから更に重量を削ぎ落とし、フレーム640g(56サイズ)という驚きの数値を達成した軽量マシンだ。
コンタドールをはじめトレック・セガフレードの選手たちはアグレッシブなポジションを必要とするため、ヘッドチューブの短い「H1フィット」のフレームを使用する。フレームが超軽量であるためシートチューブ内部に重りを積むことでUCIレギュレーション下限の6.8kgをキープしているという。
基本的にフレームは市販品と共通で、唯一の違いはゼッケンプレートを固定するホルダーをシートチューブ上部にあらかじめ接着加工していること。これはÉmondaのローンチイベントの際、トレック本社内にある供給バイクを組み上げる部署で接着後の乾燥待ちの状態を見ることができた。
ツール特別ジャージと同じホワイトカラーにペイントされたバイクには、R9150系DURA-ACEがアッセンブルされている。SRMのパワーメーターを使う関係でクランクセットのみ先代モデルで、フロントの歯数は53-39T。ブレーキワイヤーのアウターはレッドにカラーマッチングされている。
コンタドールはボントレガーのステム一体式ハンドル「XXX Integrated Bar/Stem」を愛用しており、10mmほどの純正スペーサーを噛ませている辺りは、ダンシングを多用するクライマーならではか。ホイールは山岳ステージでは35mmハイトのAeolus3 D3を使い、平坦ステージでもエアロモデルのMadoneに乗るのではなく50mmハイトのAeolus5 D3を入れて対応していることが多いようだ。タイヤはヴィットリアのCorsaで、幅はプロトンのスタンダードである25c。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
落車によって精彩を欠いてしまったものの、第13ステージでは序盤から逃げに乗る積極的な走りに打って出たアルベルト・コンタドール(スペイン、トレック・セガフレード)。彼が駆るのはトレックがツール・ド・フランスに併せて発表した新型オールラウンドバイク、Émonda SLR。先代モデルから更に重量を削ぎ落とし、フレーム640g(56サイズ)という驚きの数値を達成した軽量マシンだ。
コンタドールをはじめトレック・セガフレードの選手たちはアグレッシブなポジションを必要とするため、ヘッドチューブの短い「H1フィット」のフレームを使用する。フレームが超軽量であるためシートチューブ内部に重りを積むことでUCIレギュレーション下限の6.8kgをキープしているという。
基本的にフレームは市販品と共通で、唯一の違いはゼッケンプレートを固定するホルダーをシートチューブ上部にあらかじめ接着加工していること。これはÉmondaのローンチイベントの際、トレック本社内にある供給バイクを組み上げる部署で接着後の乾燥待ちの状態を見ることができた。
ツール特別ジャージと同じホワイトカラーにペイントされたバイクには、R9150系DURA-ACEがアッセンブルされている。SRMのパワーメーターを使う関係でクランクセットのみ先代モデルで、フロントの歯数は53-39T。ブレーキワイヤーのアウターはレッドにカラーマッチングされている。
コンタドールはボントレガーのステム一体式ハンドル「XXX Integrated Bar/Stem」を愛用しており、10mmほどの純正スペーサーを噛ませている辺りは、ダンシングを多用するクライマーならではか。ホイールは山岳ステージでは35mmハイトのAeolus3 D3を使い、平坦ステージでもエアロモデルのMadoneに乗るのではなく50mmハイトのAeolus5 D3を入れて対応していることが多いようだ。タイヤはヴィットリアのCorsaで、幅はプロトンのスタンダードである25c。
text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano
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