2017/06/18(日) - 06:48
ツール・ド・スイス最終日前日の第8ステージは危険な周回コースを考慮して総合争いはニュートラル扱いに。小集団スプリントでペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ)が2勝目をマークした。
スイス北部のシャフハウゼンを発着する12.5km周回コースを8周する100kmで行われたツール・ド・スイス第8ステージ。周回コースの中盤には3級山岳アルペンシュトラーセ(登坂距離1.2km/平均勾配5%)が組み込まれており、アムステルゴールドレースを彷彿とさせる曲がりくねったアップダウンコースが特徴だ。危険なコーナーが連続することからレース主催者とUCIコミッセールは最終周回のタイムをニュートラル扱いにすることを決めた。つまり、ステージ優勝は争われるものの、最終周回についたタイム差は総合成績に反映されない。
1ポイント差で山岳賞トップを争うラーセ・ノーマンハンセン(デンマーク、アクアブルースポート)とニック・ファンデルライク(オランダ、ルームポット)を含む4名が1周目にエスケープ開始。ノーマンハンセンはファンデルライクを寄せ付けず、3級山岳を合計7回先頭通過することに成功している。
17分強のラップタイムを刻みながら、ボーラ・ハンスグローエやサンウェブ、トレック・セガフレード、BMCレーシングがメイン集団を率いて逃げグループを追走する。最大2分あったタイム差が残り20km地点で1分を割り込むとメイン集団からカウンターアタックがスタート。ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、クイックステップフロアーズ)らのアタックによって逃げグループのリードは急激に縮まった。
最終周回突入を前に逃げグループは吸収。最後の3級山岳アルペンシュトラーセで動いたのは、大集団スプリントを避けたいマイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)だった。マシューズのアタックにはグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)ら7名が合流。ヴァンアーヴェルマートらは登坂距離1.2km/平均勾配5%の3級山岳を平均38.4km/hという猛スピードで駆け上がったが、リードを広げることができずにメイン集団に引き戻されている。
その後もボーラ・ハンスグローエがメイン集団をまとめ、フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)を先頭に残り1kmアーチを通過。クイックステップフロアーズがトレインを組んでマッテオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ)をリードアウトする。トレンティンの後ろにサーシャ・モードロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)とサガンが控える形でスプリントが始まった。
残り250mでモードロと同時に腰を上げたサガンが一瞬にして先頭に立つと、そのまま下ハンドルでフィニッシュラインまでもがき切った。ポイント賞ジャージを着る世界チャンピオンの加速にはモードロもトレンティンも歯が立たなかった。
2011年から毎年欠かさずツール・ド・スイスに出場しているサガンが今大会2勝目をマーク。ステージ通算勝利数を15まで伸ばしている。「今日もまたチームメイトに感謝しないといけない。レースをコントロールしていたのは我々ボーラ・ハンスグローエだけだった。今大会ステージ2勝目で、通算15勝目を飾ったことを嬉しく思う。大好きなツール・ド・スイスで結果を残すことができて嬉しいし、まだ気が早いけど来年もまた出場したい」とポイント賞ランキングでトップを快走中のサガンは語る。
総合成績はニュートラル扱いとなったためシモン・スピラク(スロベニア、カチューシャ・アルペシン)がイエロージャージをキープ。スピラクはダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング)から52秒、ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)から1分05秒のリードで28.6kmの最終個人タイムトライアルに挑むことになった。
スイス北部のシャフハウゼンを発着する12.5km周回コースを8周する100kmで行われたツール・ド・スイス第8ステージ。周回コースの中盤には3級山岳アルペンシュトラーセ(登坂距離1.2km/平均勾配5%)が組み込まれており、アムステルゴールドレースを彷彿とさせる曲がりくねったアップダウンコースが特徴だ。危険なコーナーが連続することからレース主催者とUCIコミッセールは最終周回のタイムをニュートラル扱いにすることを決めた。つまり、ステージ優勝は争われるものの、最終周回についたタイム差は総合成績に反映されない。
1ポイント差で山岳賞トップを争うラーセ・ノーマンハンセン(デンマーク、アクアブルースポート)とニック・ファンデルライク(オランダ、ルームポット)を含む4名が1周目にエスケープ開始。ノーマンハンセンはファンデルライクを寄せ付けず、3級山岳を合計7回先頭通過することに成功している。
17分強のラップタイムを刻みながら、ボーラ・ハンスグローエやサンウェブ、トレック・セガフレード、BMCレーシングがメイン集団を率いて逃げグループを追走する。最大2分あったタイム差が残り20km地点で1分を割り込むとメイン集団からカウンターアタックがスタート。ジャンルーカ・ブランビッラ(イタリア、クイックステップフロアーズ)らのアタックによって逃げグループのリードは急激に縮まった。
最終周回突入を前に逃げグループは吸収。最後の3級山岳アルペンシュトラーセで動いたのは、大集団スプリントを避けたいマイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ)だった。マシューズのアタックにはグレッグ・ヴァンアーヴェルマート(ベルギー、BMCレーシング)ら7名が合流。ヴァンアーヴェルマートらは登坂距離1.2km/平均勾配5%の3級山岳を平均38.4km/hという猛スピードで駆け上がったが、リードを広げることができずにメイン集団に引き戻されている。
その後もボーラ・ハンスグローエがメイン集団をまとめ、フィリップ・ジルベール(ベルギー、クイックステップフロアーズ)を先頭に残り1kmアーチを通過。クイックステップフロアーズがトレインを組んでマッテオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ)をリードアウトする。トレンティンの後ろにサーシャ・モードロ(イタリア、UAEチームエミレーツ)とサガンが控える形でスプリントが始まった。
残り250mでモードロと同時に腰を上げたサガンが一瞬にして先頭に立つと、そのまま下ハンドルでフィニッシュラインまでもがき切った。ポイント賞ジャージを着る世界チャンピオンの加速にはモードロもトレンティンも歯が立たなかった。
2011年から毎年欠かさずツール・ド・スイスに出場しているサガンが今大会2勝目をマーク。ステージ通算勝利数を15まで伸ばしている。「今日もまたチームメイトに感謝しないといけない。レースをコントロールしていたのは我々ボーラ・ハンスグローエだけだった。今大会ステージ2勝目で、通算15勝目を飾ったことを嬉しく思う。大好きなツール・ド・スイスで結果を残すことができて嬉しいし、まだ気が早いけど来年もまた出場したい」とポイント賞ランキングでトップを快走中のサガンは語る。
総合成績はニュートラル扱いとなったためシモン・スピラク(スロベニア、カチューシャ・アルペシン)がイエロージャージをキープ。スピラクはダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング)から52秒、ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ)から1分05秒のリードで28.6kmの最終個人タイムトライアルに挑むことになった。
H3
ツール・ド・スイス2017第8ステージ結果
ステージ成績
1位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | 1:57:34 |
2位 | サーシャ・モードロ(イタリア、UAEチームエミレーツ) | |
3位 | マッテオ・トレンティン(イタリア、クイックステップフロアーズ) | |
4位 | マグナスコルト・ニールセン(デンマーク、オリカ・スコット) | |
5位 | ニッコロ・ボニファツィオ(イタリア、バーレーン・メリダ) | |
6位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ) | |
7位 | ジョン・デゲンコルブ(ドイツ、トレック・セガフレード) | |
8位 | オスカル・ガット(イタリア、アスタナ) | |
9位 | ケヴィン・レザ(フランス、エフデジ) | |
10位 | サルヴァトーレ・プッチョ(イタリア、チームスカイ) |
個人総合成績
1位 | シモン・スピラク(スロベニア、カチューシャ・アルペシン) | 27:59:50 |
2位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) | 0:00:52 |
3位 | ステフェン・クライスヴァイク(オランダ、ロットNLユンボ) | 0:01:05 |
4位 | ドメニコ・ポッツォヴィーヴォ(イタリア、アージェードゥーゼール) | 0:02:28 |
5位 | ルイ・コスタ(ポルトガル、UAEチームエミレーツ) | 0:02:35 |
6位 | マティアス・フランク(スイス、アージェードゥーゼール) | 0:02:51 |
7位 | ミケル・ニエベ(スペイン、チームスカイ) | 0:02:54 |
8位 | ヨン・イサギレ(スペイン、バーレーン・メリダ) | 0:03:51 |
9位 | マルク・ソレル(スペイン、モビスター) | 0:04:07 |
10位 | ペリョ・ビルバオ(スペイン、アスタナ) | 0:04:10 |
ポイント賞
1位 | ペテル・サガン(スロバキア、ボーラ・ハンスグローエ) | 37pts |
2位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) | 19pts |
3位 | マイケル・マシューズ(オーストラリア、サンウェブ) | 18pts |
山岳賞
1位 | ラーセ・ノーマンハンセン(デンマーク、アクアブルースポート) | 54pts |
2位 | ニック・ファンデルライク(オランダ、ルームポット) | 45pts |
3位 | ダミアーノ・カルーゾ(イタリア、BMCレーシング) | 31pts |
スイスライダー賞
1位 | マティアス・フランク(スイス、アージェードゥーゼール) | 28:02:41 |
2位 | ミヒャエル・シェア(スイス、BMCレーシング) | 0:30:14 |
3位 | シュテファン・キュング(スイス、BMCレーシング) | 0:52:08 |
チーム総合成績
1位 | アージェードゥーゼール | 84:18:34 |
2位 | モビスター | 0:04:16 |
3位 | カチューシャ・アルペシン | 0:16:58 |
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