2017/06/25(日) - 09:00
バイクに加えパーツやアパレルまでつくるドイツの総合ブランド、キューブよりエンデュランスロードシリーズのトップモデル「AGREE C:62 SL」をインプレッション。オールラウンドロード「LITENING」シリーズと並ぶ同社のもう一つのハイエンドバイクの実力とは如何に。
日本と同じく工業大国であるドイツはヴァルダースーホフに拠を構えるキューブ。ロードバイクのみならずMTBやE-バイク、トレッキングバイク、加えてアパレルや各種パーツ類まで取り扱う総合ブランドである。2017モデルから国内でも展開が開始され、愛三工業レーシングチームも今シーズンより同社のバイクを使用している。
2016年UCIヨーロッパツアーチームランキング1位を獲得したベルギーのプロコンチネンタルチーム、ワンティ・グループグベルトをサポートし、国際的なレースシーンにおいてもその価値を高めてきた。そんな同社のロードバイクラインアップで双璧をなすのがオールラウンドロード「LITENING」シリーズと、エンデュランスロードの「AGREE」シリーズである。
昨今のロードバイク市場を俯瞰的に見ると、ワールドツアーレースにバイクを投入する大手メーカーの一つの流れとして、クライミングロード、エアロロード、エンデュランスロードの3種をラインアップするというのが基本になってきている。だがキューブはこの流れに対し、エンデュランスロードでありながらエアロ性能も両立させるというコンセプトのもと、このAGREEシリーズを開発している。
今回インプレッションを行ったAGREE C:62 SLは、同シリーズのハイエンドモデル。モデル名のC:62とは、しなやかさと高い剛性を兼ね備えたセカンドグレードカーボン素材のこと。あえてウルトラハイモデュラスカーボンC:68よりもしなやかな素材を使用することで、剛性を確保しつつ優れた衝撃吸収力を実現したハイレベルなエンデュランスレーシングロードに仕上がっている。
加えて、軽量なモノコックフレーム製造を可能にするAdvanced Twin Moldテクノロジーを採用。カーボンのプリプレグが重なる面積を小さくする技術を駆使することで、カーボングレードダウンによる重量の増加を低減していることも特徴だ。
フレーム形状からも快適性を追求しており、シートチューブとトップチューブ~シートステーの交点はその最たるもの。特徴的なラインを取ることによりリア三角をコンパクト化し、シートポストを長めに出すことにより振動吸収性を生み出す設計だ。またヘッドチューブがやや長めに設定されており、よりコンフォータブルなポジションを取れるのも快適性に寄与する部分だろう。
エアロ設計が随所に盛り込まれるのも大きな特長。涙滴断面の後端を切り落としたカムテール形状をダウンチューブに採用しており、空力性能を高めつつ、横風の影響も受けにくくしている。また、フォークをヘッドチューブと流れるように繋がるインテグレーテッドデザインとし、ダイレクトマウントブレーキ仕様とすることで空気の乱流を防ぎ、空気抵抗を低減した。
安定した走行性能を得るためにヘッドチューブはテーパードとされ、パワー伝達効率に優れるプレスフィットBBも採用されるなど現代のレーシングバイクには標準的なスペックが有される。フレーム全体で快適性を確保しながらも、コーナーリングで重要になるヘッド部分や、バイクの推進力に繋がるBB周りはしっかり剛性を確保した設計となっている。
またホイールはフルクラム Racing Quattroの完成車向けモデルRacing 44 AEROをアッセンブル。35mmハイトのリムがエアロ効果を生み出すこのホイールは、耐久性にも優れ日々のトレーニングで常用しても長期間に渡り使用し続けることが可能だ。コンポーネントはシマノDURA-ACEを基本とし、ブレーキのみULTEGRAとすることでコストダウンに繋げている。
各種パーツはキューブのオリジナル品を合わせることで、充実のパッケージながら438,000円(税抜)のプライスを実現。鮮やかなブルーとハンドル周りにオレンジを配したカラーリングがされた、ワンティ・グループベルトのチームカラーで展開される。世界ではメジャーブランドとして知られるキューブのエンデュランスロードをインプレライダーはどう見るのか。それではインプレッションに移ろう。
ー インプレッション
「レーシングバイク然とした反応性の良さと挙動の軽さ」杉山友則(Bicicletta IL CUORE)
エンデュランスロードという位置づけですが、レーシングバイク然とした反応性の良さがありますね。アッセンブルされているホイールの重さというのも少し感じますが、バイク自体の挙動の軽さが特徴的です。
このバイクは大トルクで踏んでいく乗り方より、フレームのリズムに合わせてペダリングしてあげると気持ち良く進んでくれます。後ろ三角もしっかりとした剛性を持ち合わせているので、スプリントなどで少し乱れたペダリングをしたとしても、推進力へ変換する上での違和感は発生せず、スムーズな走りを見せてくれます。
各所に角形のチューブを使用しており、BB付近も角ばったチューブが入り組んだ形状ですので、一見剛性が高そうに見えますが、乗ったときにはそこまでガチガチに硬いという印象ではありません。反応の高さを演出できるほどのウィップ感が見え隠れする感じですね。ですので、レースにも使用でき、なおかつ、ロードバイクを乗り始めたばかりの方にとっても楽しめる剛性感と言えるでしょう。
快適性については乗り心地の悪さを感じませんでしたので、長距離を走っても身体に疲労が溜まりやすいように思う事もないでしょうし、脚が必要以上に削られることもないでしょう。踏み心地自体が少し気を抜いて軽くペダリングした方が進むような味付けですので、余計に脚を溜められ、ロングライドも楽しめるだろうと感じました。
フロント周りに至っても、ヘッドやフォークの剛性がしっかりと出ているので、ダンシングしても歪みなく進んでくれますし、下りのコーナーでも安定感があるので安心して曲がることが出来ます。ハンドリングは少々クイックで、よりレーシーに狙ったラインをしっかりトレース出来ます。
アッセンブルされているホイールは非常に重いと感じる訳ではなく、登りからアタックをかけるようなシーンでも十分軽く走れましたし、パッケージングとしては非常に上手くまとめられていると思います。ただ、もう少し軽い上位グレードのホイールに組みかえれば、より一層フレームの軽快さが際立ってくるように思います。
デザインは非常に良いですね。ワンティ・グループベルトのカラーということですが、鮮やかなブルーフレームにオレンジのステム、バーテープがワンポイントとして効いてて、やる気を引き出してくれますね。個人的にステムはこの色であれば単体でほしい程です。
まとめるとどんなシュチュエ―ションでも使用できるオールランダ―といった印象のバイクですね。それこそ実業団クラスからホビーレーサーまで幅広く対応することが出来るフレームだと感じました。
「1日中走りに行きたいなという気分にさせてくれるバイク」吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
非常に良くできた自転車といった第一印象で、これであれば1日中走りに行きたいなという気分にさせてくれました。フレーム自体にギミックがあるわけではないですが、エンデュランスという性格をしっかり感じ取ることができ、振動減衰性が高く乗り心地の良さを確保しています。
アッセンブルされているクランクがDURA-ACEでしたので、踏み込むとかっちりしている印象が飛び込んできますが、BB周りは軽くしなりがあるような感覚があり、全体のバランスが上手く整えられています。ホイールも丁度良い剛性感でこのアッセンブルにマッチしていますね。
振動吸収性に関しては27.2mm径のシートポストとそこからシートステーに繋がる部分が上手くしなる様に出来ており、快適性向上に一役買っていますね。走行中に触ってみてもそのしなりを感じることが出来ます。ですので、適正なサイズのフレームに乗り、しっかりとシートポストを出した状態で乗りたいですね、それだけで快適性は変わってくると思います。
エンデュランスバイクということですので、真っ直ぐ進みたがる傾向はあります。だからといって下りでバイクを倒しずらいということも無く、安定感のあるハンドリングを実現しています。しっかりタイヤを使いきれてるなと感じることが出来るほど、気持ち良く下ることが出来ますね。
それとやはり注目したいのはこの見た目ですね。なかなか斬新なカラーリングのステムとバーテープをワンポイントで差し込んでくるあたりがセンスいいですね。ホイールもこのバイクに特別な青いステッカーをフルクラムに用意してもらっているということで、メーカー規模の大きさを感じます。
この性能とDURA-ACEを基本としたパッケージで43万円というのは破格と言っても良いでしょう。もう少し値段を上げても良いと思えるほどで、他のメーカーでこういったプライスを用意しているモデルは無いと思います。今お持ちのバイクから乗り換えでも良いでしょうし、お財布に余裕のある方は初めての一台として乗っても、楽しく長く付き合える1台になるのではないでしょうか。楽しい自転車ライドのお供になってくれるのではないかと思います。
キューブ AGREE C:62 SL
フレーム:C:62 Advanced Twin Mold Technology Aero Frame, Direct Mount Caliper Brake
フォーク:CUBE CSL Evo Aero C:62 Technology, Aerodynamic Direct Mount Caliper Brake, 11/8" / 11/4" Tapered
メインコンポーネント:シマノ9100系デュラエース
ステム:CUBE Performance Stem Pro, 31.8mm
ハンドルバー:Cube Wing Race Bar Carbon
シートポスト:CUBE Performance Motion Post, 27.2mm
サイズ:50、53、56、58
カラー:team wanty
重 量:7.5kg
価 格:438,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
杉山友則(Bicicletta IL CUORE)
東京都台東区のBicicletta IL CUORE 下谷本店店長。ダミアーノ・クネゴがジュニアチャンピオンだったころからクネゴのファンだという、自他ともに認めるミーハー系自転車乗り。グエルチョッティやコルナゴ、ルックなどヨーロピアンブランドへの造詣が深い。ショップ店長としては、ユーザーがサイクルライフを楽しめる遊び方の提案を心がけている。
CWレコメンドショップページ
Bicicletta IL CUORE ショップHP
吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
名古屋に店舗を構えるワタキ商工株式会社 ニコー製作所の4代目店長を務める。一般企業に勤めてから入社した経験を活かし常に"外側からの視点"に注意を払い、初心者さんが気軽に入店しやすい雰囲気づくりを心がけている。週末にはロードやシクロクロス、トライアスロンなど多岐にわたってイベントを開催し、お客さん同士が仲良くなれるような場を提供している。ショップでは「当たり前のことを当たり前にやる」ことをモットーに作業を行い、お客さんが乗りやすいバイクを提供している。
CWレコメンドショップページ
ワタキ商工株式会社 ニコー製作所 ショップHP
ウェア協力:シマノ
ヘルメット協力:ベル
text:Kosuke.Kamata
photo:Makoto.AYANO
日本と同じく工業大国であるドイツはヴァルダースーホフに拠を構えるキューブ。ロードバイクのみならずMTBやE-バイク、トレッキングバイク、加えてアパレルや各種パーツ類まで取り扱う総合ブランドである。2017モデルから国内でも展開が開始され、愛三工業レーシングチームも今シーズンより同社のバイクを使用している。
2016年UCIヨーロッパツアーチームランキング1位を獲得したベルギーのプロコンチネンタルチーム、ワンティ・グループグベルトをサポートし、国際的なレースシーンにおいてもその価値を高めてきた。そんな同社のロードバイクラインアップで双璧をなすのがオールラウンドロード「LITENING」シリーズと、エンデュランスロードの「AGREE」シリーズである。
昨今のロードバイク市場を俯瞰的に見ると、ワールドツアーレースにバイクを投入する大手メーカーの一つの流れとして、クライミングロード、エアロロード、エンデュランスロードの3種をラインアップするというのが基本になってきている。だがキューブはこの流れに対し、エンデュランスロードでありながらエアロ性能も両立させるというコンセプトのもと、このAGREEシリーズを開発している。
今回インプレッションを行ったAGREE C:62 SLは、同シリーズのハイエンドモデル。モデル名のC:62とは、しなやかさと高い剛性を兼ね備えたセカンドグレードカーボン素材のこと。あえてウルトラハイモデュラスカーボンC:68よりもしなやかな素材を使用することで、剛性を確保しつつ優れた衝撃吸収力を実現したハイレベルなエンデュランスレーシングロードに仕上がっている。
加えて、軽量なモノコックフレーム製造を可能にするAdvanced Twin Moldテクノロジーを採用。カーボンのプリプレグが重なる面積を小さくする技術を駆使することで、カーボングレードダウンによる重量の増加を低減していることも特徴だ。
フレーム形状からも快適性を追求しており、シートチューブとトップチューブ~シートステーの交点はその最たるもの。特徴的なラインを取ることによりリア三角をコンパクト化し、シートポストを長めに出すことにより振動吸収性を生み出す設計だ。またヘッドチューブがやや長めに設定されており、よりコンフォータブルなポジションを取れるのも快適性に寄与する部分だろう。
エアロ設計が随所に盛り込まれるのも大きな特長。涙滴断面の後端を切り落としたカムテール形状をダウンチューブに採用しており、空力性能を高めつつ、横風の影響も受けにくくしている。また、フォークをヘッドチューブと流れるように繋がるインテグレーテッドデザインとし、ダイレクトマウントブレーキ仕様とすることで空気の乱流を防ぎ、空気抵抗を低減した。
安定した走行性能を得るためにヘッドチューブはテーパードとされ、パワー伝達効率に優れるプレスフィットBBも採用されるなど現代のレーシングバイクには標準的なスペックが有される。フレーム全体で快適性を確保しながらも、コーナーリングで重要になるヘッド部分や、バイクの推進力に繋がるBB周りはしっかり剛性を確保した設計となっている。
またホイールはフルクラム Racing Quattroの完成車向けモデルRacing 44 AEROをアッセンブル。35mmハイトのリムがエアロ効果を生み出すこのホイールは、耐久性にも優れ日々のトレーニングで常用しても長期間に渡り使用し続けることが可能だ。コンポーネントはシマノDURA-ACEを基本とし、ブレーキのみULTEGRAとすることでコストダウンに繋げている。
各種パーツはキューブのオリジナル品を合わせることで、充実のパッケージながら438,000円(税抜)のプライスを実現。鮮やかなブルーとハンドル周りにオレンジを配したカラーリングがされた、ワンティ・グループベルトのチームカラーで展開される。世界ではメジャーブランドとして知られるキューブのエンデュランスロードをインプレライダーはどう見るのか。それではインプレッションに移ろう。
ー インプレッション
「レーシングバイク然とした反応性の良さと挙動の軽さ」杉山友則(Bicicletta IL CUORE)
エンデュランスロードという位置づけですが、レーシングバイク然とした反応性の良さがありますね。アッセンブルされているホイールの重さというのも少し感じますが、バイク自体の挙動の軽さが特徴的です。
このバイクは大トルクで踏んでいく乗り方より、フレームのリズムに合わせてペダリングしてあげると気持ち良く進んでくれます。後ろ三角もしっかりとした剛性を持ち合わせているので、スプリントなどで少し乱れたペダリングをしたとしても、推進力へ変換する上での違和感は発生せず、スムーズな走りを見せてくれます。
各所に角形のチューブを使用しており、BB付近も角ばったチューブが入り組んだ形状ですので、一見剛性が高そうに見えますが、乗ったときにはそこまでガチガチに硬いという印象ではありません。反応の高さを演出できるほどのウィップ感が見え隠れする感じですね。ですので、レースにも使用でき、なおかつ、ロードバイクを乗り始めたばかりの方にとっても楽しめる剛性感と言えるでしょう。
快適性については乗り心地の悪さを感じませんでしたので、長距離を走っても身体に疲労が溜まりやすいように思う事もないでしょうし、脚が必要以上に削られることもないでしょう。踏み心地自体が少し気を抜いて軽くペダリングした方が進むような味付けですので、余計に脚を溜められ、ロングライドも楽しめるだろうと感じました。
フロント周りに至っても、ヘッドやフォークの剛性がしっかりと出ているので、ダンシングしても歪みなく進んでくれますし、下りのコーナーでも安定感があるので安心して曲がることが出来ます。ハンドリングは少々クイックで、よりレーシーに狙ったラインをしっかりトレース出来ます。
アッセンブルされているホイールは非常に重いと感じる訳ではなく、登りからアタックをかけるようなシーンでも十分軽く走れましたし、パッケージングとしては非常に上手くまとめられていると思います。ただ、もう少し軽い上位グレードのホイールに組みかえれば、より一層フレームの軽快さが際立ってくるように思います。
デザインは非常に良いですね。ワンティ・グループベルトのカラーということですが、鮮やかなブルーフレームにオレンジのステム、バーテープがワンポイントとして効いてて、やる気を引き出してくれますね。個人的にステムはこの色であれば単体でほしい程です。
まとめるとどんなシュチュエ―ションでも使用できるオールランダ―といった印象のバイクですね。それこそ実業団クラスからホビーレーサーまで幅広く対応することが出来るフレームだと感じました。
「1日中走りに行きたいなという気分にさせてくれるバイク」吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
非常に良くできた自転車といった第一印象で、これであれば1日中走りに行きたいなという気分にさせてくれました。フレーム自体にギミックがあるわけではないですが、エンデュランスという性格をしっかり感じ取ることができ、振動減衰性が高く乗り心地の良さを確保しています。
アッセンブルされているクランクがDURA-ACEでしたので、踏み込むとかっちりしている印象が飛び込んできますが、BB周りは軽くしなりがあるような感覚があり、全体のバランスが上手く整えられています。ホイールも丁度良い剛性感でこのアッセンブルにマッチしていますね。
振動吸収性に関しては27.2mm径のシートポストとそこからシートステーに繋がる部分が上手くしなる様に出来ており、快適性向上に一役買っていますね。走行中に触ってみてもそのしなりを感じることが出来ます。ですので、適正なサイズのフレームに乗り、しっかりとシートポストを出した状態で乗りたいですね、それだけで快適性は変わってくると思います。
エンデュランスバイクということですので、真っ直ぐ進みたがる傾向はあります。だからといって下りでバイクを倒しずらいということも無く、安定感のあるハンドリングを実現しています。しっかりタイヤを使いきれてるなと感じることが出来るほど、気持ち良く下ることが出来ますね。
それとやはり注目したいのはこの見た目ですね。なかなか斬新なカラーリングのステムとバーテープをワンポイントで差し込んでくるあたりがセンスいいですね。ホイールもこのバイクに特別な青いステッカーをフルクラムに用意してもらっているということで、メーカー規模の大きさを感じます。
この性能とDURA-ACEを基本としたパッケージで43万円というのは破格と言っても良いでしょう。もう少し値段を上げても良いと思えるほどで、他のメーカーでこういったプライスを用意しているモデルは無いと思います。今お持ちのバイクから乗り換えでも良いでしょうし、お財布に余裕のある方は初めての一台として乗っても、楽しく長く付き合える1台になるのではないでしょうか。楽しい自転車ライドのお供になってくれるのではないかと思います。
キューブ AGREE C:62 SL
フレーム:C:62 Advanced Twin Mold Technology Aero Frame, Direct Mount Caliper Brake
フォーク:CUBE CSL Evo Aero C:62 Technology, Aerodynamic Direct Mount Caliper Brake, 11/8" / 11/4" Tapered
メインコンポーネント:シマノ9100系デュラエース
ステム:CUBE Performance Stem Pro, 31.8mm
ハンドルバー:Cube Wing Race Bar Carbon
シートポスト:CUBE Performance Motion Post, 27.2mm
サイズ:50、53、56、58
カラー:team wanty
重 量:7.5kg
価 格:438,000円(税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
杉山友則(Bicicletta IL CUORE)
東京都台東区のBicicletta IL CUORE 下谷本店店長。ダミアーノ・クネゴがジュニアチャンピオンだったころからクネゴのファンだという、自他ともに認めるミーハー系自転車乗り。グエルチョッティやコルナゴ、ルックなどヨーロピアンブランドへの造詣が深い。ショップ店長としては、ユーザーがサイクルライフを楽しめる遊び方の提案を心がけている。
CWレコメンドショップページ
Bicicletta IL CUORE ショップHP
吉田幸司(ワタキ商工株式会社 ニコー製作所)
名古屋に店舗を構えるワタキ商工株式会社 ニコー製作所の4代目店長を務める。一般企業に勤めてから入社した経験を活かし常に"外側からの視点"に注意を払い、初心者さんが気軽に入店しやすい雰囲気づくりを心がけている。週末にはロードやシクロクロス、トライアスロンなど多岐にわたってイベントを開催し、お客さん同士が仲良くなれるような場を提供している。ショップでは「当たり前のことを当たり前にやる」ことをモットーに作業を行い、お客さんが乗りやすいバイクを提供している。
CWレコメンドショップページ
ワタキ商工株式会社 ニコー製作所 ショップHP
ウェア協力:シマノ
ヘルメット協力:ベル
text:Kosuke.Kamata
photo:Makoto.AYANO
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