2017/05/05(金) - 07:00
5月5日開幕のジロ・デ・イタリアの出場予定だったバルディアーニCSFのステファノ・ピラッツィ(イタリア)とニコラ・ルッフォニ(イタリア)の Aサンプルから禁止薬物ペプチドホルモンの一種GHRPsの「違反が疑われる分析結果(AAF)」が出たことが明らかに。チームはジロに出場するが、いずれ出場停止処分を受ける可能性が高い。
ジロ開幕前夜にイタリアに衝撃が走った。4月25日と26日に行われたレース外ドーピング検査で採取されたピラッツィとルッフォニのAサンプルから、GHRPs(成長ホルモン放出ペプチド)の違反が疑われる分析結果が出たことをUCIが発表した。GHRPsは筋肉増強やリカバリーに効果があり、2017年にWADA(世界アンチドーピング機構)の禁止薬物に指定されている。
即座にピラッツィとルッフォニはBサンプルの検査結果が出るまで暫定的に出場停止状態に。ピラッツィとルッフォニはジロに出場予定で、5月4日に行われたチームプレゼンテーションにも出席。クライマーのピラッツィは山岳ステージで、スプリンターのルッフォニは平坦ステージでバルディアーニCSFのエースを担う予定だった。
バルディアーニCSFは即座にプレスリリースを出し、ピラッツィとルッフォニをジロのメンバーから外し、UCIルールに沿って出場停止状態に置くことを確認。チームのブルーノ・レヴェルベーリ代表は「ニュースを聞いて心から驚いている。アンチドーピングのルールに則ってBサンプルの結果を待つとともに、3年間にわたるチームのプロジェクトの価値を守るために適切な処分を下したい」とコメントしている。
UCIアンチドーピング規程によると、12ヶ月間に同じチームから2人のドーピング違反者が出た場合、チームには15日から45日間の出場停止処分を与えられる。仮にBサンプルの陽性が確定すればチームは出場停止処分を受けることになるが、UCIの懲罰委員会が判断を下すのは数週間後になる。
今回のドーピング陽性を受けてジロ主催者RCSスポルトは「ジロ・デ・イタリアのイメージと名声を守るために適切な処置を行う権利を有している」という旨のプレスリリースを出しているが、バルディアーニCSFの出場の可否については明言していない。選手変更可能期限が過ぎているため、バルディアーニCSFはピラッツィとルッフォニを除くメンバー7名でジロに挑むことになる。
text:Kei Tsuji
ジロ開幕前夜にイタリアに衝撃が走った。4月25日と26日に行われたレース外ドーピング検査で採取されたピラッツィとルッフォニのAサンプルから、GHRPs(成長ホルモン放出ペプチド)の違反が疑われる分析結果が出たことをUCIが発表した。GHRPsは筋肉増強やリカバリーに効果があり、2017年にWADA(世界アンチドーピング機構)の禁止薬物に指定されている。
即座にピラッツィとルッフォニはBサンプルの検査結果が出るまで暫定的に出場停止状態に。ピラッツィとルッフォニはジロに出場予定で、5月4日に行われたチームプレゼンテーションにも出席。クライマーのピラッツィは山岳ステージで、スプリンターのルッフォニは平坦ステージでバルディアーニCSFのエースを担う予定だった。
バルディアーニCSFは即座にプレスリリースを出し、ピラッツィとルッフォニをジロのメンバーから外し、UCIルールに沿って出場停止状態に置くことを確認。チームのブルーノ・レヴェルベーリ代表は「ニュースを聞いて心から驚いている。アンチドーピングのルールに則ってBサンプルの結果を待つとともに、3年間にわたるチームのプロジェクトの価値を守るために適切な処分を下したい」とコメントしている。
UCIアンチドーピング規程によると、12ヶ月間に同じチームから2人のドーピング違反者が出た場合、チームには15日から45日間の出場停止処分を与えられる。仮にBサンプルの陽性が確定すればチームは出場停止処分を受けることになるが、UCIの懲罰委員会が判断を下すのは数週間後になる。
今回のドーピング陽性を受けてジロ主催者RCSスポルトは「ジロ・デ・イタリアのイメージと名声を守るために適切な処置を行う権利を有している」という旨のプレスリリースを出しているが、バルディアーニCSFの出場の可否については明言していない。選手変更可能期限が過ぎているため、バルディアーニCSFはピラッツィとルッフォニを除くメンバー7名でジロに挑むことになる。
text:Kei Tsuji
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