2017/03/29(水) - 20:57
NTN株式会社をタイトルスポンサーに迎え、記念すべき20回大会を迎えるツアー・オブ・ジャパンの記者発表会が都内にて行われた。バーレーン・メリダをはじめとした国内外の参加チームや各ステージのコースなど、大会の全貌が明らかとなった。
5月21日(日)の堺ステージから、同28日(日)の東京ステージまで計8日間で行われる第20回ツアー・オブ・ジャパン。今年も昨年同様京都ステージを含む8日間8ステージで開催され、総走行距離743.75kmで争われる。UCIカテゴリーは2.1クラスだ。
今年のトピックは、1918年に創業し、2018年3月に100周年を迎えるベアリングメーカーであるNTN株式会社がタイトルスポンサーとなったこと。ツアー・オブ・ジャパンとしては初のタイトルスポンサーであり、同社の大久保博司社長は「世界各国の選手が競い合い、地元の方々と交流することが弊社の企業理念とも共通するため、100周年記念事業として取り組むことに決めました。次世代の育成にも協力したいと考えています」とコメント。
同社社員の中にもサイクリストが多く、その声が協賛の後押しをした、とも。各ステージの会場では「NTN回る学校」と名付けたブースを展開し、同社製品に理解を深めるワークショップや、技術体感アトラクションなどを実践していくという。
発表された出場チームは、UCIワールドチームのバーレーン・メリダを筆頭に、コンチネンタルチームのNIPPOヴィーニファンティーニとユナイテッドヘルスケアなど15チームで、その他1チームが交渉中だという。日本国内レースに初出場となるバーレーン・メリダだが、新城幸也はヨーロッパレースに出場するためエントリーの可能性は低いとのこと。
NIPPOヴィーニファンティーニは残念ながらジロ・デ・イタリア選出とならなかった分、ダミアーノ・クネゴ(イタリア)らフルメンバーでの出場に期待が掛かる。また、UCIアジアランキング1位のチームはドーピング問題が懸念されるため、UCIを通して正式な手続きを踏み招待しなかったという。国内チームは昨年同様の8チームだ。
第20回ツアー・オブ・ジャパン出場予定チーム(2017年3月29日現在)
UCIワールドチーム
バーレーン・メリダ
UCIプロコンチネンタルチーム
NIPPOヴィーニファンティーニ
ユナイテッドヘルスケア
UCIコンチネンタルチーム
タブリーズ・シャハルダリチーム
アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス
トレンガヌサイクリングチーム
アタッキ・チームグスト
国内チーム
チーム右京
キナンサイクリングチーム
宇都宮ブリッツェン
ブリヂストンアンカーサイクリングチーム
マトリックス・パワータグ
シマノレーシングチーム
愛三工業レーシングチーム
日本ナショナルチーム
また2017年大会は20回記念として、大会公式ロゴとリーダージャージを刷新。ロゴは日本で一番古い歴史をもつ国際レースである伝統と、大会の持つ情熱を活かしてデザインしたという。赤い輪は日の丸を、青いグラフィックは初代ロゴから引き継いだ選手のイメージだ。
各賞リーダージャージは、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャ同様にルコックスポルティフが担当する。現在のトレンドに合わせたシンプルなデザインに生まれ変わった新デザインのリーダージャージを一番先に着用する選手は誰だろうか。
ステージ順番としては、昨年サミット開催のため開催順番が入れ替わっていた美濃といなべが例年通りに戻っており、いなべステージのゴールレイアウトに変化がもたらされている。例年は平坦基調だったが、今年はラスト2km地点からが登りであり、特にラスト1km地点からは道幅が狭い急勾配区間(=いなベルフ:栗村修TOJ大会ディレクター)となるため、数十秒単位でのタイム差が付く可能性も秘めているという。総合を狙う上では落とせないポイントだ。
その他ツアー・オブ・ジャパンの地域貢献活動として昨年から開始された「ホームステージ」や、TOJキッズ、大会アンバサダー(京都ステージのアンバサダーを務める三船雅彦さんによるコースや周辺地域の案内はこちら)などが継続して行われ、より地域と密着した大会の盛り上がりにも期待できそうだ。
第20回ツアー・オブ・ジャパン大会概要
名称:NTN presents 20th TOUR OF JAPAN(UCI2.1)
開催日程:2017年5月21日(日)〜5月28日(日)
チーム編成:9名(選手6名/監督1名/メカニック1名/マッサー1名)
出場チーム:全16チーム予定(海外8チーム・国内8チーム)
ステージ情報
5月21日(日) 堺ステージ 2.65km(個人TT)
5月22日(月) 京都ステージ 105km
5月23日(火) いなべステージ 127km
5月24日(水) 美濃ステージ 139.4km
5月25日(木) 南信州ステージ 123.6km
5月26日(金) 富士山ステージ 11.4km
5月27日(土) 伊豆ステージ 122km
5月28日(日) 東京ステージ 112.7km
総走行距離743.75km
text&photo:So.Isobe
5月21日(日)の堺ステージから、同28日(日)の東京ステージまで計8日間で行われる第20回ツアー・オブ・ジャパン。今年も昨年同様京都ステージを含む8日間8ステージで開催され、総走行距離743.75kmで争われる。UCIカテゴリーは2.1クラスだ。
今年のトピックは、1918年に創業し、2018年3月に100周年を迎えるベアリングメーカーであるNTN株式会社がタイトルスポンサーとなったこと。ツアー・オブ・ジャパンとしては初のタイトルスポンサーであり、同社の大久保博司社長は「世界各国の選手が競い合い、地元の方々と交流することが弊社の企業理念とも共通するため、100周年記念事業として取り組むことに決めました。次世代の育成にも協力したいと考えています」とコメント。
同社社員の中にもサイクリストが多く、その声が協賛の後押しをした、とも。各ステージの会場では「NTN回る学校」と名付けたブースを展開し、同社製品に理解を深めるワークショップや、技術体感アトラクションなどを実践していくという。
発表された出場チームは、UCIワールドチームのバーレーン・メリダを筆頭に、コンチネンタルチームのNIPPOヴィーニファンティーニとユナイテッドヘルスケアなど15チームで、その他1チームが交渉中だという。日本国内レースに初出場となるバーレーン・メリダだが、新城幸也はヨーロッパレースに出場するためエントリーの可能性は低いとのこと。
NIPPOヴィーニファンティーニは残念ながらジロ・デ・イタリア選出とならなかった分、ダミアーノ・クネゴ(イタリア)らフルメンバーでの出場に期待が掛かる。また、UCIアジアランキング1位のチームはドーピング問題が懸念されるため、UCIを通して正式な手続きを踏み招待しなかったという。国内チームは昨年同様の8チームだ。
第20回ツアー・オブ・ジャパン出場予定チーム(2017年3月29日現在)
UCIワールドチーム
バーレーン・メリダ
UCIプロコンチネンタルチーム
NIPPOヴィーニファンティーニ
ユナイテッドヘルスケア
UCIコンチネンタルチーム
タブリーズ・シャハルダリチーム
アイソウェイスポーツ・スイスウェルネス
トレンガヌサイクリングチーム
アタッキ・チームグスト
国内チーム
チーム右京
キナンサイクリングチーム
宇都宮ブリッツェン
ブリヂストンアンカーサイクリングチーム
マトリックス・パワータグ
シマノレーシングチーム
愛三工業レーシングチーム
日本ナショナルチーム
また2017年大会は20回記念として、大会公式ロゴとリーダージャージを刷新。ロゴは日本で一番古い歴史をもつ国際レースである伝統と、大会の持つ情熱を活かしてデザインしたという。赤い輪は日の丸を、青いグラフィックは初代ロゴから引き継いだ選手のイメージだ。
各賞リーダージャージは、ツール・ド・フランスやブエルタ・ア・エスパーニャ同様にルコックスポルティフが担当する。現在のトレンドに合わせたシンプルなデザインに生まれ変わった新デザインのリーダージャージを一番先に着用する選手は誰だろうか。
ステージ順番としては、昨年サミット開催のため開催順番が入れ替わっていた美濃といなべが例年通りに戻っており、いなべステージのゴールレイアウトに変化がもたらされている。例年は平坦基調だったが、今年はラスト2km地点からが登りであり、特にラスト1km地点からは道幅が狭い急勾配区間(=いなベルフ:栗村修TOJ大会ディレクター)となるため、数十秒単位でのタイム差が付く可能性も秘めているという。総合を狙う上では落とせないポイントだ。
その他ツアー・オブ・ジャパンの地域貢献活動として昨年から開始された「ホームステージ」や、TOJキッズ、大会アンバサダー(京都ステージのアンバサダーを務める三船雅彦さんによるコースや周辺地域の案内はこちら)などが継続して行われ、より地域と密着した大会の盛り上がりにも期待できそうだ。
第20回ツアー・オブ・ジャパン大会概要
名称:NTN presents 20th TOUR OF JAPAN(UCI2.1)
開催日程:2017年5月21日(日)〜5月28日(日)
チーム編成:9名(選手6名/監督1名/メカニック1名/マッサー1名)
出場チーム:全16チーム予定(海外8チーム・国内8チーム)
ステージ情報
5月21日(日) 堺ステージ 2.65km(個人TT)
5月22日(月) 京都ステージ 105km
5月23日(火) いなべステージ 127km
5月24日(水) 美濃ステージ 139.4km
5月25日(木) 南信州ステージ 123.6km
5月26日(金) 富士山ステージ 11.4km
5月27日(土) 伊豆ステージ 122km
5月28日(日) 東京ステージ 112.7km
総走行距離743.75km
text&photo:So.Isobe