2017/04/15(土) - 09:03
イタリアンバイクブランド御三家の一角に数えられるコルナゴが遂にラインアップへと加えたエアロロードバイク「CONCEPT」。歴史と伝統あるレーシングブランドが放つ、アーティスティックバイクの真価を問う。
自転車文化が生活に深く根付くイタリアを代表するブランドであるコルナゴ。近年では同ブランドのバイクを駆った新城幸也(当時ブイグテレコム)の世界選手権9位や、萩原麻由子(当時ウイグルホンダ)のジロ・ローザ、ステージ優勝など日本のサイクルシーンとも深い関わりを持つレーシングブランドだ。
イタリアのバイクブランド御三家にも数えられるコルナゴは、創業者のエルネスト・コルナゴが22歳の時にミラノ郊外のカンビアーゴに立ち上げた工房から始まる。その後、エディ・メルクスのアワーレコード用バイクの供給や、ジュゼッペ・サロンニによる世界選手権優勝などを経て、バイクブランドとしての確固たる地位を築いていった。
スチールフレームの時代からレースシーンをリードしていったコルナゴは、2017シーズンもUCIワールドツアーチームである「UAEアブダビ」にフレームを供給し、トップのレースシーンに君臨している。レースとともにあり続けたコルナゴは、新素材に対しても積極的な一面を見せてきたブランドでもある。
他の老舗イタリアンブランドに先駆け、1980年台からカーボンフレームの製造を手がけ始めたコルナゴ。カーボンフレームの開発にあたって同社が選んだパートナーはモータースポーツの最高峰、F1において世界を席巻していた同郷のフェラーリ社だった。1986年から始まる2社の強力体制により、2年後には有機的なデザインを持ち、伝説的な名車となった「C35」が発表される。しかしその2年の間にもう一台、幻とも言えるバイクが存在した。それが「CONCEPT」である。
その名の通りコンセプトバイクとして3台しか製作されなかったこのバイクは、カーボンフレームに内蔵ケーブル、BB部分で変速する内装7段変速システム、油圧ブレーキにサスペンションシートポストという、当時では考えられないような先端技術が集約されたモデルであった。
もちろんこのフレームは量産には至らなかったが、コルナゴというブランドの先見性の高さそのものであったと言えるだろう。あれから30年という月日が経ち、その理念が最新の技術によって表現されたのが今回紹介するエアロロードバイク「CONCEPT」だ。
コルナゴ初のエアロロードとして登場した「CONCEPT」は、エアロダイナミクスに優れたダイナミックで攻撃的な造形を持ちながらも、イタリアらしいエレガントな佇まいを持ったバイクだ。この気品あるフレームグラフィックはイタリアのパマ・ペイント社によりエアブラシで描かれるという。
もちろんその性能はあらゆる技術によって底上げされており、レーシングバイクとしての性能を発揮する。その最たるものが空力性能を煮詰めたフレーム形状だろう。NACA(アメリカ航空諮問委員会)のウインドシェイプ技術によって設計されたフレームは、周りを流れる乱れた風をいなすよう整流する。
テーパードヘッドを採用するヘッドチューブは前方投影面積を減少させる中央部分がくびれた形状で、フォーククラウンからヘッドチューブ、ダウンチューブ周りは一体感を持たせたインテグレートデザインを採用。また空力を追求する上で必要不可欠なダウンチューブの形状はカムテール形状を導入するなど拘りを見せる。
またエアロロードにありがちな縦剛性の増加による振動吸収性の悪化に対してはカーボン/ナイロン/エラストマーから成る高分子化合物をヘッドパーツに使用することでライダーに伝わる振動をカットし、乗り心地の向上につなげている。BBはコルナゴ独自の「スレッドフィット82.5」と呼ばれるスレッド式BBにより、音鳴りや圧入によるフレームへのダメージといったリスクは最小限に抑えられている。
エアロロードバイクでありながら、28mmのタイヤ幅に対応するクリアランスも特筆すべきポイントだろう。太めのタイヤを履かせることで荒れた路面や、ロングライドでの快適性を向上させることも出来るキャパシティを備えた懐の深いバイクに仕上がっている。
イタリアはもちろん、世界でも指折りの歴史を誇るバイクブランド、コルナゴ初のエアロロードとして満を持して登場した「CONCEPT」。今回インプレッションするバイクはシマノ・デュラエースR9100系に同WH-R9100-C60-TUをアッセンブルしている。それではインプレッションに移ろう。
ー インプレッション
「エアロロードらしさを感じない扱いやすい万能型バイク」渡辺勇大(GROVE港北)
コルナゴ初のエアロロードと言う事ですが、走りの性能は生粋のエアロバイクという雰囲気ではなく、オールラウンドに使える万能ロードといった印象です。エアロロードらしいダイナミックな外見とは裏腹に癖が無く、誰にでも扱いやすい1台に仕上がっているバイクだと感じました。
踏み味は他のエアロロードに比べてしなやかな印象を受けます。踏み方や踏む位置を指定してくるような傲慢さがなく、どこで踏んでも加速していく許容範囲の広さがありますね。そのため上級者はもちろんビギナーの方でも乗りやすく、力がかけやすい性格のフレームとなっています。どの速度域からもスピードが伸びる感覚が味わえますが、エアロロードらしく40km/h以上の高速域での加速感は気持ちのよいものがあります。
フレームはボリュームあふれるエアロフォルムに反して、硬すぎない柔軟性のある剛性感で、振動吸収性にも優れています。シートポストも独特のエアロ形状で硬そうなイメージですが、突き上げ感はあまり感じませんでした。フレーム重量も軽く、ダンシングもしやすい軽快さを持つ一方で、エアロロードらしい安定感もありますね。
見た目に反して登りも問題なくこなせるバイクなので、ロードレースでも活躍できるでしょうね。ただ、60km/hにもなるようなスプリントのシーンでは、多少バイクがふらつくような感覚もありました。高速巡航を維持して勝負するようなシチュエーションに向いているのではないでしょうか。
ハンドリングはニュートラルで、エアロロードにありがちな直進安定性が高すぎて曲がりづらいというのは無いですね。バイクは倒し込みやすく、自分の思った通りのラインでコーナーに進入することが可能です。
ホイールは今回アッセンブルされたWH-R9100-C60のように、50mm以上のディープリムを合わせる方がバイクの性格にマッチすると感じます。フレームのエアロ感と相まって、ディープリムホイールでも足元の重さを感じず伸びのある走りを生み出せることでしょう。
1点気になったのは、リアブレーキワイヤーの取り回しです。ブレーキキャリパーがフレームに対して鋭角に取り付くため、トップチューブからのアウターワイヤーはケーブルを傷めない適切な長さで取り付けたいですね。性能のバランスが良く、ブランド初のエアロロードとしては文句なしの出来栄えではないでしょうか。
「踏み続けたくなる剛性感と平地でじわっと伸びる加速感」恒次智(サイクルショップフリーダム)
このバイクはどこまでも加速していくような気持ちのよい踏み心地が印象的ですね。下ハンドルを持って踏み込んでいくと、常にゴールスプリントのように、踏み続けたくなってしまうバイクです。走りだすと、このバイクの世界観に誘われるかのような気持ちよさがありました。
エアロフレームというと剛性が高く、踏み味が硬くなりがちですが、このバイクはそういったものを感じさせません。かといって柔らかいということもなく、ほどよく扱いやすい剛性感ですね。多少パワーをいなしてくれるようなしなりがあるため、足にも優しくどんどん踏みたくなってしまうのだと思います。そのため、レーシングフレームにありがちなカンカンという乾いた加速感ではなくて、ゆっくりジワリと走りだす感覚があります。巡航しながらギアを1段、もう1段と足していきたくなりますね。
かと言って、登りに関してもシッティングで踏み込んでいく走り方が適しているのかというと、そんなことはなく、ダンシングでヒラヒラと軽やかに登るスタイルが合っていると思います。平地はもちろんエアロロードらしくじんわり加速していくのに、登りはクライミングバイクのような軽快さで、非常に走っていて楽しくなる自転車ですね。
快適性に関してはこれだけ縦方向のボリュームがありながら、下からの突き上げというのをあまり感じませんでした。今回履いていた25mmのチューブラータイヤのおかげかもしれませんが、28mmまで対応しているフレームクリアランスを活用して、太めのタイヤで快適性を調整するのも良いでしょう。
コーナリングに関しては、エアロロードバイクらしい直進安定性がありますので、若干アンダーステアに感じる部分があるかもしれません。ですので、減速してからコーナーに進入するという丁寧な曲がり方が必要になってきますね。
塗装も非常に美しく、太陽の下で映えるようなカラーリングにコルナゴCONCEPTの世界観に酔いしれてしまいそうになります。ルックスに惚れ込んで購入したとしても、実際に乗った時の性能も満足できるほどに高く、これで49万円(レギュラーカラーは45万円)というプライスは少し安いかなとも思ってしまう程です。それくらいの価値が十分あるバイクですね。
コルナゴ CONCEPT フレームセット
フレーム:CARBON MONOCOQUE、HHM-HM CARBON、
フォーク:CONCEPT CARBON
ボトムブラケット規格:スレッドフィット82.5対応BB86
シートポスト:オリジナル
カラー:CHDK、CHBK、CHLB、CHRD、CHWH、CHDB
サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
価格:450,000円(税抜)、490,000円(CHDB、CHDK、税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
渡辺勇大(GROVE港北)
横浜市港北区に店舗を構えるGROVE港北の店長。元MTBのダウンヒルプロライダーであり、20年以上に渡ってレース活動を行ってきたベテラン。その経験を活かしトータルとしての乗りやすさを求めるフィッティングやバイクセッティングに定評がある。ロードやMTBなど幅広くスポーツバイクをお客さんと一緒に遊びその楽しさを伝えていくことを大切にしている。愛車はスペシャライズドTarmac S-Works。
CWレコメンドショップページ
GROVE港北HP
恒次智(サイクルショップフリーダム)
岡山県岡山市に店舗を構えるサイクルショップフリーダムの店長。速さやスタイルに囚われることなく自由に自転車を楽しむのがショップのコンセプト。MTBから自転車を始め、クロスカントリーレースやロードの実業団レース等にも参加、自転車歴は20年以上。最近はツーリングやトレイルライドにも力を入れる。愛車はキャノンデールのSUPERSIX EVO HI-MOD。そしてホンダS2000やロータスエリーゼ、エキシージなどなど。
CWレコメンドショップページ
サイクルショップフリーダムHP
ウェア協力:Pandani
ヘルメット&アイウェア協力:KASK
text:Kosuke.Kamata
photo:Makoto.AYANO
自転車文化が生活に深く根付くイタリアを代表するブランドであるコルナゴ。近年では同ブランドのバイクを駆った新城幸也(当時ブイグテレコム)の世界選手権9位や、萩原麻由子(当時ウイグルホンダ)のジロ・ローザ、ステージ優勝など日本のサイクルシーンとも深い関わりを持つレーシングブランドだ。
イタリアのバイクブランド御三家にも数えられるコルナゴは、創業者のエルネスト・コルナゴが22歳の時にミラノ郊外のカンビアーゴに立ち上げた工房から始まる。その後、エディ・メルクスのアワーレコード用バイクの供給や、ジュゼッペ・サロンニによる世界選手権優勝などを経て、バイクブランドとしての確固たる地位を築いていった。
スチールフレームの時代からレースシーンをリードしていったコルナゴは、2017シーズンもUCIワールドツアーチームである「UAEアブダビ」にフレームを供給し、トップのレースシーンに君臨している。レースとともにあり続けたコルナゴは、新素材に対しても積極的な一面を見せてきたブランドでもある。
他の老舗イタリアンブランドに先駆け、1980年台からカーボンフレームの製造を手がけ始めたコルナゴ。カーボンフレームの開発にあたって同社が選んだパートナーはモータースポーツの最高峰、F1において世界を席巻していた同郷のフェラーリ社だった。1986年から始まる2社の強力体制により、2年後には有機的なデザインを持ち、伝説的な名車となった「C35」が発表される。しかしその2年の間にもう一台、幻とも言えるバイクが存在した。それが「CONCEPT」である。
その名の通りコンセプトバイクとして3台しか製作されなかったこのバイクは、カーボンフレームに内蔵ケーブル、BB部分で変速する内装7段変速システム、油圧ブレーキにサスペンションシートポストという、当時では考えられないような先端技術が集約されたモデルであった。
もちろんこのフレームは量産には至らなかったが、コルナゴというブランドの先見性の高さそのものであったと言えるだろう。あれから30年という月日が経ち、その理念が最新の技術によって表現されたのが今回紹介するエアロロードバイク「CONCEPT」だ。
コルナゴ初のエアロロードとして登場した「CONCEPT」は、エアロダイナミクスに優れたダイナミックで攻撃的な造形を持ちながらも、イタリアらしいエレガントな佇まいを持ったバイクだ。この気品あるフレームグラフィックはイタリアのパマ・ペイント社によりエアブラシで描かれるという。
もちろんその性能はあらゆる技術によって底上げされており、レーシングバイクとしての性能を発揮する。その最たるものが空力性能を煮詰めたフレーム形状だろう。NACA(アメリカ航空諮問委員会)のウインドシェイプ技術によって設計されたフレームは、周りを流れる乱れた風をいなすよう整流する。
テーパードヘッドを採用するヘッドチューブは前方投影面積を減少させる中央部分がくびれた形状で、フォーククラウンからヘッドチューブ、ダウンチューブ周りは一体感を持たせたインテグレートデザインを採用。また空力を追求する上で必要不可欠なダウンチューブの形状はカムテール形状を導入するなど拘りを見せる。
またエアロロードにありがちな縦剛性の増加による振動吸収性の悪化に対してはカーボン/ナイロン/エラストマーから成る高分子化合物をヘッドパーツに使用することでライダーに伝わる振動をカットし、乗り心地の向上につなげている。BBはコルナゴ独自の「スレッドフィット82.5」と呼ばれるスレッド式BBにより、音鳴りや圧入によるフレームへのダメージといったリスクは最小限に抑えられている。
エアロロードバイクでありながら、28mmのタイヤ幅に対応するクリアランスも特筆すべきポイントだろう。太めのタイヤを履かせることで荒れた路面や、ロングライドでの快適性を向上させることも出来るキャパシティを備えた懐の深いバイクに仕上がっている。
イタリアはもちろん、世界でも指折りの歴史を誇るバイクブランド、コルナゴ初のエアロロードとして満を持して登場した「CONCEPT」。今回インプレッションするバイクはシマノ・デュラエースR9100系に同WH-R9100-C60-TUをアッセンブルしている。それではインプレッションに移ろう。
ー インプレッション
「エアロロードらしさを感じない扱いやすい万能型バイク」渡辺勇大(GROVE港北)
コルナゴ初のエアロロードと言う事ですが、走りの性能は生粋のエアロバイクという雰囲気ではなく、オールラウンドに使える万能ロードといった印象です。エアロロードらしいダイナミックな外見とは裏腹に癖が無く、誰にでも扱いやすい1台に仕上がっているバイクだと感じました。
踏み味は他のエアロロードに比べてしなやかな印象を受けます。踏み方や踏む位置を指定してくるような傲慢さがなく、どこで踏んでも加速していく許容範囲の広さがありますね。そのため上級者はもちろんビギナーの方でも乗りやすく、力がかけやすい性格のフレームとなっています。どの速度域からもスピードが伸びる感覚が味わえますが、エアロロードらしく40km/h以上の高速域での加速感は気持ちのよいものがあります。
フレームはボリュームあふれるエアロフォルムに反して、硬すぎない柔軟性のある剛性感で、振動吸収性にも優れています。シートポストも独特のエアロ形状で硬そうなイメージですが、突き上げ感はあまり感じませんでした。フレーム重量も軽く、ダンシングもしやすい軽快さを持つ一方で、エアロロードらしい安定感もありますね。
見た目に反して登りも問題なくこなせるバイクなので、ロードレースでも活躍できるでしょうね。ただ、60km/hにもなるようなスプリントのシーンでは、多少バイクがふらつくような感覚もありました。高速巡航を維持して勝負するようなシチュエーションに向いているのではないでしょうか。
ハンドリングはニュートラルで、エアロロードにありがちな直進安定性が高すぎて曲がりづらいというのは無いですね。バイクは倒し込みやすく、自分の思った通りのラインでコーナーに進入することが可能です。
ホイールは今回アッセンブルされたWH-R9100-C60のように、50mm以上のディープリムを合わせる方がバイクの性格にマッチすると感じます。フレームのエアロ感と相まって、ディープリムホイールでも足元の重さを感じず伸びのある走りを生み出せることでしょう。
1点気になったのは、リアブレーキワイヤーの取り回しです。ブレーキキャリパーがフレームに対して鋭角に取り付くため、トップチューブからのアウターワイヤーはケーブルを傷めない適切な長さで取り付けたいですね。性能のバランスが良く、ブランド初のエアロロードとしては文句なしの出来栄えではないでしょうか。
「踏み続けたくなる剛性感と平地でじわっと伸びる加速感」恒次智(サイクルショップフリーダム)
このバイクはどこまでも加速していくような気持ちのよい踏み心地が印象的ですね。下ハンドルを持って踏み込んでいくと、常にゴールスプリントのように、踏み続けたくなってしまうバイクです。走りだすと、このバイクの世界観に誘われるかのような気持ちよさがありました。
エアロフレームというと剛性が高く、踏み味が硬くなりがちですが、このバイクはそういったものを感じさせません。かといって柔らかいということもなく、ほどよく扱いやすい剛性感ですね。多少パワーをいなしてくれるようなしなりがあるため、足にも優しくどんどん踏みたくなってしまうのだと思います。そのため、レーシングフレームにありがちなカンカンという乾いた加速感ではなくて、ゆっくりジワリと走りだす感覚があります。巡航しながらギアを1段、もう1段と足していきたくなりますね。
かと言って、登りに関してもシッティングで踏み込んでいく走り方が適しているのかというと、そんなことはなく、ダンシングでヒラヒラと軽やかに登るスタイルが合っていると思います。平地はもちろんエアロロードらしくじんわり加速していくのに、登りはクライミングバイクのような軽快さで、非常に走っていて楽しくなる自転車ですね。
快適性に関してはこれだけ縦方向のボリュームがありながら、下からの突き上げというのをあまり感じませんでした。今回履いていた25mmのチューブラータイヤのおかげかもしれませんが、28mmまで対応しているフレームクリアランスを活用して、太めのタイヤで快適性を調整するのも良いでしょう。
コーナリングに関しては、エアロロードバイクらしい直進安定性がありますので、若干アンダーステアに感じる部分があるかもしれません。ですので、減速してからコーナーに進入するという丁寧な曲がり方が必要になってきますね。
塗装も非常に美しく、太陽の下で映えるようなカラーリングにコルナゴCONCEPTの世界観に酔いしれてしまいそうになります。ルックスに惚れ込んで購入したとしても、実際に乗った時の性能も満足できるほどに高く、これで49万円(レギュラーカラーは45万円)というプライスは少し安いかなとも思ってしまう程です。それくらいの価値が十分あるバイクですね。
コルナゴ CONCEPT フレームセット
フレーム:CARBON MONOCOQUE、HHM-HM CARBON、
フォーク:CONCEPT CARBON
ボトムブラケット規格:スレッドフィット82.5対応BB86
シートポスト:オリジナル
カラー:CHDK、CHBK、CHLB、CHRD、CHWH、CHDB
サイズ:420S、450S、480S、500S、520S、540S、560S、580S
価格:450,000円(税抜)、490,000円(CHDB、CHDK、税抜)
インプレッションライダーのプロフィール
渡辺勇大(GROVE港北)
横浜市港北区に店舗を構えるGROVE港北の店長。元MTBのダウンヒルプロライダーであり、20年以上に渡ってレース活動を行ってきたベテラン。その経験を活かしトータルとしての乗りやすさを求めるフィッティングやバイクセッティングに定評がある。ロードやMTBなど幅広くスポーツバイクをお客さんと一緒に遊びその楽しさを伝えていくことを大切にしている。愛車はスペシャライズドTarmac S-Works。
CWレコメンドショップページ
GROVE港北HP
恒次智(サイクルショップフリーダム)
岡山県岡山市に店舗を構えるサイクルショップフリーダムの店長。速さやスタイルに囚われることなく自由に自転車を楽しむのがショップのコンセプト。MTBから自転車を始め、クロスカントリーレースやロードの実業団レース等にも参加、自転車歴は20年以上。最近はツーリングやトレイルライドにも力を入れる。愛車はキャノンデールのSUPERSIX EVO HI-MOD。そしてホンダS2000やロータスエリーゼ、エキシージなどなど。
CWレコメンドショップページ
サイクルショップフリーダムHP
ウェア協力:Pandani
ヘルメット&アイウェア協力:KASK
text:Kosuke.Kamata
photo:Makoto.AYANO
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