2017/02/13(月) - 17:41
ライバルのワウト・ファンアールトをして「今日はマテューの日だった」と言わしめる、圧倒的なコース適性を見せたファンデルポールがスーパープレスティージュ最終戦で圧勝を飾った。
お台場でJCXシリーズ最終戦が開催された先週末、ヨーロッパでも3大シリーズ(UCIワールドカップ、スーパープレスティージュ、DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー)の最終戦であるスーパープレスティージュ第8戦が開催され、強豪選手たちがシーズン最後の戦いを繰り広げた。
ミッデルケルケのコースは細かいコーナー、小さなドロップオフとその登り、そして深めの砂区間が次々と現れるテクニカルコースで、硬めかつ滑りやすい泥が選手たちの技術を試すことに。その中でテクニカルコースを得意とするマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)が巧みなレース運びを見せることになる。
世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)のホールショットで幕開けた60分間のレースはやがて、ファンアールト、ファンデルポール、コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア)が先頭パックを築く。
流れるようにテクニカルセクションを繋いでいくファンデルポールに対し、どこかこわばった走りのファンアールトは徐々に間隔を空けられてしまう。ファンアールトは「今日のコースではマテューが最速だった。砂区間では自分の方が速く追いついたけれど、完全に劣勢だったので正直ナーバスだった」とレースを振り返っている。
後方からはラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が強烈なペースアップで抜け出して二人に迫るも、先頭の勝負が始まったことで追いつくことは叶わず。ファンデルポールのペースアップに耐えていたファンアールトだったが、次第に泥の処理の差を詰めることができなくなって勝負あり。後半はファンデルポールの独走が長く続いた。
終盤にはウイリーを披露しながらファンの声援に応えたファンデルポールは、今季のスーパープレスティージュ全8戦中7勝という圧倒的な勝率をマークしてシリーズ総合優勝を達成。
「もちろん全勝できれば最高だったけれど、とても満足しているよ。今日は完全に自分向きのコースだったので、相手を気にすることなく走ることができた」と語り、世界選手権で悔しい銀メダルに終わった今シーズンを勝利で締めくくった。
2位ファンアールトの次にフィニッシュしたのは、途中でファンデルハールをパスしたローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス)。シーズン中盤から不調に見舞われていたが、このSP最終戦で表彰台を射止めた。
ヨーロッパのシクロクロス3大シリーズはこれにて終了。今週末の土日にベルギーのルーヴェンとオーストマレで行われるレースが最後のUCIレースとなる。
スーパープレスティージュ2016-2017第8戦結果
1位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン) 1h02’34”
2位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) +20”
3位 ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス) +30”
4位 ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) +37”
5位 ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ・ヴェローナ) +59”
6位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’25”
7位 ヴィンセント・バエスタンス(ベルギー、ベオバンク・コレンドン) +1’46”
8位 コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) +1’55”
9位 ディエテル・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス) +1’58”
10位 クラース・ファントルノート(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) +2’03”
text:So.Isobe
photo:CorVos
お台場でJCXシリーズ最終戦が開催された先週末、ヨーロッパでも3大シリーズ(UCIワールドカップ、スーパープレスティージュ、DVVフェルゼクリンゲン・トロフェー)の最終戦であるスーパープレスティージュ第8戦が開催され、強豪選手たちがシーズン最後の戦いを繰り広げた。
ミッデルケルケのコースは細かいコーナー、小さなドロップオフとその登り、そして深めの砂区間が次々と現れるテクニカルコースで、硬めかつ滑りやすい泥が選手たちの技術を試すことに。その中でテクニカルコースを得意とするマテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)が巧みなレース運びを見せることになる。
世界王者マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン)のホールショットで幕開けた60分間のレースはやがて、ファンアールト、ファンデルポール、コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア)が先頭パックを築く。
流れるようにテクニカルセクションを繋いでいくファンデルポールに対し、どこかこわばった走りのファンアールトは徐々に間隔を空けられてしまう。ファンアールトは「今日のコースではマテューが最速だった。砂区間では自分の方が速く追いついたけれど、完全に劣勢だったので正直ナーバスだった」とレースを振り返っている。
後方からはラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア)が強烈なペースアップで抜け出して二人に迫るも、先頭の勝負が始まったことで追いつくことは叶わず。ファンデルポールのペースアップに耐えていたファンアールトだったが、次第に泥の処理の差を詰めることができなくなって勝負あり。後半はファンデルポールの独走が長く続いた。
終盤にはウイリーを披露しながらファンの声援に応えたファンデルポールは、今季のスーパープレスティージュ全8戦中7勝という圧倒的な勝率をマークしてシリーズ総合優勝を達成。
「もちろん全勝できれば最高だったけれど、とても満足しているよ。今日は完全に自分向きのコースだったので、相手を気にすることなく走ることができた」と語り、世界選手権で悔しい銀メダルに終わった今シーズンを勝利で締めくくった。
2位ファンアールトの次にフィニッシュしたのは、途中でファンデルハールをパスしたローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス)。シーズン中盤から不調に見舞われていたが、このSP最終戦で表彰台を射止めた。
ヨーロッパのシクロクロス3大シリーズはこれにて終了。今週末の土日にベルギーのルーヴェンとオーストマレで行われるレースが最後のUCIレースとなる。
スーパープレスティージュ2016-2017第8戦結果
1位 マテュー・ファンデルポール(オランダ、ベオバンク・コレンドン) 1h02’34”
2位 ワウト・ファンアールト(ベルギー、ヴェランダスヴィレムス・クレラン) +20”
3位 ローレンス・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス) +30”
4位 ラース・ファンデルハール(オランダ、テレネット・フィデア) +37”
5位 ジャンニ・フェルメールシュ(ベルギー、ステイラーツ・ヴェローナ) +59”
6位 トム・メーウセン(ベルギー、テレネット・フィデア) +1’25”
7位 ヴィンセント・バエスタンス(ベルギー、ベオバンク・コレンドン) +1’46”
8位 コルヌ・ファンケッセル(オランダ、テレネット・フィデア) +1’55”
9位 ディエテル・スウィーク(ベルギー、エラ・サーカス) +1’58”
10位 クラース・ファントルノート(ベルギー、マーラックス・ネポレオンゲームス) +2’03”
text:So.Isobe
photo:CorVos
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