2017/01/25(水) - 13:53
ブエルタ・ア・サンフアン第2ステージの集団スプリントでトム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ)が先着。UCIロードレース初となるディスクブレーキ搭載バイクによる勝利を挙げた。
ブエルタ・ア・サンフアン第2ステージは、昨日に引き続きサンフアン市街地を発着する128.8kmのコース。途中に3級山岳を含む大周回を2周するもので、ゴールはスプリンター向け。35度前後まで気温が上がる中、最大3分差で逃げる4名を、リーダージャージのフェルナンド・ガビリア(コロンビア)擁するクイックステップフロアーズが追いかける展開でレースが進んだ。
逃げグループに入ったペドロ・ゴンザレス(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)が山岳賞首位に浮上したのち、UAEアブダビなどもペースアップに加わったことでエスケープは終了。スプリントに向けてスピードを上げ続ける集団内では2度落車を発生させながら、最後の直線へとなだれ込んでいく。
この日もゴール前で主導権を握ったのはクイックステップフロアーズだった。ワールドツアーチームに所属する唯一のアルゼンチン選手、マキシミリアーノ・リケーゼがリードアウトを開始すると、次いで前日勝利したフェルナンド・ガビリア(コロンビア)がボーネンを発射した。
コース右側からスプリントを開始したボーネンは、追い上げてきたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)を抑えつつ先頭でフィニッシュ。自身今季初、チームには開幕2ステージ連続、そしてディスクブレーキ搭載バイク初となるUCIロードレースでの勝利を挙げた。
「今日僕で勝利できたのは当初のプラン通り。マックス(リケーゼ)とフェルナンドが素晴らしい働きをしてくれたので先着できた。熱狂的なアルゼンチンのファンの前で勝利できたことも嬉しい」と言うボーネン。ディスクブレーキに関しては自身のSNSで「Venge Vias Discで勝利した最初のプロ選手となれて嬉しい。僕はディスクブレーキが好きだし、安全性だけでなくコーナー進入時のコントロール性もより向上している」と支持するコメントを発した。
またこの日、ヴィンツェンツィオ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)が残り3kmの落車で足止めされたものの復帰し、差を付けることなくゴール。残り8km地点の落車では窪木一茂とダミアーノ・クネゴのNIPPOヴィーニファンティーニ勢が巻き込まれ、1分後方の第2集団でフィニッシュしている。以下は窪木のコメント。
「今日は逃げができても集団は、落ち着かなかった。なぜなら強風が強く吹いていたからだ。常に緊迫していたと感じた。残り8km、2回目の登りが終わり、アップダウンのある丘を走っているときに前方で落車が発生しし、NIPPOヴィーニファンティーニの選手たちが固まる付近で集団分裂が起きた。無線で監督のマリオが「前へ前へ」と言っていたが、僕らが丘でのトラブルを予知して、もう少し前に固まって位置していたら変わっていたと思う。次回に活かしたい」
選手コメントはチーム公式HP、SNSより。
ブエルタ・ア・サンフアン2017第2ステージ結果
1位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) 3h00’40”
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
3位 マッテーオ・マルチェッリ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
4位 リカルド・エスケーラ(アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ)
5位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、UAEアブダビ)
6位 ラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア、バーレーン・メリダ)
7位 ルーク・ケオー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
8位 マヌエル・ベレッティ(イタリア、ウィリエール・セライタリア)
9位 エウジェニオ・アラファーチ(イタリア、トレック・セガフレード)
10位 マッティア・ヴィエル(イタリア、ユニユーロ・トレヴィジアーニ)
99位 窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ) +1’07”
個人総合成績
1位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム) 6h08’12”
2位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) +01”
3位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) +02”
4位 ジャーマン・ロペス(アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ) +06”
5位 マッテーオ・マルチェッリ(イタリア、アンドローニジョカトリ) +08”
6位 ヴィンツェンツィオ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ) +12”
7位 ゲーヴィン・マニオン(アメリカ、ユネイテッドヘルスケア)
8位 ドゥーリョ・ラモス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム)
9位 オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン・インデル)
10位 バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
山岳賞
1位 ペドロ・ゴンザレス(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)
ヤングライダー賞
1位 ドゥーリョ・ラモス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム)
チーム総合成績
1位 クイックステップフロアーズ
text:So.Isobe
photo:CorVos,Tim de Waele
ブエルタ・ア・サンフアン第2ステージは、昨日に引き続きサンフアン市街地を発着する128.8kmのコース。途中に3級山岳を含む大周回を2周するもので、ゴールはスプリンター向け。35度前後まで気温が上がる中、最大3分差で逃げる4名を、リーダージャージのフェルナンド・ガビリア(コロンビア)擁するクイックステップフロアーズが追いかける展開でレースが進んだ。
逃げグループに入ったペドロ・ゴンザレス(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)が山岳賞首位に浮上したのち、UAEアブダビなどもペースアップに加わったことでエスケープは終了。スプリントに向けてスピードを上げ続ける集団内では2度落車を発生させながら、最後の直線へとなだれ込んでいく。
この日もゴール前で主導権を握ったのはクイックステップフロアーズだった。ワールドツアーチームに所属する唯一のアルゼンチン選手、マキシミリアーノ・リケーゼがリードアウトを開始すると、次いで前日勝利したフェルナンド・ガビリア(コロンビア)がボーネンを発射した。
コース右側からスプリントを開始したボーネンは、追い上げてきたエリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)を抑えつつ先頭でフィニッシュ。自身今季初、チームには開幕2ステージ連続、そしてディスクブレーキ搭載バイク初となるUCIロードレースでの勝利を挙げた。
「今日僕で勝利できたのは当初のプラン通り。マックス(リケーゼ)とフェルナンドが素晴らしい働きをしてくれたので先着できた。熱狂的なアルゼンチンのファンの前で勝利できたことも嬉しい」と言うボーネン。ディスクブレーキに関しては自身のSNSで「Venge Vias Discで勝利した最初のプロ選手となれて嬉しい。僕はディスクブレーキが好きだし、安全性だけでなくコーナー進入時のコントロール性もより向上している」と支持するコメントを発した。
またこの日、ヴィンツェンツィオ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ)が残り3kmの落車で足止めされたものの復帰し、差を付けることなくゴール。残り8km地点の落車では窪木一茂とダミアーノ・クネゴのNIPPOヴィーニファンティーニ勢が巻き込まれ、1分後方の第2集団でフィニッシュしている。以下は窪木のコメント。
「今日は逃げができても集団は、落ち着かなかった。なぜなら強風が強く吹いていたからだ。常に緊迫していたと感じた。残り8km、2回目の登りが終わり、アップダウンのある丘を走っているときに前方で落車が発生しし、NIPPOヴィーニファンティーニの選手たちが固まる付近で集団分裂が起きた。無線で監督のマリオが「前へ前へ」と言っていたが、僕らが丘でのトラブルを予知して、もう少し前に固まって位置していたら変わっていたと思う。次回に活かしたい」
選手コメントはチーム公式HP、SNSより。
ブエルタ・ア・サンフアン2017第2ステージ結果
1位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) 3h00’40”
2位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム)
3位 マッテーオ・マルチェッリ(イタリア、アンドローニジョカトリ)
4位 リカルド・エスケーラ(アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ)
5位 アンドレア・グアルディーニ(イタリア、UAEアブダビ)
6位 ラムナス・ナヴァルダウスカス(リトアニア、バーレーン・メリダ)
7位 ルーク・ケオー(アメリカ、ユナイテッドヘルスケア)
8位 マヌエル・ベレッティ(イタリア、ウィリエール・セライタリア)
9位 エウジェニオ・アラファーチ(イタリア、トレック・セガフレード)
10位 マッティア・ヴィエル(イタリア、ユニユーロ・トレヴィジアーニ)
99位 窪木一茂(NIPPOヴィーニファンティーニ) +1’07”
個人総合成績
1位 エリア・ヴィヴィアーニ(イタリア、イタリアナショナルチーム) 6h08’12”
2位 フェルナンド・ガビリア(コロンビア、クイックステップフロアーズ) +01”
3位 トム・ボーネン(ベルギー、クイックステップフロアーズ) +02”
4位 ジャーマン・ロペス(アルゼンチン、アグルパシオン・ヴァージン・デ・ファティーマ) +06”
5位 マッテーオ・マルチェッリ(イタリア、アンドローニジョカトリ) +08”
6位 ヴィンツェンツィオ・ニーバリ(イタリア、バーレーン・メリダ) +12”
7位 ゲーヴィン・マニオン(アメリカ、ユネイテッドヘルスケア)
8位 ドゥーリョ・ラモス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム)
9位 オスカル・セヴィリャ(スペイン、メデリン・インデル)
10位 バウケ・モレマ(オランダ、トレック・セガフレード)
山岳賞
1位 ペドロ・ゴンザレス(エキッポ・コンチネンタル・ポシート)
ヤングライダー賞
1位 ドゥーリョ・ラモス(アルゼンチン、アルゼンチンナショナルチーム)
チーム総合成績
1位 クイックステップフロアーズ
text:So.Isobe
photo:CorVos,Tim de Waele
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