2017/01/17(火) - 00:50
強風と低温下で行われたみなと堺グリーン広場。沢田時(ブリヂストンアンカー)が竹之内悠(Toyo Frame)との息詰まる接戦を制し優勝。3位には横山航太(シマノレーシング)が入った。
大阪府堺市みなと堺グリーン広場で1月15日に行われた関西シクロクロス第9戦”前田製菓プレゼンツみなと堺グリーン広場”。前夜からのこの冬一番の寒波のため当日は強風と低温に。会場は晴天だったが周辺の降雪のためどのクラスも3割前後の選手がDNSに。コースは完全フラットで一部サンドセクションがあり、風と平坦区間そしてサンドセクションの攻略がカギになるもの。堺の砂は年々広く深くなっており、マイアミほどでないが意識して攻めないといけないレベルだ。
本大会は堺市に本社と工場を置く、「あたり前田のクラッカー」でお馴染みの前田製菓株式会社が協賛した。入賞者への副賞や全員への参加賞も同社製品が配られた。プレゼンターは同社専務取締役の前田堅一朗さん。前田さん自身もサイクリストで、この日はC3で出走した。「地元堺市での大会を応援したく協賛しました」と前田さん。同社には宇都宮工場もあり、サイクリストにとって身近なブランドになった。
沢田時が竹之内悠との接戦を制する
C1は82人エントリーで64人が出走。最前列からスタートの岡野樹(TEAMRINGOROAD)が先頭で松林区間へ。これに沢田、伊澤広大(岩井商会レーシング)、川村誠(スクミズマシンワークス)、4列目スタートの竹之内悠(Toyo Frame)、福田透(ナカガワAS.K'デザイン)、4列目スタートの中井路雅(チーム右京)らが続き、5列目スタートの横山航太(シマノレーシング)は約20番手と出遅れる。
その後の平坦区間で沢田がトップに立ちサンドセクションへ。竹之内が2番手に、3番手には中井が浮上する。横山も追い上げ9番手となるが先頭を行く沢田そして10秒差の竹之内からは大きく離される。2周目には沢田と竹之内の2人が別次元のスピードで先頭を走る。2人の差は10秒前後。さらに川村、中井、伊澤優大(岩井商会レーシング)、横山の4人が3位集団のパックを作るがやがて横山が単独抜け出し3番手へ。
先頭の沢田と竹之内は快調に周回を重ねるがその差は10秒前後をキープ。1度のミスで前後するタイム差。40分経過でジュニアの梶鉄輝(sonicracing)は8番手で降りる。先頭の2人はなおも10秒差をキープ、このまま最終周回へ入り、沢田がペースを上げるも竹之内も上げデッドヒートは最後まで続く。結局沢田が竹之内に9秒差で競り勝ち、世界選手権遠征直前の大会を締めくくった。
優勝した沢田時「悠さんにプレッシャーかけてもらって緊張感を持って走れた」
世界選に向けて練習を凄くやってきていて(今日のために)疲労は抜いてきたつもりでしたがキレがなかったですね。悠さんにはプレッシャーかけてもらって楽しい走りができました。ステップと細かいターンで詰められましたが、向かい風区間と砂場では僕のほうが速いと思ったので冷静に走れました。ずっと緊張感を持って走れて世界戦に向けていいレースができました。
9秒差2位の竹之内悠「沢田選手とレースできて楽しかった」
1周目は沢田選手の真後ろくらいに行ったのですがその後にミスしてしまい、その差が空いたり詰まったりで。ずっと前でペースを作っていた沢田選手は調子いいと思いましたしペースメーカーにしていたのも事実です。一緒に走っていて沢田選手なりに感じたこともあったと思うので、ワールドカップそして世界選手権でいい結果を残してもらえたらと思います。今日は彼とレースできて楽しかったです。今シーズンは10月11月の遠征で調子がボロボロになるまで走って全日本が走れていなくて。でも今日の走りで、練習を続けてきてよかったと思います。
結果 関西シクロクロス第9戦 みなと堺グリーン広場
C1 11周
1位 沢田時(ブリヂストンアンカー)58分41秒
2位 竹之内悠(Toyo Frame)+09秒
3位 横山航太(シマノレーシング)+1分54秒
4位 中井路雅(チーム右京)+2分25秒
5位 川村誠(スクミズマシンワークス)+2分31秒
6位 伊澤優大(岩井商会レーシング)+2分39秒
7位 中原義貴(ringoroad)+3分32秒
8位 竹内遼(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)+3分42秒
9位 中井唯晶(京都産業大学)+4分15秒
10位 比護任(PAXPROJECT)+4分19秒
CL1 5周
1位 宮内佐季子(Club La.sista Offroad Team)35分03秒
2位 福本千佳(Live GARDEN Bici Stelle)+1分08秒
3位 平田千枝(まほろばRC)+1分29秒
CM1 6周
1位 國分圭二(Mt.HASE321)39分23秒
2位 三船雅彦(RCC OSAKA)+15秒
3位 藤井修(きゅうべえsports)+16秒
CJ 7周
1位 出羽秀多(チーム36隊)42分01秒
2位 妻木翔太郎(Ringo Road/のぼこん)+15秒
3位 高木英行(PRT KOSEKI)+21秒
C2 7周
1位 浅井孝文(神戸大学)41分05秒
2位 渡辺佑樹(team SONIC)+20秒
3位 高柴元(MaidservantSubject)+25秒
C3 5周
1位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)30分28秒
2位 遠矢竜祐(シマノドリンキング)+07秒
3位 道見和也(大阪産業大学)+46秒
C4A 5周
1位 浜田大雅(EQADS)31分36秒
2位 竹内宏(ボナペティ)+25秒
3位 稲川雄一 +26秒
C4B 5周
1位 石井基朗(竹芝サイクルレーシング)32分13秒
2位 伊達勇気 +07秒
3位 加納泰悟(Black Socks Bicycle Club)+13秒
U17 5周
1位 白川隆太(Sakatani racing)33分37秒
2位 横野甫(SonicRacing)+5分16秒
photo&text:高木秀彰
大阪府堺市みなと堺グリーン広場で1月15日に行われた関西シクロクロス第9戦”前田製菓プレゼンツみなと堺グリーン広場”。前夜からのこの冬一番の寒波のため当日は強風と低温に。会場は晴天だったが周辺の降雪のためどのクラスも3割前後の選手がDNSに。コースは完全フラットで一部サンドセクションがあり、風と平坦区間そしてサンドセクションの攻略がカギになるもの。堺の砂は年々広く深くなっており、マイアミほどでないが意識して攻めないといけないレベルだ。
本大会は堺市に本社と工場を置く、「あたり前田のクラッカー」でお馴染みの前田製菓株式会社が協賛した。入賞者への副賞や全員への参加賞も同社製品が配られた。プレゼンターは同社専務取締役の前田堅一朗さん。前田さん自身もサイクリストで、この日はC3で出走した。「地元堺市での大会を応援したく協賛しました」と前田さん。同社には宇都宮工場もあり、サイクリストにとって身近なブランドになった。
沢田時が竹之内悠との接戦を制する
C1は82人エントリーで64人が出走。最前列からスタートの岡野樹(TEAMRINGOROAD)が先頭で松林区間へ。これに沢田、伊澤広大(岩井商会レーシング)、川村誠(スクミズマシンワークス)、4列目スタートの竹之内悠(Toyo Frame)、福田透(ナカガワAS.K'デザイン)、4列目スタートの中井路雅(チーム右京)らが続き、5列目スタートの横山航太(シマノレーシング)は約20番手と出遅れる。
その後の平坦区間で沢田がトップに立ちサンドセクションへ。竹之内が2番手に、3番手には中井が浮上する。横山も追い上げ9番手となるが先頭を行く沢田そして10秒差の竹之内からは大きく離される。2周目には沢田と竹之内の2人が別次元のスピードで先頭を走る。2人の差は10秒前後。さらに川村、中井、伊澤優大(岩井商会レーシング)、横山の4人が3位集団のパックを作るがやがて横山が単独抜け出し3番手へ。
先頭の沢田と竹之内は快調に周回を重ねるがその差は10秒前後をキープ。1度のミスで前後するタイム差。40分経過でジュニアの梶鉄輝(sonicracing)は8番手で降りる。先頭の2人はなおも10秒差をキープ、このまま最終周回へ入り、沢田がペースを上げるも竹之内も上げデッドヒートは最後まで続く。結局沢田が竹之内に9秒差で競り勝ち、世界選手権遠征直前の大会を締めくくった。
優勝した沢田時「悠さんにプレッシャーかけてもらって緊張感を持って走れた」
世界選に向けて練習を凄くやってきていて(今日のために)疲労は抜いてきたつもりでしたがキレがなかったですね。悠さんにはプレッシャーかけてもらって楽しい走りができました。ステップと細かいターンで詰められましたが、向かい風区間と砂場では僕のほうが速いと思ったので冷静に走れました。ずっと緊張感を持って走れて世界戦に向けていいレースができました。
9秒差2位の竹之内悠「沢田選手とレースできて楽しかった」
1周目は沢田選手の真後ろくらいに行ったのですがその後にミスしてしまい、その差が空いたり詰まったりで。ずっと前でペースを作っていた沢田選手は調子いいと思いましたしペースメーカーにしていたのも事実です。一緒に走っていて沢田選手なりに感じたこともあったと思うので、ワールドカップそして世界選手権でいい結果を残してもらえたらと思います。今日は彼とレースできて楽しかったです。今シーズンは10月11月の遠征で調子がボロボロになるまで走って全日本が走れていなくて。でも今日の走りで、練習を続けてきてよかったと思います。
結果 関西シクロクロス第9戦 みなと堺グリーン広場
C1 11周
1位 沢田時(ブリヂストンアンカー)58分41秒
2位 竹之内悠(Toyo Frame)+09秒
3位 横山航太(シマノレーシング)+1分54秒
4位 中井路雅(チーム右京)+2分25秒
5位 川村誠(スクミズマシンワークス)+2分31秒
6位 伊澤優大(岩井商会レーシング)+2分39秒
7位 中原義貴(ringoroad)+3分32秒
8位 竹内遼(MIYATA MERIDA BIKING TEAM)+3分42秒
9位 中井唯晶(京都産業大学)+4分15秒
10位 比護任(PAXPROJECT)+4分19秒
CL1 5周
1位 宮内佐季子(Club La.sista Offroad Team)35分03秒
2位 福本千佳(Live GARDEN Bici Stelle)+1分08秒
3位 平田千枝(まほろばRC)+1分29秒
CM1 6周
1位 國分圭二(Mt.HASE321)39分23秒
2位 三船雅彦(RCC OSAKA)+15秒
3位 藤井修(きゅうべえsports)+16秒
CJ 7周
1位 出羽秀多(チーム36隊)42分01秒
2位 妻木翔太郎(Ringo Road/のぼこん)+15秒
3位 高木英行(PRT KOSEKI)+21秒
C2 7周
1位 浅井孝文(神戸大学)41分05秒
2位 渡辺佑樹(team SONIC)+20秒
3位 高柴元(MaidservantSubject)+25秒
C3 5周
1位 吉田隼人(マトリックスパワータグ)30分28秒
2位 遠矢竜祐(シマノドリンキング)+07秒
3位 道見和也(大阪産業大学)+46秒
C4A 5周
1位 浜田大雅(EQADS)31分36秒
2位 竹内宏(ボナペティ)+25秒
3位 稲川雄一 +26秒
C4B 5周
1位 石井基朗(竹芝サイクルレーシング)32分13秒
2位 伊達勇気 +07秒
3位 加納泰悟(Black Socks Bicycle Club)+13秒
U17 5周
1位 白川隆太(Sakatani racing)33分37秒
2位 横野甫(SonicRacing)+5分16秒
photo&text:高木秀彰
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