2016/11/28(月) - 09:38
バイクのみに留まらず様々なサイクルアクセサリーも展開しているスイスブランド、スコット。エアロダイナミックを追求し最速を目指したヘルメット「CADENCE PLUS」と、そこから通気性を向上させた「CENTRIC PLUS」の2つを紹介しよう。
ロードに限らずMTBやトライアスロンまで幅広くカバーするスコット。オリカ・バイクエクスチェンジ始め数多くのチームを、バイクだけでなくウェアやヘルメット・シューズ等も含めてサポートしてきた。そんなスコットからデビューしている新しいエアロヘルメットが「CADENCE PLUS」と「CENTRIC PLUS」だ。それぞれ従来ラインアップのトップモデル「Vanish aero」と「Vanish evo」に取って代わる形で発表され、世界トップクラスの選手たちに向けて4年もの開発期間をかけた自信作だ。
その特徴は最速を目指し、エアロダイナミックを徹底的に突き詰めたのがCADENCE PLUSだ。サイモン・ゲランスやアダム・イェーツ始めオリカの選手たちが実際に使用しているモデルであり、空力だけでなくエア抜けも考慮されたデザインで、高い通気性を備えていることも特徴だ。
エアロ感溢れるシェル形状は、航空宇宙工学と流体動力学の権威であるアデレード大学のリチャード・ケルソ氏と共同開発。繰り返し試験され導き出された流線型により、ヘルメットの内外の気流を最適化し、エアロ性能と通気性を高い次元でバランスすることに成功した。
実際に同じエアロモデルで旧型のVanish aeroと比較すると、走行距離40kmで最大10秒以上ものタイム差を得ることができたデータも取られている。形状の見直しにより空力性能を上げながらも、ベンチレーションを十分に設け冷却効果も23%向上している。
また、安全面ではMIPSのプロテクションシステムを採用。インナーシェルの内側にレイヤーを配し、ヘルメットが衝撃を受けた際にレイヤーが左右前後にズレることによって脳へのダメージを最小限に留めてくれる。さらに今回このMIPSレイヤーに細かい穿孔を使った独自のSCOTTエアーテクノロジーを用い、冷却効果を高めることで快適性に貢献している。
フィット感にも気を遣い、頭部の動脈や神経路の配置を考慮し、装着した際に不快に感じない最適な圧力がかかるよう設計されている。軽量なエルゴノミック形状のアームとリアクレードルを持つスコットの「HALO」フィットシステムが採用され、より頭部にしっかりフィット。クレードルの高さは着用したまま変えられるため、頭部形状に合わせてジャストな位置でフィッティングが可能だ。
それからCENTRIC PLUSは、エアロ性能を高めつつも通気性に重きを置いて開発されたモデルだ。CADENCE PLUSと同様の風洞実験によりヘルメット内のエアフローを最適化。ヘルメット前方のベンチレーションホールより入った空気が効率的に後ろへ抜ける構造となっている。オリカ・バイクエクスチェンジの選手はもちろん、MTBクロスカントリーの現世界王者ニノ・シューター(スイス)もこのモデルを愛用し、今年のリオ五輪にて金メダルを獲得している。
その高い通気性により、ヘルメット無着用時に比べて着用時のほうが2%冷却効果が高いデータも得られている。また、試験では旧型のVanish evoと比較して17%の速度向上も果たしたという。MIPSのプロテクションシステム、およびHALOフィッティングシステムもCADENCE PLUSと同様に配され、高いレベルの安全性と快適性が備わっている。
双方ともに帽体には、ポリカーボネイト製のアウターシェルと衝撃吸収発泡ライナー製のインナーシェルを一体成型する「PCインモールド」テクノロジーを使用。軽量化が図られるとともに高い衝撃吸収性を実現している。また、内側のパッドには高純度の銀を繊維に纏わせる技術「X-STATIC」が用いられ、優れた抗菌・防臭性能も持ち合わせている。
カラーはともに4色を揃える。サイズはM、Lの2種類がラインアップされ、日本ではアジアンフィットで展開される。エアロヘルメットのCADENCE PLUSには、ベンチレーションホールにはめて穴を塞ぐことで、空力を高めるエアロプラグが付属する。
スコット CADENCE PLUS
サイズ:M、L
カラー:GREEN FLASH/BLACK、WHITE/BLACK、DARK GREY/RED、BLACK
重量:270g
価格:26,800円(税抜)
スコット CENTRIC PLUS
サイズ:M、L
カラー:BLACK/YELLOW RC、GREEN FLASH/BLACK、WHITE/RED、BLACK
重量:250g
価格:27,800円(税抜)
ロードに限らずMTBやトライアスロンまで幅広くカバーするスコット。オリカ・バイクエクスチェンジ始め数多くのチームを、バイクだけでなくウェアやヘルメット・シューズ等も含めてサポートしてきた。そんなスコットからデビューしている新しいエアロヘルメットが「CADENCE PLUS」と「CENTRIC PLUS」だ。それぞれ従来ラインアップのトップモデル「Vanish aero」と「Vanish evo」に取って代わる形で発表され、世界トップクラスの選手たちに向けて4年もの開発期間をかけた自信作だ。
その特徴は最速を目指し、エアロダイナミックを徹底的に突き詰めたのがCADENCE PLUSだ。サイモン・ゲランスやアダム・イェーツ始めオリカの選手たちが実際に使用しているモデルであり、空力だけでなくエア抜けも考慮されたデザインで、高い通気性を備えていることも特徴だ。
エアロ感溢れるシェル形状は、航空宇宙工学と流体動力学の権威であるアデレード大学のリチャード・ケルソ氏と共同開発。繰り返し試験され導き出された流線型により、ヘルメットの内外の気流を最適化し、エアロ性能と通気性を高い次元でバランスすることに成功した。
実際に同じエアロモデルで旧型のVanish aeroと比較すると、走行距離40kmで最大10秒以上ものタイム差を得ることができたデータも取られている。形状の見直しにより空力性能を上げながらも、ベンチレーションを十分に設け冷却効果も23%向上している。
また、安全面ではMIPSのプロテクションシステムを採用。インナーシェルの内側にレイヤーを配し、ヘルメットが衝撃を受けた際にレイヤーが左右前後にズレることによって脳へのダメージを最小限に留めてくれる。さらに今回このMIPSレイヤーに細かい穿孔を使った独自のSCOTTエアーテクノロジーを用い、冷却効果を高めることで快適性に貢献している。
フィット感にも気を遣い、頭部の動脈や神経路の配置を考慮し、装着した際に不快に感じない最適な圧力がかかるよう設計されている。軽量なエルゴノミック形状のアームとリアクレードルを持つスコットの「HALO」フィットシステムが採用され、より頭部にしっかりフィット。クレードルの高さは着用したまま変えられるため、頭部形状に合わせてジャストな位置でフィッティングが可能だ。
それからCENTRIC PLUSは、エアロ性能を高めつつも通気性に重きを置いて開発されたモデルだ。CADENCE PLUSと同様の風洞実験によりヘルメット内のエアフローを最適化。ヘルメット前方のベンチレーションホールより入った空気が効率的に後ろへ抜ける構造となっている。オリカ・バイクエクスチェンジの選手はもちろん、MTBクロスカントリーの現世界王者ニノ・シューター(スイス)もこのモデルを愛用し、今年のリオ五輪にて金メダルを獲得している。
その高い通気性により、ヘルメット無着用時に比べて着用時のほうが2%冷却効果が高いデータも得られている。また、試験では旧型のVanish evoと比較して17%の速度向上も果たしたという。MIPSのプロテクションシステム、およびHALOフィッティングシステムもCADENCE PLUSと同様に配され、高いレベルの安全性と快適性が備わっている。
双方ともに帽体には、ポリカーボネイト製のアウターシェルと衝撃吸収発泡ライナー製のインナーシェルを一体成型する「PCインモールド」テクノロジーを使用。軽量化が図られるとともに高い衝撃吸収性を実現している。また、内側のパッドには高純度の銀を繊維に纏わせる技術「X-STATIC」が用いられ、優れた抗菌・防臭性能も持ち合わせている。
カラーはともに4色を揃える。サイズはM、Lの2種類がラインアップされ、日本ではアジアンフィットで展開される。エアロヘルメットのCADENCE PLUSには、ベンチレーションホールにはめて穴を塞ぐことで、空力を高めるエアロプラグが付属する。
スコット CADENCE PLUS
サイズ:M、L
カラー:GREEN FLASH/BLACK、WHITE/BLACK、DARK GREY/RED、BLACK
重量:270g
価格:26,800円(税抜)
スコット CENTRIC PLUS
サイズ:M、L
カラー:BLACK/YELLOW RC、GREEN FLASH/BLACK、WHITE/RED、BLACK
重量:250g
価格:27,800円(税抜)
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