2016/11/21(月) - 06:36
新種目「テンポレース」が導入され1日4種目の新レギュレーションで行われたオムニアム全日本選手権は、小林泰正と梶原悠未が2人とも連覇を達成。同時開催のマスターズでは熱い戦いが繰り広げられた。
新レギュレーションで初開催の全日本オムニアム
11月19日(土)、20日(日)に静岡県伊豆市の伊豆ベロドローム(250m)で全日本選手権オムニアムと同マスターズ大会が行われ、各種目の全日本チャンピオンが決まった。オムニアムは従来6種目2日間だったが、UCIによる改訂で4種目1日での競技となった。新レギュレーションによる国内初の全国大会がこの全日本選手権だ。
改訂後のオムニアム4種目はスクラッチ、テンポレース、エリミネイションそしてポイントレースだ。新たに導入されたテンポレースは、1周ごとにフィニッシュラインを先頭で通過した選手に1点が与えられる。従来の1km(500m)TTとフライングラップそして個人追い抜きはなくなり、競走系種目のみになった。各種目1位から40点などが与えられ、最終種目のポイントレースは獲得点数がそのまま加算されるのは従来通り。
梶原、上野ら強豪選手たちが参加
男子は窪木一茂と橋本英也の2大スター選手は不在だが、昨年の覇者・小林泰正(日本体育大学)、4km個人追い抜き日本記録保持者の近谷涼(マトリックスパワータグ)、団抜き4分03秒のメンバー一丸尚伍(ブリヂストンアンカー)と原田裕成(愛三工業レーシングチーム)、昨年のジュニア世界選手権ポイントレースチャンピオン今村駿介(中央大学)、2年連続アジアチャンピオンの倉林巧和(日本体育大学/群馬グリフィン)、1kmと3kmのジュニア日本記録保持者の沢田桂太郎(日本大学)ら役者がそろった。
女子もワールドカップ初戦オムニアムで3種目目まで暫定トップで総合4位の梶原悠未(筑波大学)、同2大会連続2位(スクラッチ、ポイントレース)と好調の上野みなみ(シエルブルー鹿屋)、地元静岡で今春に競輪選手としてデビューした鈴木奈央(JPCU静岡)ら強豪が出場した。
男子は39名がエントリーしたため19日(土)に予選を行った。予選はポイントレースで2組各上位10位まで計20名がオムニアム本戦へ出場。各11位以下の選手はB-オムニアムとして21位以下を競う方法で行われた。そのためB-オムニアム、男子オムニアム、女子オムニアムの合計3種目が行われた。
ハイレベルの全日本選手権マスターズ
また同時開催で全日本選手権マスターズが行われた。タイムトライアル系のみの開催で、男子は35歳以上4カテゴリで、女子は30歳以上の1カテゴリで行われ、いずれも優勝者にはチャンピオンシャツが授与された。またJCFガイドラインに沿ったチャンピオンジャージ作成の権利が与えられるものだ。
大会には過去3度のマスターズ世界チャンピオンに輝いている丸山繁一(キャットアイ)や、10月に世界チャンピオンとなった和地恵美(スーパーKアスリートラボ)も参加。和地は500mTTで39秒347の好記録を出し優勝した。また1kmで1分09秒、2kmで2分26秒、3kmで3分42秒などいずれもハイレベルの戦いが展開され、各種目の日本チャンピオンが誕生した。
全日本選手権オムニアム
男子エリート
スクラッチ 10km
集団のまま推移したレースは終盤に山下祥平(日本体育大学)がアタック、これを追った集団スプリントを安田京介(京都産業大学)が制した。
1位 安田京介(京都産業大学)
2位 一丸尚伍(ブリヂストンアンカー)
3位 原井博斗(中央大学)
テンポレース 10km
僅差の戦いとなった新種目のテンポレース。序盤から中盤は今村、近谷、倉林が逃げで加点し、終盤は松本憲斗(鹿屋体育大学)と小林が2人逃げで5点同点で先着した松本が1位になると同時にリーダーに。
1位 松本憲斗(鹿屋体育大学)5点
2位 小林泰正(日本体育大学)5点
3位 今村駿介(中央大学)4点
エリミネイション
上位にいた小林と松本は20人中13、14番目にエリミネイトされてしまう。最終残ったのは新村穣(CS Slinger)と曽我部厚誠(京都産業大学)で新村が圧倒しこの種目を制した。
1位 新村穣(CS Slinger)
2位 曽我部厚誠(京都産業大学)
3位 近谷涼(マトリックスパワータグ)
ポイントレース 25km
小林100点、松本98点、今村96点、近谷92点、中村龍太郎(イナーメ信濃山形)88点など僅差で迎えた最終種目。いきなりの沢田のアタックで始まりその後は中村が加点して浮上。しかし中盤からリーダーの小林が4回目からフィニッシュの10回目まですべてのポイントに絡む走りで僅差の戦いを制し2連覇を達成した。2位には今年に頭角を現した松本が、3位に中村が入った。結果僅差の得点差だったが、レース巧者である小林の走りはその差以上の実力差を見せたレースだった。
優勝した小林泰正(日本体育大学)「窪木選手橋本選手がいても負けない自信はあった」
「去年優勝でプレッシャーもありましたがナショナルメンバーのプライドもあったので2連覇できたことは嬉しいです。新ルールで自分の苦手なTT種目がなくなったので自分にとって有利かなと考えました。競輪学校を受験して今は短距離の練習をしているのでスプリントでしっかり点を取って有利に進めることができました。上位5人が1回でもラップしたら逆転だったので逃がさないようかつスプリントの展開になるよう計算していました」
「今後は来年のワールドカップ、アジア選手権をナショナルチームで出場しオムニアムで自分の力を知って東京オリンピックに向けて力をつけていきたいです。
―窪木選手橋本選手が出ていないが― 2人の力を知っているので今年も出てきたら脅威と思っていましたが、それでも負けない自信はありました」
1位 小林泰正(日本体育大学)118点
2位 松本憲斗(鹿屋体育大学)113点
3位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)108点
4位 今村駿介(中央大学)96点
5位 曽我部厚誠(京都産業大学)87点
6位 安田京介(京都産業大学)83点
7位 荒井佑太(法政大学)83点
8位 倉林巧和(日本体育大学)78点
9位 一丸尚伍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)77点
10位 新村穣(CS Slinger)75点
女子エリート
スクラッチ 7.5km
集団のままで迎えたラスト3周でアタックした高田奈生(鹿屋体育大学)を追った集団は梶原が鋭いスピードで抜け出して1着に。
1位 梶原悠未(筑波大学)
2位 中村妃智(日本体育大学/日本写真判定)
3位 古山稀絵(日本体育大学)
テンポレース 7.5km
中盤までで梶原が圧倒、鈴木もスプリントで取るが、後半は梶原と上野が2人逃げで梶原が1位に。
1位 梶原悠未(筑波大学)11点
2位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋)7点
3位 鈴木奈央(JPCU静岡)2点
エリミネイション
暫定2位の上野が前半の4人目にエリミネイトされる波乱。終盤は梶原と橋本優弥(鹿屋体育大学)の戦いを梶原が制し3種目1位と圧倒した。
1位 梶原悠未(筑波大学)
2位 橋本優弥(鹿屋体育大学)
3位 岡本二菜(日本体育大学)
ポイントレース 20km
梶原120点、橋本102点、鈴木100点、上野98点で迎えた最終種目。終始梶原がリードして圧倒、フィニッシュの倍点も取って4種目制覇の完全優勝を達成。2位には持ち前のスプリントで加点した鈴木が浮上。逃げた上野は3位に。梶原は逃げでもスプリントでも勝負できる力を見せ他を圧倒、全く死角のない強さで昨年に続いて2連覇を達成した。
1位 梶原悠未(筑波大学)148点
2位 鈴木奈央(JPCU静岡)117点
3位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋)114点
4位 橋本優弥(鹿屋体育大学)109点
5位 古山稀絵(日本体育大学)106点
6位 中村妃智(日本体育大学/日本写真判定)97点
優勝した梶原悠未(筑波大学)「この種目で東京五輪のメダルを獲りたい」
「連覇ですごく嬉しいです。今回はワールドカップに出させていただいたのでしっかり勝ちに行きたい気持ちで臨みました。新ルールになってワールドカップ初戦では2種目1位になれたので、この種目で東京五輪のメダルを獲りたい気持ちがさらに強くなりました。今はまだ失敗してもいい時期だと思いますが、オリンピックの2年前には世界で常に表彰台の常連と言われる選手になりたいです」
「新ルールに変わったら次のライバルは上野みなみ選手だと思っています。 東京五輪では一人の枠を争うことになると思うので、今日は上野選手を意識して走りました。これからの大会は、もし選ばれればアジア選手権のオムニアムなのでそこで優勝し、さらにワールドカップでメダルを獲れる走りを、そして4月の世界選手権ではオムニアムで出場して世界の上位に入れるレースをしたいです」
男子エリート B-オムニアム(21位以下決定戦)
1位 徳田匠(鹿屋体育大学)136点
2位 高橋優斗(中央大学)124点
3位 草場啓吾(日本大学)120点
全日本選手権マスターズ
3km個人パーシュート 男子40-49歳
1位 小原洋未(クラブシルベスト)3分42秒229
2位 上澤剛(郡山サイクルフレンズ)3分48秒548
3位 西村均(GainsR)3分55秒481
3km個人パーシュート 男子35-39歳
1位 嶌田吉成 4分02秒405
2km個人パーシュート 女子
1位 小沼美由紀(Ready Go JAPAN)2分45秒526
2km個人パーシュート 男子60歳以上
1位 高橋秀樹(FIETS GROEN)2分44秒256
2km個人パーシュート 男子50-59歳
1位 矢野賢児(マリンゴールドT.T.SOYOタイヤ福ちゃん新聞)2分26秒510
2位 羽田野隆彦 2分28秒592
3位 安藤秀倫(チーム岡山)2分32秒239
スプリント 男子50歳以上
1位 古本清文(北陸ドロタボウ)
2位 山本哲也
3位 安藤秀倫(チーム岡山)
スプリント 女子
1位 奥平厚子(TEAM ZERO)
2位 濱田真子(湘南愛輪会)
スプリント 男子35-49歳
1位 武田秀明(イナーメ信濃山形)
2位 亀山尊仁(湘南愛輪会)
3位 武井秀周(イナーメ信濃山形)
500mタイムトライアル 女子
1位 和地恵美(スーパーKアスリートラボ)39秒347
2位 小沼美由紀(Ready Go JAPAN)40秒603
3位 島袋陽子(エキップリオン)43秒082
500mタイムトライアル 男子60歳以上
1位 羽鳥浩(湘南愛輪会)39秒723
500mタイムトライアル 男子50-59歳
1位 古本清文(北陸ドロタボウ)34秒871
2位 丸山繁一(キャットアイ)36秒196
3位 羽田野隆彦 36秒551
1kmタイムトライアル 男子40-49歳
1位 水澤耕一(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)1分09秒600
2位 小原洋未(クラブシルベスト)1分10秒526
3位 佐野陽三(北陸ドロタボウ)1分10秒828
1kmタイムトライアル 男子35-39歳
1位 杉江茂樹(CWASP Ravitaillment)1分10秒698
2位 嶌田吉成 1分12秒433
3位 山田高嗣(ミソノイレーシングチーム)1分15秒049
チームスプリント 男子
1位 チームTKG 50秒118
2位 英雄3タボウ 51秒644
3位 湘南愛輪会 52秒091
チームスプリント 女子
1位 Schlapp 埼京 41秒434
2位 TEAM ZERO FRONTIER 43秒488
photo&text:高木秀彰
新レギュレーションで初開催の全日本オムニアム
11月19日(土)、20日(日)に静岡県伊豆市の伊豆ベロドローム(250m)で全日本選手権オムニアムと同マスターズ大会が行われ、各種目の全日本チャンピオンが決まった。オムニアムは従来6種目2日間だったが、UCIによる改訂で4種目1日での競技となった。新レギュレーションによる国内初の全国大会がこの全日本選手権だ。
改訂後のオムニアム4種目はスクラッチ、テンポレース、エリミネイションそしてポイントレースだ。新たに導入されたテンポレースは、1周ごとにフィニッシュラインを先頭で通過した選手に1点が与えられる。従来の1km(500m)TTとフライングラップそして個人追い抜きはなくなり、競走系種目のみになった。各種目1位から40点などが与えられ、最終種目のポイントレースは獲得点数がそのまま加算されるのは従来通り。
梶原、上野ら強豪選手たちが参加
男子は窪木一茂と橋本英也の2大スター選手は不在だが、昨年の覇者・小林泰正(日本体育大学)、4km個人追い抜き日本記録保持者の近谷涼(マトリックスパワータグ)、団抜き4分03秒のメンバー一丸尚伍(ブリヂストンアンカー)と原田裕成(愛三工業レーシングチーム)、昨年のジュニア世界選手権ポイントレースチャンピオン今村駿介(中央大学)、2年連続アジアチャンピオンの倉林巧和(日本体育大学/群馬グリフィン)、1kmと3kmのジュニア日本記録保持者の沢田桂太郎(日本大学)ら役者がそろった。
女子もワールドカップ初戦オムニアムで3種目目まで暫定トップで総合4位の梶原悠未(筑波大学)、同2大会連続2位(スクラッチ、ポイントレース)と好調の上野みなみ(シエルブルー鹿屋)、地元静岡で今春に競輪選手としてデビューした鈴木奈央(JPCU静岡)ら強豪が出場した。
男子は39名がエントリーしたため19日(土)に予選を行った。予選はポイントレースで2組各上位10位まで計20名がオムニアム本戦へ出場。各11位以下の選手はB-オムニアムとして21位以下を競う方法で行われた。そのためB-オムニアム、男子オムニアム、女子オムニアムの合計3種目が行われた。
ハイレベルの全日本選手権マスターズ
また同時開催で全日本選手権マスターズが行われた。タイムトライアル系のみの開催で、男子は35歳以上4カテゴリで、女子は30歳以上の1カテゴリで行われ、いずれも優勝者にはチャンピオンシャツが授与された。またJCFガイドラインに沿ったチャンピオンジャージ作成の権利が与えられるものだ。
大会には過去3度のマスターズ世界チャンピオンに輝いている丸山繁一(キャットアイ)や、10月に世界チャンピオンとなった和地恵美(スーパーKアスリートラボ)も参加。和地は500mTTで39秒347の好記録を出し優勝した。また1kmで1分09秒、2kmで2分26秒、3kmで3分42秒などいずれもハイレベルの戦いが展開され、各種目の日本チャンピオンが誕生した。
全日本選手権オムニアム
男子エリート
スクラッチ 10km
集団のまま推移したレースは終盤に山下祥平(日本体育大学)がアタック、これを追った集団スプリントを安田京介(京都産業大学)が制した。
1位 安田京介(京都産業大学)
2位 一丸尚伍(ブリヂストンアンカー)
3位 原井博斗(中央大学)
テンポレース 10km
僅差の戦いとなった新種目のテンポレース。序盤から中盤は今村、近谷、倉林が逃げで加点し、終盤は松本憲斗(鹿屋体育大学)と小林が2人逃げで5点同点で先着した松本が1位になると同時にリーダーに。
1位 松本憲斗(鹿屋体育大学)5点
2位 小林泰正(日本体育大学)5点
3位 今村駿介(中央大学)4点
エリミネイション
上位にいた小林と松本は20人中13、14番目にエリミネイトされてしまう。最終残ったのは新村穣(CS Slinger)と曽我部厚誠(京都産業大学)で新村が圧倒しこの種目を制した。
1位 新村穣(CS Slinger)
2位 曽我部厚誠(京都産業大学)
3位 近谷涼(マトリックスパワータグ)
ポイントレース 25km
小林100点、松本98点、今村96点、近谷92点、中村龍太郎(イナーメ信濃山形)88点など僅差で迎えた最終種目。いきなりの沢田のアタックで始まりその後は中村が加点して浮上。しかし中盤からリーダーの小林が4回目からフィニッシュの10回目まですべてのポイントに絡む走りで僅差の戦いを制し2連覇を達成した。2位には今年に頭角を現した松本が、3位に中村が入った。結果僅差の得点差だったが、レース巧者である小林の走りはその差以上の実力差を見せたレースだった。
優勝した小林泰正(日本体育大学)「窪木選手橋本選手がいても負けない自信はあった」
「去年優勝でプレッシャーもありましたがナショナルメンバーのプライドもあったので2連覇できたことは嬉しいです。新ルールで自分の苦手なTT種目がなくなったので自分にとって有利かなと考えました。競輪学校を受験して今は短距離の練習をしているのでスプリントでしっかり点を取って有利に進めることができました。上位5人が1回でもラップしたら逆転だったので逃がさないようかつスプリントの展開になるよう計算していました」
「今後は来年のワールドカップ、アジア選手権をナショナルチームで出場しオムニアムで自分の力を知って東京オリンピックに向けて力をつけていきたいです。
―窪木選手橋本選手が出ていないが― 2人の力を知っているので今年も出てきたら脅威と思っていましたが、それでも負けない自信はありました」
1位 小林泰正(日本体育大学)118点
2位 松本憲斗(鹿屋体育大学)113点
3位 中村龍太郎(イナーメ信濃山形)108点
4位 今村駿介(中央大学)96点
5位 曽我部厚誠(京都産業大学)87点
6位 安田京介(京都産業大学)83点
7位 荒井佑太(法政大学)83点
8位 倉林巧和(日本体育大学)78点
9位 一丸尚伍(ブリヂストンアンカーサイクリングチーム)77点
10位 新村穣(CS Slinger)75点
女子エリート
スクラッチ 7.5km
集団のままで迎えたラスト3周でアタックした高田奈生(鹿屋体育大学)を追った集団は梶原が鋭いスピードで抜け出して1着に。
1位 梶原悠未(筑波大学)
2位 中村妃智(日本体育大学/日本写真判定)
3位 古山稀絵(日本体育大学)
テンポレース 7.5km
中盤までで梶原が圧倒、鈴木もスプリントで取るが、後半は梶原と上野が2人逃げで梶原が1位に。
1位 梶原悠未(筑波大学)11点
2位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋)7点
3位 鈴木奈央(JPCU静岡)2点
エリミネイション
暫定2位の上野が前半の4人目にエリミネイトされる波乱。終盤は梶原と橋本優弥(鹿屋体育大学)の戦いを梶原が制し3種目1位と圧倒した。
1位 梶原悠未(筑波大学)
2位 橋本優弥(鹿屋体育大学)
3位 岡本二菜(日本体育大学)
ポイントレース 20km
梶原120点、橋本102点、鈴木100点、上野98点で迎えた最終種目。終始梶原がリードして圧倒、フィニッシュの倍点も取って4種目制覇の完全優勝を達成。2位には持ち前のスプリントで加点した鈴木が浮上。逃げた上野は3位に。梶原は逃げでもスプリントでも勝負できる力を見せ他を圧倒、全く死角のない強さで昨年に続いて2連覇を達成した。
1位 梶原悠未(筑波大学)148点
2位 鈴木奈央(JPCU静岡)117点
3位 上野みなみ(シエルブルー鹿屋)114点
4位 橋本優弥(鹿屋体育大学)109点
5位 古山稀絵(日本体育大学)106点
6位 中村妃智(日本体育大学/日本写真判定)97点
優勝した梶原悠未(筑波大学)「この種目で東京五輪のメダルを獲りたい」
「連覇ですごく嬉しいです。今回はワールドカップに出させていただいたのでしっかり勝ちに行きたい気持ちで臨みました。新ルールになってワールドカップ初戦では2種目1位になれたので、この種目で東京五輪のメダルを獲りたい気持ちがさらに強くなりました。今はまだ失敗してもいい時期だと思いますが、オリンピックの2年前には世界で常に表彰台の常連と言われる選手になりたいです」
「新ルールに変わったら次のライバルは上野みなみ選手だと思っています。 東京五輪では一人の枠を争うことになると思うので、今日は上野選手を意識して走りました。これからの大会は、もし選ばれればアジア選手権のオムニアムなのでそこで優勝し、さらにワールドカップでメダルを獲れる走りを、そして4月の世界選手権ではオムニアムで出場して世界の上位に入れるレースをしたいです」
男子エリート B-オムニアム(21位以下決定戦)
1位 徳田匠(鹿屋体育大学)136点
2位 高橋優斗(中央大学)124点
3位 草場啓吾(日本大学)120点
全日本選手権マスターズ
3km個人パーシュート 男子40-49歳
1位 小原洋未(クラブシルベスト)3分42秒229
2位 上澤剛(郡山サイクルフレンズ)3分48秒548
3位 西村均(GainsR)3分55秒481
3km個人パーシュート 男子35-39歳
1位 嶌田吉成 4分02秒405
2km個人パーシュート 女子
1位 小沼美由紀(Ready Go JAPAN)2分45秒526
2km個人パーシュート 男子60歳以上
1位 高橋秀樹(FIETS GROEN)2分44秒256
2km個人パーシュート 男子50-59歳
1位 矢野賢児(マリンゴールドT.T.SOYOタイヤ福ちゃん新聞)2分26秒510
2位 羽田野隆彦 2分28秒592
3位 安藤秀倫(チーム岡山)2分32秒239
スプリント 男子50歳以上
1位 古本清文(北陸ドロタボウ)
2位 山本哲也
3位 安藤秀倫(チーム岡山)
スプリント 女子
1位 奥平厚子(TEAM ZERO)
2位 濱田真子(湘南愛輪会)
スプリント 男子35-49歳
1位 武田秀明(イナーメ信濃山形)
2位 亀山尊仁(湘南愛輪会)
3位 武井秀周(イナーメ信濃山形)
500mタイムトライアル 女子
1位 和地恵美(スーパーKアスリートラボ)39秒347
2位 小沼美由紀(Ready Go JAPAN)40秒603
3位 島袋陽子(エキップリオン)43秒082
500mタイムトライアル 男子60歳以上
1位 羽鳥浩(湘南愛輪会)39秒723
500mタイムトライアル 男子50-59歳
1位 古本清文(北陸ドロタボウ)34秒871
2位 丸山繁一(キャットアイ)36秒196
3位 羽田野隆彦 36秒551
1kmタイムトライアル 男子40-49歳
1位 水澤耕一(スミタ・エイダイ・パールイズミ・ラバネロ)1分09秒600
2位 小原洋未(クラブシルベスト)1分10秒526
3位 佐野陽三(北陸ドロタボウ)1分10秒828
1kmタイムトライアル 男子35-39歳
1位 杉江茂樹(CWASP Ravitaillment)1分10秒698
2位 嶌田吉成 1分12秒433
3位 山田高嗣(ミソノイレーシングチーム)1分15秒049
チームスプリント 男子
1位 チームTKG 50秒118
2位 英雄3タボウ 51秒644
3位 湘南愛輪会 52秒091
チームスプリント 女子
1位 Schlapp 埼京 41秒434
2位 TEAM ZERO FRONTIER 43秒488
photo&text:高木秀彰
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