2016/08/15(月) - 09:24
自転車用シューズに参入した1973年以降、数多くのプロライダーに愛用されているイタリアンシューズブランドSIDI(シディ)から、クリス・フルームのツール・ド・フランス総合優勝を支えた新たなロード用フラッグシップ「SHOT」が登場。MTB用の兄弟モデル「TIGER」とあわせて紹介する。
シディ SHOT:フルームのツール制覇を支えた新型フラッグシップ
旧来のベルクロやバックルに対して数多くのメリットを持つワイヤー式クロージャー。サイクリングシューズにおいて、ここ数年ですっかり主流となったこのシステムを、他に先駆けていち早く自社製品に採用したのがシディである。その経験とノウハウを詰め込み誕生したのが、新型フラッグシップロードシューズ「SHOT(ショット)」だ。
これまでフラッグシップを務めてきた「WIRE」もそうであったように、一般的にクロージャーはアッパーに設けられるが、「SHOT」ではタンの上にダイヤルを配置。より均等に足全体をホールドすることが可能になったと同時に、空気抵抗や、転倒時の破損リスクを低減することに成功している。
クロージャーには、新型の「Double Tecno 3 Push System」を採用。ダイヤル中央の赤いボタンを押すことでワイヤー巻き取りレバーを簡単に立ち上げられるシディ独自のダイヤルクロージャー「Tecno 3 Push」を2つ繋げたシステムで、アッパー全体での均等な締め付けを可能としたもの。
アッパーとタンの素材は従来と共通の、光沢あるエナメル仕上げの「Microfiber Tech」。実際に触ると従来よりもしなやかさが増している印象で、アッパー部のシームがさらに少なくなっている。つま先や甲の外側には新たにメッシュを設けており、アッパー全体のパンチング加工とあわせて通気性の向上を図った。タンの内側には圧力を分散し、痛みの原因となる神経の圧迫を和らげるEVAパッドが配置されている。
ヒール部もWIREを踏襲しており、高剛性な樹脂製カップと、その上に位置する「Heel Retention Device」によりホールド感を高めている。なおHeel Retention Deviceには新たにリフレクターを設け、暗所での安全性を向上させた。
アウトソールは、シディが誇るカーボン製の最高峰モデル「VENT CARBON SOLE」。プロライダーのパワーを余すこと受け止める高い剛性を持ちながらも、わずかにしなりを持たせることで足裏への負担を軽減。つま先のエアインテークは、気候に合わせて開閉することで通気性を調整可能。クリート取付部は、シマノやルックのペダルシステムに対応する3つ穴仕様のみ。交換可能な踵部のラバーヒールは、形状が変更となっている(取り付け部の形状はWIREと共通)。
「SHOT」はすでにプロレースで実戦投入されており、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)の2年連続3度目となるツール・ド・フランス総合優勝に貢献。フルーム以外にもト二・マルティン(ドイツ、エティックス・クイックステップ)がすでに使用している。
サイズは40~46の間で展開され、ハーフサイズも用意。カラーはWhite/White、Bright Yellow(蓄光仕様)、Blue Sky/Black、White/Red、MAT Black/Whiteの5種類がラインアップされる。国内でのデリバリー開始は10月末を予定している。
シディ SHOT
ソール:VENT CARBON SOLE(ラバーヒールはMILLENNIUM 5 SOLEと共通のANTI-SLIP HEEL)
アッパー:Microfiber Tech/Mesh
アジャスター:Double Tecno 3 Push System、Heel Retention Device
サイズ:40~46(ハーフサイズあり、45.5を除く)
カラー:White/White、Bright Yellow、Blue Sky/Black、White/Red、MAT Black/White
価 格:43,000円(税別)
シディ TIGER:MTB最強王者に愛されるSHOTの兄弟モデル
MTBクロスカントリー世界王者のニノ・シューター(スイス)が愛用する「MTB DRAKO」に替わる、シディの新たなフラッグシップMTBシューズが「TIGER」だ。先述したロード用フラッグシップ「SHOT」とは、共通のアッパーを採用する兄弟モデルである。
ソールは従来モデルのから100gという大幅な軽量化を果たした「MTB SRS Carbon-Ground Sole」。軽量性、耐久性、パワー伝達効率を高レベルで兼ね備えながら、ランニング性を考慮してやや柔軟性を持たせていることが特徴だ。踵、つま先、クリート取り付け部の左右の計4箇所に設けられたスタットは、それぞれステンレスボルトで固定されており、摩耗した際には交換することができる。
アッパーのつま先部には、ロードモデルと異なりアンチスリップラバー製のカバーが備えられ、つま先を衝撃から保護してくれる。カラーはMAT Black/WhiteとYellowの2種類。サイズは40から45までラインアップされる。価格は43,000円(税別)。
シディ TIGER
ソール:MTB SRS Carbon Ground Sole
アッパー:Microfiber Tech/Mesh
アジャスター:Double Tecno 3 Push System、Heel Retention Device
サイズ:40~46(ハーフサイズあり)
カラー:MAT Black/White、Yellow
価 格:43,000円(税別)
取り扱い代理店は日直商会と深谷産業(代理店によって取り扱いカラーや価格が一部異なる)。
シディ SHOT:フルームのツール制覇を支えた新型フラッグシップ
旧来のベルクロやバックルに対して数多くのメリットを持つワイヤー式クロージャー。サイクリングシューズにおいて、ここ数年ですっかり主流となったこのシステムを、他に先駆けていち早く自社製品に採用したのがシディである。その経験とノウハウを詰め込み誕生したのが、新型フラッグシップロードシューズ「SHOT(ショット)」だ。
これまでフラッグシップを務めてきた「WIRE」もそうであったように、一般的にクロージャーはアッパーに設けられるが、「SHOT」ではタンの上にダイヤルを配置。より均等に足全体をホールドすることが可能になったと同時に、空気抵抗や、転倒時の破損リスクを低減することに成功している。
クロージャーには、新型の「Double Tecno 3 Push System」を採用。ダイヤル中央の赤いボタンを押すことでワイヤー巻き取りレバーを簡単に立ち上げられるシディ独自のダイヤルクロージャー「Tecno 3 Push」を2つ繋げたシステムで、アッパー全体での均等な締め付けを可能としたもの。
アッパーとタンの素材は従来と共通の、光沢あるエナメル仕上げの「Microfiber Tech」。実際に触ると従来よりもしなやかさが増している印象で、アッパー部のシームがさらに少なくなっている。つま先や甲の外側には新たにメッシュを設けており、アッパー全体のパンチング加工とあわせて通気性の向上を図った。タンの内側には圧力を分散し、痛みの原因となる神経の圧迫を和らげるEVAパッドが配置されている。
ヒール部もWIREを踏襲しており、高剛性な樹脂製カップと、その上に位置する「Heel Retention Device」によりホールド感を高めている。なおHeel Retention Deviceには新たにリフレクターを設け、暗所での安全性を向上させた。
アウトソールは、シディが誇るカーボン製の最高峰モデル「VENT CARBON SOLE」。プロライダーのパワーを余すこと受け止める高い剛性を持ちながらも、わずかにしなりを持たせることで足裏への負担を軽減。つま先のエアインテークは、気候に合わせて開閉することで通気性を調整可能。クリート取付部は、シマノやルックのペダルシステムに対応する3つ穴仕様のみ。交換可能な踵部のラバーヒールは、形状が変更となっている(取り付け部の形状はWIREと共通)。
「SHOT」はすでにプロレースで実戦投入されており、クリス・フルーム(イギリス、チームスカイ)の2年連続3度目となるツール・ド・フランス総合優勝に貢献。フルーム以外にもト二・マルティン(ドイツ、エティックス・クイックステップ)がすでに使用している。
サイズは40~46の間で展開され、ハーフサイズも用意。カラーはWhite/White、Bright Yellow(蓄光仕様)、Blue Sky/Black、White/Red、MAT Black/Whiteの5種類がラインアップされる。国内でのデリバリー開始は10月末を予定している。
シディ SHOT
ソール:VENT CARBON SOLE(ラバーヒールはMILLENNIUM 5 SOLEと共通のANTI-SLIP HEEL)
アッパー:Microfiber Tech/Mesh
アジャスター:Double Tecno 3 Push System、Heel Retention Device
サイズ:40~46(ハーフサイズあり、45.5を除く)
カラー:White/White、Bright Yellow、Blue Sky/Black、White/Red、MAT Black/White
価 格:43,000円(税別)
シディ TIGER:MTB最強王者に愛されるSHOTの兄弟モデル
MTBクロスカントリー世界王者のニノ・シューター(スイス)が愛用する「MTB DRAKO」に替わる、シディの新たなフラッグシップMTBシューズが「TIGER」だ。先述したロード用フラッグシップ「SHOT」とは、共通のアッパーを採用する兄弟モデルである。
ソールは従来モデルのから100gという大幅な軽量化を果たした「MTB SRS Carbon-Ground Sole」。軽量性、耐久性、パワー伝達効率を高レベルで兼ね備えながら、ランニング性を考慮してやや柔軟性を持たせていることが特徴だ。踵、つま先、クリート取り付け部の左右の計4箇所に設けられたスタットは、それぞれステンレスボルトで固定されており、摩耗した際には交換することができる。
アッパーのつま先部には、ロードモデルと異なりアンチスリップラバー製のカバーが備えられ、つま先を衝撃から保護してくれる。カラーはMAT Black/WhiteとYellowの2種類。サイズは40から45までラインアップされる。価格は43,000円(税別)。
シディ TIGER
ソール:MTB SRS Carbon Ground Sole
アッパー:Microfiber Tech/Mesh
アジャスター:Double Tecno 3 Push System、Heel Retention Device
サイズ:40~46(ハーフサイズあり)
カラー:MAT Black/White、Yellow
価 格:43,000円(税別)
取り扱い代理店は日直商会と深谷産業(代理店によって取り扱いカラーや価格が一部異なる)。
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