アメリカ籍のUCIワールドチーム、キャノンデールプロサイクリングを運営するスリップストリームスポーツが、ドラパックキャピタルパートナーズと提携。キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチームへと名称を変え、新ジャージをツールのプレゼンテーションにて発表した。



新しいジャージでツール・ド・フランスのプレゼンテーションに臨むメンバー新しいジャージでツール・ド・フランスのプレゼンテーションに臨むメンバー photo:Makoto.Ayano


新しいチームキットに身を包んだキャノンデール・ドラパックのメンバー新しいチームキットに身を包んだキャノンデール・ドラパックのメンバー photo:Makoto.Ayanoすでにチームバスも新しい装いにすでにチームバスも新しい装いに photo:Makoto.Ayano「私とマイケル・ドラパック氏は友好関係にある。彼の野心には感銘を受けていたし、彼のアスリートをサポートしたいというピュアな想いによってスポンサーシップが結ばれた」と語るのは、チームオーナーであるジョナサン・ヴォーターズ氏。

6月30日付けで「キャノンデール・ドラパックプロサイクリングチーム」となった同チームは、新しいチームキットをツール・ド・フランスのプレゼンテーションにて発表済み。ツールではピエール・ローラン(フランス)をエースに21ステージを戦う予定だ。

また、ドラパックキャピタルパートナーズがメインスポンサーを務める豪UCIプロコンチネンタルチーム「ドラパック・プロサイクリング」とキャノンデールプロサイクリングが来季合併する予定であることも発表された。これによってUCIワールドチームのキャノンデール・ドラパックと、新設されるUCIコンチネンタルチームの「ドラパック・パッツベグ」という2チーム体制となる。

「プロコンチネンタルチームに昇格して以降、ツール・ド・フランスへの出場と、選手の福利厚生そして総合的な育成理念を目標に活動してきた。しかしスリップストリームスポーツと合流することで目標に大きく近づいた。2017年からの体制を楽しみにしている」と語るのはドラパックのGM、ジョナサン・ブレークヴェルト氏。

2004年に設立されたドラパックプロサイクリング。アジア、オセアニア圏を中心にレース活動を続け、2014年にプロコンチネンタルチームに昇格。昨年まで所属していたワウテル・ウィッパート(オランダ)をキャノンデールへと送り出すなど活動していた。

text:So.Isobe
photo:Makoto.Ayano