2016/07/13(水) - 09:14
自転車先進国オランダを拠点とする総合パーツブランドのBBB。名実ともに同社を代表するアイテムであるアイウェアのラインアップに1眼式の新型モデル「SUMMIT(サミット)」が登場。素早くかつ容易にレンズ交換できる新ギミックを搭載することが特徴だ。
国内展開されるモデル数が28と、専業メーカーにも負けず劣らずの豊富なバリエーションを揃えるBBBのアイウェア。今回登場した「SUMMIT」は、天候に関わらず常にクリアな視界を確保し続けることを目的に開発されたレーシングモデルである。プロチームではワンティ・グループグベルトやルームポット・オラニエが使用している。
その最大の特徴は、素早くかつ容易なレンズ交換を可能とする新機構「Quick-Snapシステム」を搭載すること。ノーズピースを下側に引っ張るだけでレンズの固定を解除でき、レンズを交換したあとはノーズピースを上に押し戻すだけで再び固定することができる。
実際に交換作業を行ってみると、レンズやフレームに無理な力がかかっている感触がなければ、「バキッ」というような心臓に悪い音もない。誰でも簡単にレンズ交換できるため、急な天候の変化にも最適なレンズで対応することができ、常にクリアな視界を得ることができるだろう。
レンズは、3つのポイントでクリアな視界の確保に貢献している。表面には、雨水や泥を弾く撥水コーティングや、9層のコーティングで眩しさを抑えると同時に400nm以上の紫外線を100%防止する「MULTI LAYER COATING(一部レンズカラーを除く)」を施している。
そしてレンズの上縁にはベンチレーションホールを設けることで、曇りを防止した。素材には、ポリカーボネイトを採用することで、虫や飛び石などによる衝撃に対するプロテクション性能を高めると同時に、万が一の際の破砕飛散を防止した。
フレーム素材には、多くのブランドがアイウェアに用いているスイスEMS社のナイロン樹脂「Grilamid TR-90」を採用する。そして、ノーズパッドは無断階で調整可能とし、テンプル部にはハイグリップなラバーを配置。フィット感とホールド感を高いレベルで両立すると同時に、実測30gと優れた軽量性を兼ね備えることに成功している。
フレームカラーは、全8種類をラインアップ。シンプルなブラックやホワイトの他にも、マゼンタやスカイブルーといったビビットなカラーも用意。レンズカラーは、調光や標準付属のクリアとイエローを含め、全10種類が揃えられる(レンズとフレームカラーの組み合わせは下記スペック欄を参考のこと)。税込価格は調光レンズ仕様のみ28,080円の他は、15,120円となっている(3枚付属)。
今回は愛知県内に3店舗を構える「カミハギサイクル」の上萩泰司さんと、兵庫県芦屋市に店舗を構える「bicycle store RIDEWORKS」の生駒元保さんにインプレッションを伺った。
上萩さん:テンプル部が短く、ヘルメットのクロージャーと干渉しない点は、とても評価できるポイントですね。やはり、BBBはサイクルアクセサリーブランドですから、自転車向けに作られているということなのでしょう。レンズが頬骨に当たったりということが無く、自然な着用感に仕上がっています。
生駒さん:リーズナブルなイメージのBBB製品にあって、やや値段が高めかなと感じました。しかし、風の巻き込みが少なく、ノーズが自在に調整でき、良い意味でレンズやフレームの存在感が気になることもありませんから、プライスタグに見合った性能を備えているといえるでしょう。
今回は調光レンズ搭載モデルを使用しましたが、透過率の変化幅は充分で、変化するスピードも不満はありません。一点注意したいのが、フィッティングです。頬が出ている方はレンズの下縁とあたってしまう可能性が高いので、購入前には必ず試着することをオススメします。
BBB SUMMIT
フレーム/標準レンズカラー(透過率):
・Glossy Black/PC Smoke Flash Mirror (14%)
・Glossy White/PC Smoke Flash Mirror (14%)
・Matt Magenta/PC Smoke Flash Mirror (14%)
・Glossy Red/PC Smoke MLC Red(14%)
・Matt Black/PC MLC Gold
・Matt Blue/PC Smoke MLC Blue(14%)
・Matt Green/PC Smoke MLC Green(14%)
・Matt Orange/PC Smoke MLC Orange
・Matt Black/PC Photochromic(調光:17~85%)
付属品:Clearレンズ(92%)、Yellow Clearレンズ(87%)、ソフトケース、ハードケース
※調光仕様はクリア/イエローレンズ未付属
実測重量:30g
税込価格:15,120円(調光以外)、28,080円(調光仕様)
国内展開されるモデル数が28と、専業メーカーにも負けず劣らずの豊富なバリエーションを揃えるBBBのアイウェア。今回登場した「SUMMIT」は、天候に関わらず常にクリアな視界を確保し続けることを目的に開発されたレーシングモデルである。プロチームではワンティ・グループグベルトやルームポット・オラニエが使用している。
その最大の特徴は、素早くかつ容易なレンズ交換を可能とする新機構「Quick-Snapシステム」を搭載すること。ノーズピースを下側に引っ張るだけでレンズの固定を解除でき、レンズを交換したあとはノーズピースを上に押し戻すだけで再び固定することができる。
実際に交換作業を行ってみると、レンズやフレームに無理な力がかかっている感触がなければ、「バキッ」というような心臓に悪い音もない。誰でも簡単にレンズ交換できるため、急な天候の変化にも最適なレンズで対応することができ、常にクリアな視界を得ることができるだろう。
レンズは、3つのポイントでクリアな視界の確保に貢献している。表面には、雨水や泥を弾く撥水コーティングや、9層のコーティングで眩しさを抑えると同時に400nm以上の紫外線を100%防止する「MULTI LAYER COATING(一部レンズカラーを除く)」を施している。
そしてレンズの上縁にはベンチレーションホールを設けることで、曇りを防止した。素材には、ポリカーボネイトを採用することで、虫や飛び石などによる衝撃に対するプロテクション性能を高めると同時に、万が一の際の破砕飛散を防止した。
フレーム素材には、多くのブランドがアイウェアに用いているスイスEMS社のナイロン樹脂「Grilamid TR-90」を採用する。そして、ノーズパッドは無断階で調整可能とし、テンプル部にはハイグリップなラバーを配置。フィット感とホールド感を高いレベルで両立すると同時に、実測30gと優れた軽量性を兼ね備えることに成功している。
フレームカラーは、全8種類をラインアップ。シンプルなブラックやホワイトの他にも、マゼンタやスカイブルーといったビビットなカラーも用意。レンズカラーは、調光や標準付属のクリアとイエローを含め、全10種類が揃えられる(レンズとフレームカラーの組み合わせは下記スペック欄を参考のこと)。税込価格は調光レンズ仕様のみ28,080円の他は、15,120円となっている(3枚付属)。
今回は愛知県内に3店舗を構える「カミハギサイクル」の上萩泰司さんと、兵庫県芦屋市に店舗を構える「bicycle store RIDEWORKS」の生駒元保さんにインプレッションを伺った。
上萩さん:テンプル部が短く、ヘルメットのクロージャーと干渉しない点は、とても評価できるポイントですね。やはり、BBBはサイクルアクセサリーブランドですから、自転車向けに作られているということなのでしょう。レンズが頬骨に当たったりということが無く、自然な着用感に仕上がっています。
生駒さん:リーズナブルなイメージのBBB製品にあって、やや値段が高めかなと感じました。しかし、風の巻き込みが少なく、ノーズが自在に調整でき、良い意味でレンズやフレームの存在感が気になることもありませんから、プライスタグに見合った性能を備えているといえるでしょう。
今回は調光レンズ搭載モデルを使用しましたが、透過率の変化幅は充分で、変化するスピードも不満はありません。一点注意したいのが、フィッティングです。頬が出ている方はレンズの下縁とあたってしまう可能性が高いので、購入前には必ず試着することをオススメします。
BBB SUMMIT
フレーム/標準レンズカラー(透過率):
・Glossy Black/PC Smoke Flash Mirror (14%)
・Glossy White/PC Smoke Flash Mirror (14%)
・Matt Magenta/PC Smoke Flash Mirror (14%)
・Glossy Red/PC Smoke MLC Red(14%)
・Matt Black/PC MLC Gold
・Matt Blue/PC Smoke MLC Blue(14%)
・Matt Green/PC Smoke MLC Green(14%)
・Matt Orange/PC Smoke MLC Orange
・Matt Black/PC Photochromic(調光:17~85%)
付属品:Clearレンズ(92%)、Yellow Clearレンズ(87%)、ソフトケース、ハードケース
※調光仕様はクリア/イエローレンズ未付属
実測重量:30g
税込価格:15,120円(調光以外)、28,080円(調光仕様)
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