2016/05/18(水) - 10:37
「今日の勝利は天国から僕の背中を押してくれた祖母にプレゼントしたい」と語るのは、独走でゴールに飛び込んだ21歳のジュリオ・チッコーネ。総合争いを繰り広げた有力選手らのコメントと合わせて紹介します。
独走勝利を飾ったジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF)
ステージ初優勝を飾ったジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF) photo:Kei Tsuji
フィニッシュに向かって3級山岳を駆け上がるジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF) photo:Kei Tsuji
駆けつけたチームスタッフと抱きあう photo:Kei Tsuji間違いなく人生で最も美しい日だ。現実とは思えない。泡の中に浮かんでいるみたいだ。自分の走りを犠牲にしてくれたチームメイトたちに感謝している。恩返しとして早く彼らのために走りたいよ。僕らは家族のようなチームで、ルーカ・バルディアーニ氏をはじめ、若い選手たちを信じてくれるスポンサーに恵まれているんだ。逃げの中で僕とピラッツィをサポートしてくれたニコラ・ボエムには特別な言葉を贈りたいと思う。
今朝の作戦としてはアタックして逃げに乗ることだった。僕とピラッツィ、ボエムが乗ることができて、最終盤にはチャンスが巡ってきた。ピラッツィの調子が良いことは誰の目にも明らかだったので、警戒されてフリーに動くことができなかった。他チームの監督たちはあのシチュエーションをうまくコントロールしたと思う。そしてクネゴを警戒してダウンヒルでアタック。最後の数kmは永遠かと思うほどに長く感じたよ
僕にとってはジロに出場することすら驚きで、勝利できるなんて夢のようだ。1日毎に少しづつ経験を重ねているけれど、今日はすごいことを学ばせてもらった。大成功だが、まだ第一歩に過ぎない。ロードレーサーとしてまだまだたくさんのことを学ばなければいけないんだ。今日の勝利は天国から僕の背中を押してくれた祖母にプレゼントしたい。
ステージ2位のイワン・ロフニー(ロシア、ティンコフ)
今日のステージは常にキツいアップダウンを繰り返すハードな展開だった。2つ目の山岳で抜け出して30〜40kmを追走して先に逃げていたグループに追いつくことができた。アタック合戦が始まった時の体調は悪くなかったが、ステージ優勝には届かなかった。2位は悪くないが、優勝との差は小さくない。
マリアアッズーラを取り返したダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ) photo:Kei Tsujiマリアアッズーラを取り戻したダミアーノ・クネゴ(イタリア、NIPPOヴィーニファンティーニ)
うまくレースを運べた1日だった。今日逃げに乗って山岳賞争いをすることがまず第一の目標で、その後にステージ優勝を狙うことを考えていた。でもチッコーネのダウンヒルは強烈に速かった。彼の走りを祝福したい。それに加えて、僕やチームとしても誇り高いマリアアッズーラを楽しみたいと思う。できるだけ長くキープしていきたい。
マリアローザに袖を通したボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ)
プロセッコの栓を開けるボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ) photo:Kei Tsuji
マリアローザのブランビッラに感謝するボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ) photo:Kei Tsuji
アマドールのために先頭を引くジョヴァンニ・ヴィスコンティ(イタリア、モビスター) photo:Kei Tsujiチームメイトはマリアローザを守るために100%の力を尽くしてくれた。彼らの働きがなければ今この瞬間にマリアローザを着用するなんてできていなかった。エティックス・クイックステップはすごく特別なチームで、今日のレースで今一度、そのことを証明できただろう。ブランビ(ブランビッラ)は素晴らしい働きをしてくれた。一回は脱落したのに、復活して、そこから先頭を引いてくれた。本当に信じられなかった。マリアローザを着ながら仲間のために動いてくれるなんて、なかなかできないことさ。
未だにマリアローザを着用できていることがあまり信じられない。間違いなく人生の中でも特別な瞬間だし、僕だけでなく、チームや母国ルクセンブルクにとっても素晴らしい1日になったと思う。仲間とともにマリアローザを楽しみたい。この先もマリアローザ守るために走り、可能な限り長く着用していたい。
攻撃を仕掛けたアンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター)
これ以上無い結果となったと思う。ヴィスコンティを逃げに乗せて協力を仰ぎ、バルベルデとも協力してレースを動かすことができた。今の時点では今日の結果にとても満足しているよ。明日は今日よりも静かな1日になると考えているけれど、そうもいかないのがジロであり、明日もゴール20km手前に急勾配の3kmの登りがある。そこで集団が分裂する可能性は大きい。
総合4位、ステフェン・クルイスウィク(オランダ、ロットNLユンボ)
スプリントでフィニッシュになだれ込む総合勢 photo:CorVos
総合4位のステフェン・クルイスウィク(オランダ、ロットNLユンボ) photo:CorVos
バルベルデから4秒を失ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ) photo:CorVosブランビッラが脱落したのを見て、この先のアタック合戦に加わらないようにした。ブランビの下りは速く、ユンヘルスの調子も良い。だからなるべく体力を使わない走り方に努めた。最後はスプリントで遅れバルベルデから距離をあけられてしまったが、自分のコンディションには満足している。
ダウンヒル中のヘアピンコーナーでラインを間違えてリアをロックさせてしまった。後ろにいたマイカに迷惑を掛けてしまったので後で謝ったんだ。僕がわざとやってないと理解してくれているけれど、自分自信ミスしたことがショックだった。
バルベルデから4秒を失ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)
休息日明けだったので、もっと厳しい展開になる可能性もあった。モビスターが組織的に攻撃を仕掛けてきたが、結果的には上手く立ち回ることができたと思う。
チームスカイのデイブ・ブレイルスフォード代表
ミケルは夜通しウイルス性胃腸炎に苦しめられていたが、今朝のミーティングでは回復に臨みを繋ぎつつスタートすることにした。だが胃腸炎が大きく影響していたことは明らかで、レース続行は不可能だった。彼はこれからの山岳ステージで攻撃を仕掛けるつもりだったが、リタイアは残念でならない。しかしジロはまだ長く、チームとしてレースを動かす展開を作っていきたい。
後方でフィニッシュした山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)
27分33秒遅れの集団でフィニッシュを目指す山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ) photo:Kei Tsuji
特にキツイと感じたのは始めの登りだけではあったが、さすがに走行時間6時間越え、走行距離219km、獲得標高4200mとなればゴールした際の疲労度は半端無いものがあった。しっかり休んで回復させて明日以降に備えたい。前日まで体調を崩していたこともあり相当警戒してレースに挑んだが、むしろ絶好調という感じで本当に良かった。だが、再び風邪がぶり返す可能性もあるので引き続き気を付けて走るようにしたい。(本人ブログ「Genki一杯」より抜粋)
※各コメントはレース/チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイト/Twitter/Facebookより。
text:So.Isobe
独走勝利を飾ったジュリオ・チッコーネ(イタリア、バルディアーニCSF)
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今朝の作戦としてはアタックして逃げに乗ることだった。僕とピラッツィ、ボエムが乗ることができて、最終盤にはチャンスが巡ってきた。ピラッツィの調子が良いことは誰の目にも明らかだったので、警戒されてフリーに動くことができなかった。他チームの監督たちはあのシチュエーションをうまくコントロールしたと思う。そしてクネゴを警戒してダウンヒルでアタック。最後の数kmは永遠かと思うほどに長く感じたよ
僕にとってはジロに出場することすら驚きで、勝利できるなんて夢のようだ。1日毎に少しづつ経験を重ねているけれど、今日はすごいことを学ばせてもらった。大成功だが、まだ第一歩に過ぎない。ロードレーサーとしてまだまだたくさんのことを学ばなければいけないんだ。今日の勝利は天国から僕の背中を押してくれた祖母にプレゼントしたい。
ステージ2位のイワン・ロフニー(ロシア、ティンコフ)
今日のステージは常にキツいアップダウンを繰り返すハードな展開だった。2つ目の山岳で抜け出して30〜40kmを追走して先に逃げていたグループに追いつくことができた。アタック合戦が始まった時の体調は悪くなかったが、ステージ優勝には届かなかった。2位は悪くないが、優勝との差は小さくない。
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うまくレースを運べた1日だった。今日逃げに乗って山岳賞争いをすることがまず第一の目標で、その後にステージ優勝を狙うことを考えていた。でもチッコーネのダウンヒルは強烈に速かった。彼の走りを祝福したい。それに加えて、僕やチームとしても誇り高いマリアアッズーラを楽しみたいと思う。できるだけ長くキープしていきたい。
マリアローザに袖を通したボブ・ユンヘルス(ルクセンブルク、エティックス・クイックステップ)
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未だにマリアローザを着用できていることがあまり信じられない。間違いなく人生の中でも特別な瞬間だし、僕だけでなく、チームや母国ルクセンブルクにとっても素晴らしい1日になったと思う。仲間とともにマリアローザを楽しみたい。この先もマリアローザ守るために走り、可能な限り長く着用していたい。
攻撃を仕掛けたアンドレイ・アマドール(コスタリカ、モビスター)
これ以上無い結果となったと思う。ヴィスコンティを逃げに乗せて協力を仰ぎ、バルベルデとも協力してレースを動かすことができた。今の時点では今日の結果にとても満足しているよ。明日は今日よりも静かな1日になると考えているけれど、そうもいかないのがジロであり、明日もゴール20km手前に急勾配の3kmの登りがある。そこで集団が分裂する可能性は大きい。
総合4位、ステフェン・クルイスウィク(オランダ、ロットNLユンボ)
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ダウンヒル中のヘアピンコーナーでラインを間違えてリアをロックさせてしまった。後ろにいたマイカに迷惑を掛けてしまったので後で謝ったんだ。僕がわざとやってないと理解してくれているけれど、自分自信ミスしたことがショックだった。
バルベルデから4秒を失ったヴィンチェンツォ・ニーバリ(イタリア、アスタナ)
休息日明けだったので、もっと厳しい展開になる可能性もあった。モビスターが組織的に攻撃を仕掛けてきたが、結果的には上手く立ち回ることができたと思う。
チームスカイのデイブ・ブレイルスフォード代表
ミケルは夜通しウイルス性胃腸炎に苦しめられていたが、今朝のミーティングでは回復に臨みを繋ぎつつスタートすることにした。だが胃腸炎が大きく影響していたことは明らかで、レース続行は不可能だった。彼はこれからの山岳ステージで攻撃を仕掛けるつもりだったが、リタイアは残念でならない。しかしジロはまだ長く、チームとしてレースを動かす展開を作っていきたい。
後方でフィニッシュした山本元喜(NIPPOヴィーニファンティーニ)
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特にキツイと感じたのは始めの登りだけではあったが、さすがに走行時間6時間越え、走行距離219km、獲得標高4200mとなればゴールした際の疲労度は半端無いものがあった。しっかり休んで回復させて明日以降に備えたい。前日まで体調を崩していたこともあり相当警戒してレースに挑んだが、むしろ絶好調という感じで本当に良かった。だが、再び風邪がぶり返す可能性もあるので引き続き気を付けて走るようにしたい。(本人ブログ「Genki一杯」より抜粋)
※各コメントはレース/チーム公式ウェブサイト、選手個人のウェブサイト/Twitter/Facebookより。
text:So.Isobe
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