3月26日のクリテリウム・アンテルナシオナル第1ステージで心臓発作に見舞われたダーン・ミングヘール(ベルギー、ルーベ・リールメトロポール)が搬送先のコルシカ島アジャクシオの病院で息を引き取った。22歳の若さだった。



ダーン・ミングヘール(ベルギー、ルーベ・リールメトロポール)ダーン・ミングヘール(ベルギー、ルーベ・リールメトロポール) photo:Roubaix Lille Métropole2日間の日程で開催されたクリテリウム・アンテルナシオナルの初日、第1ステージの終盤にミングヘールは集団から脱落。その後リタイアし、レースの医療スタッフの判断で救急車で搬送されている最中に心臓発作を起こした。

フランスのUCIコンチネンタルチームであるルーベ・リールメトロポールの発表によると、一旦ポルトヴェッキオの病院に搬送されたミングヘールは、その後ヘリコプターでアジャクシオの病院に移送。人工的昏睡に置かれて治療が続けられていたが、心臓発作の発生から2日後の3月28日午後7時に息を引き取った。

ルーベ・リールメトロポールは「大きな悲しみとともにダーンの死を伝えなければならない。彼はチャンピオンとして勇敢に戦い続けたが、人生最後のレースに勝つことはできなかった。3月28日午後7時08分、両親や家族が見守られる中、アジャクシオの病院で亡くなった。全ての思いを家族に捧げたい。R.I.P. チャンピオン」との声明を出している。

ダーン・ミングヘールはベルギー・ルーセラーレ出身の22歳(1993年4月13日生まれ)。ジュニア時代から成績を収め、2011年ジュニアのベルギーチャンピオンに。2015年にヴェランダス・ヴィレムスでプロデビューし、今シーズンからルーベ・リールメトロポールに所属していた。

ヘント〜ウェヴェルヘムの事故で亡くなったアントワーヌ・デモアティエ(ベルギー、ワンティ・グループグベルト)に続く悲劇。心から哀悼の意を表します。

text:Kei Tsuji