2016/03/27(日) - 01:10
高校選抜大会トラック最終日、細谷夢菜(浦和工)は500mとケイリンで優勝。1kmは山田諒(岐阜第一)が1分06秒677の大会新で、スクラッチは安彦統賀(川越工)がそれぞれ連覇。スプリントは1年生の梶原海斗(祐誠)が、そしてケイリンは今西力太(榛生昇陽)が優勝。
熊本競輪場で行われている高校選抜大会トラック3日目、3月26日(土)はトラック最終日。各種目の決勝が行われた。前日までの強風と寒さはやわらぎ終日暖かい春の日差しに。トラック種目を終えて学校対抗成績は、男子が南大隅高校、女子は浦和工業高校がそれぞれリードして翌日の山鹿市でのロードレースへ。
男子スクラッチ 8km
南優(八戸工)らが積極的に仕掛けるが決定的な逃げにならない中、終盤に渡辺慶太(浦和工)が単独逃げる。これを安彦統賀(川越工)、張野幸聖(和歌北)らが追い吸収したのち、最終バックで先頭に出た安彦が粘って優勝。昨年に続いて連覇を達成。
安彦は「残り1周で浦和の渡辺君が逃げていたのでなんとしても追わないとと自力で行きました。全力で踏み切りました」と語る。
1位 安彦統賀(川越工)
2位 柳田弘樹(南大隅)
3位 片野陸(鹿町工)
4位 満生竜之介(龍谷)
5位 瀧一真(開新)
6位 鶴健志(祐誠)
7位 渡辺慶太(浦和工)
8位 松本秀太郎(九州学院)
500mタイムトライアル
ジュニア女子の第一人者、細谷夢菜(浦和工)が昨年に続いて連覇達成。風がある中で、2位以下に1秒以上の大差をつける圧勝だった。
優勝した細谷は「ベストを出したかったですが去年のタイムよりも遅くて、風は関係ないと山田諒君の走りを見て思いました。もっと練習して風を味方にしないといけないと思います」とタイムにこだわる。
1位 細谷夢菜(浦和工)37秒930
2位 松本詩乃(昭和一学園)39秒259
3位 中本真弥(和歌北)39秒340
4位 藤田まりあ(浦和工)39秒369
5位 横山美瑞生(米沢工)39秒390
6位 松井優佳(南大隅)39秒391
7位 野寺楓(伊豆総合)39秒855
8位 山口伊吹(鹿町工)39秒906
1kmタイムトライアル
最終組スタートの山田諒(岐阜第一)と治田知也(吉田)が3位以下に大差をつけ1位2位に。優勝した山田の1分06秒677は大会記録更新。前日までよりは弱くなったとはいえまだ風が残る中での好タイムだ。山田は昨年の選抜、インターハイ、ジュニアオリンピックカップそして今大会と1年間で1km全国大会を4連勝している。
「優勝できて嬉しいです。今回は大会記録ですが自分としてはタイムが不服で、外で5秒台を出したかったのでそれは悔しいです。もっと力をつけて本番で強くなりたいです。今まで応援指導してくれた人たちに感謝します」という2月生まれの山田は、ジュニアとしてあと2年ある。
1位 山田諒(岐阜第一)1分06秒677 大会新
2位 治田知也(吉田)1分07秒859
3位 石井洋輝(白河実業)1分09秒253
4位 南儀拓海(氷見)1分09秒314
5位 伊東歩登(神戸弘陵)1分09秒966
6位 田口優斗(大曲農)1分09秒984
7位 中野慎詞(紫波総合)1分10秒153
8位 齋木翔多(静岡北)1分10秒158
男子ケイリン
決勝は熊本出身の中川誠一郎プロがペーサーを務めるその直後に位置した塩島嵩一朗(南大隅)が先行。これを最終バックでかわした今西力太(榛生昇陽)がそのまま粘って優勝。今西は「先に仕掛けると決めていました。今まで全国大会の表彰台もなかったので、思い通りの展開で勝ててうれしいです」と語る。
1位 今西力太(榛生昇陽)
2位 塩島嵩一朗(南大隅)
3位 東矢圭吾(千原台)
4位 武雄龍人(朝明)
5位 福永大智(城東工科)
6位 伊藤颯馬(北中城)
7位 川副雷斗(九州学院)
8位 仁藤秀(星陵)
女子ケイリン
5番目の位置で最終周回に入った細谷夢菜(浦和工)は最終バックから追い上げ、先行していた松本詩乃(昭和一学園)をホームの直線でかわして優勝。「500mを走って展開さえあれば勝てると思ったので、(タイムの出なかった)気持ちを切り替えて走りました。今は日本代表として走らせてもらっているので、アジア選では勝てませんでしたが去年の(世界戦優勝の)今村さんをみていると今が大事な時期だと思うので、練習して世界で戦えるよう頑張りたいです」と細谷は語る。
1位 細谷夢菜(浦和工)
2位 松本詩乃(昭和一学園)
3位 藤田まりあ(浦和工)
4位 石井菜摘(作新学院)
5位 吉原朱美(興陽)
6位 鈴木樹里(桜丘)
7位 山口伊吹(鹿町工)
8位 石村沙和子(都城工)
スプリント
予選一番時計の梶原海斗(祐誠)は順調に勝ち上がったが1-2位決定戦の2本目は甲斐俊祐(別府商・別府翔青)が取る。3本目は梶原が先行してそのまま逃げ切って優勝。8位までで1年生は梶原ただ一人。兄の梶原大地は昨年の覇者で、兄弟で連覇達成。「負けてしまった2本目は迷ったのが原因でした。なので3本目は絶対に取りに行くと決めて行きました。まだハロン10秒台を出していないので、今年はまずタイムを出すことです」と目標を語る。
1位 梶原海斗(祐誠)
2位 甲斐俊祐(別府商・別府翔青)
3位 吉元大生(静岡北)
4位 脇本勇希(福井科技)
5位 荒川仁(千葉経済)
6位 真鍋智寛(松山聖陵)
7位 末廣快理(三田)
8位 安倍大成(紫波総合)
photo&text:高木秀彰
熊本競輪場で行われている高校選抜大会トラック3日目、3月26日(土)はトラック最終日。各種目の決勝が行われた。前日までの強風と寒さはやわらぎ終日暖かい春の日差しに。トラック種目を終えて学校対抗成績は、男子が南大隅高校、女子は浦和工業高校がそれぞれリードして翌日の山鹿市でのロードレースへ。
男子スクラッチ 8km
南優(八戸工)らが積極的に仕掛けるが決定的な逃げにならない中、終盤に渡辺慶太(浦和工)が単独逃げる。これを安彦統賀(川越工)、張野幸聖(和歌北)らが追い吸収したのち、最終バックで先頭に出た安彦が粘って優勝。昨年に続いて連覇を達成。
安彦は「残り1周で浦和の渡辺君が逃げていたのでなんとしても追わないとと自力で行きました。全力で踏み切りました」と語る。
1位 安彦統賀(川越工)
2位 柳田弘樹(南大隅)
3位 片野陸(鹿町工)
4位 満生竜之介(龍谷)
5位 瀧一真(開新)
6位 鶴健志(祐誠)
7位 渡辺慶太(浦和工)
8位 松本秀太郎(九州学院)
500mタイムトライアル
ジュニア女子の第一人者、細谷夢菜(浦和工)が昨年に続いて連覇達成。風がある中で、2位以下に1秒以上の大差をつける圧勝だった。
優勝した細谷は「ベストを出したかったですが去年のタイムよりも遅くて、風は関係ないと山田諒君の走りを見て思いました。もっと練習して風を味方にしないといけないと思います」とタイムにこだわる。
1位 細谷夢菜(浦和工)37秒930
2位 松本詩乃(昭和一学園)39秒259
3位 中本真弥(和歌北)39秒340
4位 藤田まりあ(浦和工)39秒369
5位 横山美瑞生(米沢工)39秒390
6位 松井優佳(南大隅)39秒391
7位 野寺楓(伊豆総合)39秒855
8位 山口伊吹(鹿町工)39秒906
1kmタイムトライアル
最終組スタートの山田諒(岐阜第一)と治田知也(吉田)が3位以下に大差をつけ1位2位に。優勝した山田の1分06秒677は大会記録更新。前日までよりは弱くなったとはいえまだ風が残る中での好タイムだ。山田は昨年の選抜、インターハイ、ジュニアオリンピックカップそして今大会と1年間で1km全国大会を4連勝している。
「優勝できて嬉しいです。今回は大会記録ですが自分としてはタイムが不服で、外で5秒台を出したかったのでそれは悔しいです。もっと力をつけて本番で強くなりたいです。今まで応援指導してくれた人たちに感謝します」という2月生まれの山田は、ジュニアとしてあと2年ある。
1位 山田諒(岐阜第一)1分06秒677 大会新
2位 治田知也(吉田)1分07秒859
3位 石井洋輝(白河実業)1分09秒253
4位 南儀拓海(氷見)1分09秒314
5位 伊東歩登(神戸弘陵)1分09秒966
6位 田口優斗(大曲農)1分09秒984
7位 中野慎詞(紫波総合)1分10秒153
8位 齋木翔多(静岡北)1分10秒158
男子ケイリン
決勝は熊本出身の中川誠一郎プロがペーサーを務めるその直後に位置した塩島嵩一朗(南大隅)が先行。これを最終バックでかわした今西力太(榛生昇陽)がそのまま粘って優勝。今西は「先に仕掛けると決めていました。今まで全国大会の表彰台もなかったので、思い通りの展開で勝ててうれしいです」と語る。
1位 今西力太(榛生昇陽)
2位 塩島嵩一朗(南大隅)
3位 東矢圭吾(千原台)
4位 武雄龍人(朝明)
5位 福永大智(城東工科)
6位 伊藤颯馬(北中城)
7位 川副雷斗(九州学院)
8位 仁藤秀(星陵)
女子ケイリン
5番目の位置で最終周回に入った細谷夢菜(浦和工)は最終バックから追い上げ、先行していた松本詩乃(昭和一学園)をホームの直線でかわして優勝。「500mを走って展開さえあれば勝てると思ったので、(タイムの出なかった)気持ちを切り替えて走りました。今は日本代表として走らせてもらっているので、アジア選では勝てませんでしたが去年の(世界戦優勝の)今村さんをみていると今が大事な時期だと思うので、練習して世界で戦えるよう頑張りたいです」と細谷は語る。
1位 細谷夢菜(浦和工)
2位 松本詩乃(昭和一学園)
3位 藤田まりあ(浦和工)
4位 石井菜摘(作新学院)
5位 吉原朱美(興陽)
6位 鈴木樹里(桜丘)
7位 山口伊吹(鹿町工)
8位 石村沙和子(都城工)
スプリント
予選一番時計の梶原海斗(祐誠)は順調に勝ち上がったが1-2位決定戦の2本目は甲斐俊祐(別府商・別府翔青)が取る。3本目は梶原が先行してそのまま逃げ切って優勝。8位までで1年生は梶原ただ一人。兄の梶原大地は昨年の覇者で、兄弟で連覇達成。「負けてしまった2本目は迷ったのが原因でした。なので3本目は絶対に取りに行くと決めて行きました。まだハロン10秒台を出していないので、今年はまずタイムを出すことです」と目標を語る。
1位 梶原海斗(祐誠)
2位 甲斐俊祐(別府商・別府翔青)
3位 吉元大生(静岡北)
4位 脇本勇希(福井科技)
5位 荒川仁(千葉経済)
6位 真鍋智寛(松山聖陵)
7位 末廣快理(三田)
8位 安倍大成(紫波総合)
photo&text:高木秀彰
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