2016/03/21(月) - 07:16
ツール・ド・ランカウイを走ったバイクを紹介するシリーズ第二弾はアジアを中心としたUCIコンチネンタルチーム。個性豊かな11台のチームバイクを紹介します。
スカイダイブドバイ【ARGON18 Nitrogen Pro】
スカイダイブドバイ【ARGON18 Nitrogen Pro】 photo:Kei Tsuji
フランシスコ・マンセボ(スペイン)が連日アタックを仕掛け、アンドレア・パリーニ(イタリア)がスプリント勝利を飾ったアラブ首長国連邦のスカイダイブドバイはアルゴン18のフラッグシップバイクのナイトロジェン・プロに乗る。TRP製エアロブレーキ採用のエアロロードだ。シマノ・デュラエースDi2にパワー2マックスのパワーメーター搭載のFSAクランク、ビジョンホイール、プロロゴのサドル、ヴィットリアのタイヤを組み合わせる。
ヘンシャンサイクリング【LOOK 795】
ヘンシャンサイクリング【LOOK 795】 photo:Kei Tsuji
(元レディオシャックと見間違う)チームジャージに合わせて、中国のヘンシャンサイクリングは黒と赤のルック795に乗る。連日逃げたワン・メイイン(中国)が山岳賞を獲得。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、すべてのバイクにZED3クランクを搭載。マヴィックホイールにスペシャライズドのタイヤが組み合わされている。プロトンの中で最も高価なバイクセッティングの部類に入るが、サイクルコンピューターのセンサーコードがフロントブレーキワイヤーを巻いているのがこのチームの伝統。
愛三工業レーシング【SCOTT FOIL】
愛三工業レーシング【SCOTT FOIL】 photo:Kei Tsuji
日本から唯一参戦した愛三工業レーシングはスコットのフォイルとアディクトを乗り分けた。総合を狙うクライマー系選手は軽量なアディクトで、エーススプリンターを務めた福田真平はエアロロードのフォイルをチョイス。コンポーネントやホイールはシマノ・デュラエースDi2で、ハンドルやステム、サドルはスコット系列のシンクロスだ。福田は使い込まれたサンマルコのコンコールライトを愛用する。
KSPO【SPECIALIZED S-Works Tarmac】
KSPO【SPECIALIZED S-Works Tarmac】 photo:Kei Tsuji
韓国のKSPOはスペシャライズドのSワークス・ターマックを使用。黒と白のチームカラーに合わせたカラーリングのフレームは昨年からの継続使用だが、コンポーネントとホイールをシマノからカンパニョーロに全面的にスイッチした。カンパニョーロ・スーパーレコードEPSとボーラウルトラ50のフルセットを使用する。サドルやステム、ハンドル、ペダルは昨年使用したシマノ/PROのままだ。
ペガサスコンチネンタル【PINARELLO Dogma2】
ペガサスコンチネンタル【PINARELLO Dogma2】 photo:Kei Tsuji
小柄なクライマーを揃えるインドネシアのペガサスコンチネンタルはピナレロのドグマ2を使用。コンポーネントはシマノ・デュラエースのフルセットで、ホイールはコリマのエアロプラスを主に使用する。タイヤはヴィットリアのコルサCX。サドルはフィジークやセライタリアが混在。ステムやハンドルも選手の好みによって比較的自由にセレクトされている。
トレンガヌサイクリング【WILLIER Cento1 Air】
トレンガヌサイクリング【WILLIER Cento1 Air】 photo:Kei Tsuji
マレーシアの人気を集めるトレンガヌサイクリングは、サウスイーストと同様にエアロロードという位置付けのチェントウノ・エアーを投入。コンポーネントからホイール、サドル、ステム、ハンドル、ペダルに至るまでシマノ/PROで統一されている。写真は3度トップ10フィニッシュしたスプリンターのハリフ・サレー(マレーシア)のバイクで、54Tのチェーンリングを使用。
HKSIプロチーム【GIANT TCR ADVANCED SL】
HKSIプロチーム【GIANT TCR ADVANCED SL】 photo:Kei Tsuji
香港のHKSIプロチームは2013年モデルのジャイアントTCRアドバンスドSLを使用。フレーム自体は旧型だが、シマノ・デュラエースにSRMのパワーメーター、KMCのチェーン、カンパニョーロのボーラウルトラ2という組み合わせ。中にはマヴィックのホイールを使用する選手も。他の多くのUCIコンチネンタルチームと同様に、スポンサーの縛りが緩いため、パーツチョイスはある程度選手に委ねられている。
セブンイレブン・サバRBP【SAVA 不明】
セブンイレブン・サバRBP【SAVA 不明】 photo:Kei Tsuji
フィリピンのセブンイレブン・サバRBPは、サブスポンサーを務めるフィリピンのバイクブランド「サバ」のカーボンバイクに乗る。ランカウイのために新たに投入されたフレームにはメーカー名しか書かれておらず、スタッフに聞いてもモデル名は分からず。コンポーネントはシマノ・アルテグラで、エンヴィのホイールやファブリックのサドルで使用する。
NSCマイクロン【CONDOR Leggero】
NSCマイクロン【CONDOR Leggero】 photo:Kei Tsuji
マレーシアのNSCマイクロンはイギリスのコンドルサイクルズのレジェーロに乗る。真っ黒なカーボンフレームに、エンヴィのホイールとアメ色サイドのヴェロフレックスタイヤの組み合わせ。コンポーネントはシマノ・デュラエースで、多くの選手がSRMパワーメーターを使用した。サドルはフィジークで、ステムやハンドル、シートポストなどはエンヴィとデダエレメンティが混在。
ジャイアント・チャンピオンシステム【GIANT TCR ADVANCED】
ジャイアント・チャンピオンシステム【GIANT TCR ADVANCED】 photo:Kei Tsuji
中国のジャイアント・チャンピオンシステムは香港のHKSIプロチームと同様に旧型のジャイアントTCRに乗る(インテグラルシートポストではない)。ハンドル周りはジャイアントで統一。シマノ・デュラエースのコンポーネントとホイールにKMCのチェーン、ケンダのタイヤ、プロロゴのサドルという組み合わせ。
マレーシアナショナルチーム【CONDOR Leggero】
マレーシアナショナルチーム【CONDOR Leggero】 photo:Kei Tsuji
混成チームのマレーシアナショナルチームはそれぞれのライダーの所有バイクを使用。コンドルやスペシャライズド、フジなどが混在し、ホイールやパーツ構成もバラバラ。ホイールを共有するためにコンポーネントはシマノで統一していた。
text:Kei Tsuji
スカイダイブドバイ【ARGON18 Nitrogen Pro】
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フランシスコ・マンセボ(スペイン)が連日アタックを仕掛け、アンドレア・パリーニ(イタリア)がスプリント勝利を飾ったアラブ首長国連邦のスカイダイブドバイはアルゴン18のフラッグシップバイクのナイトロジェン・プロに乗る。TRP製エアロブレーキ採用のエアロロードだ。シマノ・デュラエースDi2にパワー2マックスのパワーメーター搭載のFSAクランク、ビジョンホイール、プロロゴのサドル、ヴィットリアのタイヤを組み合わせる。
ヘンシャンサイクリング【LOOK 795】
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(元レディオシャックと見間違う)チームジャージに合わせて、中国のヘンシャンサイクリングは黒と赤のルック795に乗る。連日逃げたワン・メイイン(中国)が山岳賞を獲得。コンポーネントはシマノ・デュラエースDi2で、すべてのバイクにZED3クランクを搭載。マヴィックホイールにスペシャライズドのタイヤが組み合わされている。プロトンの中で最も高価なバイクセッティングの部類に入るが、サイクルコンピューターのセンサーコードがフロントブレーキワイヤーを巻いているのがこのチームの伝統。
愛三工業レーシング【SCOTT FOIL】
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日本から唯一参戦した愛三工業レーシングはスコットのフォイルとアディクトを乗り分けた。総合を狙うクライマー系選手は軽量なアディクトで、エーススプリンターを務めた福田真平はエアロロードのフォイルをチョイス。コンポーネントやホイールはシマノ・デュラエースDi2で、ハンドルやステム、サドルはスコット系列のシンクロスだ。福田は使い込まれたサンマルコのコンコールライトを愛用する。
KSPO【SPECIALIZED S-Works Tarmac】
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韓国のKSPOはスペシャライズドのSワークス・ターマックを使用。黒と白のチームカラーに合わせたカラーリングのフレームは昨年からの継続使用だが、コンポーネントとホイールをシマノからカンパニョーロに全面的にスイッチした。カンパニョーロ・スーパーレコードEPSとボーラウルトラ50のフルセットを使用する。サドルやステム、ハンドル、ペダルは昨年使用したシマノ/PROのままだ。
ペガサスコンチネンタル【PINARELLO Dogma2】
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小柄なクライマーを揃えるインドネシアのペガサスコンチネンタルはピナレロのドグマ2を使用。コンポーネントはシマノ・デュラエースのフルセットで、ホイールはコリマのエアロプラスを主に使用する。タイヤはヴィットリアのコルサCX。サドルはフィジークやセライタリアが混在。ステムやハンドルも選手の好みによって比較的自由にセレクトされている。
トレンガヌサイクリング【WILLIER Cento1 Air】
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マレーシアの人気を集めるトレンガヌサイクリングは、サウスイーストと同様にエアロロードという位置付けのチェントウノ・エアーを投入。コンポーネントからホイール、サドル、ステム、ハンドル、ペダルに至るまでシマノ/PROで統一されている。写真は3度トップ10フィニッシュしたスプリンターのハリフ・サレー(マレーシア)のバイクで、54Tのチェーンリングを使用。
HKSIプロチーム【GIANT TCR ADVANCED SL】
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香港のHKSIプロチームは2013年モデルのジャイアントTCRアドバンスドSLを使用。フレーム自体は旧型だが、シマノ・デュラエースにSRMのパワーメーター、KMCのチェーン、カンパニョーロのボーラウルトラ2という組み合わせ。中にはマヴィックのホイールを使用する選手も。他の多くのUCIコンチネンタルチームと同様に、スポンサーの縛りが緩いため、パーツチョイスはある程度選手に委ねられている。
セブンイレブン・サバRBP【SAVA 不明】
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フィリピンのセブンイレブン・サバRBPは、サブスポンサーを務めるフィリピンのバイクブランド「サバ」のカーボンバイクに乗る。ランカウイのために新たに投入されたフレームにはメーカー名しか書かれておらず、スタッフに聞いてもモデル名は分からず。コンポーネントはシマノ・アルテグラで、エンヴィのホイールやファブリックのサドルで使用する。
NSCマイクロン【CONDOR Leggero】
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マレーシアのNSCマイクロンはイギリスのコンドルサイクルズのレジェーロに乗る。真っ黒なカーボンフレームに、エンヴィのホイールとアメ色サイドのヴェロフレックスタイヤの組み合わせ。コンポーネントはシマノ・デュラエースで、多くの選手がSRMパワーメーターを使用した。サドルはフィジークで、ステムやハンドル、シートポストなどはエンヴィとデダエレメンティが混在。
ジャイアント・チャンピオンシステム【GIANT TCR ADVANCED】
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中国のジャイアント・チャンピオンシステムは香港のHKSIプロチームと同様に旧型のジャイアントTCRに乗る(インテグラルシートポストではない)。ハンドル周りはジャイアントで統一。シマノ・デュラエースのコンポーネントとホイールにKMCのチェーン、ケンダのタイヤ、プロロゴのサドルという組み合わせ。
マレーシアナショナルチーム【CONDOR Leggero】
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混成チームのマレーシアナショナルチームはそれぞれのライダーの所有バイクを使用。コンドルやスペシャライズド、フジなどが混在し、ホイールやパーツ構成もバラバラ。ホイールを共有するためにコンポーネントはシマノで統一していた。
text:Kei Tsuji
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