2009/10/05(月) - 01:29
10月4日(日)、全日本実業団クリテリウムinいわきの第2日目が行われた。予選1・2を勝ち抜いた各クラス50名での決勝で、TRクラスは鈴木真理(シマノレーシング)が予選に続いて決勝でも圧倒し、このいわきクリテで3年連続優勝を達成した。
朝のレースは恒例の「おはようクリテ」。今回は予選2となり、前日の予選1で落ちた選手と、この予選2にのみ参加の選手で構成される。前者には辻善光(マトリックスパワータグ・コラテック)や山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)がTTよりも着順でのポイント狙いで、後者は鈴木譲(シマノレーシング)らが参加。このメンバーが結果上位3人となり合計15名が決勝進出へ。
TR決勝は50人でスタート。シマノ、BSアンカー、マトリックス、ブリッツェンらはほとんど決勝進出し、メンバーに大きな番狂わせはない。1.43kmを35周する50km、5周ごとに5点3点1点の中間ポイントが設定され、ゴールは1着30点からとなる。前日のTTまたは朝の予選2でのポイントをプラスしたポイント方式のレースだが、優勝するには得点の大きいゴールポイントを取ることがやはり重要だ。
序盤から各チームが積極的に走るが逃げができるには至らない。シマノは阿部嵩之や村上純平ら、BSアンカーは伊丹健治や福田真平らそれぞれ若手が積極的に引っ張る。1回目のポイントは飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)が1位通過。今日のBSアンカーは、フランス組みのエスポワールも帰国し、全員が揃った状態でのいわき入りだ。独走するシマノに対抗できるメンバーと人数をそろえる。
ポイント周回のたびにペースが上がり、集団は途切れ途切れに。中盤過ぎには先頭集団は約半分の25人ほどになる。集団を活性化させているのはシマノ、BSアンカー、マトリックス、ブリッツェン、ラバネロらの若手。
5人から10人ほどが抜け出す場面が多いが決定的な逃げにはならずにポイント時にはまとまる。その中間ポイントは、2回目から6回目までの実に5回連続鈴木真理が取る。飯島も絡むが鈴木の1位は固い。途中で飯島はパンクするが復帰、再びポイント争いに加わるが、辻も追い上げる。
そしてゴール。ラスト200mの直線へは飯島が先頭で現れる。飯島が横に出て、後ろにいた辻が先頭でゴールを目指す。しかしその後ろにいた鈴木がゴールライン前で辻をかわして1着ゴール。終わってみれば2位辻の倍近いポイントを取って圧勝。このいわきクリテで3年連続の優勝を飾った。
シマノはチーム全体も強いが、阿部と特に鈴木の力がずば抜けている。どこからでも勝つことができ、死角なしだ。BSアンカーは若手の成長が著しくシマノに十分対抗したが、やはり最後は飯島の力に頼るところが大きい。マトリックスは少数だったがそれぞれが役割を果たし、好調の辻を2位に導いた。
結果
TR総合
1位 鈴木真理(シマノレーシング)8+55 63点
2位 辻善光(マトリックスパワータグ・コラテック)8+30 38点
3位 飯島誠(チームブリヂストン・アンカー) 3+35 38点
4位 野寺秀徳(シマノレーシング)1+18 19点
5位 栂尾大知(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)4+8 12点
6位 向川尚樹(マトリックスパワータグ・コラテック)1+10 11点
7位 平塚吉光(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)1+10 11点
8位 阿部嵩之(シマノレーシング)6+3 9点
9位 村上純平(シマノレーシング)5+4 9点
10位 小坂光(UTSUNOMIYA BLITZEN)1+7 8点
BR-1総合
1位 若杉厚仁(spacebikes.com)2+38 40点
2位 阿部健弥(チームスキップ)2+27 29点
3位 井上人志(クラブシルベスト)6+23 29点
4位 武田秀明(イナーメ・アイランド信濃山形)1+20 21点
5位 増田威望(オッティモ)2+19 21点
6位 山崎潤(フジパレンティーニ)8+13 21点
ER総合
1位 佐々木康(ダイハツ・ボンシャンス飯田)6+33 39点
2位 今野勲(エルドラード)3+30 33点
3位 高橋仁(チーム・チェブロ)4+26 30点
4位 水澤耕一(スミタ・ラバネロ)6+23 29点
5位 武井望(なるしまフレンド)2+16 18点
6位 須佐浩二(TEAM MILANO) 8+7 15点
photo&text:高木秀彰
朝のレースは恒例の「おはようクリテ」。今回は予選2となり、前日の予選1で落ちた選手と、この予選2にのみ参加の選手で構成される。前者には辻善光(マトリックスパワータグ・コラテック)や山本雅道(チームブリヂストン・アンカー)がTTよりも着順でのポイント狙いで、後者は鈴木譲(シマノレーシング)らが参加。このメンバーが結果上位3人となり合計15名が決勝進出へ。
TR決勝は50人でスタート。シマノ、BSアンカー、マトリックス、ブリッツェンらはほとんど決勝進出し、メンバーに大きな番狂わせはない。1.43kmを35周する50km、5周ごとに5点3点1点の中間ポイントが設定され、ゴールは1着30点からとなる。前日のTTまたは朝の予選2でのポイントをプラスしたポイント方式のレースだが、優勝するには得点の大きいゴールポイントを取ることがやはり重要だ。
序盤から各チームが積極的に走るが逃げができるには至らない。シマノは阿部嵩之や村上純平ら、BSアンカーは伊丹健治や福田真平らそれぞれ若手が積極的に引っ張る。1回目のポイントは飯島誠(チームブリヂストン・アンカー)が1位通過。今日のBSアンカーは、フランス組みのエスポワールも帰国し、全員が揃った状態でのいわき入りだ。独走するシマノに対抗できるメンバーと人数をそろえる。
ポイント周回のたびにペースが上がり、集団は途切れ途切れに。中盤過ぎには先頭集団は約半分の25人ほどになる。集団を活性化させているのはシマノ、BSアンカー、マトリックス、ブリッツェン、ラバネロらの若手。
5人から10人ほどが抜け出す場面が多いが決定的な逃げにはならずにポイント時にはまとまる。その中間ポイントは、2回目から6回目までの実に5回連続鈴木真理が取る。飯島も絡むが鈴木の1位は固い。途中で飯島はパンクするが復帰、再びポイント争いに加わるが、辻も追い上げる。
そしてゴール。ラスト200mの直線へは飯島が先頭で現れる。飯島が横に出て、後ろにいた辻が先頭でゴールを目指す。しかしその後ろにいた鈴木がゴールライン前で辻をかわして1着ゴール。終わってみれば2位辻の倍近いポイントを取って圧勝。このいわきクリテで3年連続の優勝を飾った。
シマノはチーム全体も強いが、阿部と特に鈴木の力がずば抜けている。どこからでも勝つことができ、死角なしだ。BSアンカーは若手の成長が著しくシマノに十分対抗したが、やはり最後は飯島の力に頼るところが大きい。マトリックスは少数だったがそれぞれが役割を果たし、好調の辻を2位に導いた。
結果
TR総合
1位 鈴木真理(シマノレーシング)8+55 63点
2位 辻善光(マトリックスパワータグ・コラテック)8+30 38点
3位 飯島誠(チームブリヂストン・アンカー) 3+35 38点
4位 野寺秀徳(シマノレーシング)1+18 19点
5位 栂尾大知(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)4+8 12点
6位 向川尚樹(マトリックスパワータグ・コラテック)1+10 11点
7位 平塚吉光(パールイズミ・スミタ・ラバネロ)1+10 11点
8位 阿部嵩之(シマノレーシング)6+3 9点
9位 村上純平(シマノレーシング)5+4 9点
10位 小坂光(UTSUNOMIYA BLITZEN)1+7 8点
BR-1総合
1位 若杉厚仁(spacebikes.com)2+38 40点
2位 阿部健弥(チームスキップ)2+27 29点
3位 井上人志(クラブシルベスト)6+23 29点
4位 武田秀明(イナーメ・アイランド信濃山形)1+20 21点
5位 増田威望(オッティモ)2+19 21点
6位 山崎潤(フジパレンティーニ)8+13 21点
ER総合
1位 佐々木康(ダイハツ・ボンシャンス飯田)6+33 39点
2位 今野勲(エルドラード)3+30 33点
3位 高橋仁(チーム・チェブロ)4+26 30点
4位 水澤耕一(スミタ・ラバネロ)6+23 29点
5位 武井望(なるしまフレンド)2+16 18点
6位 須佐浩二(TEAM MILANO) 8+7 15点
photo&text:高木秀彰
フォトギャラリー