トップライダーからビギナーまで、幅広い層にレースの楽しさを用意するMTBイベント「CSC Classic」が今年も開催される。春のシーズンインにぴったりのイベントだ。



CSC Classic2015年大会 2.5時間エンデューロの選手たちCSC Classic2015年大会 2.5時間エンデューロの選手たち photo:Makoto.AYANO
伊豆・修善寺の日本サイクルスポーツセンター。全日本MTB選手権が行われたコースを舞台として開催されるMTBクロスカントリーイベントが「CSC Classic」だ。国内トップ選手から、ビギナーまで幅広いライダーが参加できる貴重なイベントとして人気を集める大会だ。

今年、3回めの開催となるCSC Classic。小規模なイベントながら、数少ないMTBクロスカントリー入門レースとして好評を得ている。

イベントは、JCF競技規則に準じたクロスカントリー競技と、誰でも気軽に参加できる3時間耐久レースの2部構成とされる。午前中にはクロカンレースに出場し、トップ選手らの出場するエリートクラスを観戦。午後には仲間たちとチームやソロで耐久レースを走るといったダブルエントリーも楽しめる段取りだ。

エリート男子がスタートしていく。1時間弱のスピードレースだエリート男子がスタートしていく。1時間弱のスピードレースだ photo:Makoto.AYANOエリート男子は豪華メンバーが集うエリート男子は豪華メンバーが集う photo:Makoto.AYANO

ホームストレートへの登り。普段は常設MTBコースになっているホームストレートへの登り。普段は常設MTBコースになっている photo:Makoto.AYANO昨年のエリート男子は小野寺 健(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM)が後続を大きく離して優勝昨年のエリート男子は小野寺 健(MIYATA-MERIDA BIKING TEAM)が後続を大きく離して優勝 photo:Makoto.AYANO


クロスカントリーは6クラスが用意される。昨年のJシリーズでエリート、もしくはエキスパートクラスの上位者向けのエリート男子・女子。30歳以上でマスタークラスでの登録を予定している選手向けのマスター男子。初級者向けのチャレンジ男子・女子、そして今年新たに増設されたアドバンス男子の6カテゴリーだ。

3時間耐久レースはソロ、ペア、トリオという参加人数での区分に加え、シングルスピード部門も用意される。こちらは昨年はソロクラスだけだったが、ペアやトリオも用意された。シングルスピードMTBの人気ぶりに対応したクラス増設だ。

CSCサーキットのホームストレートとメインスタンドを見上げる広場が会場だCSCサーキットのホームストレートとメインスタンドを見上げる広場が会場だ photo:Makoto.AYANO5kmサーキットの脇にコースが設定される5kmサーキットの脇にコースが設定される photo:Makoto.AYANO

スタート直後はサーキットへのスロープを登っていくスタート直後はサーキットへのスロープを登っていく photo:Makoto.AYANO平坦区間もカーブやバームが設定されて休むところが少ない平坦区間もカーブやバームが設定されて休むところが少ない photo:Makoto.AYANO


コースはCSCの5kmロードコースの内側のオフロードを使ったもので、MTB全選手権のコースになったフィールドやMTBの常設コースを活用した、アップダウンに富んだテクニカルなレイアウト。走って面白く、1周回の間に何度も選手を応援できるように工夫されている。なお、耐久レースおよびクロスカントリーのチャレンジクラスで使われるコースは難しいテクニカル区間をカットしたものになるので初心者でも安心だ。

また、多くのバイクブランドがフィールド内のブースエリアに出展するのも特長だ。主催者の「シーオッタークラシックのようなイベントを目指す」という意向通り、各ブランドの展示や試乗も楽しめる。

仲間と一緒に楽しむのがエンデューロ。エリートから耐久まで最大勢力のMilePost BMC Racing仲間と一緒に楽しむのがエンデューロ。エリートから耐久まで最大勢力のMilePost BMC Racing photo:Makoto.AYANOエンデューロハンドルのシングルスピードバイクで走る!エンデューロハンドルのシングルスピードバイクで走る! photo:Makoto.AYANO



主催者の橋本賢毅さんより
「今年度より国内での公式なクロスカントリー競技はUCIカテゴリーでのエントリーに移行し、東京オリンピック、そして世界を見据えた改革が行われました。しかし認知度は依然低く、マウンテンバイク愛好者の方々の中でもクロスカントリー競技を見たことがないという話を伺ったことがあります。『もっとクロスカントリーという競技を見てほしい、体感してほしい、そしてかつて自分が競技を始めた90年代後半の盛り上がりを取り戻したい』そう願っています。

CSCclassic主催者・橋本賢毅さんCSCclassic主催者・橋本賢毅さん photo:Makoto.AYANOそこで、マウンテンバイク愛好者の方が参加しやすい耐久レースを主催し、その前座としてUCIカテゴリーによるクロスカントリー競技を開催します。ゆるく楽しめる部分と、競技としてしっかりとした部分、両方の良さが支持につながっていると感じます。今大会は開催3回目となり、参加人数も300名を目指し、競技の認知及びMTB普及に貢献したいと考えています。国内トップ選手が参戦し、大いに魅せる走りをしてくれると思います。選手の皆さんとともに最高の大会を作っていければと思っています」。



CSC Classic イベント概要 

開催場所
静岡県伊豆市修善寺 日本サイクルスポーツセンター

開催種目

■クロスカントリー(2016年JCFシリーズカテゴリ区分に準じます。)
1)チャレンジ男子:6,000円
初級者向け ※ユース・ジュニア選手も参加可

2)チャレンジ女子:6,000円
初級者向け ※ユース・ジュニア選手も参加可

3)アドバンス男子:6,000円
中級者向け ※ユース・ジュニア選手も参加可

4)マスター男子:6,000円
30歳以上でマスタークラスでの登録を予定している選手向け

5)エリート男子:6,000円
上級者向け ※ユース・ジュニア選手も参加可

6)エリート女子:6,000円
上級者向け ※マスター女子はエリート女子に統合

※カテゴリの選択は任意としますが、2016年度のCJMシリーズのカテゴリ区分をご参考に判断ください。
※クロスカントリー競技はJCF競技規則に準じます。
※ジュニア、ユースの扱いについて、CSC ClassicはJCF公認CJ風草レースなので、上記カテゴリー対象の選手はクラスを自由に選択することが出来ます。

■3時間MTB耐久レース
7)ソロ(男子・女子):6,000円
8)ペア(男子ペア・女子ペア・男女ペア・親子ペア):9,000円
9)トリオ:12,000円

■3時間MTB-SS(シングルスピード)耐久レース
10)ソロ(男子・女子):6,000円
11)ペア(男子ペア・女子ペア・男女ペア・親子ペア):9,000円
12)トリオ:12,000円

コースについて
XCチャレンジクラスおよび3時間エンデューロは、テクニカルなセクションをカットし、道幅を広く、女性や子供への安全面を配慮したコースで実施する予定です。

タイムスケジュール
受付 6時50分〜8時
試走 7時15分〜8時20分
開会式 8時25分
チャレンジ男子・女子 8時30分
アドバンス・マスター・女子エリート 9時30分
エリート男子 10時40分
耐久試走 12時〜12時30分
3時間耐久 12時40分〜15時40分
閉会式 16時05分

申込期間
2016年02月29日まで

問い合わせ
CSC Classic事務局 橋本
電話番号 090-3576-2607