2016/01/25(月) - 09:18
総合バイクブランドとして、確固たる地位をもつドイツブランド・コラテックが、新たなハイエンドモデル「CCT EVO」を発表した。エアロダイナミクスを向上させたオールラウンダーとして開発されたバイクを紹介しよう。
ハイエンドレーサーから、シティサイクルやキッズバイクまでありとあらゆる自転車をラインアップに持つコラテック。その頂点に位置する新たなフラッグシップマシンが今回紹介する「CCT EVO」である。これまでハイエンドモデルとして君臨してきた「CCT PRO」の上を行く一台として投入された注目のバイクだ。
これまでのコラテックロードバイクのデザインからは少し異なるフォルムを与えられたCCT EVO。まず外観を見て気付くのは、フロントフォークとチェーンステーのリアエンド付近の造形がより直線的になったこと。前作まで採用されていたチェーンステーを一段下げ、チェーンとのクリアランスを多くとるデザインがより洗練され、パワーロスを抑えつつチェーン暴れによるダメージを防ぐように設計されている。
特徴的であった、後方にオフセットしてから緩やかにベンドさせていたフロントフォークも、形状を一新。フォーククラウンのボリュームが大幅にアップすると同時に、ブレード形状もほぼストレートフォークへと変更されており、より戦闘的な雰囲気を感じさせる。
そして、CCT EVOの最も大きな特徴となるのは、エアロ性能の獲得だ。コラテックとしては完全に新たな試みとなるために、そのエアロ度合いは他社のエアロロードに比べれば大人しめではあるものの、オールラウンドバイクに求められる水準は満たしているように見受けられる。
エアロ化のためにダウンチューブはカムテール形状を採用。NACA断面に代表される翼型形状に比べると、横風にも強く剛性も確保しやすいのがカムテール形状である。オールラウンドバイクであるCCT PROにとって、エアロ性能を高めつつも走行性能をスポイルしない最高の形だろう。
そして、更なるエアロ化を狙い、ダイレクトマウントブレーキを採用している。BB裏にブレーキを移動することでシートステーに設置するよりも乱流の発生を抑えることができるのだ。加えて、シートステーの柔軟性を高めることが出来るため、快適性の向上も期待できそうだ。
ボトムブラケットは近年主流となったBB86を採用。コラテックオリジナルのユニバーサルボトムブラケットから変更され、より軽量なバイクとなっている。今回採用されたBB86への変更は、全てのBB規格に対応できるというメリットは失ったものの、サードパーティのアダプターが多く流通する現在においては、特にネガティブな要素にはならないだろう。
国内展開はフレームセットのみとなっている。サイズは46,48,51の3種類、カラーはマットカーボン/ブルーの1色展開。価格は、398,000円(税抜)。取り扱いはグローブライド。
コラテック CCT EVOフレームセット
フレーム:CORRATEC CCT EVO SL EPS カーボン
フォーク:CORRATEC CCT EVO フルカーボン
サイズ:46、48、51cm
カラー:MATT CARBON/BLUE
価 格:398,000円(税抜)
※ユーロバイクにて撮影した写真は、日本モデルと仕様が異なる場合があります。
ハイエンドレーサーから、シティサイクルやキッズバイクまでありとあらゆる自転車をラインアップに持つコラテック。その頂点に位置する新たなフラッグシップマシンが今回紹介する「CCT EVO」である。これまでハイエンドモデルとして君臨してきた「CCT PRO」の上を行く一台として投入された注目のバイクだ。
これまでのコラテックロードバイクのデザインからは少し異なるフォルムを与えられたCCT EVO。まず外観を見て気付くのは、フロントフォークとチェーンステーのリアエンド付近の造形がより直線的になったこと。前作まで採用されていたチェーンステーを一段下げ、チェーンとのクリアランスを多くとるデザインがより洗練され、パワーロスを抑えつつチェーン暴れによるダメージを防ぐように設計されている。
特徴的であった、後方にオフセットしてから緩やかにベンドさせていたフロントフォークも、形状を一新。フォーククラウンのボリュームが大幅にアップすると同時に、ブレード形状もほぼストレートフォークへと変更されており、より戦闘的な雰囲気を感じさせる。
そして、CCT EVOの最も大きな特徴となるのは、エアロ性能の獲得だ。コラテックとしては完全に新たな試みとなるために、そのエアロ度合いは他社のエアロロードに比べれば大人しめではあるものの、オールラウンドバイクに求められる水準は満たしているように見受けられる。
エアロ化のためにダウンチューブはカムテール形状を採用。NACA断面に代表される翼型形状に比べると、横風にも強く剛性も確保しやすいのがカムテール形状である。オールラウンドバイクであるCCT PROにとって、エアロ性能を高めつつも走行性能をスポイルしない最高の形だろう。
そして、更なるエアロ化を狙い、ダイレクトマウントブレーキを採用している。BB裏にブレーキを移動することでシートステーに設置するよりも乱流の発生を抑えることができるのだ。加えて、シートステーの柔軟性を高めることが出来るため、快適性の向上も期待できそうだ。
ボトムブラケットは近年主流となったBB86を採用。コラテックオリジナルのユニバーサルボトムブラケットから変更され、より軽量なバイクとなっている。今回採用されたBB86への変更は、全てのBB規格に対応できるというメリットは失ったものの、サードパーティのアダプターが多く流通する現在においては、特にネガティブな要素にはならないだろう。
国内展開はフレームセットのみとなっている。サイズは46,48,51の3種類、カラーはマットカーボン/ブルーの1色展開。価格は、398,000円(税抜)。取り扱いはグローブライド。
コラテック CCT EVOフレームセット
フレーム:CORRATEC CCT EVO SL EPS カーボン
フォーク:CORRATEC CCT EVO フルカーボン
サイズ:46、48、51cm
カラー:MATT CARBON/BLUE
価 格:398,000円(税抜)
※ユーロバイクにて撮影した写真は、日本モデルと仕様が異なる場合があります。
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