U23とジュニア、ユース選手の育成と強化を掲げるEQADSが、2016年の体制を発表した。新城雄大、城田大和らを加え、選手11名体制で世界を目指していく。



11名体制で2016シーズンを戦うEQADS11名体制で2016シーズンを戦うEQADS photo:シクリズムジャポン


EQADSジャージEQADSジャージ photo:シクリズムジャポン浅田顕氏が率いる「エキップアサダ」の育成チームEQADS(エカーズ)の2016年メンバーは、昨年末のイヤーエンドパーティーで発表があった通り11名。「若手空洞化に直面している日本ロード界の次世代選手を発掘・強化し、世界最高峰のプロ競技界・東京五輪で活躍出来る選手を輩出する」というスタンスは変わらず、2016年も引き続きヨーロッパ遠征を活動の中心としていく構えだ。

今年は那須ブラーゼンから移籍した新城雄大と、宇都宮ブリッツェンから移籍した城田大和という2名が加入したことが大きな変化だ。新城はJプロツアー2015のU23年間総合優勝、城田はツール・ド・熊野2015新人賞獲得と成績を残しているが、自身の夢であるヨーロッパ挑戦を叶えるために移籍したという。また東京ヴェントスからは津村翔平が、ユース選手にはトライアウトに合格した津田悠義が加入している。

具体的な活動としては、世界で戦える日本人選手を輩出するため、U23カテゴリーで世界のトップ10を目指していく。フランスと日本の2拠点をベースに強化活動に取り組み、2月13、14日に開催される「さいたまサイクルエキスポ2016」でのチームプレゼンテーションが終わるとすぐにフランスへ渡り、「GPモンタストリュック」を皮切りに毎週2レースの頻度で仏トップアマレースを連戦する。

特に3月末からのネイションズカップ連戦は、チームが目標とするプロ選手への登竜門的レース、ツール・ド・ラヴニールへの出場権がかかっており、上位入賞でのポイント獲得が必須だ。

また成績を追い求めるだけではなく、選手のセカンドキャリアのために実務と学習(資格取得含)機会の提供や、自転車競技の普及のため、イベントや広報活動への参加、さらに指導者やレーススタッフの育成も継続される予定だ。



EQADS(エカーズ)2016年チーム体制
選手

石上優大(いしがみ まさひろ/神奈川県/1997年10月20日生)
内野直也(うちの なおや/埼玉県/1994年5月1日生)
城田大和(しろた やまと/沖縄県/1994年11月25日生)
新城雄大(あらしろ ゆうだい/沖縄県/1995年7月3日生)
椙田明仁(すぎた あきひと/埼玉県/1996年7月16日生)
津村翔平(つむら しょうへい/神奈川県/1994年3月20日生)
渡邉歩(わたなべ あゆむ/福島県/1998年3月8日生)

ユース選手
津田 悠義(つだ ゆうぎ/愛知県/2002年生まれ)

準所属選手
小野寛斗(おの ひろと/神奈川県/1998年生まれ)
蠣崎優仁(かきざき ゆうじん/静岡県/1999年生まれ)
浜田大雅(はまだ たいが/大阪府/1998年生まれ)

スタッフ
監督:浅田顕
マネージャー:山崎健一(UCI公認選手代理人)
アドバイザー:デニス・ゴンザレス(元USポスタル第2監督)
コーチ:相川将、香立武士(ともに日本体育協会公認自転車コーチ)
チーフメカニック:高橋優平(JCF強化支援スタッフ 自転車整備士)
メカニック:市川貴大(JCF強化支援スタッフ)
アシスタントメカニック:鈴木悠延