2015/12/01(火) - 09:14
欧米のトッププロから高い評価を受けるイーストンのホイール。そのロード用ラインアップのハイエンド「EC90」シリーズに、スーパーワイドリムを採用する38mmハイトのオールラウンドモデル「EC90SL」が登場。CXバイクなどに最適なディスクブレーキ用とあわせて紹介しよう。取り扱いは東商会が行う。
今回紹介する「EC90SL」は、イーストンのロードホイールラインアップの中で最軽量を誇る38mmハイトのオールラウンドモデル。55mmハイトのエアロホイール「EC90 AERO 55」から、エアロ効果に優れる超幅広のリムデザインを踏襲しつつ、歴代イーストンホイールの中でも最軽量クラスの1,188g(リムブレーキ用/チューブラー仕様、前後セット)を実現した。
「FANTOM」という名前の通りに圧倒的な存在感を誇るリムの幅は、ロード用としては最も幅広な部類に入る28mm。左右のサイドウォールをほぼ平行としたボックス型の断面とあわせて、空力性能とリム剛性を高めている。素材にはイーストンが誇る最高峰グレードのカーボン「EC90」を採用。サイドウォールを指で押した程度では全く変形しない程に硬く、安心感は抜群だ。
また、組み立て剛性にも配慮しており、フロントはニップルホールを左右にふることで、最大限にワイド化されたハブフランジに最適化。リアは38mmハイトながら僅かにオフセットさせることで、より均一な左右の剛性バランスを目指した。もちろん、リム幅を28mmにしたことにより、昨今流行の幅広タイヤの持つ性能をより引き出すことが可能に。その他、ブレーキ面は制動力を高めるためにヤスリ目とされている。
ハブにはイーストンが3年もの月日をかけて開発したという「ECHO(エコー)」を採用。アルミ素材に一日の長があるイーストンだけに、アルミ製のハブボディは精巧で信頼感あふれる造りとなっている。そして、スポークテンションの上限を高めるべく、フランジの変形を抑えるためのスチール製リングを装備。加えて、シンプルだった従来モデルより内部の機構を大幅に変更することで、回転性能、耐久性、剛性、反応性、軽量性とあらゆる性能の向上を実現している。
内部構造における最大の特徴はリアハブ内のベアリングの配置にある。リアハブボディに内蔵される2つのベアリングをフランジの外側に配し、その距離を従来モデルの2倍にあたる95mmに。これにより回転抵抗の原因となるハブシャフトのたわみを抑え、さらにはベアリングの耐久性を大幅に高めることに成功。なお、ベアリングもスチールボールとして耐久性を重視している。
ラチェットの構造も従来から一新され、ポール(爪)をハブボディ側に、ラチェットをフリーボディ側に配置。加えてラチェット間の角度を12°から7°と細かくすることで、反応性を向上させた。また、エンドキャップの内側と、ノッチの内側にそれぞれベアリングを設けており、回転性能と剛性の向上に貢献している。
スポークには軽さ、剛性、耐久性を兼ね備えることから、各社がハイエンドホイールでこぞって採用するサピムのCX-RAYを採用。リムブレーキ用ではフロントは16本でラジアル、リアは20本で非駆動側が1クロス、駆動側が2クロスとした。ニップルは軽量化を追求すべくアルミ製を採用。チューブラー仕様では内蔵、クリンチャー/チューブレス仕様で外装とした。なお、クリンチャー/チューブレスはリムに耐久性を高めるために金属製のハトメが設けられている。
リムブレーキ用の前後セット重量はチューブラー仕様で1,188g(実測)。イーストンのロードホイールとしては歴代2番目の軽さながら、空力性能、剛性、ハブの回転性能で歴代最軽量モデルを上回ることから、効率面では歴代最高といって差し支えないだろう。また、クリンチャー/チューブレス仕様は同クラス内では軽量な1,473gをマークしている。
加えて、EC90SLには、今後普及が予想されるディスクブレーキロードやシクロクロスバイクに最適なディスクブレーキ用もラインアップされる。チューブラー仕様とクリンチャー/チューブレス仕様が用意され、リムはそれぞれリムブレーキ用とほぼ共通だ。
一方でハブはHAVENやHAVOCに採用される「M1」に変更されている。ローターは6ボルトタイプに対応。シャフトはフロント9x100mm、リア10x135mmが標準仕様となっており、オプションパーツを用いればフロントは15x100mmに、リアは12x135mmと12x142mmに変換可能だ。また、ディスクブレーキの高い制動力に対応すべく前後とも4本ずつスポークが増やされている。重量はチューブラー仕様が1,335g、クリンチャー/チューブレス仕様が1,674gとなっている。
イーストン EC90SL(リムブレーキ用)
対応タイヤ:チューブラー(TU)、クリンチャー/チューブレス(CL/TL)
リム:イーストンEC90カーボン FANTOM チューブラーリム
リムハイト:38mm
リム幅:28mm
ハブ:イーストンECHO
対応スプロケット:シマノ11S/スラム、カンパ
スポーク:サピム CX-RAYストレートプル ダブルバテッド(ブラック)
スポーキング:F16本(ラジアル)、R20本(非駆動側:1クロス / 駆動側:2クロス)
ニップル:アルミ(TUは内装、CL/TLは外装)
前後セット重量:1,188g(TU、実測)、1,473g(CL/TL)
税抜価格:130,000円(フロント、TU)、150,000円(リア、TU)
160,000円(フロント、CL/TL)、180,000円(リア、CL/TL)
イーストン EC90SL DISC
対応タイヤ:チューブラー(TU)、クリンチャー/チューブレス(CL/TL)
リム:イーストンEC90カーボン FANTOM チューブラーリム
リムハイト:38mm
リム幅:28mm
ハブ:イーストンM1(ローター台座は6ボルト)
ハブシャフト:フロント9x100mm、リア10x135mm
※オプションでフロントは15x100mm、リアは12x135mmと12x142mmに対応
対応スプロケット:シマノ11S/スラム
スポーク:サピム ストレートプル ダブルバテッド(ブラック)
スポーキング:F20本(2クロス)、R24本(2クロス)
ニップル:アルミ(TUは内装、CL/TLは外装)
前後セット重量:1,335g(TU)、1,674g(CL/TL)
税抜価格:165,000円(フロント、TU)、185,000円(リア、TU)
170,000円(フロント、CL/TL)、190,000円(リア、CL/TL)
今回紹介する「EC90SL」は、イーストンのロードホイールラインアップの中で最軽量を誇る38mmハイトのオールラウンドモデル。55mmハイトのエアロホイール「EC90 AERO 55」から、エアロ効果に優れる超幅広のリムデザインを踏襲しつつ、歴代イーストンホイールの中でも最軽量クラスの1,188g(リムブレーキ用/チューブラー仕様、前後セット)を実現した。
「FANTOM」という名前の通りに圧倒的な存在感を誇るリムの幅は、ロード用としては最も幅広な部類に入る28mm。左右のサイドウォールをほぼ平行としたボックス型の断面とあわせて、空力性能とリム剛性を高めている。素材にはイーストンが誇る最高峰グレードのカーボン「EC90」を採用。サイドウォールを指で押した程度では全く変形しない程に硬く、安心感は抜群だ。
また、組み立て剛性にも配慮しており、フロントはニップルホールを左右にふることで、最大限にワイド化されたハブフランジに最適化。リアは38mmハイトながら僅かにオフセットさせることで、より均一な左右の剛性バランスを目指した。もちろん、リム幅を28mmにしたことにより、昨今流行の幅広タイヤの持つ性能をより引き出すことが可能に。その他、ブレーキ面は制動力を高めるためにヤスリ目とされている。
ハブにはイーストンが3年もの月日をかけて開発したという「ECHO(エコー)」を採用。アルミ素材に一日の長があるイーストンだけに、アルミ製のハブボディは精巧で信頼感あふれる造りとなっている。そして、スポークテンションの上限を高めるべく、フランジの変形を抑えるためのスチール製リングを装備。加えて、シンプルだった従来モデルより内部の機構を大幅に変更することで、回転性能、耐久性、剛性、反応性、軽量性とあらゆる性能の向上を実現している。
内部構造における最大の特徴はリアハブ内のベアリングの配置にある。リアハブボディに内蔵される2つのベアリングをフランジの外側に配し、その距離を従来モデルの2倍にあたる95mmに。これにより回転抵抗の原因となるハブシャフトのたわみを抑え、さらにはベアリングの耐久性を大幅に高めることに成功。なお、ベアリングもスチールボールとして耐久性を重視している。
ラチェットの構造も従来から一新され、ポール(爪)をハブボディ側に、ラチェットをフリーボディ側に配置。加えてラチェット間の角度を12°から7°と細かくすることで、反応性を向上させた。また、エンドキャップの内側と、ノッチの内側にそれぞれベアリングを設けており、回転性能と剛性の向上に貢献している。
スポークには軽さ、剛性、耐久性を兼ね備えることから、各社がハイエンドホイールでこぞって採用するサピムのCX-RAYを採用。リムブレーキ用ではフロントは16本でラジアル、リアは20本で非駆動側が1クロス、駆動側が2クロスとした。ニップルは軽量化を追求すべくアルミ製を採用。チューブラー仕様では内蔵、クリンチャー/チューブレス仕様で外装とした。なお、クリンチャー/チューブレスはリムに耐久性を高めるために金属製のハトメが設けられている。
リムブレーキ用の前後セット重量はチューブラー仕様で1,188g(実測)。イーストンのロードホイールとしては歴代2番目の軽さながら、空力性能、剛性、ハブの回転性能で歴代最軽量モデルを上回ることから、効率面では歴代最高といって差し支えないだろう。また、クリンチャー/チューブレス仕様は同クラス内では軽量な1,473gをマークしている。
加えて、EC90SLには、今後普及が予想されるディスクブレーキロードやシクロクロスバイクに最適なディスクブレーキ用もラインアップされる。チューブラー仕様とクリンチャー/チューブレス仕様が用意され、リムはそれぞれリムブレーキ用とほぼ共通だ。
一方でハブはHAVENやHAVOCに採用される「M1」に変更されている。ローターは6ボルトタイプに対応。シャフトはフロント9x100mm、リア10x135mmが標準仕様となっており、オプションパーツを用いればフロントは15x100mmに、リアは12x135mmと12x142mmに変換可能だ。また、ディスクブレーキの高い制動力に対応すべく前後とも4本ずつスポークが増やされている。重量はチューブラー仕様が1,335g、クリンチャー/チューブレス仕様が1,674gとなっている。
イーストン EC90SL(リムブレーキ用)
対応タイヤ:チューブラー(TU)、クリンチャー/チューブレス(CL/TL)
リム:イーストンEC90カーボン FANTOM チューブラーリム
リムハイト:38mm
リム幅:28mm
ハブ:イーストンECHO
対応スプロケット:シマノ11S/スラム、カンパ
スポーク:サピム CX-RAYストレートプル ダブルバテッド(ブラック)
スポーキング:F16本(ラジアル)、R20本(非駆動側:1クロス / 駆動側:2クロス)
ニップル:アルミ(TUは内装、CL/TLは外装)
前後セット重量:1,188g(TU、実測)、1,473g(CL/TL)
税抜価格:130,000円(フロント、TU)、150,000円(リア、TU)
160,000円(フロント、CL/TL)、180,000円(リア、CL/TL)
イーストン EC90SL DISC
対応タイヤ:チューブラー(TU)、クリンチャー/チューブレス(CL/TL)
リム:イーストンEC90カーボン FANTOM チューブラーリム
リムハイト:38mm
リム幅:28mm
ハブ:イーストンM1(ローター台座は6ボルト)
ハブシャフト:フロント9x100mm、リア10x135mm
※オプションでフロントは15x100mm、リアは12x135mmと12x142mmに対応
対応スプロケット:シマノ11S/スラム
スポーク:サピム ストレートプル ダブルバテッド(ブラック)
スポーキング:F20本(2クロス)、R24本(2クロス)
ニップル:アルミ(TUは内装、CL/TLは外装)
前後セット重量:1,335g(TU)、1,674g(CL/TL)
税抜価格:165,000円(フロント、TU)、185,000円(リア、TU)
170,000円(フロント、CL/TL)、190,000円(リア、CL/TL)
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