2015/11/02(月) - 09:47
土曜のクリテリウム、日曜のロードレースと共に過去最高の観客動員数を記録したジャパンカップより、今大会を走ったプロバイクを紹介。Vol.3ではチームスカイ、BMCレーシング、アタッキ・チーム・グストのバイクをピックアップします。
チームスカイ ピナレロ DOGMA F8
3年連続のジャパンカップ参戦となったチームスカイからは、クリテリウムで2位に入ったベン・スウィフト(イギリス)のマシンをピックアップ。バイクはジャガーと共同開発を行い、空力性能を高めたオールラウンドロード「DOGMA F8」だ。市販品ではオフセット付きのシートポストが標準で付属するが、スウィフトのバイクはゼロオフセットのものに差し替えられている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をペダルまでフルセットで採用するが、スプリンターながらスウィフトのバイクにはスプリンタースイッチが装着されていなかった。パワーメーターはクランク式のステージズパワーとしている。また、スタジエのタオ・ゲオゲガンハート(イギリス)のみスピードプレイのペダルを使用していた。
ホイールもシマノDURA-ACEグレードで、50mmハイトのWH-9000-C50-TUをチョイス。組み合わせるタイヤはコンチネンタルCOMPETITONながら、よりハイグリップなコンパウンドを使用したプロ供給専用のPROLTDではなく、なぜか市販モデルとしていた。
ハンドルとステムはPROで、ハンドルにはチームスカイ供給モデルのVIBE 7Sを、ステムには1mmごとに長さが揃えられ、ハンドルのクランプボルトが4つあるプロ供給モデルをチョイス。その他、サドルはフィジークARIONE、ボトルケージはエリートの定番モデルCUSTOMとなっている。
BMCレーシング BMC teammachine SLR01
BMCレーシングからは、ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシング)のマシンをピックアップ。バイクはBMCのオールラウンドモデル「BMC teammachine SLR01」だ。10年のキャリアのうち、9年をBMCと共に過ごしてきたシェアー曰く「ツアー・オブ・カタールなど極めてフラットなレースではエアロロードのTMR01を使用するけど。9割方のレースはSLR01だね。登り、下り、平坦とどの様なコースでも良く走ってくれるので、とても気に入っている」とのこと。
正確なバイクサイズは確認できなかったものの、サドルとハンドルの落差を出すために、恐らく小さめのフレームサイズを選択している様子。198cmとプロトンの中でも最も高身長なライダーの1人であり、なんとステム長は150mmで、シートポストの突き出し量も非常に大きい。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をペダルまでフルセットで採用し、クランクにはSRMのDURA-ACEモデルをアッセンブル。また、ヘッドチューブのブレーキワイヤー挿入口には、ノコンのアルミリンク式アウターワイヤーを使用し、折れを防止することで、ブレーキの引きを軽くしている。
ホイールもシマノDURA-ACEグレードで、登りの占める割合が大きいコースながらシェアーは50mmハイトのWH-9000-C50-TUをチョイス。タイヤは市販品よりもハイグリップなコンパウンドを使用したコンチネンタルのプロ供給専用モデル「COMPETION PROLTD」である。
3Tのハンドルとステム、フィジークのサドルはチームカラーのブラック/レッドで統一。シートポストにはゼッケン台座が直接接着されている。ボトルケージはエリートで、サポートチームの中でも珍しく、SIORという固定力を強化したモデルがBMCレーシングの定番だ。
アタッキ・チーム・グスト グスト RCR 3.Team、RCA 1.1
初の国内レース参戦を果たした台湾のコンチネンタルチーム、アタッキ・チーム・グスト。バイクはチームのメインスポンサーである台湾の自転車輸入代理店・アタッキ社がプロデュースする「グスト(GUSTO)」。ライダー達は軽量オールラウンド「RCR 3.Team」とエアロロードの「RCA 1.1」の2モデルをメインに使用していた。
コンポーネントはシマノ機械式DURA-ACE。パワーメーターはペダル式のガーミンVectorとしている。ホイールはレイノルズで、ルー・シャオ・シュアン(台湾)のバイクはレイノルズのリムにグストのハブを組み合わせた手組仕様とされていた。なお、ガーミンとレイノルズは共にアタッキ社の取り扱いブランドである。
ハンドル、ステム、シートポストはFSAの最上位グレードのK-FORCE LIGHTで統一。サドルはフィジークで、ライダーが好みに各モデルを使い分けている。ボトルケージはフレームと同じくグストブランドのものだ。
text&photo:Yuya.Yamamoto
チームスカイ ピナレロ DOGMA F8
3年連続のジャパンカップ参戦となったチームスカイからは、クリテリウムで2位に入ったベン・スウィフト(イギリス)のマシンをピックアップ。バイクはジャガーと共同開発を行い、空力性能を高めたオールラウンドロード「DOGMA F8」だ。市販品ではオフセット付きのシートポストが標準で付属するが、スウィフトのバイクはゼロオフセットのものに差し替えられている。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をペダルまでフルセットで採用するが、スプリンターながらスウィフトのバイクにはスプリンタースイッチが装着されていなかった。パワーメーターはクランク式のステージズパワーとしている。また、スタジエのタオ・ゲオゲガンハート(イギリス)のみスピードプレイのペダルを使用していた。
ホイールもシマノDURA-ACEグレードで、50mmハイトのWH-9000-C50-TUをチョイス。組み合わせるタイヤはコンチネンタルCOMPETITONながら、よりハイグリップなコンパウンドを使用したプロ供給専用のPROLTDではなく、なぜか市販モデルとしていた。
ハンドルとステムはPROで、ハンドルにはチームスカイ供給モデルのVIBE 7Sを、ステムには1mmごとに長さが揃えられ、ハンドルのクランプボルトが4つあるプロ供給モデルをチョイス。その他、サドルはフィジークARIONE、ボトルケージはエリートの定番モデルCUSTOMとなっている。
BMCレーシング BMC teammachine SLR01
BMCレーシングからは、ミヒャエル・シェアー(スイス、BMCレーシング)のマシンをピックアップ。バイクはBMCのオールラウンドモデル「BMC teammachine SLR01」だ。10年のキャリアのうち、9年をBMCと共に過ごしてきたシェアー曰く「ツアー・オブ・カタールなど極めてフラットなレースではエアロロードのTMR01を使用するけど。9割方のレースはSLR01だね。登り、下り、平坦とどの様なコースでも良く走ってくれるので、とても気に入っている」とのこと。
正確なバイクサイズは確認できなかったものの、サドルとハンドルの落差を出すために、恐らく小さめのフレームサイズを選択している様子。198cmとプロトンの中でも最も高身長なライダーの1人であり、なんとステム長は150mmで、シートポストの突き出し量も非常に大きい。
コンポーネントはシマノDURA-ACE Di2をペダルまでフルセットで採用し、クランクにはSRMのDURA-ACEモデルをアッセンブル。また、ヘッドチューブのブレーキワイヤー挿入口には、ノコンのアルミリンク式アウターワイヤーを使用し、折れを防止することで、ブレーキの引きを軽くしている。
ホイールもシマノDURA-ACEグレードで、登りの占める割合が大きいコースながらシェアーは50mmハイトのWH-9000-C50-TUをチョイス。タイヤは市販品よりもハイグリップなコンパウンドを使用したコンチネンタルのプロ供給専用モデル「COMPETION PROLTD」である。
3Tのハンドルとステム、フィジークのサドルはチームカラーのブラック/レッドで統一。シートポストにはゼッケン台座が直接接着されている。ボトルケージはエリートで、サポートチームの中でも珍しく、SIORという固定力を強化したモデルがBMCレーシングの定番だ。
アタッキ・チーム・グスト グスト RCR 3.Team、RCA 1.1
初の国内レース参戦を果たした台湾のコンチネンタルチーム、アタッキ・チーム・グスト。バイクはチームのメインスポンサーである台湾の自転車輸入代理店・アタッキ社がプロデュースする「グスト(GUSTO)」。ライダー達は軽量オールラウンド「RCR 3.Team」とエアロロードの「RCA 1.1」の2モデルをメインに使用していた。
コンポーネントはシマノ機械式DURA-ACE。パワーメーターはペダル式のガーミンVectorとしている。ホイールはレイノルズで、ルー・シャオ・シュアン(台湾)のバイクはレイノルズのリムにグストのハブを組み合わせた手組仕様とされていた。なお、ガーミンとレイノルズは共にアタッキ社の取り扱いブランドである。
ハンドル、ステム、シートポストはFSAの最上位グレードのK-FORCE LIGHTで統一。サドルはフィジークで、ライダーが好みに各モデルを使い分けている。ボトルケージはフレームと同じくグストブランドのものだ。
text&photo:Yuya.Yamamoto
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