2015/07/27(月) - 09:21
フランスのUCIワールドツアーチームFDJが駆るラピエールのレーシングバイクがモデルチェンジを果たした。オールラウンドモデル「XELIUS SL」はシートチューブ集合部の新設計を始めとしたアップデートにより、軽量性と快適性を向上。昨季登場したエアロロード「AIRCODE」はカーボンの積層と塗装の最適化により軽量化を図っている。
ラピエール XELIUS SL
5月のジロ・デ・イタリアよりFDJのライダー達が駆る「XELIUS SL」は、その名の通り前作XELIUS EFI Ultimateより軽量化を図ることで、重量剛性比を高めた新型オールラウンドモデル。前作の面影を色濃く残す一方で、フレーム設計には大幅に手が加えられている。
中でも特徴的なのがシートチューブ集合部の造形で、ラピエール独自開発の「3D TUBULAR TECHNOLOGY」を用いることで、シートステーをシートチューブではなくトップチューブに接続。31.6mmから27.2mmへとサイズダウンされたシートポストとあわせて、軽量化と快適性の向上を果たした。
加えて、カーボンレイアップの見直しや、AIRCODEやPALSIUMと共通する臼式内蔵シートクランプとインナーワイヤーのみがフレーム内を通る新内蔵ケーブルルーティングの採用も軽量化に貢献。プロユースのUltimateグレードでは、フレーム単体で850g(52サイズ)をマーク。合わせて、パーツを組み付けた状態での走りの軽さも考慮しており、ダンシング時の軽快感を高めるためにDi2バッテリーをBB下からダウンチューブへと挿入する新構造により、低重心化を図っている。
軽量化の一方で、BB周りとリアトライアングルは従来モデルと比較して15%剛性がアップ。3mm短くなったチェーンステーとの組み合わせにより、レーシングバイクらしいダイナミックでパワーロスの少ない踏み味と優れた加速感を実現。ブレーキは従来モデルと共通で、制動力と運動性能を高めるためにフロントはダイレクトマウント、リアはワイドリムのホイールを装着可能とするためにノーマルタイプのキャリパーとした。
ラインアップはフレーム素材別に、FDJ.frが使用するハイエンドモデル「Ultimate」、「600 FDJ MCP」、「500 MCP」の3グレードが設定されている。販売パッケージはUltimateがフレームセットの1種類、600 FDJ MCPがシマノULTEGRA完成車の1種類、500 MCPがシマノ105完成車とフレームセットの2種類となる。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類だ。
ラピエール XELIUS SL Ultimate(フレームセット)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ、NeonYellow(共に表面仕上げはマッド)
価 格:389,000円(税抜)
ラピエール XELIUS SL 600 FDJ MCP(完成車)
コンポーネント:シマノ ULTEGRA(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Ksyrium Elite WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2mm
サドル:セライタリア X1
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ(表面仕上げはマッド)
価 格:549,000円(税抜)
ラピエール XELIUS SL 500 MCP(完成車、フレームセット)
コンポーネント:シマノ 105(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Aksium WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2mm
サドル:セライタリア X1
サイズ:46、49、52、55
カラー:White/Red(表面仕上げは艶有り)
税抜価格:399,000円(完成車)、299,000円(フレームセット)
ラピエール AIRCODE SL
「AIRCODE SL」は昨季登場したブランド初のエアロロード「AIRCODE」の軽量進化版である。剛性レベルや快適性をそのままに、ヘッドチューブとシートチューブのカーボン積層を見直し、ペイントを最適することで、2015モデルと比較してフレーム単体で90g、フォーク単体で20gのシェイプアップアップに成功している。
その他基本的なフレーム設計は、2015モデルのAIRCODEと共通で、曲線を多様した特徴的なフレーム形状は、TTバイク「AEROSTORM」のテクノロジーが多く取り入れている。リアホイールを沿わせたカムテール形状のシートチューブ、前方投影面積を低減したスリムなヘッドチューブ、トップチューブ上面とヘッドチューブ上面に段差を設けた「セミインテグレーテッドステム」デザイン、内蔵式の臼式シートクランプやケーブルルーティングによって空気抵抗の低減や、横風時の安定性を追求した。
フロントフォークはブレーキキャリパーとのインテグレーテッドデザインとすることで空力性能の向上に貢献している。そして安定性を重視するために、フォークオフセットを長めの50mmとしていることがトピックスだ。なお、ブレーキはXELIUS SLと同じく、フロントを空力性能、制動力、整備性を兼ね備えるダイレクトマウントタイプ、リアをワイドリム採用エアロホイールに対応するためにノーマルタイプのキャリパーとしている。
素材は30トン、38トン、40トンと3種類のカーボンを組み合わせて使用。最大限に拡幅されたBB86規格のボトムブラケットシェル、ヘッドチューブ、リアトライアングルの剛性値をXELIUS EFIと同等とし、優れた駆動効率を実現。一方で、トップチューブや細身のシートステーをベンドさせることで、長距離・長時間のレースでも最後まで脚を残せる高い快適性を兼ね備えることに成功している。
ラインアップはフレーム素材別に、FDJ.frが使用するハイエンドモデル「Ultimate」、「600 FDJ MCP」、「500 MCP」の3グレードが設定されている。販売パッケージはUltimateがフレームセットの1種類、600 FDJ MCPがシマノULTEGRA完成車の1種類、500 MCPがシマノ105完成車とフレームセットの2種類となる。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類だ。
ラピエール AIRCODE SL(フレームセット)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ、Black/Red(共に表面仕上げはマッド)
価 格:389,000円(税抜)
ラピエール AIRCODE SL 600 FDJ MCP(完成車)
コンポーネント:シマノ ULTEGRA(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Cosmic Elite WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 31.6mm
サドル:フィジーク Arione R7
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ(表面仕上げはマッド)
価 格:519,000円(税抜)
ラピエール AIRCODE SL 500 MCP(完成車、フレームセット)
コンポーネント:シマノ 105(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Cosmic Elite WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 31.6mm
サドル:フィジーク Arione R7
サイズ:46、49、52、55
カラー:White/Red(表面仕上げは艶有り)
税抜価格:439,000円(完成車)、299,000円(フレームセット)
ラピエール XELIUS SL
5月のジロ・デ・イタリアよりFDJのライダー達が駆る「XELIUS SL」は、その名の通り前作XELIUS EFI Ultimateより軽量化を図ることで、重量剛性比を高めた新型オールラウンドモデル。前作の面影を色濃く残す一方で、フレーム設計には大幅に手が加えられている。
中でも特徴的なのがシートチューブ集合部の造形で、ラピエール独自開発の「3D TUBULAR TECHNOLOGY」を用いることで、シートステーをシートチューブではなくトップチューブに接続。31.6mmから27.2mmへとサイズダウンされたシートポストとあわせて、軽量化と快適性の向上を果たした。
加えて、カーボンレイアップの見直しや、AIRCODEやPALSIUMと共通する臼式内蔵シートクランプとインナーワイヤーのみがフレーム内を通る新内蔵ケーブルルーティングの採用も軽量化に貢献。プロユースのUltimateグレードでは、フレーム単体で850g(52サイズ)をマーク。合わせて、パーツを組み付けた状態での走りの軽さも考慮しており、ダンシング時の軽快感を高めるためにDi2バッテリーをBB下からダウンチューブへと挿入する新構造により、低重心化を図っている。
軽量化の一方で、BB周りとリアトライアングルは従来モデルと比較して15%剛性がアップ。3mm短くなったチェーンステーとの組み合わせにより、レーシングバイクらしいダイナミックでパワーロスの少ない踏み味と優れた加速感を実現。ブレーキは従来モデルと共通で、制動力と運動性能を高めるためにフロントはダイレクトマウント、リアはワイドリムのホイールを装着可能とするためにノーマルタイプのキャリパーとした。
ラインアップはフレーム素材別に、FDJ.frが使用するハイエンドモデル「Ultimate」、「600 FDJ MCP」、「500 MCP」の3グレードが設定されている。販売パッケージはUltimateがフレームセットの1種類、600 FDJ MCPがシマノULTEGRA完成車の1種類、500 MCPがシマノ105完成車とフレームセットの2種類となる。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類だ。
ラピエール XELIUS SL Ultimate(フレームセット)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ、NeonYellow(共に表面仕上げはマッド)
価 格:389,000円(税抜)
ラピエール XELIUS SL 600 FDJ MCP(完成車)
コンポーネント:シマノ ULTEGRA(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Ksyrium Elite WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2mm
サドル:セライタリア X1
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ(表面仕上げはマッド)
価 格:549,000円(税抜)
ラピエール XELIUS SL 500 MCP(完成車、フレームセット)
コンポーネント:シマノ 105(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Aksium WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 27.2mm
サドル:セライタリア X1
サイズ:46、49、52、55
カラー:White/Red(表面仕上げは艶有り)
税抜価格:399,000円(完成車)、299,000円(フレームセット)
ラピエール AIRCODE SL
「AIRCODE SL」は昨季登場したブランド初のエアロロード「AIRCODE」の軽量進化版である。剛性レベルや快適性をそのままに、ヘッドチューブとシートチューブのカーボン積層を見直し、ペイントを最適することで、2015モデルと比較してフレーム単体で90g、フォーク単体で20gのシェイプアップアップに成功している。
その他基本的なフレーム設計は、2015モデルのAIRCODEと共通で、曲線を多様した特徴的なフレーム形状は、TTバイク「AEROSTORM」のテクノロジーが多く取り入れている。リアホイールを沿わせたカムテール形状のシートチューブ、前方投影面積を低減したスリムなヘッドチューブ、トップチューブ上面とヘッドチューブ上面に段差を設けた「セミインテグレーテッドステム」デザイン、内蔵式の臼式シートクランプやケーブルルーティングによって空気抵抗の低減や、横風時の安定性を追求した。
フロントフォークはブレーキキャリパーとのインテグレーテッドデザインとすることで空力性能の向上に貢献している。そして安定性を重視するために、フォークオフセットを長めの50mmとしていることがトピックスだ。なお、ブレーキはXELIUS SLと同じく、フロントを空力性能、制動力、整備性を兼ね備えるダイレクトマウントタイプ、リアをワイドリム採用エアロホイールに対応するためにノーマルタイプのキャリパーとしている。
素材は30トン、38トン、40トンと3種類のカーボンを組み合わせて使用。最大限に拡幅されたBB86規格のボトムブラケットシェル、ヘッドチューブ、リアトライアングルの剛性値をXELIUS EFIと同等とし、優れた駆動効率を実現。一方で、トップチューブや細身のシートステーをベンドさせることで、長距離・長時間のレースでも最後まで脚を残せる高い快適性を兼ね備えることに成功している。
ラインアップはフレーム素材別に、FDJ.frが使用するハイエンドモデル「Ultimate」、「600 FDJ MCP」、「500 MCP」の3グレードが設定されている。販売パッケージはUltimateがフレームセットの1種類、600 FDJ MCPがシマノULTEGRA完成車の1種類、500 MCPがシマノ105完成車とフレームセットの2種類となる。いずれもフレームサイズは46、49、52、55の4種類だ。
ラピエール AIRCODE SL(フレームセット)
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ、Black/Red(共に表面仕上げはマッド)
価 格:389,000円(税抜)
ラピエール AIRCODE SL 600 FDJ MCP(完成車)
コンポーネント:シマノ ULTEGRA(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Cosmic Elite WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 31.6mm
サドル:フィジーク Arione R7
サイズ:46、49、52、55
カラー:FDJ(表面仕上げはマッド)
価 格:519,000円(税抜)
ラピエール AIRCODE SL 500 MCP(完成車、フレームセット)
コンポーネント:シマノ 105(52-36T/11-28T)
ホイール:マヴィック Cosmic Elite WTS 700x25C
ハンドル:ジップ Service Course
ステム:ジップ Service Course
シートポスト:ラピエール Carbon 31.6mm
サドル:フィジーク Arione R7
サイズ:46、49、52、55
カラー:White/Red(表面仕上げは艶有り)
税抜価格:439,000円(完成車)、299,000円(フレームセット)
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