2015/06/27(土) - 09:34
現代のエアロロードフレームにおけるトレンドを創りだしたスコットの名車「FOIL」がフルモデルチェンジ。スコットが先鞭をつけたカムテール形状のチューブはそのままに、フレーム形状を一新することでエアロダイナミクスのさらなる向上を達成した。
スコットのエアロロードバイク「FOIL」の最大の特徴は、「F01テクノロジー」と名付けられたチューブ形状にある。現在はカムテールという言葉のほうが馴染みが深くなった、涙滴断面の後端を切り落としたかのようなデザインのチューブは、NACA断面形状よりも軽く、剛性に優れながらも高いエアロダイナミクスを実現。2010年の登場以来、数多くのエアロロードに採用されてきたという実績を持つ。
そんなFOILのアイデンティティとも言えるカムテールデザインのF01テクノロジーを採用したチューブはそのままに、新型FOILのフレームはダウンチューブに先代の面影を残しながら、その他のチューブは全て形状を一新することで、初代FOILよりも6W分の空気抵抗の削減を果たした。これは平均時速45kmで40km走行した際、先代FOILよりも27秒も速く走れるとスコットは主張する。
空気抵抗の削減を目的としたフレームワークは、薄型となったヘッドチューブ、ダウンチューブと流れるようにつながるフォーククラウン、扁平したトップチューブ、同社のTTバイク「PLASMA5」のようにコンパクトになったリア三角形と、リアホイールを覆うようなシートチューブのデザインなどにあらわれている。
加えて、フレーム同様にカムテール形状、ワイヤー内装式としたエアロハンドルバーステム、気流が当たらない部分に設けられたケーブル挿入口、BB裏に取り付けるダイレクトマウントブレーキなども、エアロ効果に大きく貢献している。また、フレーム形状の見直しによってフレームも軽くなり、初代と同様のカーボン素材「HMX」を使用しながら、945gというエアロロードの中では軽い仕上がりとなっている。
新型FOILは剛性、快適性という面でも大きく進化を果たした。剛性面ではヘッドチューブのコラム径を1-1/4インチから1-1/2インチへと変更し、ねじれ剛性を13.5%向上させた。また、ハンドルバーのステム部分の面積を広げ、ヘッドチューブとの接地面積を拡大することで、さらに高いねじれ剛性を実現。引き続きボトムブラケットはPF86とし、剛性が13%向上し、ライダーの出力をより素直に受け止めるようになっている。
快適性の向上に大きな役割を果たしたのは、薄型形状となったシートステーと細身のフロントフォークだ。これらの変更によってシートチューブ付近は垂直方向の柔軟性が86%向上し、フロントフォークは11%も弾性の向上を実現。
シートポストはオリジナル設計で、Di2のバッテリーはシートポスト内に収められるようになっている。クランプは初代同様に臼式だが、クランプ方法を見直すことで固定力が強化された。また、新型FOILには取り外し可能なチェーンガードも備え付けられるなど、細部がアップグレードされている。
販売パッケージは、ハイエンドカーボン素材HMXを使用したPREMIUM、TEAM ISSUEとミドルグレードカーボンのHMFを使用した10、20、30という完成車5種類と、フレームセット2カラーという計7種類だ。完成車にはいずれもシンクロスのエアロハンドルバーステムが付属する。サイズはXXS、XS、S、M、Lという5種類。
スコット FOIL PREMIUM
フレーム:HMX#IMP, F01 AERO Carbon tech
シフター:Shimano Dura-Ace ST-9070 Electronic Shift
ブレーキ:Shimano Dura Ace BR-9010
ディレイラー:Shimano Dura-Ace FD-9070#Eletronic Shift
クランクセット:Shimano Dura-Ace FC-9000 52x36 T
ホイール:Zipp 404 Firecrest Carbon Clincher
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:1,580,000円
スコット FOIL TEAM ISSUE
フレーム:HMX#IMP, F01 AERO Carbon tech
シフター:Shimano Dura-Ace ST-9000
ブレーキ:Shimano Dura Ace BR-9010
ディレイラー :Shimano Dura-Ace FD-9000
クランクセット:Shimano Dura-Ace FC-9000 53x39 T
ホイール:Zipp 60 Clincher
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:980,000円
スコット FOIL 10
フレーム:FOILHMF#IMP,F01 AERO Carbontech
シフター:Shimano Ultegra ST-6870 Electronic Shift
ブレーキ:Shimano Ultegra BR-6810
ディレイラー:Shimano Ultegra FD-6870 Eletronic Shift
クランクセット:Shimano Ultegra FC-6800 52x36 T Grey
ホイール:Syncros RR2.0
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:580,000円
スコット FOIL 20
フレーム:FOIL HMF#IMP, F01 AERO Carbontech
シフター:Shimano Ultegra ST-6800 Carbon
ブレーキ:Shimano Ultegra BR-6810 / T741 rear
ディレイラー:Shimano Ultegra FD-6800
クランクセット:Shimano Ultegra FC-6800 52x36 T Grey
ホイール:Syncros RR2.0
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:480,000円
スコット FOIL 30
フレーム:FOIL HMF#IMP, F01 AERO Carbontech
シフター:Shimano 105 ST-5800
ブレーキ:Tektro T531 / T541 rear
ディレイラー:Shimano 105 FD-5800
クランクセット:Shimano FC-RS500 Compact 52x36 T
ホイール:Shimano WH-RS330
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:380,000円
スコット FOIL フレームセット
フレーム:HMX#IMP, F01 AERO Carbon tech
サイズ:XXS、XS、S、M、L
カラー:Premium、Team Issue
価 格:500,000円
スコットのエアロロードバイク「FOIL」の最大の特徴は、「F01テクノロジー」と名付けられたチューブ形状にある。現在はカムテールという言葉のほうが馴染みが深くなった、涙滴断面の後端を切り落としたかのようなデザインのチューブは、NACA断面形状よりも軽く、剛性に優れながらも高いエアロダイナミクスを実現。2010年の登場以来、数多くのエアロロードに採用されてきたという実績を持つ。
そんなFOILのアイデンティティとも言えるカムテールデザインのF01テクノロジーを採用したチューブはそのままに、新型FOILのフレームはダウンチューブに先代の面影を残しながら、その他のチューブは全て形状を一新することで、初代FOILよりも6W分の空気抵抗の削減を果たした。これは平均時速45kmで40km走行した際、先代FOILよりも27秒も速く走れるとスコットは主張する。
空気抵抗の削減を目的としたフレームワークは、薄型となったヘッドチューブ、ダウンチューブと流れるようにつながるフォーククラウン、扁平したトップチューブ、同社のTTバイク「PLASMA5」のようにコンパクトになったリア三角形と、リアホイールを覆うようなシートチューブのデザインなどにあらわれている。
加えて、フレーム同様にカムテール形状、ワイヤー内装式としたエアロハンドルバーステム、気流が当たらない部分に設けられたケーブル挿入口、BB裏に取り付けるダイレクトマウントブレーキなども、エアロ効果に大きく貢献している。また、フレーム形状の見直しによってフレームも軽くなり、初代と同様のカーボン素材「HMX」を使用しながら、945gというエアロロードの中では軽い仕上がりとなっている。
新型FOILは剛性、快適性という面でも大きく進化を果たした。剛性面ではヘッドチューブのコラム径を1-1/4インチから1-1/2インチへと変更し、ねじれ剛性を13.5%向上させた。また、ハンドルバーのステム部分の面積を広げ、ヘッドチューブとの接地面積を拡大することで、さらに高いねじれ剛性を実現。引き続きボトムブラケットはPF86とし、剛性が13%向上し、ライダーの出力をより素直に受け止めるようになっている。
快適性の向上に大きな役割を果たしたのは、薄型形状となったシートステーと細身のフロントフォークだ。これらの変更によってシートチューブ付近は垂直方向の柔軟性が86%向上し、フロントフォークは11%も弾性の向上を実現。
シートポストはオリジナル設計で、Di2のバッテリーはシートポスト内に収められるようになっている。クランプは初代同様に臼式だが、クランプ方法を見直すことで固定力が強化された。また、新型FOILには取り外し可能なチェーンガードも備え付けられるなど、細部がアップグレードされている。
販売パッケージは、ハイエンドカーボン素材HMXを使用したPREMIUM、TEAM ISSUEとミドルグレードカーボンのHMFを使用した10、20、30という完成車5種類と、フレームセット2カラーという計7種類だ。完成車にはいずれもシンクロスのエアロハンドルバーステムが付属する。サイズはXXS、XS、S、M、Lという5種類。
スコット FOIL PREMIUM
フレーム:HMX#IMP, F01 AERO Carbon tech
シフター:Shimano Dura-Ace ST-9070 Electronic Shift
ブレーキ:Shimano Dura Ace BR-9010
ディレイラー:Shimano Dura-Ace FD-9070#Eletronic Shift
クランクセット:Shimano Dura-Ace FC-9000 52x36 T
ホイール:Zipp 404 Firecrest Carbon Clincher
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:1,580,000円
スコット FOIL TEAM ISSUE
フレーム:HMX#IMP, F01 AERO Carbon tech
シフター:Shimano Dura-Ace ST-9000
ブレーキ:Shimano Dura Ace BR-9010
ディレイラー :Shimano Dura-Ace FD-9000
クランクセット:Shimano Dura-Ace FC-9000 53x39 T
ホイール:Zipp 60 Clincher
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:980,000円
スコット FOIL 10
フレーム:FOILHMF#IMP,F01 AERO Carbontech
シフター:Shimano Ultegra ST-6870 Electronic Shift
ブレーキ:Shimano Ultegra BR-6810
ディレイラー:Shimano Ultegra FD-6870 Eletronic Shift
クランクセット:Shimano Ultegra FC-6800 52x36 T Grey
ホイール:Syncros RR2.0
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:580,000円
スコット FOIL 20
フレーム:FOIL HMF#IMP, F01 AERO Carbontech
シフター:Shimano Ultegra ST-6800 Carbon
ブレーキ:Shimano Ultegra BR-6810 / T741 rear
ディレイラー:Shimano Ultegra FD-6800
クランクセット:Shimano Ultegra FC-6800 52x36 T Grey
ホイール:Syncros RR2.0
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:480,000円
スコット FOIL 30
フレーム:FOIL HMF#IMP, F01 AERO Carbontech
シフター:Shimano 105 ST-5800
ブレーキ:Tektro T531 / T541 rear
ディレイラー:Shimano 105 FD-5800
クランクセット:Shimano FC-RS500 Compact 52x36 T
ホイール:Shimano WH-RS330
サイズ:XXS、XS、S、M、L
価 格:380,000円
スコット FOIL フレームセット
フレーム:HMX#IMP, F01 AERO Carbon tech
サイズ:XXS、XS、S、M、L
カラー:Premium、Team Issue
価 格:500,000円
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